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赤ちゃんのO脚はいつまで続く?乳児期の特徴や心配な病気

赤ちゃんのO脚はいつまで続く?乳児期の特徴や心配な病気

よちよち歩きを始めると、多くのママが赤ちゃんのO脚に気が付きます。O脚の原因、いつまで続くのか、歩きはじめが早いとO脚になりやすいのか解説し、O脚の原因となる病気も紹介します。子供のO脚は継続的な経過観察が大切です。

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赤ちゃんのO脚が心配!いつまで続く?放っておいても大丈夫?

脚がO脚になっていませんか?

生後10カ月を過ぎると、約9割の赤ちゃんがつかまり立ちができるようになります(注1)。赤ちゃんにとっては、つかまり立ちやたっちは楽しい遊びの一つですが、そんな赤ちゃんの姿を見て脚がO脚になっていることに気が付くママも多いでしょう。

今回は赤ちゃんのO脚について解説すると共に、O脚はいつまで続くのか?病気の可能性はあるのか?などの疑問にお答えします。特に初めての子育ては「これが普通なの?大丈夫なの?」と不安になることばかり。赤ちゃんの体を理解して、少しでも不安を軽くしましょう。

O脚・X脚とは?

O脚・X脚とは?イラスト

O脚とは文字通り左右の脚の間がOの字を描くように開いてしまうことです。両脚の内くるぶしをそろえた時に左右の膝が触れず、外側に向いた状態となります。

逆に、X脚は両側の膝を中心に左右の脚が外側に開いてしまうことで、両脚の膝の内側をそろえても左右の内くるぶしが触れません

通常、成人の脚は多少X脚であることが多いのですが、乳児期は大多数がO脚であるのが普通です。左右のくるぶしを付けても両膝の内側が触れず弧を描くように湾曲します。この湾曲は成長と共に改善されますし、大人になっても多少のO脚やX脚は生活上の問題とはなりません。

O脚・X脚の検査方法

子供の場合は力の入れ方や立ち方でも見え方が変わります。「脚の間に指が何本入るか」という基準で診断をする方法もありますが、絶対的なものではありません。

骨盤が広い場合にも両足が開いているように見えることから、正確な診断を求める場合はレントゲン検査が必要になります。

赤ちゃんのO脚の原因

赤ちゃんのO脚の原因には、成長の過程で見られる「生理的O脚」と、病気が原因となる「病的O脚」があります。病的O脚の場合は変形が進むと痛みを伴うため動きに支障をきたすこともあり、適切な治療が必要となりますので、まずは生理的O脚と病的O脚の違いを詳しく見ていきましょう。

生理的O脚

両親と一緒に歩く2歳児

赤ちゃんの脚の湾曲は成長と共に変化します。乳児期から2歳頃までは大多数がO脚ですが、その後3歳~4歳の頃には逆にX脚となり、膝を中心に外側に湾曲し左右のくるぶしが触れにくくなります。生理的O脚は成長の過程と考え、自然に改善されるのを見守るのが一般的ですので基本的に治療は必要ありません

赤ちゃんの脚はO脚であるのが自然ですので過度の心配はいりませんが、稀にO脚が病気と関係していることがあります。ひどいO脚に違和感を覚え、不安が残る場合には乳児検診や保健センターで相談して確認しておきましょう。

病的O脚

整形外科の看板

赤ちゃんのO脚は大多数が生理的O脚ですが、稀に「ブラウント病」や「くる病」といった病気が原因でO脚となっていることがあります。

家庭で病的O脚を見極めるのは難しいですが、生理的O脚の場合は左右対称に湾曲していて痛みが出ないのに対し、病的O脚は左右の脚で違いが見られて痛みを伴うこともあります。異常が見られる場合には、整形外科などの専門医を受診しましょう。

赤ちゃんがO脚になる2つの病気

ごく稀に赤ちゃんがO脚になってしまうブラウント病とくる病について、さらに詳しく見ていきましょう。

ブラウント病

ブラウント病は骨の成長障害で脚の内側の骨の成長が阻害され、外側の骨ばかりが成長することによりO脚が見られるものです。無理に赤ちゃんを歩かせるなどの未発達の骨に負担をかけることが原因の一つと考えられています。

ブラウント病は、軽度であれば自然治癒することもありますが、装具を付けて治療するか、重度の場合には手術が必要となります。

生まれてすぐの赤ちゃんや1歳前の赤ちゃんを無理に立たせたり歩かせたりすることは、足の成長に好ましくありません。赤ちゃんの柔らかい膝や骨に負担をかけないようにすることが、O脚の予防に繋がります。

くる病

くる病はビタミンDの欠乏遺伝的な要因から起こる骨の異常です。骨が変形することから歩行が困難になることもあり、O脚・X脚以外にも脊髄の軟化や筋力低下といった症状が現れるのが特徴です。

ビタミンD欠乏性のくる病は製剤の投与や食事療法により数カ月程度で回復することもあり、1歳を過ぎた幼児には肝油ドロップもおすすめです。

ビタミンD欠乏症は乳幼児への不要な除去食やビタミンDを合成するための紫外線の不足などが要因として挙げられますので、食生活に気を付けて適度な外気浴や外遊びをさせてあげましょう。


赤ちゃんのO脚はいつまで続く?

つかまり立ちしてる赤ちゃん

これまでにもご紹介したとおり生まれたばかりの赤ちゃんは大多数がO脚であり、それが赤ちゃんの身体的特徴ともいえます。特に1歳前後で歩くようになる頃にはO脚がより目立つようになります。

その後、少しずつO脚は改善されますが、2歳頃を境に逆にX脚に向かいます。X脚が最も顕著に見られるのは3歳~4歳頃で、その後再び真っすぐに戻るというのが生理的O脚の流れです。O脚やX脚であった子供の脚も小学校低学年の6歳~8歳で足の形が安定し、大人に近い形となります。

成長に個人差はあるものの赤ちゃんのO脚は2歳頃には改善されていくものです。左右の脚で湾曲に違いが見られたり3歳を過ぎてもO脚が残っていたりする場合には、病的O脚の可能性がありますので専門医に相談しましょう。

O脚の矯正方法は?

生理的O脚は成長の過程であり、自然に治っていくことから矯正の必要はありませんが、湾曲が強い場合には装具を付けて矯正することを勧める医療機関もあります。O脚が原因で歩きづらそうにしていたり、転びやすかったりといった生活上の問題が見られる場合は、専門医に相談して適切な指示を受けましょう。

また、ブラウント病やくる病といった病的O脚には治療が必要となります。ブラウント病の場合は矯正装具や手術による矯正。ビタミンD欠乏性のくる病の場合はビタミンDの投与や食事療法を開始します。

ブラウント病の場合は生理的O脚との見分けがつきにくいことから、定期的に経過を観察することが重要となります。

歩きはじめが早いとO脚になりやすい?

歩く赤ちゃん

「歩きはじめが早いとO脚になりやすい」といわれていますが、これはまったく根拠のない話でもありません。ブラウント病を発症する原因の一つに赤ちゃんを無理に歩かせるなど未発達な骨に過度な負担をかけてしまうということが挙げられます。

実際、生後6ヶ月でほとんどの赤ちゃんが独立歩行するジャマイカ島ではブラウント病を発症する子供が多く、膝に負担のかかる早期の独立歩行はブラウント病の原因になると考えられます(注2)。

1歳前の赤ちゃんを無理やり立たせたり、歩かせたりすことは好ましくありません。赤ちゃんの発育に関しては、個人差がありますので、焦らずその子のペースを尊重しましょう。

ただし保護者が無理に歩かせようとしなくても、成長発達の早い赤ちゃんは自分で立つ練習や歩く練習を始めるものです。赤ちゃんが立てる、歩けるということはその子の身体が整いつつあるということですから、この場合は止める必要はありません。


だっこ紐はO脚の原因になる?

O脚の原因として多くのママが心配する「だっこ紐」や「おんぶ紐」については、悪影響となる明確な根拠がなく無関係という見解が大半です。

確かに足を広げた状態では股関節が広がりO脚や内股の原因になりそうですが、そもそも赤ちゃんにとっては脚がM字型に開かれている状態が自然ですので、正しく抱っこ紐やおんぶ紐を装着していれば脚の動きを妨げることにはなりません。

赤ちゃんの脚を閉じるように抱っこするのは、先天性股関節脱臼の原因となり逆に良くありません。

赤ちゃんのO脚は観察を続けることが大切

赤ちゃんのO脚は新米ママなら一度は心配になるものですが、赤ちゃんの正常な成長の過程であり成長と共に真っすぐな脚になります。それを前提として赤ちゃんのO脚が顕著な場合や左右で違いがある時など違和感を覚える際は、一度医療機関を受診してみましょう。

O脚は生理的なものが大半ですが時には病気のサインであることもあります。今後も引き続き定期的に脚の状態をよく観察することが大切です。

パパママが赤ちゃんについての知識を増やし、おおらかな気持ちで成長を見守ってあげたいですね。

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この記事を書いたライター
木下みずき

木下みずき

ウォーキング始めました!運動と食事で5kg減を目指すダイエッターです!