母乳育児の基礎知識に関する記事

母乳育児を頑張りたい新米ママへ~母乳基礎知識~

母乳育児を頑張りたい新米ママへ~母乳基礎知識~

母乳育児は一見メリットばかりですが実はデメリットもあります。理解を深めてストレスのない母乳育児に取り組みましょう。

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新米ママは知っておきたい母乳育児のメリット・デメリット

出産したほとんどのママが「赤ちゃんは母乳で育てたい」と考えます。ですが、いざ母乳育児に取り組んでみると、思うように母乳が出なかったり、乳管が詰まって炎症を起こしてしまったり、飲んだ量がわからなくて心配になったりと、意外にストレスを感じることも多いのです。

不安を抱えず、スムーズに母乳育児を進めるためにも、母乳育児の基本的なことをおさえておきましょう。そうすればきっと母乳育児もうまくいきますよ。

母乳育児にはメリットも多いがデメリットもある

母乳育児には、たくさんのメリットがあります。反面、デメリットもやはりあるのです。母乳育児に取り組む前に、両方のことをきちんと知っておきましょう。

母乳育児のメリット

母乳を飲む赤ちゃん

メリットには、赤ちゃんにとってのメリットと、ママにとってのメリットがあります。2つに分けて見ていきましょう。

<赤ちゃんにとってのメリット>

  • ママと密着して触れ合えるので、赤ちゃんが安心して気持ちが落ち着く
  • SIDS(乳幼児突然死症候群)の予防につながる
  • 母乳に含まれている免疫物質により、赤ちゃんに必要な免疫がつく
  • アレルギー予防につながる
  • 哺乳瓶で飲むよりもあごの力が必要なため、あごが発達する

赤ちゃんにとってのメリットはいろいろありますが、やはりママとのスキンシップをはかれることがいちばんではないでしょうか?特に新生児のころは1日に何回も授乳することになりますから、それだけスキンシップの機会が得られるということです。母子のしっかりとした信頼関係を築くことにもつながります。

<ママにとってのメリット>

  • 子宮の収縮が促進され、体が早く回復する
  • 体重や体型を元に戻しやすくなる
  • 乳がん、子宮がん、卵巣がんを患うリスクが減る
  • ミルク代がかからず経済的に助かる
  • ミルクの用意をしなくてすむので外出がラク
  • 添い寝をしながら授乳できるので体がラク
赤ちゃんを膝に載せて考える母親

赤ちゃんとのコミュニケーションが密になるメリットはもちろんのこと、こうしてみるとママの体にとってのメリットがたくさんあることに気づきます。これからの生活のことを考えると早く体が回復してくれるのはありがたいことですし、経済的な面で助かることも嬉しいですね。

母乳育児のデメリット

 
一方、デメリットにはどんなことがあるのでしょうか。

<赤ちゃんにとってのデメリット>

  • 母乳の出が悪くてもママに気づいてもらえない
  • 母乳が出なくてもミルクがいやで、満足感が得られない

母乳がどのくらい出ているかは、目で見ることができません。赤ちゃんの機嫌がよければ足りていると判断しても大丈夫ですが、満足できないとやはり不機嫌になります。そこでミルクを足そうとしても、母乳に慣れているとミルクをいやがり、赤ちゃんにとってはいつまでも満足感が得られないという悲しい状況になってしまいます。

<ママにとってのデメリット>

  • 飲んだ量がわからない
  • 授乳間隔が短く、なかなか体を休めることができない
  • 乳首が傷ついたり、乳腺炎のリスクがある
  • 外出先では、授乳する場所探しに苦労することがある
  • 用事があっても授乳のことが気になり、赤ちゃんを預けにくい
  • 食べ物が母乳に影響するので、食べる物には気を遣わなければならない
  • 母乳がもれて服がよごれてしまうことがある
  • 卒乳までに時間がかかってしまう

飲んだ量がわからないため「足りているのかどうか心配」という訴えをよく耳にします。そこは、母乳のいちばんのデメリットかもしれません。また母乳の場合、外出するときの荷物は少なくてすみますが、人目もあるため授乳できる場所が限られてしまうのが難点ともいえます。

ですが、どのデメリットも対策を考えれば乗り切ることはできるのではないでしょうか。

母乳育児での授乳の基本は「赤ちゃんがほしがったらあげる」

母親の胸で口を開ける赤ちゃん

授乳に関してかつては、「3時間おきに授乳する」「1回の授乳で、左右のおっぱいを同じ時間吸わせる」といった細かい指導がなされていました。ですがそれに比べると今は、ゆるやかな考え方になっています。2007年に厚生労働省が策定した『授乳・離乳の支援ガイド』によると、母乳の授乳回数は「赤ちゃんが欲しがるだけ」とされています。

実は母乳は、赤ちゃんに吸ってもらうことで出るようになることがわかっています。赤ちゃんに吸ってもらうと、母乳を作ることに関わるホルモンの量が増えるのです。また、母乳が外に出ることで体は、新たな母乳を作ろうとします。

母乳を出すコツは、まずは「赤ちゃんに吸ってもらうこと」なのです。最初のころは回数も多くて大変かもしれませんが、いい循環ができれば母乳は出るようになります。まずは出るか出ないかにとらわれず、赤ちゃんとのスキンシップを楽しむことを目的に吸ってもらってはどうでしょうか。

もうひとつコツがあるとしたら「赤ちゃんのペースに合わせて授乳すること」です。生まれたばかりの赤ちゃんにも個性があります。いっぺんにたくさん飲める赤ちゃんもいれば、少し飲んではひと休みを繰り返す赤ちゃんもいます。ほかの赤ちゃんと比較せず、ぜひわが子の生きる力を信じて寄り添ってあげてくださいね。

母乳の出をよくするために心がけたい3つのこと

母乳の出をよくするためには、おっぱいを吸わせるほかに、次の3つのことを心がけるとよいといわれています。

水分をたくさん摂る

母乳には、ママの体の水分が使われます。水分不足は母乳不足にもつながってしまいます。もちろんママ自身の体の水分も補給しなければなりませんから、1日に2500ml~3000mlくらいは水分を摂るように心がけていきましょう。汗をかく季節は、もう500ml~1000mlくらい多めに考えるとよいでしょう。

カフェインの多い飲み物や炭酸飲料は控え、白湯、ほうじ茶、たんぽぽ茶、ハーブティーなどがおすすめです。飲み物だけでなく、味噌汁やスープなどの食事から摂ってもOKです。

食べ物に気をつける

食べ物の中にも、母乳の出をよくする食べ物と母乳の出を悪くしてしまう食べ物があります。できるだけ母乳の出をよくする食べ物を摂り、母乳の出を悪くする食べ物は避けるようにしましょう。母乳の出をよくする食べ物は、次のようなものです。

  • 主食…白米や玄米、うどん
  • 野菜…ダイコン、ニンジン、ゴボウ、レンコンなどの根菜類や旬の野菜
  • タンパク源…鶏肉、白身魚
  • 海草…わかめ、昆布、ひじきなど何でもOK

根菜をたっぷり使ったスープなら、水分補給もできて一石二鳥です。鶏肉もプラスすればタンパク源も摂れて、栄養バランスもばっちりです。

簡単なレシピをひとつご紹介しますので、ぜひ試してみてください。たくさん作って冷蔵庫にストックし、食べる分だけ温め直して味つけすると重宝ですよ。

味つけ自由自在!根菜なんでもスープ(2人分)

  1. ごぼう1本、ダイコン5cm、レンコン5cm、ニンジン1/2本、鶏モモ肉100gをそれぞれ2cm角くらいに切る。(ほかの根菜を足してもよいし、ネギや小松菜をプラスしてもおいしい)
  2. 鍋に根菜とだし汁500mlを入れ、火にかける。
  3. 沸騰したら鶏モモ肉を入れ、あくを取りながら弱火で煮る。
  4. ごぼうが柔らかくなったら火を止め、味噌で味つけをする。(味噌以外に、しょうゆ、コンソメ、塩・コショウなど、何でも合います)

ストレスをためない

草地を背景に赤ちゃんを抱き上げる母親

ストレスを感じると血行が悪くなり、血行が悪くなると母乳の出も悪くなってしまいます。疲れたら体を休め、時には家族の助けを借りながら、母乳育児に取り組んでいきましょう。ストレスがたまったと感じたら、赤ちゃんと一緒に公園へお散歩をしてみませんか? 自然に触れながら深呼吸をするだけでもリフレッシュできますよ。

卒乳も赤ちゃんのペースで

母乳育児では、いつまで母乳をあげたらよいのかも気になるところですが、先ほどの『授乳・離乳の支援ガイド』には「赤ちゃんのペースに合わせて」と記載されています。つまり「いつまでに卒乳しなければならない」という目安はないということです。

赤ちゃんにとって授乳タイムは、栄養を補給するだけではなく、ママとのスキンシップがはかれる大切な時間です。いつかは必ずおっぱいを卒業するときが来ますから、それまでの期間、思う存分つき合ってあげませんか?

もしも母乳が出なかったときには

赤ちゃんに吸ってもらうことで母乳は出るようになるはずですが、どうしても思うように出ないということも時にはあるでしょう。そのようなときには無理をしたり自分を責めたりせず、ミルクを足したり、助産師さんにアドバイスをもらったりすることを考えましょう。

ママが精神的に参ってしまっては、赤ちゃんもつらい思いをすることになります。赤ちゃんにとってはママの笑顔がいちばん。ゆったりとした気持ちで母乳育児に取り組めるように応援しています。

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この記事を書いたライター
小森ひなた

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪

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