赤ちゃんのやけどに関する記事

赤ちゃんはこんな物でもやけどする!まさかの9つの危険

『赤ちゃんはこんな物でもやけどする!まさかの9つの危険』

赤ちゃんの周りにはやけどに繋がる思わぬ危険が潜んでいます。気づかないパパやママも多い9つの危険ポイント、あなたは全て把握していますか?万が一やけどした際の病院受診の目安、受診前のホームケアについても確認しておきましょう。

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赤ちゃんがやけどするまさかの危険9つ~病院受診前にすべきケア

赤ちゃんのやけどは意外に多い事故の一つ。経済産業省所管のNITE製品安全センターによると、平成19年度から5年間で同センターに寄せられた子供の怪我369件のうち、88件がやけどでした。特に0~3歳児の乳幼児はリスクが高いことがわかっています。(注1)

そこでこちらでは、赤ちゃんのやけど対策で盲点になりがちな意外な危険、赤ちゃんのやけどが多い理由大人よりも危険な理由、病院受診の目安受診前にすべきホームケア(応急処置)についてご紹介します。

こんな物でもやけどする!意外な危険9つ

熱い食事や飲み物、ミルク、やかんのお湯やストーブといった物に関して、多くのパパやママが赤ちゃんのやけど対策を講じているのですが、盲点となってしまう危険なものって意外に多いのです!

赤ちゃんや幼児を子育て中のパパさん、ママさん。あなたは全て知っていますか?

ウォーターサーバー

ウォーターサーバーと家族のイラスト

いつでも美味しい水やお湯が出るウォーターサーバー。急速に普及していますが、実は赤ちゃんのやけどの原因となることがあります。

「チャイルドロックをかけ忘れたからじゃない?」と思っているママさん、危険です!

乳幼児がチャイルドロックを解除したことによるウォーターサーバーのやけど事故が実際に起こっていますので、蛇口や操作部に手が届くようになる前に、やけどを防ぐ対策を行いましょう。

電動おもちゃ

赤ちゃんがお座りやつかまり立ちをするようになると、大きめのおもちゃを与える人が増えますが、1歳半の幼児が電動おもちゃを触ってやけどをする事故が起こっています。原因はおもちゃに入れた乾電池の液漏れです。

電動おもちゃの電池の液漏れ対策

  • アルカリ電池の場合、使用しない時は取り外す
  • 違う種類の電池は使わない
  • 使用期限を過ぎた電池は使わない
  • 電池ボックスにネジがついているものを選ぶ
  • 電池ボックスのフタの裏にスポンジがついているものを選ぶ
電池

アルカリ電池は0ボルトになると液漏れしますので、乳幼児のおもちゃには不向きです。
また、アルカリ電池とマンガン電池など違う種類の乾電池、あるいは使用期限を過ぎた乾電池を使用すると液漏れしやすいので注意しましょう。

赤ちゃんにおもちゃを与える時は、電池ボックスを確認して選ぶことも大切です。ネジがついていないとおもちゃ内で液漏れした際、乾電池が外に飛び出して化学やけどをしやすくなります。
また、スポンジがついていないことで液体を吸い取ることができず、外に液体が漏れ出して赤ちゃんが触れてしまいやすくなります。

最新の乳幼児用おもちゃには、こうした対応がなされているものが多いです。一方、リサイクルショップやネットオークションなどで購入する電動おもちゃ、あるいはお下がりの場合、製造日が古いためこうした対応が行われていない商品も数多くあります。赤ちゃんや幼児に与える際は特に注意して選びましょう。

ホットカーペット

ホットカーペットのイラスト

電気代が安く家計に優しいホットカーペット。赤ちゃんのいるご家庭では、低温やけどに注意しなければなりません。

気持ちよいと感じる44~50℃でも、長時間同じ場所に触れていると低温やけどをします。特に赤ちゃんと幼児は重症化しやすく、初めは赤くなるだけですが、知らぬ間に皮膚の奥に進行して水ぶくれになってしまいます。

お昼寝などで、ホットカーペットの上に赤ちゃんを寝かせることはやめましょう。

加湿器

加湿器

暖房器具や炊飯器、電気ポットによるやけどに注意する乳幼児のママは多いのですが、意外と盲点になるのが加湿器。スチーム式加湿器による赤ちゃんや幼児のやけどには、消費者庁や国民生活センターからも注意喚起されていますが、外出先では油断してしまう人も。

スチーム式加湿器は水を沸騰させて水蒸気を出しているため、赤ちゃんが吹き出し口に触れると火傷します。また、コードを引っ張って倒してしまうと、熱湯がかかる危険性もあります。

その反面、ほとんどが地面に直置きするため手が届きやすい!そのため赤ちゃんだけでなく幼児にもやけどが多い家電の一つなのです。外では触らないように目を光らせ、家庭内では加湿方法を見直すなど、安全への配慮をしっかりと行いましょう。

公園の遊具や砂、チャイルドシート

砂だらけ足

夏場は公園の遊具や砂がとても熱くなりますが、初めて子育てをするママやパパが意外とうっかりするやけどスポットでもあります。チャイルドシーやひなたに置きっぱなしのベビーカーも同様です。

特に注意したいのが初夏の暑い日。チェックしないと突然高温になってしまうこともありますので、公園に連れて行く際は涼しい時間帯を選ぶとともに、必ず手で触って確認してから遊ばせるようにしましょう。

また、チャイルドシートは金具の部分に特に注意し、触って安全確認をしてから座らせるようにしましょう。

使用中・使用後のグリル

ガスコンロ

ハイハイや伝い歩きをするようになったら、気をつけたいのが台所の使用後のグリル。コンロ下に組み込まれているオーブンも同様です。内部だけでなく、外から手で触れられるガラス窓部分も100℃を超える高温になります。

台所は危険なものがいっぱいあるので赤ちゃんの手が届かないところに移動するママが多いのですが、グリルはガスコンロやIHクッキングヒーターに組み込まれていますので、移動することができません。

グリルのやけどは8ヶ月以上の赤ちゃんに多く発生していますので十分に注意し、使用後はすぐにシンクに入れて水をかけておくか、洗ってしまうとよいでしょう。

外出先のトイレの手洗い

流れる水を触る赤ちゃんの手

赤ちゃんは自分ひとりでトイレの洗面所を触ることができませんが、パパが幼児をやけどさせてしまった事故が、外出先のトイレで起こっています。表示がないためレバーを誤操作し、子供が熱湯に触れてしまったのです。

赤ちゃんはまだオムツですが、一歳に近づくと公園デビューをする赤ちゃんも増えます。

遊んだ後などに抱きかかえ、パパが外出先のトイレで手を洗うこともあるでしょうから、そうした際はまずは親が手で温度確認をし、安全を確かめることが大切だと両親で情報を共有しましょう。

ガリレオ温度計

ガリレオ温度計

液体の入った筒の中に浮かぶ球体が上下するガリレオ温度計。インテリアとしてはオシャレで不思議で、子供の知的好奇心をくすぐる商品ですが、瞬発力が乏しい赤ちゃんや幼児にとっては、やけどの危険性が高い物でもあります。

1歳児が触っていたガリレオ温度計が倒れ、中の液体を浴びたことで化学やけどをしてしまい、救急搬送されたという事故が起こっています。

しかもインターネット通販で購入し、「無害・安全」と書かれていたのに起こった事故です。引き出物などでもらうことも多い商品ですが、液漏れすると危険ですので十分に注意しましょう。

湯船やシャワー

お風呂に入った親子

お風呂で赤ちゃんがやけどをしてしまうことは意外と多く、シャワーの出始めなどはいきなり熱湯がでることもあり危険です。おじいちゃんが熱いお湯が好きな場合、長時間湯船に一緒につかって肌が真っ赤にやけどをしてしまう危険性もあります。

大人にとっては心地よい湯温でも、皮膚の薄い赤ちゃんには刺激が強すぎることも多いので、赤ちゃんとの入浴はぬるめの温度を心掛けましょう。

湯船の蓋の上に赤ちゃんをのせた際に蓋が外れて、熱い湯船の中に赤ちゃんが落ちてしまい、赤ちゃんがやけどをする事故も発生しています。必要があればバスチェアを利用し、赤ちゃんを湯船の蓋に乗せることはやめましょう。

みよ
38歳

ゾッとしました…

実際に子供やけどをしたわけではないのですが、3歳の娘と一緒に自宅のお風呂に入ろうとした時に、娘がお風呂用の人形を「先に入っててね」と何気なく湯船に投げ込んだのです。そうしたら、人形の髪の毛がチリチリのパーマに。

沸いてすぐのお湯だったので、上の方はかなり熱かったんですね。人形の髪の毛をみて、これが娘だったらとゾッとしました。

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赤ちゃんのやけどはなぜ多い?

つかまり立ちの赤ちゃんのイラスト

乳幼児は好奇心が強く危険を認識する能力や先を見通す能力が発達していないため、やけどに限らず様々な事故を起こしやすいのです。

赤ちゃんは皮膚感覚も未熟で大人に比べて動きも遅いため、本人や周りの大人が気付かないうちに、重度のやけどに進行してしまうこともあります。

「まだ小さいから、ここには手が届かないだろう」と大人が油断することも、赤ちゃんのやけどを増やす要因の一つ。赤ちゃんの成長はとても早いため思わぬ油断をしがちですが、子供の成長を先取りして赤ちゃんの身の回りから危険なものを取り除いていきましょう。

大人より危険!重症化しやすい理由

寝る赤ちゃんの手

赤ちゃんの皮膚はとても薄く、厚みは大人の半分もありません。そのため火傷が奥深くまで進行しやすく、重症化しやすいのです。

また赤ちゃんは体が小さいので、体に占めるやけどをした皮膚面積の割合が大人に比べて高くなります。そのため体液が外に漏れて脱水症状になりやすい、熱性ショック呼吸困難低体温高体温も起こりやすいなど、全身やけどの場合は命の危険に陥りやすいのです。(注2)

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やけどの分類

赤ちゃんは自分の痛みを言葉で伝えることができないので、赤ちゃんがやけどをしてしまったときの対処は身近な大人に頼るしかありません。

やけどは皮膚のどの深さまで達しているかによって、下記のように種類分けされます(注3)。救急車を呼ぶ判断基準にもなりますので、まずは基本知識として知っておきましょう。

やけどの分類と特徴の表

赤ちゃんの病院受診目安

赤ちゃんを抱っこしつつ電話してるママのイラスト

やけどをすると赤ちゃんは痛みやショックで大泣きし、周りの大人はパニックになってしまいがち。けれどその時一番大切なことは、冷静に行動することです。

いざという時に慌てず迅速に対応できるように、あらかじめ緊急時の対処方法を学び、万が一の事故に備えましょう。

こんな時は救急車を呼んで!

重症のやけどは早期に適切な治療を開始しないと、命にかかわる危険性があります。次のような場合には、迷わず救急車を呼びましょう。(注4、5)

  • やけどが片足、片腕以上の広い範囲
  • 痛みがひどい
  • 患部に全く感覚がない
  • 赤ちゃんに意識がない

救急車を呼んだからといって、安心してはいけません。やけどは早期に冷やすことで重症化を予防することができますので、救急車が来るまで冷水や氷などで患部を冷やし続けることが重要です。

病院を緊急受診する目安

やけどの診断は非常に難しいため、病院を受診する目安を外見だけに頼るのは危険です。見た目以上にダメージを受けている可能性がありますので、ひどくないと思っても、乳幼児のうちは応急処置を行ってから病院を受診することをおすすめします。

赤ちゃんがやけどをした際はまず緊急性の判断をし、救急車を呼ぶ必要がない場合でも家庭内で応急処置をした後に、次のような場合はタクシーや自家用車で速やかに急患診療所を受診しましょう。

  • やけどの範囲が赤ちゃんの手のひら以上
  • 500円玉より大きな水膨れがある
  • 患部の赤みがひかない
  • 皮膚が白、もしくは黒や茶色に変色している
  • 関節、手のひらなど曲げ伸ばしをする部分にやけどをしている
  • やけどの程度が自分では判断できない

やけどをした後は、少なくとも24時間は自宅で安静にして様子を見る必要があります。痛みが長引く場合や赤ちゃんがぐったりとしてきた場合は、速やかに病院を受診してください。

診察時間まで待って病院受診をする目安

指先など患部の面積が極めて小さく、患部を30分以上冷やした後水膨れがなく赤くなる程度で、赤ちゃんが元気であれば、診療時間まで様子を見ながら待って、皮膚科や形成外科を受診してもよいでしょう。

ただし、赤ちゃんのやけどは様子を見ている間に症状が変わった場合は、すぐに急患診療所を受診してください。

受診前に行うホームケア(応急処置)

赤ちゃんのやけどに気が付いたとき、最初にやるべきことは患部を冷やすこと。熱によるダメージは、ジワジワと皮膚下で進行するリスクがあります。時間をかけてしっかり冷やし、肌の深部へのダメージをブロックすることが大切です。

水泡を破らないように注意しながら流水や氷を使って最低20~30分は冷やし、液漏れなど化学やけどの場合は流水で30分は洗い流しましょう。

ただし、やけどの面積が広い場合は冷やし続けることで低体温になることがあります。
赤ちゃんの唇の色が紫色になっていないか注意し、途中で寒がる場合は毛布などで温めて患部を高くしましょう。また、30分以上続けて冷やさないようにしましょう。(注6)

無理に脱がせる・冷えピタ・民間療法はNG

服を着たまま熱湯をかぶるなどのやけどをした場合、無理に服を脱がせると皮膚がはがれる可能性があります。そのような場合はまず服の上から流水をかけて冷やし、ハサミで服を切って患部の布をはがさないようにしましょう。

また「冷えピタ」などの市販の冷却シートはやけどの患部を冷やすために使ってはいけません。

アロエや馬油などの民間療法も、細菌感染や皮膚炎を引き起こす原因になりますので、応急処置に使わないように気を付けて下さい。

赤ちゃんの場合はじっとしていることが難しく、冷たさを嫌がって暴れることもありますので、おもちゃや絵本、ビデオなどを使って上手にあやして対処しましょう。

乳幼児のやけど体験談

赤ちゃんや幼児がやけどする事故は、家庭内外でいつ起こってもおかしくありません。特に電子レンジから出したばかりの熱い食器や熱い料理、熱い飲み物による乳幼児の火傷は多いので注意しましょう。

みるくママ
39歳

気を引き締めるべきでした

コーヒーを入れるお母さん

息子が生後7ヶ月のまだ赤ちゃんの頃、足にやけどをさせてしまいました。完全に私の不注意。赤ちゃんの思わぬ行動を考えずに油断していました。

午前中の家事を一通り終え、離乳食も与え、ご機嫌がいいタイミングにちょっとコーヒーを飲もうとしたら息子がぐずり始めました。すぐに抱っこしてあやしたのですが、その時コーヒーを飲みかけだったのでつい抱っこしたまま一口飲もうとし、息子が突然のけぞったのでコーヒーカップを落としてしまい、息子の足に熱いコーヒーがかかってしまったんです。

幸い軽く済み、傷跡などは残らなかったのですが、それ以来抱っこの時は両手を開けておくようにしています。

はなこ
31歳

まさか手を出すとは…

数年前のことですが、我が家の長男が2歳半のころに、主人のおばあちゃんが亡くなりました。そのお葬式の際、長男を抱っこしてお焼香の列に並んでいたところ、腕の中の息子がじーっとお線香の赤い光を見ていたと思ったら突然手を出し、指でお線香の燃えているところをつまんでしまったんです!

痛かったのか息子はすぐに手を離し、大きな怪我はならなかったのですが、私や主人はもうパニックになってしまって、大騒ぎになってしまいました。

大人の常識からは燃えているお線香に手で触れるなんてことはもってのほかですが、小さな子供にわかるわけはないんですね。幸い大事には至らなかったのですが、抱っこしていたのに危ないものに不用意に近寄ってしまったので、親として反省しています。

もも
48歳

原因はまさかのシチューのタマネギ

シチュー

長男の離乳食が順調に進み、完了期に入ろうとしていた頃、当時小学校2年生の甥っ子が遊びにきて、一緒にレストランで手作りシチューを食べました。甥っ子はかいがいしく長男の世話をしてくれたのですが、たまたまシチューに入っていたタマネギを長男の腕に落としてしまいました。

テーブルに出されてから時間もたっていて、それほど熱くなかったと思ったのですが、長男の腕に落ちたタマネギでバッチリやけどしていました。

レストランなどの飲食店のアツアツ料理はおいしいのですが、赤ちゃんにとっては危険が一杯なんですね。男の子だから本人は気にしていませんが、高校生になった長男の腕に残っている三日月型のやけどの痕をみると、いまだに気分が暗くなってしまいます。

赤ちゃんのやけど対策は家族全員で!

親がどんなに気を付けていても子供が怪我をしてしまうことはありますが、赤ちゃんのやけど事故の多くは、周りの大人のちょっとした注意で予防することができます。赤ちゃんが大きな怪我をする前に、自宅内の危険をもう一度確認してみましょう。

自宅だけでなく、帰省した際の実家の環境、外出先などにも注意を払う必要があります。

不慣れな場所ではパパもママも危険を認識する判断力が鈍りますし、おじいちゃん、おばあちゃんも久しぶりの赤ちゃんの世話で危険性を理解していないこともありますので、家族で「やけど事故が起きるかもしれない」ということを話し合って、赤ちゃんをやけどから守りましょう。

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