生後7ヶ月の離乳食はどう進める?食べない子も喜ぶ量・かたさ・食材とレシピ
離乳食をスタートして、赤ちゃんもママ・パパもようやく慣れてきた生後7ヶ月〜8ヶ月。口をモグモグさせるしぐさが出てきて、そろそろ2回食にステップアップしようと考える家庭や、すでに進めている家庭も多いころです。
生後7ヶ月に入ると食べられる食材が増えて、離乳食づくりは大変ながらも楽しくなってきます。ところが「生後7ヶ月になった途端に離乳食を食べないのはなぜ?」と戸惑うことも。生後7ヶ月の発達と離乳食の与え方、食べられる食材、まだ向かない食材、レシピ、そして個人差という視点から、ひとつずつ見直していきましょう。
生後7ヶ月(離乳食中期)の回数・時間・量・作り方のコツ
ここでは生後7ヶ月・8ヶ月の離乳食の回数、かたさや大きさ、量、時間、ミルク、作り方のコツを紹介します。「無理に回数を増やしていないか」「かたさや大きさは合っているか」「量は多すぎないか」「おなかが空く時間か」「ミルクが多すぎないか」「嫌がる作り方をしていないか」をチェックしてみましょう。
離乳食を1日に食べさせる回数
生後7ヶ月ごろには、1日1回から2回へ食事の回数を増やしたり、中期の離乳食に進めたりする家庭が増えてきます。生後5ヶ月から始めて初期の離乳食をスムーズに食べられるのに、生後7ヶ月になってもまだ初期のままだと、赤ちゃんが物足りずに嫌がることがあります。
前歯も生え始め、噛む動きであごを育てたい時期です。生後6ヶ月から始めてドロドロのおかゆや野菜、白身魚や豆腐をスムーズに食べられる子は初期の2回食に、生後5ヶ月から始めた子は中期の2回食に、と様子を見ながら進めてみましょう。
食材のかたさ・大きさ
生後7ヶ月〜8ヶ月の離乳食中期は、お豆腐くらいのやわらかさを目安にしてみましょう。この時期の赤ちゃんは、舌と上あごで食べ物をつぶして飲み込むようになります。個人差があり、舌の使い方が上手になって歯ぐきでつぶす子もいますが、一般的にはまだ舌の動きがなめらかではないため、豆腐くらいのやわらかさが食べやすい目安です。
かたすぎたり大きすぎたりすると、のどごしが悪く「食べない」「嫌がる」原因になりやすいので、やわらかさと大きさに気を配りましょう。心配なときは、できあがった食材を1粒、親指と人差し指でつぶせるか確かめてみると安心です。
離乳食中期のかたさ・大きさの目安
おかゆは5倍がゆ(米1:水5の割合)
野菜は豆腐くらいの舌でつぶせるやわらかさ
大きさは2〜3mm
量の目安
「うちの子、ちっとも完食しない」「あの子はもっと食べているのに…」と、量や他の子との差が気になることもありますよね。でも、大人でも食欲に個人差があり、その日の運動量でも変わるもの。それは赤ちゃんも同じです。モグモグ期の量にも個人差がありますので、同じ月齢の赤ちゃんと比べるのはやめましょう。
「少しずつ食べる量が増えているか」「食への意欲はあるか」「下唇にスプーンをのせると、自分から上唇を閉じて口に入れ、モグモグしようとするか」を見てあげてください。体重が少しずつ増えていれば、その子のペースで順調に育っていますので大丈夫ですよ。
離乳食中期の1回の量の目安
- おかゆ 50〜80g
- 野菜・果物 20〜30g
- 魚・肉 10〜15g
- 豆腐 30〜40g
- 乳製品 50〜70g
離乳食を与える時間
離乳食は午前1回・午後1回が基本です。10時と15時ごろがおすすめですが、「保育園に預ける」「お昼寝が長引いた」「さっきミルクを飲んだばかり」など、難しいこともありますよね。そんなときは、ミルクから4時間ほど空けないとおなかが空かず、食べないことがあるので気をつけましょう。
生後7ヶ月のモグモグ期になると朝晩の区別がつき、起きてからの授乳・離乳食・お昼寝・お散歩といった生活リズムを整えることが、食欲にもつながります。夜泣きで大変なこともありますが、できるだけ規則正しい時間に授乳や離乳食を与えましょう。ママ・パパの睡眠不足は、赤ちゃんのお昼寝に合わせて少しでも補えるといいですね。
ミルクの回数と量
生後7ヶ月で離乳食が1日2回になると、自然とミルクの回数は少なくなっていきます。個人差があるので、あくまで目安として量を調整していきましょう。
- ミルクは200ml×3回
- 離乳食後140ml×2回(足りない場合は200mlほどまで増やしてOK)
生後7ヶ月・8ヶ月の離乳食づくりのコツ
1日2回の離乳食づくりに、お世話や家事、きょうだいの育児も重なって大忙し。ラクできる方法で、要領よくこなしましょう。
- 味つけなしで作りましょう
- 食材ごとに冷凍保存しておき、組み合わせでメニューを増やしましょう
- 肉や魚などのどごしが気になるものは、片栗粉でとろみをつけてから冷凍すると便利です
- 調理用ハサミがあると便利。大きい食材や長い麺はハサミで切りましょう
生後7ヶ月ごろの離乳食中期で食べられる食材
順調に進んでいれば、生後7ヶ月には食べられる食材がぐんと増えます。まだモグモグの練習中なので、どの食材もやわらかく調理して、食べる様子を見守ってあげましょう。なお、初めての食材は1日1種類、少量から試すのが基本です。
ごはん・パン・いも・麺
中期になると、食べられる主食もいろいろ。食パンや麺は、育児書によって初期からOKとするものもあれば、もっと後からとするものもあって迷いますよね。食パンや麺には小麦が使われているので、初めて与えるときは少量から、1種類ずつ、ようすを見ながら取り入れましょう。
野菜や果物
野菜や果物もたっぷり取り入れたい時期です。初めての食材は1日1種類、少量から。中期になると野菜や酸味の強い果物を嫌がる子も増えますが、しっかり加熱すると辛みや酸味がやわらいで食べやすくなります。
また、果物はデザートとしてだけでなく、食べにくい野菜とミックスすると、野菜が苦手な子も食べやすくなるお助け食材です。加熱と果物を上手に使って、食べない子にもおいしく食べさせてあげましょう。
<野菜>

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<果物>
魚・肉・豆・卵・乳製品
生後7ヶ月のモグモグ期になると、卵の黄身も使えるようになります。初めは固ゆでにして少量から、1種類ずつ、ようすを見ながら取り入れましょう。無理に進めなくても大丈夫です。
<魚類>
<肉類>
- 鶏肉(ささみ、胸肉)
<豆類>
<その他>
- 卵の黄身
- ヨーグルト(プレーン)
- わかめ
生後7ヶ月・8ヶ月にまだ向かない食材
味つけのいらないこの時期には、塩分や脂肪分の多い加工品はまだ向きません。次のような食材は避けて、新鮮な素材を選びましょう。
加工肉や缶詰
ベーコン、ハム、ソーセージなどの加工肉や、オイル漬けのツナ缶などは、塩分や脂肪分が多めです。味つけのいらない生後7ヶ月〜8ヶ月の時期には向かないので、控えておきましょう。ツナ缶を使うなら、食塩無添加・ノンオイルのものを選びます。
塩鮭や干物
塩鮭や干物などは塩分が多めです。しらすは熱湯をかけると塩けをやわらげられますが、味つけのいらない時期なので、塩分のない新鮮な魚を選びましょう。白身魚の切り身も、塩を含むものは避け、味のついていないものを使うと安心です。
もち・もち米
お正月などに食べさせたくなるかもしれませんが、もちはかたく粘りが強く、この時期にはまだ扱いにくい食材です。赤飯やおこわなどのもち米も同じく、ごはん好きな子でもこの時期は避けておきましょう。
生後7ヶ月・8ヶ月の離乳食中期の取り分けレシピ
生後7ヶ月・8ヶ月の中期におすすめの取り分けメニューと、赤ちゃん向けの3品メニューの見本を紹介します。
ささみとほうれん草のリゾット
ささみ・ほうれん草・ジャガイモを使ったレシピ。大人用メニューから材料をちょっと取り分けて作れます。簡単で、食べない赤ちゃんも食べたくなる一品なので、ぜひ作ってみてくださいね。
取り分けリゾットの作り方
材料:鶏ささみ10g、ほうれん草10g、ジャガイモ10g、粉ミルク適量
- ささみはゆでて細かく裂き、片栗粉でとろみをつけておく
- ほうれん草は葉の部分のみゆでてみじん切りにする
- ジャガイモは皮をむいてカットし、ラップに包んでレンジでやわらかく加熱し、粗くつぶす
- 5倍がゆに1〜3と調乳したミルクを混ぜ、ラップをしてレンジで加熱する
和風3品
同じ材料で3品メニューにしてもいいですね。和風の献立は、素材のうまみを引き出すのがポイント。しっかり煮てアクをとると、食べやすくおいしく仕上がります。
下のメニューは混ぜて加熱するだけの簡単メニュー。中期になったら、「糖質」「タンパク質」「ビタミン」を組み合わせる練習にもなります。
- しらすのおかゆ
熱湯をかけて塩けを抜いたしらすを、5分がゆに混ぜる。 - ささみのおろし煮
レンジで加熱してほぐしたささみと、葉に近い緑色の部分の大根おろしを和えて加熱し、水溶き片栗粉でとろみをつける。 - 野菜スープ
人参とキャベツのみじん切りに水を加え、クタクタに煮る。
洋風3品
こちらは組み合わせメニューの洋風バージョン。卵の黄身に慣れた赤ちゃんには、黄身を白湯でのばして、みじん切りの野菜と和えるメニューもおすすめです。食べない赤ちゃんも喜んでくれますよ。
- 人参のおかゆ
すりおろした人参を5分がゆに混ぜる。 - ほうれん草エッグ
ほうれん草の葉をゆで、水にさらしてアクをとり、水気を絞ってみじん切りに。野菜スープを大さじ1加え、固ゆでの黄身を耳かき1さじ分ほど水でのばして上にのせる。 - カレイのトマト煮
白身魚のカレイをゆでてみじん切りにし、みじん切りのトマトと煮て、水溶き片栗粉でとろみをつける。
生後7ヶ月の離乳食は個人差に注意!
順調と思っていたら、急に食べが悪くなることもよくあります。進めるペースには個人差があることを忘れずに。食べないときは、イライラや焦りはひと休みして、「どうして食べないのか」を見直してみましょう。
同じスプーンに飽きている?
毎回同じスプーンや食器を使っていませんか。生後7ヶ月・8ヶ月の赤ちゃんはいろいろな物を口に入れたがります。同じものだと飽きてしまうので、大きさや素材、色や形を変えると食べてくれることがあります。また、スプーンを口の奥まで入れると食べないことがあります。下唇にのせるだけにすると、上唇をおろして上手に食べてくれるかもしれません。
味に飽きている?
同じ食材が続いていませんか。「ジャガイモの食べがいいから何度も出していたら食べなくなった」というケースは多いもの。初めての食材は1日1種類、少量からが基本ですが、いろいろな食材に少しずつチャレンジして、同じメニューが続かない工夫をしましょう。食べられる食材が増えてきた時期なので、味や見た目に変化をつけてみてください。
椅子に座ることに飽きている?
お座りやハイハイができて活発になると、長く椅子に座るのを嫌がる赤ちゃんも増えます。そんなときは、家族そろって食べられる時間に合わせてみるのも手。みんなと一緒だと食事が楽しくなります。スプーンを持ちたがったら、持たせてあげるのもいいですね。
ママ・パパの顔がこわい?
食べてくれないと、イライラや焦りが表情に出て、赤ちゃんに伝わってしまうことがあります。食事がこわいものになっては逆効果。せっかくいろいろ食べられるようになってきたのですから、食材やレシピだけでなく、食べるときの雰囲気も大切にして、「食事は楽しい!」を伝えてあげてください。
離乳食後期になると、形も大人の食事に近づいてどんどん楽しくなります。ひと口食べて「おいしいよ!」とニッコリ見せると、機嫌を直して食べてくれるかもしれませんよ。
いろいろ工夫しても食べてくれないときは、ひと段階戻して初期の離乳食を食べさせてみましょう。赤ちゃんの成長に合ったペースで進めることを、いちばんに考えてあげてくださいね。
まとめ
生後7ヶ月・8ヶ月の離乳食中期は、豆腐くらいのやわらかさ・5倍がゆを目安に、午前と午後の2回食へ進めていく時期です。量や食べ方には大きな個人差があるので、他の子と比べず、その子のペースを大切にしましょう。食材のレパートリーが増えるぶん、冷凍保存や取り分けを活用すると、毎日の離乳食づくりがぐっとラクになります。
「食べない」ときは、かたさ・量・時間・ミルクの間隔・スプーンや味の変化・食事の雰囲気を順に見直してみてください。無理をせず、ときにはひと段階戻しても大丈夫。赤ちゃんが「食べたい」と思える楽しい食卓づくりを、肩の力を抜いて続けていきましょう。
よくある質問
Q. 生後7ヶ月で2回食に進めて大丈夫ですか?
初期の離乳食をスムーズに食べられていれば、午前・午後の2回食に進める目安の時期です。赤ちゃんの食べ方や様子を見ながら、無理のないペースで増やしましょう。
Q. 中期のかたさと1回の量の目安は?
かたさは豆腐くらい、おかゆは5倍がゆが目安です。1回の量はおかゆ50〜80g、野菜・果物20〜30g、魚・肉10〜15g、豆腐30〜40g、乳製品50〜70gが目安ですが、個人差があるのであくまで参考にしてください。
Q. 離乳食を食べないときはどうすれば?
かたさ・大きさ・量・与える時間・ミルクの間隔を見直し、スプーンや食器、味、食事の雰囲気を変えてみましょう。それでも難しいときは、ひと段階戻して様子をみても大丈夫です。
Q. 初めての食材を与えるときの基本は?
初めての食材は1日1種類、少量からが基本です。やわらかく加熱し、少しずつ慣らしていきましょう。








