着色料赤102号の危険性に関する記事

着色料の赤102号が持つ危険性とタール色素が嫌われる理由

着色料の赤102号が持つ危険性とタール色素が嫌われる理由

タール色素の1種である着色料赤102号の危険性と特徴、海外の対応と日本の使用基準も比較チェック。

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タール色素の1種である着色料・赤102号の特徴と使用されている食品

赤色102号は、日本の食品衛生法で着色料として認められている合成色素です。食品添加物として、多くの可能性品に使われておりまして、商品パッケージの裏を見るとシッカリと名前が記載されています。どのような特徴がある着色料なのか、またどのような食品に使用されることが多いのかについて見ていきましょう。

石油を原料とするタール色素

瓶詰めされタール色素の入ったジャム

石油を生成する際に得られる『ナフサ』という成分があります。このナフサを原料とした工業薬品によって作られる着色料を『タール色素』と呼び、食品や衣料品などに広く使用されています。

その中でも安全性が確認されているタール色素を『食用タール色素』と区別し、現在日本では

・赤色2号

・赤色3号

・赤色40号

・赤色102号

・赤色104号

・赤色105号

・青色1号

・青色2号

・黄色4号

・黄色5号

・緑色3号

以上の12種類が食品添加物として認められています。

着色料『赤102号』の呼び方&特徴

お皿の上に乗せられたいちごのケーキ

赤色102号という呼び方が最も一般的ですが、『ニューコクシン』『コチニールレッドA』『アシッドレッド18』『食用赤色102号』などの様々な名称で呼ばれることもあります。化学的にはベンゼン環を含むナトリウム化合物で、国際的な表記方法に従うと名称は、(8E)-7-オキソ-8-[(4-スルホナトナフタレン-1-イル)ヒドラジニリデン]ナフタレン-1,3-ジスルホン酸ナトリウム。なんだか難しい名前の物質ですね。

着色料『赤102号』の特徴

常温では粉状もしくは粒状の固体で、色は暗めの赤、臭いはありません。また、油脂に溶けにくく、水や熱・酸に対しても安定しているという特徴があります。天然には存在しない物質ですが、日本では食用色素として認可されており、食品や工業製品にも多用されています。

赤色102号が使用されている食品

水や熱に強いという特徴を活かして、カラーコーティングされたお菓子や生洋菓子、ゼリーやジャム、福神漬けや梅干しなどの漬物、つくだ煮、ソーセージなどの肉加工品、かまぼこやたらこ、魚肉ソーセージなどの魚肉加工品等、幅広い食品に使用されています。

赤102号とその他のタール色素の危険性

赤102号の危険性を知り愕然とするメガネの女性

日本では非常に幅広く使用されている着色料・赤102号ですが、アメリカやカナダ、ヨーロッパ諸国では使用を禁じている国も多く存在します。着色料赤色102号にはどのような危険性があるのか、またその他のタール色素にはどのような危険性が論じられているのかについても見ていきましょう。

注意欠陥障害の罹患リスク増?赤色102号の害

タール色素を禁止するイギリスの女性

イギリスの食品基準庁は、赤色102号や赤色40号などのタール色素6種と合成保存料として使用される安息香酸ナトリウムを同時に摂取することと、発達障害の1種である注意欠陥障害や多動性障害の発症に関連があると述べ、2007年、食品メーカーに対象となったタール色素6種を自主規制するように要請しました。

ヨーロッパの食品基準庁であるEFSAは研究の一貫性のなさや生物学的なメカニズムが明らかでないことなどを反論しましたが、イギリス側の度重なる勧告により、2008年8月以降はタール色素6種を使用する食品に「注意欠陥障害や多動性障害に影響があるかもしれない」という表示をすることを受け入れました。

また、アメリカやカナダ、ベルギーでは、がんやアレルギーを引き起こす原因となりうると考えて、着色料赤102号の食品への使用そのものが禁止されています。

タール色素は海外より日本のほうが規制が甘い?

日本の基準の甘さを知り虚ろな表情をする女性

アメリカでは着色料赤102号以外にも赤2号、赤104号も、遺伝子に損傷が起こる危険性や発がん性の疑いが払しょくできないことを理由に使用を禁止しています。また、発がん性や成長不良の原因としても考えられるため、赤105号を禁じる国々も少なくありません。

EUでは、青1号や緑3号も発がん性の恐れがあるため使用が禁じられています。
日本は、欧米諸国よりタール色素に関して基準が甘いと見ることができるでしょう。

赤102以外のタール色素の安全性

日本において使用が禁止されていないタール色素でも、何らかの危険性が疑われているものは多くあります。例えば日本では食品への使用が認可されている黄4号は、染色体異常を引き起こす可能性があるとの研究もあり、慢性化は認められていないもののじんましんや下痢などの一過性症状を引き起こす症例も報告されています。

また同様に日本では一般的に使用されている黄5号も、アレルギーやがんを引き起こす可能性について示唆されています。青色2号については発がん性だけでなく、痙攣を引き起こす症例も報告されています。

着色料は必要?消費者とメーカーの心理

タール色素の危険性を知れば知るほど、美味しそうに見せるだけのために危険を冒す必要があるのかと考えてしまいますよね。ですが、ほとんどの人は「臭い」や「色」など、すぐに分かる特徴で商品の良し悪しを判断するものです。色がくすんだものよりは鮮やかなもの、刺激臭よりは無臭・微香性のものを選ぶのは人間の本能と言えるのかも知れません。

また、メーカーは売れる商品を作るのが使命でもあります。できるだけ安価に作りたいという気持ちも、利益を追求する自由主義経済においては当然生まれてくるでしょう。安価に入手できるタール色素が危険と言われつつも利用されるのは、このような消費者心理とメーカーの思惑によると考えられます。

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この記事を書いたライター
木村さくら

木村さくら

自称「健康オタクで美容オタク」。最近自家栽培にハマってます。