赤ちゃんが舌を出す意味は?に関する記事

【赤ちゃんが舌を出す】病気などの原因と鼻呼吸への戻し方

【赤ちゃんが舌を出す】病気などの原因と鼻呼吸への戻し方

赤ちゃんが舌を出す仕草には、舌で遊んでいる場合と、病気の場合、舌の構造的な問題などがあり、口呼吸をしている事も大きく関わっています。その改善策を紹介

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赤ちゃんが舌を出す7つの原因と改善方法

赤ちゃんの仕草はどんなものでも愛らしく、いつまでも眺めていたいものです。しかし、気が付くと「あれ?いつも舌を出しているな」と「最近やけに舌を出すようになったな」と思うこともあるのではないでしょうか。

舌を出すという動作は、大人なら意図的に行ったりする動作ですが、赤ちゃんが舌を出すという行為に限っては、「舌が大きいという構造上の問題」「病気がかかわっている」という可能性などが考えられます。また、赤ちゃんの情緒が発達してきて、自分の舌がペロペロと動くことに興味が出て始めて、ベロを出す「遊びを楽しんでいる」という場合もあります。

今回は赤ちゃんが舌を出すことに関わる「病気」や、赤ちゃんの「くせ」などの病気以外の原因にわけて、赤ちゃんが舌を出すという事の意味合いを紹介します。

赤ちゃんが舌を出す事に病気が関わっている場合

赤ちゃんが舌を頻繁に出してしまう事に関わる病気を紹介します。その病気は、「クレチン症」という聞きなれないものであったり、「風邪」や「鼻炎」といった、聞きなれているものであったりします。

クレチン症(先天性甲状腺機能低下症)

ぬいぐるみを抱っこしている子供

クレチン症の正式名称は先天性甲状腺機能低下症といい、生まれつき甲状腺ホルモンが少ない病気です。「甲状腺そのものがない」「甲状腺があっても十分な大きさがない」「甲状腺機能が正しく働かない」「甲状腺ホルモンがうまく作られない」ことなどが原因とり、その病気をわずらってしまいます。

赤ちゃんが生まれると、すぐに「新生児マススクリーニング検査」を行います。この検査では、軽度の甲状腺機能低下症も見つけられるようになってきました。実はこのクレチン病の症状の一つに巨舌、つまり舌が大きくなってしまうという症状があります。

そのためクレチン病をわずらってしまった赤ちゃんは、大きくなった舌を口の中にうまく収めることが出来ず、常に出ている状態となってしまいます。

新生児マススクリーニング検査とは

新生児マススクリーニング検査は、血液検査をして、その血液を分析することによって、特定の病気を持った赤ちゃんを見つけ出すという検査です。国による子供の障害発生の予防事業の一つとして行われています。この検査は強制ではありませんが、赤ちゃんの病気をより早く発見できて、早期治療を行うと、将来的には他の人と変わらぬ生活を送ることが出来るという考え方から、病院でも推奨されています。現在この検査では19種類の代謝反応の異常に関わる病気の発見ができて、クレチン病もその一つです。

検査の詳しい方法は、生後5~7日目の赤ちゃんのかかとから血液を採取します。その血液が付着した「ろ紙」を検査センターに送り、甲状腺刺激ホルモンの値を測定します。この段階の検査は、あくまでも病気の可能性があるかないかを検査するものであって、その病気に必ずなりますよと確定させる種類のものではありません。

その検査で軽度から中等度異常がみられる場合には、再検査が実施されたり必要があれば精密検査を行います。もしも異常に高い数値であれば小児科の内分泌専門外来を受診して精密検査を行います。その時におこなう精密検査は、甲状腺の値をより正確に見る採血検査や超音波の検査、尿中のヨードの濃度などを調べ、確定診断をします。

クレチン症の症状

クレチン症の症状は甲状腺機能低下に伴うもので、次のような症状がみられます。

泣いている赤ちゃん
  • 黄疸が長引く
  • 便秘
  • 臍ヘルニア(でべそ)
  • 体重増加不良
  • 皮膚乾燥
  • 活動不活発
  • 舌が大きい(口からはみ出る)
  • 泣き声のかすれ、
  • 手足が冷たい(低体温)
  • むくみ
  • 小泉門開大
  • 甲状腺腫
  • 太ももの骨の成熟が遅れる(X線)

長期的な症状としては知能低下、発達障害がありますが、最近は新生児マススクリーニング検査で早期に発見されることが多くなったので、早期治療を行えることが可能なので、それらの症状の発生を抑えることができたり弱めたりすることができます。

クレチン症の治療方法

甲状腺ホルモンは脳の発達にとって、重要な役割をはたしており、甲状腺の機能が低下してしまうと、知能の発達に重要なかかわりがあるので、甲状腺機能低下が疑われたら、すぐに治療を開始します。そのためにチラージンSという甲状腺ホルモンを一日一回は体に取り入れる事が必要となります。

風邪や鼻炎による鼻づまり

赤ちゃんの鼻の粘膜は敏感なので、風邪などのウィルスが侵入をしかけたなどの刺激が加わると、鼻水が出やすくなってしまいます。また鼻の通り道である鼻腔が狭いので、そこは詰まりやすくもあります。赤ちゃんの呼吸は、鼻呼吸が中心なのですが、「風邪で鼻水が多い」「鼻づまりがある」という状態では、鼻呼吸がうまく出来ないため、自然に足りなくなった酸素を、体の中に取り入れるために、不慣れな口呼吸をしてしまったりします。そんな不慣れな、口呼吸をする際に、舌を出してしまうこともありますよ。

鼻水などが赤ちゃんの鼻の中にたまってしまうと、呼吸が苦しくなってしまいます。赤ちゃんのためには早くその「鼻づまり」の症状を改善させてあげましょう。鼻づまりがひどければ、「加湿を心がける」「お風呂の後にしっかり吸引をしてあげる」とすっきりします。それでも鼻づまりが解消されない場合には、病院に行って鼻水を排出しやすくする治療を受けて、吸引をしてもらうといいです。

また鼻づまりが長引くという場合には、鼻炎やアデノイド(のどの奥、上咽頭が肥大している)などの、鼻づまりを長引かせている病気にかかってしまっている可能性もあります。そういった病気になっている際には、赤ちゃんは口呼吸をしがちなので、よく舌を出してしまいます。気になるママは、耳鼻科に行くことをお勧めします。

赤ちゃんが舌をよく出してしまう病気以外の原因

赤ちゃんが舌を出すのには、病気ばかりが関連しているわけではありません。赤ちゃんの発達に伴い「遊んでいる」ということもあります。その他には、「お腹がすいているアピール」や、「口呼吸が癖になっている」などの原因が考えられます。

舌を出して遊んでいる

赤ちゃんとおもちゃ

生まれてすぐの赤ちゃんは上手に舌を動かすことが出来ませんが、月日が経過していくと少しずつ舌を上手に動かせる事が出来るようになります。そして、舌を動かせるという事の面白さに気づき始めていって、自分の舌で遊んでしまう事もあります。

舌を出して遊び始めるのが生後3~4ヶ月ごろです。様々なものを口でなめてその舌触りを楽しんだり、モノの形を舌で確かめるようになるのもこの時期です。生後6~7ヶ月頃になって歯の生え始めてくる頃になると、これから歯が生えようとしている箇所が、むずがゆくなりベロを出してペロペロすることも多くなります。

また子供をあやそうと思ってママが「べーっ」と舌を出していると、お子さんがそのママの動作を気に入って、ママの目の前でベロを出す真似することもありますよ。

お腹がすいている

「お腹がすいたよぉ~」「おっぱい飲みたいなあ~」と赤ちゃんが思っている時には、本能的に吸啜(きゅうてつ)するような動きをします。そのために自分の舌を出してペロペロする姿を見ることが出来ます。

舌が長くて口の中に納まりきらない

赤ちゃんの口の中の容積に対して、舌が大きい場合には、口の中には舌を上手く収まらずに、口の外に出やすくなってしまいます。しかし体が成長していくとともに、口の中も大きくなっていくと、今まで上手く口の中に収まらなかった舌が、自然と収まっていくので問題ありません。

ほとんどのお子さんは3歳くらいまでには、口の中で舌が占める割合が大きいといわれています。

ゲップが出なくて苦しい

赤ちゃんはミルクを飲むと、たくさんの空気も一緒に飲み込んでいます。特に飲むのが下手くそな赤ちゃんだと、授乳後にミルクと空気でおなかがパンパンという事もよくあります。その飲み込んでしまった空気を、体の外に吐き出すための動作がゲップです。けれど、赤ちゃんは自分でゲップをして空気を吐き出すという事が、上手く出来ない時期もあったりします。

お腹にたまってしまった空気は、「ミルクの吐き戻し」「おなかが張って呼吸が苦しくなる」「消化不良を起こす」など悪影響の原因となってしまいます。

「ゲップが出なくて苦しいよ…」という気持ちを、言葉ではうまく表現できないときに、舌を出してその気持ちを表現することも少なくありません。特にミルクの吐き戻しの前には「オエッ」となって舌を出すこともよくあります。こんな時には、赤ちゃんを縦抱きして背中をトントンし、なかなか出ないゲップを出しやすくしてあげましょう。縦抱っこにするとおなかから口まで空気の通り道がまっすぐなるので、空気が上にがってきてゲップをしやすくなります。

口呼吸が癖になっている

離乳食を食べている赤ちゃん

赤ちゃんは生まれてからのしばらくの間は鼻呼吸が呼吸の中心です。離乳食を始める時期となると口でも呼吸が出来るようになります。しかし鼻に何らかの病気がある時には、うまく鼻呼吸が出来ずに、口呼吸が呼吸の中心になってしまうこともあります。その場合にはまず「口呼吸」をしてしまっている原因を探ることが大切です。

その原因として考えられる事は、「鼻づまりなどがあり口呼吸が癖になってしまった」「指しゃぶりをしていて口を空ける事が習慣になっている」などがあります。呼吸をするという点では「鼻」でも「口」でも酸素を取り込むことが出来るのですが、早い時期に口呼吸が癖になってしまうとデメリットが生じてしまいます。

早い時期に口呼吸をしてしまう事のデメリット
1 ウィルスなどが侵入しやすくなってしまう

口呼吸は吸い込んだ空気が、鼻呼吸に比べるとそのまま体内に入ってきます。そのためウィルスなどの感染症などを引き起こしてしまう感染源が、赤ちゃんの体の中に侵入しやすくなってしまいます。口呼吸の際でも、ウィルスなどの侵入に対しての防御機能がありますが、鼻呼吸の際の防御機能よりも階層的ではないため、早い時期から口呼吸ばかりをしていると、風邪などの感染症にかかりやすくなってしまいます。

2 口が臭くなってしまったり、虫歯にもなりやくなってしまう


舌を出した状態で口が開いていると、口の中の水分が失われてしまって乾燥してしまいます。そうなると、赤ちゃんの口の中に住みつく、乾燥している状態が大好きな雑菌さんが、「大量に繁殖してしまったり」「元気に活動したり」します。その結果、口臭の原因となる雑菌が増えてしまうと口が臭くなり、虫歯の原因となる雑菌が増えてしまえば虫歯になりやすくなってしまいます。

3 口を開けた状態は顎の成長や骨格にも影響をする

赤ちゃんが早い時期から口呼吸をしてしまうと、口を空けている時間が長くなってしまいます。そうなると、あごの成長や骨格の形成に影響を与えてしまうこともあります。

赤ちゃんの骨は柔らかくて、無理な力が加わってしまうと、骨格にゆがみが生じてしまったり、顎の成長を邪魔してしまいます。

口呼吸の改善方法ってあるのかな…?

赤ちゃんが早い時期から口呼吸をしてしまうと、「風邪を引きやすくなってしまう」「虫歯になりやすくなってしまう」などのデメリットを知れたら、その改善方法がないのかと気になるのが親心ですよね。

そんな期待を寄せているママたちにその改善方法を紹介します!

 おしゃぶりをつかって口呼吸をしづらくしよう
おしゃぶりをしている赤ちゃん

赤ちゃんがおしゃぶりを口にくわえると、口呼吸がしづらくなりますよね。最初は、口呼吸ばかりしていた赤ちゃんだったら、それを嫌うかもしれませんが、赤ちゃんの時期には口の中に入ったものを吸うという反射現象があります。

「おしゃぶりをくわえていると気持ちがいい!」けれど口呼吸に慣れている赤ちゃんだと、口では呼吸が出来ずに苦しくなってしまいます。口がふさがっているままで出来る呼吸は鼻呼吸なので、体の求めに応じて、鼻呼吸の習慣に戻っていきます。

「おしゃぶり」は赤ちゃんの歯並びにも影響を与えるので、お子さんの月齢に合ったものを購入するようにしましょう。また乳歯が生え揃う3歳くらいには、使い続けてしまうと歯を痛めてしまう原因ともなるので、その頃までにはやめるのが望ましいと言われています。

2 指しゃぶりをやめさせよう

赤ちゃんが「指しゃぶり」をする癖があったらやめさせるようにしましょう。長い間指しゃぶりをすると、その時に前歯に力が何度も何度も加わってしまって、「出っ歯」になってしまう事もあります。「出っ歯」になると口が閉じずに、空いている口で、口呼吸をしやすくなってしまいます。ですから、乳歯が生え揃う3歳ごろまでには指しゃぶりを辞めさせるようにしましょう。

3 鼻水は吸引器などを使って、ママがとってあげよう

赤ちゃんが風邪を引き始めたかなと思ったら早めに対処してあげましょう。特に、「鼻水が出ていたり」「鼻が詰まっているという状態」を長引かせないように注意しましょう。鼻がつまっていて、鼻呼吸がしづらくて、仕方なく口呼吸をしている感じであったのが、鼻づまりが長引いてしまって、口呼吸がしばらく続いてしまったら、口呼吸が習慣づいてしまうこともあります。

ですから、赤ちゃんの鼻水がたまっていたら、ママは鼻水吸引器などを使って、わが子の鼻水をとってあげてスッキリとさせてあげましょう!そうすると、口呼吸が習慣づいてしまう事はなくなります。

4 口の周りの筋肉を鍛えてあげよう

赤ちゃんの口の周りの筋肉がゆるいので口元もゆるんでしまって、その空いている口だと、口呼吸がしやすいため、口呼吸をしてしまうというケースも、赤ちゃんが口呼吸をしてしまう原因の一つです。

口の周りの筋肉が十分に鍛えられていなかったら、離乳食を「かむ回数」を増やすなどして、口の周りの筋肉を鍛える必要があります。そのトレーニング方法としては、赤ちゃんが離乳食を食べている時に、ママが目の前に座って「もっとお口閉じてもぐもぐしようね」とアドバイスすると、「かむ回数」が増えていき、口の周りの筋肉を鍛える事ができます。

舌を出すことの意味って何だろう

赤ちゃんが「舌を出す」という単純な行動の背景には、色んな意味合いがあることが解りましたよね。「舌を出す」という仕草がすぐに病気につながるわけではありません。しかし、もしも気になった時には、「鼻は詰まっていないかな?」「おなかが張っていないかな?」などと気にかけてあげましょう。そうすると、鼻水吸引器で鼻水をとってあげることが出来たりします。

赤ちゃんが舌を出しながら楽しそうにしていたら、舌で遊んでいるのかもしれません。また、舌を出しながら何かを伝えているようだったら、お腹が空いているのかもしれません。赤ちゃんが舌を出す事には、色んな意味合いがあって、「その意味って何だろう?」とふと考えて見ることで、まだ言葉で自分の意志を伝える事の出来ない赤ちゃんの思いに気がつく事ができます。

その思いに一番に気が付けるのは、いつも側にいるママです。わが子が舌を出しているその意味に気付いてあげましよう!

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