【赤ちゃんのアトピー】原因と対策に関する記事

赤ちゃんのアトピーは母乳が原因?ケアと環境による予防法

赤ちゃんのアトピーは母乳が原因?ケアと環境による予防法

赤ちゃんのアトピーは、日々のケアで改善します!ママは喘息に移行させないホームケアと環境作りを行いましょう。

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赤ちゃんのアトピーは母乳が原因?発症悪化を防ぐケアと環境作り

ハウスダストの多いカーペット敷きの居間

赤ちゃんがアトピーになるのが心配なママや、既にアトピー体質であることが分かっているママ、赤ちゃんのアトピーはホームケアや環境作りで予防したり悪化を防いだりできるのです!アトピーの赤ちゃんは、痒みを伴うためつらい思いをしますし、悪化して喘息に移行してしまうこともありますので、知識を持ってケアし、子供の負担を軽減してあげましょう。

今回は、アトピーを発症する要因・初期症状・ケア方法・予防法など、アトピーに関する情報について解説します。

アトピーとは?

アトピーとは、様々なアレルゲン(アレルギーを引き起こす物質)が要因となって、体にアレルギーを起こしやすい体質のことです。アトピー体質の人が起こしやすい代表的なアレルギー症状が、アトピー性皮膚炎です。アトピー性皮膚炎とは、痒みを伴う湿疹ができる疾患のことで、症状は良くなったり悪くなったりを繰り返しながら、慢性的に続くことが多いです。

赤ちゃんにアトピーの症状が現れるのは生後4カ月以降が多く、鼻炎や結膜炎の症状に苦しむ赤ちゃんも少なくありません。悪化すると気管支喘息を引き起こしますので、アトピーを悪化させないためのケアや予防が重要です。

赤ちゃんはアトピーになりやすい?6つの原因

近年、先進国でアレルギーを発症する人が増えている原因として、次の6つが考えられます。お子さんはいくつ当てはまりますか?これらの要因に当てはまるからといって、必ずしもアレルギーを発症する訳ではありません。リスクを減らすことで発症を抑えることができることもあるのです。

兄弟の数や保育歴

3兄弟と母親での朝食

一般的に、「乳幼児期に兄弟が多い子や、保育園に預けられたことがある子は、アレルギー発症率が低い」と言われています。この考えは衛生仮説と呼ばれ、乳幼児期の衛生環境があまりにもキレイだと、免疫に関わる細胞の発達のバランスに影響を及ぼして、アレルギーを引き起こしやすくなるというのです。TVなどでも、発展途上国のアレルギー発症率が低いことから、「汚い方がアトピーになりにくい」と言われていますよね。

ところが、近年の厚生労働相の調査などでは、衛生仮説とは真逆の調査結果が出ています。2人以上の兄弟がいる場合、一人っ子の場合と比較して、約1.5倍と赤ちゃんのアトピー発症率が高かったそうなのです。実は、兄弟の数や保育歴とアトピー発症の関連性については、まだ明らかになっていないのですね。

両親がアトピー体質

両親がともにアトピーの場合、子供がアトピーを発症する確率は4ヶ月児で約7.5倍、1歳半児と4歳児では、約2.5倍!4ヶ月児の場合、父のみがアトピーの場合の発症率より、母のみがアトピーの場合の発症率の方が高いこともわかっていて、これらの数字から、赤ちゃんがアトピーを発症する要因のひとつに「遺伝」があると考えられています。

38℃以上の発熱の回数

1歳半までの38℃以上の発熱回数とアトピー発症率を調べたところ、3回以上の発熱があった場合のアトピー発症率は、0回の場合と比較して約3.3倍1~2回の発熱の場合の発症率は約2.6倍となっています。
発熱回数がアトピー発症の要因になることは、あまり知られてないですね。ただし、発熱の回数は子供の体質にもよりますので、あまり神経質になり過ぎないようにしましょうね。

母乳開始の時期

哺乳瓶で母乳を飲んでる赤ちゃん

海外では、赤ちゃんのアレルギー疾患の発症を予防するために、4~6ヶ月間の完全母乳育児が推進されています。そう考えると、生まれてからすぐに母乳をあげた方がアトピーにならないのではないかと思いますが、厚生労働相の調査では、「母乳開始時期が早いほどアトピー発症率が高くなる」という研究結果が出ています。

生後0日目から母乳を開始した赤ちゃんに比べ、1日目、2日目と開始日が遅れるに従いアトピー発症率が下がり、人口乳のみの赤ちゃんのアトピー発症率は、生後0日目から母乳を開始した赤ちゃんに比べて半分以下でした。衝撃的な結果ですね。この調査だけで母乳と赤ちゃんのアトピーとの関係性は明らかにはなりませんが、母乳で育てるかどうかという問題はアトピーだけでなく子育て全般に影響してきますので、メリット・デメリットを理解したうえで決めるとよいでしょう。

環境の悪さ

アレルギー発症は、赤ちゃんのアトピー体質だけが要因になるのではなく、環境も要因となります。アトピーを発症しやすい環境要因は、以下の通りです。

アトピー発症の原因となる環境要因

  • アレルゲン…ダニ、ほこり、花粉、ハウスダスト、カビ、動物の毛など
  • 皮膚への刺激…汗、衣類の摩擦、洗剤、乾燥
  • 体調…疲れ、ストレス

離乳食の進め方

アレルギーを発症する大きな要因として、食べ物も考えられています。ただし、一つの料理に色々な食材が含まれているため、食べ物を一つに絞るのは難しいです。赤ちゃんのアトピー体質が心配なママは、離乳食で卵や小麦粉、牛乳などのアレルギーが出やすい食材を急いで進めようとせず、与える場合は一度に多くの食材を与えたり、立て続けに与えたりしないように注意しましょう。また、食べた物を日記につけておくとよいでしょう。

赤ちゃんのアトピー初期症状

アトピー体質の赤ちゃんに見られることの多い初期症状、「アトピー性皮膚炎」についてご説明します。入浴や着替えの時には、赤ちゃんの顔や体に異常が見られないかよく観察しておきましょう。

アトピー性皮膚炎とは?

アトピーにかかってる赤ちゃんの左手

アトピー体質の赤ちゃんの場合、初期症状としてアトピー性皮膚炎を発症することがとても多いです。アトピー性皮膚炎を発症した場合、以下のような症状が見られますので、入浴や着替えの際は、赤ちゃんの全身状態をしっかりとチェくしましょう。赤ちゃんがアトピーを発症した場合、はじめは顔や頭、首に湿疹がみられることが多く、悪化すると手足や全身に広がります。

  • 小さいブツブツがみられる
  • 皮がカサカサしてめくれてくる
  • 皮膚がぼっこり厚くなる
  • 体液が出てきてかさぶたができる
  • 皮膚が赤くなる
  • 耳の下や後ろ、関節部分が切れる

赤ちゃんのアトピーは治る?

アトピー性皮膚炎の赤ちゃんのママやパパは心配ですよね。アトピー体質は、体質ですので変わりにくいのですが、アトピー性皮膚炎などの症状は改善しますよ。症状を悪化させないように、きちんと病院を受診してママやパパがしっかりとケアし、コントロールすることが大切です。

また、アトピー性皮膚炎は、鼻炎や喘息などに移行する恐れがありますが、早めのケアで移行をストップすることができるケースもあります。ただし、残念ながら全ての赤ちゃんに該当するわけではなく、きちんとケアしていても小児喘息を発症してしまうこともあります。もし小児喘息に移行した場合は、薬でのコントロールや環境要因を取り除くことで、出来るだけ発作が起こらないようにコントロールすることが大切です。

保湿で赤ちゃんのアトピーを予防しよう!ワセリンやステロイド

赤ちゃんをしっかりと保湿することで、アレルギーの発症を抑えたりアトピーの悪化を防いだりしましょう!アトピーが悪化すると赤ちゃんが眠れずにご機嫌が悪くなる可能性もありますので、毎日のケアはとても大切です。

保湿ケア

赤ちゃんの足に保湿クリームを塗ってる母親の手

最近になり、アレルギー発症を予防する方法として、保湿ケアが有効であることがわかりました。ですから、赤ちゃんがアトピー体質の場合や、アレルギーを発症している場合、毎日の保湿ケアがとても重要になります。
おむつかぶれにも効果があるベビーワセリン白色ワセリンを使い、赤ちゃんのお肌をしっかりと保湿してあげましょう。

赤ちゃんの保湿ケアの方法

  • 1日3~4回保湿剤を塗る
  • お風呂上りは効果が高いので、入浴後5分以内に保湿剤を塗る
  • 症状が改善されてもやめず、毎日続ける
  • お尻の下やわきの下はしわを伸ばし、耳の裏や耳たぶも忘れずに塗る

ステロイド

アトピー性皮膚炎で病院を受診すると、症状が表れているため保湿剤だけのケアでは改善が難しく、ステロイドを処方されることが多いです。ステロイドを処方された場合は、医師の指示に従って使用してくださいね。親の判断で使用をやめると、症状が長引いたり悪化したりして逆に赤ちゃんを苦しめてしまうこともあります

ステロイドを使用した場合は、予防接種の予診票にある「副腎皮質ホルモンの使用」という項目に記入が必要となりますので注意しましょう。ステロイドの使用については、副作用を心配して使用を拒否する例もありますが、使用法を守れば症状を早期に回復させる効果があります。ステロイドの使用に関して不安な点がある場合は、医師に相談しましょう。

赤ちゃんをアトピーで苦しめない!環境改善による予防法10

赤ちゃんをアトピーで苦しめないための予防法をご紹介します。ちょっとした気配りと根気よく継続することが大切になりますので、できることから始めてみましょう。

掃除機をこまめにかける

掃除機をかけてるママ

ほこりが溜まった室内は、アレルゲンとなるダニが生息しやすくなりますので、1日1回は掃除機をかけるようにしましょう。時間がない場合には、赤ちゃんが長く過ごす部屋(リビング・赤ちゃんの寝室など)を重点的に掃除するようにしてくださいね。

最近は、ダニ・ほこり・ハウスダストなどを効果的に吸引してくれる掃除機が色々と発売されています。掃除機の買い替えを検討されている方は、アトピー予防の点から掃除機を選んでみるのも良いでしょう。

こまめに換気をする

掃除とともに換気も大切です。理想的な室内環境は、湿度40~60%、室温は夏場26~28℃、冬場20~23℃ですので、赤ちゃんがいる部屋は温湿度計を置いて、快適な室内環境作りを心がけてくださいね。特に、エアコンやストーブなど暖房器具を使用している時には、定期的に換気するようにしましょう。冬場は、窓についた結露のふき取りをすることも忘れないようにしてください。

布団を清潔にする

布団は、ダニが生息しやすい環境になります。布団は、天日干しをした後に、掃除機でダニの死骸を吸い取りましょう。布団を干せない場合は、布団乾燥機があると便利ですよ。赤ちゃんと同じ部屋に寝ているパパやママの布団も、同じように清潔にしておく必要があります。布団カバーやまくらカバーなどもこまめに洗濯しておきましょう。

衣類は綿素材にする

赤ちゃんの衣類は、出来れば綿100%素材のものにしましょう。特に、直接肌に触れる肌着類は、素材だけでなく縫い目が肌を刺激することもあります。内側に縫い目がないものを選ぶとベストです。

衣類のゴムがきつ過ぎると、肌を刺激することがありますので注意しましょう。また、首周りのレースなど装飾品も、肌を刺激する恐れがあります。赤ちゃんの衣類を選ぶときは、できるだけシンプルなものを選ぶようにしましょうね。

エアコン・カーテンなども清潔に

エアコンのフィルターは、こまめに掃除をして清潔にしてください。また、エアコンの上部は、ほこりが溜まりやすいですので、頻繁に掃除をしておきましょう。

カーテンも、意外とほこりが溜まっています。開け閉めする際にほこりが室内に広がりますので、定期的に洗濯しましょう。最近は、家庭用洗濯機で洗濯できるカーテンが多いので、クリーニングに出さなくても洗濯が可能なご家庭が多いですよね。洗濯表示を確認してみましょう。

お風呂の温度はぬるめにする

お風呂の温度は、体温に近い37~38℃が肌への刺激が少なくなるので最適です。あまり高い温度のお風呂に入ると、肌の脂分が失われて乾燥し、痒みが出る原因になってしまいます。

また、シャワーを使用する場合も、高温になり過ぎず、水圧も強くならないように気を付けてください。入浴した後は、赤ちゃんの肌の保湿を念入りに行ってあげてくださいね。冬場は脱衣所を温かくしておくとよいでしょう。赤ちゃんの肌が急激な温度変化にさらされないように、配慮することもお忘れなく。

体は手でやさしく洗う

赤ちゃんの肌を洗う際は、ナイロンのボディータオルなどを使用せず、手でやさしく洗ってあげましょう。決して、ゴシゴシこすらないようにしてくださいね。石鹸やシャンプーは、赤ちゃん用のものか低刺激のものを使用しましょう。どうしても肌状態が悪い場合は、固形のベビー石鹸がおすすめです。洗った後は、十分に洗い流し、肌にせっけんが残らないように気を付けてください。

カーペットや布製のソファーは避ける

カーペットや布製のソファーは、ダニやハウスダストが溜まりやすいですので、出来れば避けましょう。ソファーが必要なら、革製のソファーに変えると良いでしょう。
カーペットや布製のソファーを使用している場合は、掃除機をかけるだけでなく、粘着クリーナーを使用して念入りに掃除をしてください。ソファーカバーが洗濯できる場合は、こまめに洗濯して清潔に保ちましょう。

洗濯はすすぎを十分に行う

洗濯後に干されてる赤ちゃんの肌着

赤ちゃんの衣類を洗濯する際は、出来るだけ界面活性剤などを含まないベビー用洗剤を使用し、すすぎを十分に行ってください。洗剤が、衣類に残っていると、肌を刺激する原因になります。また、漂白剤の使用は、控えましょう。
洗った洗濯物は、十分に乾かしましょう。花粉が気になり外に干せない場合は、乾燥機や浴室乾燥などを上手に利用しましょう。

10ぬいぐるみは洗えるものにする

可愛いぬいぐるみも、実はダニだらけになっている場合があります。ぬいぐるみで遊ばせる場合は、布製の洗えるものにして、こまめに洗うようにしましょうぬいぐるみ以外の布製のおもちゃ(布絵本・ガラガラなど)も、手洗い出来るものは洗い、出来ないものはこまめに天日干しするようにしてくださいね。

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