予防接種後の発熱の症状に関する記事

予防接種後の発熱の原因は?ワクチン接種の副反応の注意点

予防接種後の発熱の原因は?ワクチン接種の副反応の注意点

予防接種後に発熱すると、何か悪い症状ではないかと不安になるはず。予防接種後の発熱は、副反応の発熱なのか別の病気なのかを見分けることが大切です。どんなワクチンを接種すると発熱するのか?発熱したらどのように対処したらよいのか?詳しく解説します。

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予防接種後に発熱した!副作用で熱が出ても大丈夫なの?

小さな赤ちゃんは大人のように抵抗力がないため、感染症にかかると重症化してしまう恐れがあります。そのため、予防接種を受けて体内に免疫を付けることで感染の予防や、かかったとしても軽症化することができるのです。

もちろん、予防接種は受けた方がいいに決まっていますが、予防接種を受けた後で何らかのトラブルが起こるということを聞くと、不安な気持ちになるママも少なくありません。

もし、接種後に赤ちゃんの体調が悪くなったとしたら、自宅で様子を見るべきか、受診するべきか悩んでしまいますよね。しかし、予防接種では、接種後に発熱などの症状が起こるのはよくあることです。

そこで今回は、いざという時に慌てないために、予防接種後の注意すべき症状や、接種後の注意点などについて詳しくご紹介します。

予防接種で使われているワクチンの種類

注射器を持つ医師のイラスト

予防接種とは、感染症にかかって重症化しないために、ワクチンを打つことによって体内に免疫を作ることを言います。

ワクチンはそれぞれの性質や特徴から3つの種類に分けられます。感染症の種類によってどのワクチンが予防接種に使われるのか、それぞれの種類ごとに詳しくみていきましょう。

1生ワクチン

生ワクチンとは、生きているウイルスや細菌の毒性を弱めて作った薬剤のことで、接種することによって自然感染に近い形で免疫を作ることができます。

生ワクチンによってできた免疫力は、自然感染よりも弱いため、2~3回の接種が必要なものもあります。

生ワクチンは主に、次のような感染症の予防接種に使われています。

生ワクチンが使われる予防接種

  • 結核(BCG)
  • 麻しん(はしか)
  • 風しん
  • 水痘(水ぼうそう)
  • ロタウイルス
  • おたふくかぜ 等

2不活化ワクチン

予防接種のワクチン

不活性ワクチンとは、ウイルスや細菌を不活化した(感染力をなくした)製剤のことで、免疫を作るのに必要な成分だけを取り入れています。

不活性化ワクチンによってできた免疫力は生ワクチンより弱いため、接種回数も生ワクチンより多いのが特徴です。感染力をなくしているので、生ワクチンのように感染することはありません。

不活化ワクチンは主に、次のような感染症の予防接種に使われています。

不活化ワクチンが使われる予防接種

  • B型肝炎
  • ヒブ
  • 小児用肺炎球菌
  • 百日せき
  • ポリオ
  • 日本脳炎
  • HPV(ヒトパピローマウイルス)
  • インフルエンザ
  • A型肝炎
  • 骨膜炎菌

3トキソイド

トキソイドとは、細菌から毒素を取り出して無毒化した製剤のことです。トキソイドは主に、次のような感染症の予防接種に使われています。

トキソイドが使われる予防接種

  • ジフテリア
  • 破傷風

発熱の副反応が起こる予防接種とは

熱が出ている赤ちゃん

予防接種を受けた後、熱が出ることがあるということはよく知られていますが、すべての予防接種がそうだというわけではありません。

生ワクチンを接種した場合は、体内で病原体が増殖することから、もともとの感染症の症状が副反応として現れることもあります。そのため、生ワクチンの接種後は発熱することが多いことが分かっています。

逆に、不活化ワクチンやトキソイドを接種した場合は、接種しても体内で病原体が増殖しないため、感染症そのものの症状は起こりにくいと言えます。

副反応とは?副作用との違い

予防接種を受けた後で、発熱などの症状が起こることを「副反応」といいます。

本来の目的とは異なる症状が起こることについて、一般的に「副作用」と思われがちですが、実は、副作用とは薬の投与によって起こる本来の目的とは異なる作用のこと。

ワクチン接種では、本来の目的とは異なる反応が起こることから、副反応というのです。

予防接種による発熱の特徴

困っているお母さんのイラスト

赤ちゃんは普段からよく熱が出やすいことから、予防接種を受けた後で発熱した場合、副反応なのか他の病気の症状なのか見極めが難しいため、医療機関を受診すべきかどうか迷ってしまいますよね。

そんなときは、次のような予防接種の副反応による発熱の特徴を参考にして、まずは子供の様子をよく観察してみましょう。

予防接種に副反応による発熱の特徴

  • 予防接種した日から翌日には発熱する
  • 37.5度前後の熱が出る
  • 発熱が1~2日続く
  • 鼻水や咳などの風邪症状

予防接種後のこんな症状には要注意!

予防接種後の副反応には重篤なものもあり、合併症や他の病気を引き起こすこともあります。そこで、次のような注意すべき症状が現れた場合は、早急に予防接種を受けた病院かかかりつけ医を受診するようにしましょう。

その際は、忘れずに予防接種について記録された母子手帳を持参しましょう。

発熱が3日以上続く

水を飲んでいる赤ちゃん

ワクチンが原因の発熱だと、長くても3日で治まるので、もし3日以上経っても発熱が治まらない場合は、別の病気による発熱が疑われます。

発熱が続くと体力が低下するので、水分補給などのケアもしっかり行いましょう。

熱性けいれん

熱性けいれんとは、38度以上の発熱とともに起こるけいれんのことです。初めて目の当たりにするママは、子供の様子にびっくりしてしまうかもしれませんね。

熱性けいれんには主に次のような症状があります。通常であれば、これらの症状は数10秒から、長くても5分以内で治まるため、冷静に対処しましょう。

  • 体がガタガタ震える
  • 手足がピンと突っ張る
  • 白目をむく
  • 泡を吹く
  • 唇や爪が紫色になる

熱性けいれんが起きた際の注意点

厚生労働省の予防接種ガイドラインでは、熱性けいれんを起こした場合は、最終発作から2~3ヶ月空けてから予防接種を受けることが望ましいとされているため、注意が必要です。

鼻水・鼻づまりや咳

鼻水が出ている赤ちゃん

インフルエンザの予防接種を受けた際に、鼻水・鼻づまり・咳などの症状が現れた場合は、予防接種の副反応と思われがちですが、インフルエンザは不活性ワクチンのため、感染した際と同じような症状が現れることはありません。

この場合、副反応ではなく、風邪などの感染症による症状が疑われます。

意識がはっきりしない

発熱があり意識が朦朧としている場合は、発熱による意識障害を起こしている危険な状態です。緊急にかかりつけ医を受診するようにしましょう。

呼びかけにも応じないような状態ならば、至急救急車を呼ぶ必要があります。

知っておくべき発熱以外の副反応

予防接種の副反応は、実は発熱だけではありません。同じワクチンでもその時によって症状も違うこともあるので、他の副反応の症状についても知っておいて慌てずに対処できるようにしたいですね。

次に、発熱以外の副反応の症状について詳しくみていきましょう。

接種した部分が赤く腫れる

赤ちゃんの腕

発熱の次に多い副反応として、接種部分の赤みや腫れがあげられます。触ると少し痛んだり、熱をもっていたりすることもありますが、数日経てば治まるので、清潔にして過ごすようにします。

ただ、赤みや腫れが治まらない場合や、腕全体が腫れている場合は、すぐにかかりつけ医に相談するようにしましょう。

発疹

MR(麻しん風しん混合)などの予防接種後には、発疹の副反応で出ることがあります。これは、軽度の麻しんや風しんの症状が表れているもので、数日で治まります。

ただし、発疹の範囲が広い場合や症状が重い場合は、かかりつけ医を受診することをおすすめします。

アナフィラキシー

アナフィラキシーとはアレルギー反応の一つで、短時間で重度な症状が現れるのが特徴です。皮膚や粘膜に症状が現れるだけでなく、呼吸器系や循環器系などでさまざまな症状が起こります。

最悪の場合は呼吸困難に陥ることもあるため、注意しなければなりません。

予防接種後の注意点

予防接種の副反応にすぐ対処するためや、副反応をこじらせないためにも、接種後に注意すべきことがあります。

次のような、予防接種後に注意すべきことについてきちんと理解しておくことで、副反応の重症化を防ぎ、ワクチンの免疫が正しく作用するようにしたいですね。

接種後はすぐに帰宅しない

病院の待合室

アナフィラキシーのような重篤な症状は短時間で起こることから、予防接種を受けた後すぐに帰宅せず、そのまま様子を見た方がいいでしょう。

病院によっては、接種後30分くらいは待合室で様子を見るように言われるので、必ず医師の指示に従うようにしましょう。

接種の当日は激しい運動を避ける

接種後にあまり激しい運動をすると、疲労によって免疫ができることを妨げる恐れがあります。注射の後は運動をしてはいけない、と子供の頃に言われた記憶のあるママも多いでしょう。

予防接種を受けた日は、身体が疲れることは避けて安静に過ごすようにしましょう。

接種部分を掻いたりこすったりしない

接種部分が赤く腫れたりかゆみがあったりして気になると、無意識に掻いたりこすったりしてしまう子もいます。掻いて接種部分に傷口ができると、2次感染が起こってしまうこともあるので注意しましょう。

腫れやかゆみがひどい場合は、タオルなどで冷やしてあげると楽になりますよ。

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