赤ちゃんの血便の見分け方に関する記事

赤ちゃんの血便の原因~うんちの色・種類で分かる病気とは

赤ちゃんの血便の原因~うんちの色・種類で分かる病気とは

赤ちゃんが血便をしたかも!よくある血便の状態や、原因となる病気をご紹介。この記事を読んで適切な対処法を身に付けましょう。

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赤ちゃんの血便は何かの病気?!知っておくべきうんちの見分け方

おむつをしている赤ちゃん

赤ちゃんのうんちが血便だったら、何か悪い病気では…と心配になりますよね。血便が起こる理由は、様々あります。万が一の時に慌てないよう、なぜ血便が出るのか知っておきましょう。

ここでは、赤ちゃんの血便について、種類や原因となる病気についてお伝えします。赤ちゃんのうんちの色についてもご説明しますので、ぜひ参考になさってください。

正常な赤ちゃんのうんちの色は何色?

赤ちゃんのうんちの色は、正常な場合でも様々なため、ちょっとびっくりするような色であっても、実は大丈夫ということが多いです。ここでは、正常な赤ちゃんのうんちについて、代表的な4パターンをご紹介します。

黄色

赤ちゃんのうんちが黄色いのは、正常な状態です。飲んだミルクが胃から十二指腸に移動すると、ミルクを分解するために、肝臓で作られる胆汁が分泌されます。胆汁の色は黄色いので、うんちの色にも反映されるため黄色くなるのです。

緑色

母乳を飲んでいる赤ちゃんのイラスト

赤ちゃんが緑色のうんちをすることがありますが、こちらも正常な状態です。うんちのイメージとはかけ離れた色なので、初めて見たらびっくりしますよね。母乳を飲んでいると、乳酸菌によってうんちが酸性になります。肝臓から分泌された胆汁が酸化されて、緑色の酸っぱい匂いのうんちが出てくるのです。

茶色

茶色いうんちは、離乳食が始まった頃から出るようになります。母乳時代は黄色や緑色でしたが、胆汁が食品に含まれる酸やアルカリに反応すると、大人と同じように茶色くなるのです。ミルクだけ飲んでいた頃は、ゆるゆるで様々な色だったうんちも、離乳食の開始と共に、だんだんと茶色っぽくなり固くなっていきます。

赤色

トマトと人参

離乳食で赤いものを食べた時に、うんちが赤くなることがあります。例えば、トマトやにんじんを食べた時に、うんちがオレンジ色っぽくなることがあります。食べたものでうんちの色がかわることは、年齢問わず結構多いものです。もし、赤っぽいうんちが出ても、焦らず、赤い色のものを食べたかどうか思い出してみてくださいね。

タイプ別!赤ちゃんの血便の種類

血便と言っても、血の色や状態によって様々あり、原因となる病気も違ってきます。ここでは、赤ちゃんの血便の種類をタイプ別に分け、考えられる病気をまとめました。

表面にところどころ鮮血が付いている

便が固く、表面のところどころに鮮血が付いている状態であれば、肛門が切れて出血したことによるものです。赤ちゃんが便秘などで固くなったうんちをした際に、肛門が切れる裂肛(れっこう)が起きたのです。

裂肛による出血は、時間が経っていないため真っ赤で、便の表面についているのが特徴です。このような場合、特に気にすることのない血便である可能性が高いです。

イチゴジャムのような粘血便

イチゴジャムのイラスト

ドロッとした血便が出たら、腸重積(ちょうじゅうせき)という病気になっているかもしれません。腸重積とは、腸が折り重なるように腸の中にもぐり込んでしまった状態のことを言います。

イチゴゼリー便と呼ばれるドロッとした血便が出るほか、起きたり止んだりする強い腹痛や嘔吐などの症状が見られます。赤ちゃんもかなり苦しいので、背中を丸めて大泣きします。

粘血便が出たらすぐ病院へ!

腸重積の症状が重い場合や、病院に行くのが遅れた場合、手術が必要となることもあります。粘血便が出たらすぐに病院を受診しましょう。

薄ピンクの粘液が混じっている

うんちに薄ピンクの粘液が混じっている時は、細菌性腸炎などによる大腸での出血が疑われます。いわゆる食中毒の状態で、O-157やO-18に感染するとこのようなうんちが出やすいです。血便の他に、発熱や腹痛、嘔吐などを伴うことが多く、下痢による脱水症状を起こす恐れがあります。このような血便が出たら、病院を受診しましょう。

タールのように黒くてねっとりしている

消化管のイラスト

黒くてねっとりとしたうんちが出た場合、新生児メレナという病気が疑われます。この病気は、血液が固まりにくくなったことで消化管から出血しやすくなり、吐血や血便の症状が出るのが特徴です。元々は、ビタミンK不足が大きな原因でしたが、最近では消化管からの出血原因は、様々であることが分かっています。

黒っぽい便には要注意

血便が黒っぽいのは、出血してから時間が経ち、酸化したためです。黒っぽい血便は、胃や腸の上の方から出血している可能性が高いので、どこからの出血なのか突き止めなければなりません。新生児メレナに限らず、黒っぽい便が出た場合は、重大な病気が隠れているかもしれませんので、早めに病院を受診したほうが安心です。

大量に出血している

急に大量の血便が見られた場合は、メッケル憩室(けいしつ)が原因かもしれません。メッケル憩室とは、胎児の時に使われていた卵黄腸管と呼ばれる管が、消滅せずに袋状になって小腸に残ったものです。この部分が、粘膜から分泌される酸によって出血を起こすことがあります。

この病気は、腹痛などの前触れが無く、突然起こるケースが多いです。外科手術が必要になる場合もあるため、早めにかかりつけ医へ相談しましょう。

そのほかの血便を引き起こす病気

血便を引き起こす可能性のある病気は、まだあります。ここでは、その他の血便を引き起こす病気について5つご紹介します。

下痢

病院の医者

赤ちゃんが何らかの原因で下痢になった時、血便を引き起こすことがあります。下痢でうんちを何度も出すことにより、肛門近くの粘膜が荒れて出血することが多いです。また、下痢のせいで、肛門が切れて出血してしまうことも。

出血が何度も続くなら、他の病気が隠れていたり、慢性の痔になっていたりする可能性があります。念のため病院を受診すると良いでしょう。

ミルクアレルギー

ミルクや母乳を飲んだあと血便が出るなら、ミルクアレルギーかもしれません。消化管アレルギーの一種であり、粉ミルクに含まれるアレルギー物質や母乳が影響して、血便や嘔吐、下痢などの症状が出ます。

母乳を介してママからアレルギーになりやすい部質が移行した場合は、粉ミルクに切り替える必要があります。症状が深刻な場合は、かかりつけ医の指示に従ってアレルギー用ミルクや、ペプチドミルクを使用しましょう。

若年性ポリープ

電話をしている中年女性

赤ちゃんの血便は、腸にできたポリープが原因となるケースがあります。ポリープと言えば、中年以降に多いイメージですよね。しかし、まれにですが、遺伝により赤ちゃんの腸に、若年性ポリープができることがあります。

若年性ポリープでは、腸にできた便がこすれることで出血し、便の表面に粘り気のある血液が付くのが特徴です。ポリープが自然に取れてしまうこともあり、その部分から大量出血するケースも。

ポリープが原因で腸重積を引き起こす恐れがあるため、若年性ポリープが発見されたら注意が必要です。

腸回転異常

腸回転異常が起こると、血便が出る恐れがあります。小腸の長さは新生児でも2mほどあり、胎児の間に腸管が回転し、お腹の中にうまく収まるよう固定されていきます。正常な位置で固定されれば問題ないのですが、たまにうまくいかないことがあり、ゆがんだ形で固定されてしまうことがあります。このような状態だと、突然腸がよじれてしまい、腸管から出血して血便が出る恐れがあるのです。

腸回転異常で腸がねじれてしまった場合、血便が出る前にミルクの飲みが悪くなったり、急に吐いたりといった症状が現れます。症状が急に進んだために赤ちゃんの様子が急変した場合、緊急手術となることも。

また、緊急性がない場合には、しっかり検査をして腸回転異常であると判断してから手術を行うことになります。

胃食道逆流

胃酸が逆流している胃のイラスト

胃食道逆流により、血便が引き起こされる可能性があります。身体が正常な大人であれば、食べたものが胃から食道に逆流することはありません。しかし、赤ちゃんは身体が未熟なため、逆流してしまうことがよくあります。胃酸は強い酸性ですから、食道の粘膜に炎症や潰瘍が出来てしまい、そこから下血や血便が出てしまうのです。

胃食道逆流を放置すると、貧血や気管支炎、肺炎を起こす恐れがあります。また、栄養不足を引き起こし成長が遅れる可能性も。赤ちゃんが良く吐く、病気にかかりやすいといった症状が見られたら、病院を受診したほうが良いでしょう。

赤ちゃんのうんちの異常を見つけたら

赤ちゃんのうんちがいつもと違う時、嘔吐や発熱などの症状がないかチェックしてみましょう。もし、他の症状が現れているなら、何か危険な病気なのかもしれません。早めにかかりつけ医を受診しましょう。

また、血便の様子を医師に伝えるためには、スマホなどで写真を撮ると説明しやすいです。うんちの異常に気が付いた時には撮影し、病院で医師に見せることをお勧めします。

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