赤ちゃんのアレルギー検査に関する記事

赤ちゃんのアレルギー検査いつから?事前準備や費用の目安

赤ちゃんのアレルギー検査いつから?事前準備や費用の目安

小さな赤ちゃんはいつからアレルギー検査を受けられるのでしょう?血液型も確定しない赤ちゃんがアレルギー検査を行っても正確な結果は得られないのでは?事前に注意することは?何科?費用は?といった乳児のアレルギーの情報です。

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赤ちゃんのアレルギー検査はいつから?知っておきたい費用や準備

親子と看護婦イラスト

両親のどちらかがアレルギー体質の赤ちゃんだと子供への遺伝が心配になることが多く、まだはっきりとしたアレルギー症状が出ていなくても体質を早期発見して発症を予防してあげたりしたくなるでしょう。そのため赤ちゃんの体質をアレルギー検査で調べたくなりますが、いつから検査を受けられるか、それまで授乳など注意して生活すべき点はないか気になるところ。

そこで今回は赤ちゃんのアレルギー検査はいつから受けられるのか、検査を受けて結果が出るまで注意すべきこと費用の目安などについてご紹介します。

赤ちゃんのアレルギー検査はいつから?

看護婦さん

まだ正確な血液型も識別できない赤ちゃん。食物アレルギーや花粉症などのアレルギー検査には様々な種類がありますが、アレルギー検査に関しても全てを受けられる訳ではありません。特に血液検査としてよく行われる血中抗原特異的IgE抗体検査は、生後6ヶ月未満の赤ちゃんに行っても検出できない抗原がありますので正確とは言い切れません。

ところが新生児の粉ミルクによる食物アレルギーなど、月齢が低くてもアレルギーの検査が必要な赤ちゃんもいます。そのようなケースではプリックテストと呼ばれる皮膚に小さな傷をつけて反応を見るアレルギー検査を行う(注1)など、赤ちゃんは生後いつからでもアレルギー検査を受けることができます

赤ちゃんのアレルギー検査のタイミング

アレルギー検査の結果で赤ちゃんに食物除去を行うことで、逆に健康被害が起こりやすくなる恐れも指摘されていますので、赤ちゃんへのアレルギー検査は発症してからでも遅くないと考えられています。(注2)

新生児や月齢の低い赤ちゃんにアレルギーの症状がでるケースは稀ですので、両親の体質の遺伝など心配な要因がある場合は、専門医に相談してどのタイミングでアレルギー検査を行うかを決めるとよいでしょう。

赤ちゃんに起こりやすいアレルギーと症状

赤ちゃんと年寄りの夫婦

一般的に乳児というと0歳のことですが、アレルギーを考える場合は0~2歳を乳児期と考えますので、こちらでも0~2歳までの乳幼児に起こりやすいアレルギーについて解説します。

0~2歳までの赤ちゃんや幼児に起こりやすいアレルギーには次の4つがあります。

赤ちゃんに起こりやすいアレルギー

  • 食物アレルギー
  • アトピー性皮膚炎
  • 乳児消化管アレルギー
  • ぜん息

中でも、赤ちゃんに最も起こりやすいアレルギーは「アトピー性皮膚炎」と「食物アレルギー」です。

乳児期は消化力や抵抗力が未熟なため、アレルギーはないのにアレルギーを疑うような症状が現れることもありますが、次のような症状が見られたらアレルギーの可能性がありますので早めに病院を受診し、必要に応じて赤ちゃんにアレルギー検査を受けさせましょう。

皮膚の症状

アレルギー症状を発症した赤ちゃんの皮膚は乾燥気味であることが多く、口や目の周辺、頭、首の付け根、頬に湿疹が出たり、「耳切れ」と呼ばれる耳の付け根が赤くただれて切れしまったりする症状もよく見られます。ひどくなると手足にも湿疹やじんましんなどが現れ、かゆみを伴う苦痛が長く続きます。(注3)

赤ちゃんはアレルギーの有無にかかわらず乳児湿疹になりやすく、乳児湿疹で受診した医師がたまたま小児アレルギー科の医師でアレルギー検査を受けることになり、その結果でアレルギーがあることが判明するケースも少なくありませんので日頃からスキンケアをしっかりと行い、改善しないようであれば早めに専門医でのアレルギー検査を検討しましょう。

消化管の症状

赤ちゃんのアレルギーが消化管で発症すると、授乳や離乳食後(1~2時間後から数日後)に下痢腹痛嘔吐下血などの症状を発症します。栄養が摂れず元気がなくなったり、機嫌が悪くなったり、母乳やミルクを飲む力が弱くなりますので、特に離乳食前の赤ちゃんの場合は早急に対応することが必要です。(注3、4)

ただし赤ちゃんに消化管の症状が見られるからといって必ずしもアレルギーとは限らず、消化吸収が上手くできない食物不耐症であることも少なくありません。だからこそ赤ちゃんへのアレルギー検査が必要になることがあるのです。

呼吸器症状

赤ちゃんの場合まずは皮膚のアレルギー症状から始まり、ゼロゼロという喘鳴、呼吸困難へとアレルギー症状が皮膚から呼吸器、結膜炎、鼻炎などに成長と共に進行していくアレルギーマーチ(小児科医:馬場実氏提唱)が見られることが多いです。(注5)

赤ちゃんに乳児喘息があると咳が1ヶ月以上続いたり、ゼロゼロという「喘鳴(ぜんめい)」の症状が現れたりします。ひどくなると呼吸困難を起こしますので、こうした症状が見られる場合は病院を受診し、医師の指示に従って赤ちゃんにアレルギー検査を受けさせましょう。

赤ちゃんのアレルギーの検査

赤ちゃんと医者のイラスト

赤ちゃんにアレルギーの疑いがある場合、何に対してアレルギーを起こしているかを調べ、原因に合わせた対処を行う必要があります。赤ちゃんのアレルギー治療には家族の理解が必要不可欠。ですからアレルギー検査の代表格である血液検査と皮膚検査、赤ちゃんの基本的なアレルギー検査の特徴について知っておきましょう。

血液検査

初めに行われるアレルギーの血液検査としてよく用いられるのが、アレルギーを引き起こすアレルゲンが体内に入ってから2時間以内に発症する即時型アレルギーを引き起こす「IgE抗体」を測定する、特異的IgE抗体検査です。アレルギーの多くがこの即時型のためです。

IgE抗体検査では一回の採血で200種類以上のアレルゲンに対するIgE抗体を測定することができますが、健康保険で適用される検査内容は限られているため、事前に何を受けるか医師と相談してから検査を受けることになります。

ただし赤ちゃんの場合はIgE抗体検査で調べられないものがあることや安全性への配慮から、皮膚検査のプリックテストを行うことが多いです。

皮膚検査

赤ちゃんに初めに行われる皮膚検査に多いのがプリックテストと呼ばれるものです。検査後15~20分で結果が出て安価なため、小児アレルギー科ある小児科などでも行われている検査です。

赤ちゃんの腕にアレルゲンをのせてその上にプリック針と呼ばれる専用の針を押し当てると、ポンッと針が刺さって皮膚表面が傷つきます。その後、皮膚の赤みやふくらみを調べてどれくらいの反応が出るかを調べます。

赤ちゃんの皮膚のアレルギー検査では、他にもスクラッチテストやパッチテストと呼ばれる検査が行われることがあります。

アレルギー検査の費用

無料で喜ぶ女性

医師の診察を受けた結果、「発症しているためアレルギー検査が必要」と医療的に必要性があることを医師が判断した場合は保険適用となりますが、自己判断で検査を受ける場合は全額実費になることがあります。

抗体検査を受ける場合は、1項目あたり1100円の2~3割負担となることから、検査する項目が増えると高額になる場合もあるため、医師と相談して受ける抗体検査の種類を決めましょう。

一般的に血液検査を含めると費用はおよそ5000円前後でそのうちの2~3割負担となりますが、健康保険に加入後に乳幼児医療費受給者証を取得していれば乳幼児医療費助成が受けることができるため、検査費用の自己負担が無料になる場合があります。自治体によって助成が受けられる金額等が異なるため、事前に確認しておくと安心です。

赤ちゃんのアレルギー検査への事前注意

消化管や皮膚の異常が見られる場合は、母乳の素となるママの食事が影響している可能性が考えられます。また、離乳食を開始している場合も、数日前の食べ物でアレルギー症状を引き起こしているかもしれません。
ですから遺伝の心配などがある場合は、日頃から食物アレルギー日誌やママの食事の記録を残しておくと役立ちます。

また便の異常で病院を緊急受診する際には、汚れたおむつを持って行くことも大切です。新生児-乳児アレルギー性胃腸炎により下血、血便などの異常が見られて緊急受診する場合は、便を使って赤ちゃんのアレルギー検査の一つである「便中好酸球検査」を行うかもしれないためです。(注6)

赤ちゃんのアレルギー検査は何科?

赤ちゃんのアレルギー検査には小児アレルギー科を受診するとよいでしょう。小児科には小児アレルギー専門医のいる病院もありますので、よくわからない場合はまずかかりつけの小児科医に相談してみてもよいです。

その場で簡易な検査を行ってもらえたり、さらに専門的な検査や治療が必要だと判断された場合は、別の病院を紹介してもらえたりします。

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