食品添加物としてのグリシンに関する記事

グリシンに期待される効果と食品添加物としての役割と危険性

グリシンに期待される効果と食品添加物としての役割と危険性

グリシンを食品添加物として使用することで見込める効果と、特性や危険性について説明いたします。

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グリシンを食品添加物として使用する際に期待される効果

コンビニのお弁当やおにぎりの原材料表示を見ると、『グリシン』と書かれてあることが結構多くあります。また、『グリシン』とは書かれていなくとも、『アミノ酸等』『pH調整剤』『保存料』と記載されている場合に『グリシン』が使用されていることは少なくありません

アミノ酸の一種である『グリシン』は、調味料や食品添加物、サプリメントとして幅広く使用されている成分です。用途が変わると、期待できる効果も異なります。食品添加物としてグリシンを使用する際に期待できる効果について見ていきましょう。

保存料としての効果

グリシンが添加された時間が経っても美味しい弁当

おにぎりを作って数時間放置しておくと、ご飯はぱさぱさして粘りも少なくなり、できたての時と比べると味が格段に落ちてしまいますよね。一方、コンビニのおにぎりやお弁当はどうでしょうか。できたてではなくても、冷たくなっていても、ご飯はもっちりとして甘みも充分にあり、とてもおいしく感じるのではないでしょうか。

通常のご飯は時間が経つと、ご飯の水分が抜けるだけでなくデンプンが硬くなってしまいますので、ぱさぱさした甘みの少ない食感になってしまいます。ですが、デンプンに似た構造のグリシンを入れてご飯を炊くと、水分が逃げにくくデンプン質が硬化せずに長時間保存することができるのです。

味や食感をそのままの状態で保存する『グリシン』。いつでもどこでも美味しく食べられる商品を目指すコンビニグルメには欠かせない食品添加物と言えるでしょう。また、美味しく食べられるということは、安い素材を使って高価な味わいを出すことも可能ということです。美味しいものを低価格で提供するためにも、グリシンは役に立っているのですね。

pH調整剤としての効果

コンビニで販売された豪華なサンドイッチ

食品が持っている性質から、『酸性食品』や『アルカリ性食品』と分けることがあります。食品は酸性のものが多いので、梅干しなどのアルカリ性食品を積極的に食べた方が良い!なんて話も聞いたことがあるのではないでしょうか。

体への影響はともかく、食品は弱酸性であるとき、微生物の繁殖や変色がもっとも起こりにくい状態にあると言えます。そのため、長時間食べ物を安全に保つ必要があるコンビニご飯には『pH調整剤』が使用され、温度や時間などの影響を受けても食品が弱酸性を保てるようにしてあるのです。

pH調整剤としてもグリシンは使用することができます。サンドイッチや調理パンの原材料表示にも、『グリシン』や『pH調整剤』の文字を見ることができるでしょう。

グリシンは調味料としても使用される

通信販売でも購入可能のグリシン

グリシンはアミノ酸(うまみ成分)ですので、保存料やpH調整剤としてだけではなく、調味料として使用することができます。豊かなうまみと自然な甘みを加えてくれますので、家庭でご飯を炊くときや調理に使用する方も結構いらっしゃるようです。業務用ではなく個人消費用にグリシンを1kg単位で販売しているネット通販ショップなどもあります。

サプリメントとしてのグリシンの効果と特徴、毒性について

体に良い成分が入ったグリシンのサプリメント

調味料や食品添加物としての利用以外に、サプリメントとしてグリシンを摂取する方も少なくありません。グリシンは人間の体内でも自然に作られるアミノ酸なので、「安全だ」とか「体に良い成分」という風にポジティブに捉える方が多いため、サプリメントとして販売されるときも『グリシン』の名前が前面に出された商品名になっていることが多いです。(例:グリシン、グリシンプレミアム、グリシンサプリメントなど)

グリシンをサプリメントとして摂取するとどのような効果が期待できるのか、また体に害はないのかについて見ていきましょう。

快眠サプリメントとしての利用

快眠効果があるグリシンサプリを飲んだ女性

グリシンには血管拡張と血流増加の効果があります。つまりグリシンを摂取すると体熱を放出するので体の深奥部の温度が下がり、入眠するときの状態と全く同じ状態になるのです。そのため、寝つきがあまり良くない人がグリシンを摂取すると、体の表面がふわっと暖かな状態になり、深奥部の体温が下がり、心地よい睡眠へと導くことができるのです。

また、寝つきが悪くない人でもグリシンを就寝前に摂取することで深い睡眠が得られたり、体の表面が暖かくなることで精神的に落ち着く効果も得られたりします。

グリシンは安全な成分か?摂取量と予想される害について

ラットによる実験では、体重1kg当たり63g以上のグリシンを経口摂取すると急性中毒症状が出ることが報告されていますが、人間の体重(50kgで試算)で換算するとグリシンを3150g以上摂取した時に起こったということになります。

ヒトの一般的なグリシン摂取量は3gですので、1日に3kg以上摂取することは現実的には有り得ないことと言えます。また、グリシン自体はヒトの体でも作りだされる成分でもありますので、グリシンの摂取量が多少増えたとしても危険だとは言い難いと結論付けることができるでしょう。

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この記事を書いたライター
木村さくら

木村さくら

自称「健康オタクで美容オタク」。最近自家栽培にハマってます。