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赤ちゃんの脱水症状の見分け方!症状を見逃さず対処しよう!

赤ちゃんの脱水症状の見分け方!症状を見逃さず対処しよう!

赤ちゃんの脱水症状について、正しい知識を持っていますか?脱水症状の対処法や、救急相談窓口についてまとめました。

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赤ちゃんを脱水症状にさせないために、暑い季節などに注意すべきこと

地域にもよりますが梅雨から夏にかけて、毎日のように蒸し暑い日々が続いてしまいますよね。最近の夏は、毎年のように観測史上最高の気温を更新するようなスポットがあり、小さい赤ちゃんをお持ちのお母さんの中には「赤ちゃんの脱水症状」を心配している方も多くいらっしゃると思います。

大人であったら、喉が渇いたら自分の意思で水分を補給することが出来ます。場合によっては、スポーツドリンクなどで効率良く、体内に栄養と水分を取り込む知識も持っています。

しかし、赤ちゃんは「喉が渇いた」とダイレクトに伝える手段を持ち合わせていません。ましてや、自分で水分を補給することなんてまだ不可能ですよね。特に生まれて間もない新生児期の赤ちゃんの水分補給だと、お母さんの母乳やミルクに限られてしまいます。夏は特に月齢が浅い赤ちゃんの場合には、脱水症状に注意しなければなりません。そこで今回は脱水症状を起こしてしまった赤ちゃんに見られる症状、その見分け方や注意点についてご紹介いたします。

赤ちゃんは脱水症状になりやすので、注意しましよう!

温度計のイラスト

人間の体の約70%が水分で構成されていると言われていますが、赤ちゃんの場合ですと割合はさらに上がって約70〜80%が水分で構成されています。

赤ちゃんは、体が小さいために温度に敏感で、気温が温かいとすぐに体温があがってしまい、汗が出やすくなるため、体からすぐに水分が失われてしまいます。そのため、大人よりも余計、脱水症状になりやすいのです。温度に左右されやすい以外にも、赤ちゃんが脱水症状になりやすい原因があります。

1自分で水分補給をすることができないから

赤ちゃんは自分で水分補給をすることが出来ません。大人や成長したお子さんだったら、自分の意志で行動ができて、「喉が渇いた、脱水症状かも…」⇒「水分を補給しよう(出来れば、スポーツドリンク)」などと、脳内アルゴリズムが機能して、行動に繋がります。

赤ちゃんの場合には、喉が渇いていても、自分の力では水分補給ができないために、その思いをママなどの周りの人々に気がついてもらわなければなりません。赤ちゃんが必死に泣いて「ミルクを飲みたい!水が欲しい!」と訴えても、周りが気付くまでにはタイムラグがあるため、そのちょっとの時間差のために大人に比べて脱水症状になりやすくなってしまいます。

2体から水分が出ていきやすい

哺乳瓶でミルクを飲んでいる赤ちゃん

赤ちゃんは、体が小さくて、気温や周りの熱源の影響を受けて、すぐに体が温まりやすく、温まりすぎた体をクールダウンさせるため、汗の量を多くするため、体から水分が出ていきやすい特徴があります。

また、赤ちゃんは新陳代謝が活発なために、1日に何度もおしっこをすることもあって、余計に体から水分が出ていきやすくなります。そのため、乳幼児にはこまめな水分補給が必要となります。

3体調を崩したら、下痢や吐いたりして、水分が出ていきやすい

赤ちゃんは、外の世界のウィルスなどに対する耐性が出来ていないために、すぐに体調を崩してしまいます。その度に下痢や吐いたりしてしまって、思わぬ形で水分を大量に排出してしまう事もあります。そのため赤ちゃんが体調を崩した時には、特に脱水にならないように注意してあげましょう。

4体の水分量を調整してくれる肝臓の機能がまだまだ未熟である

赤ちゃんは大人に比べ体が未発達で、体の水分量を調節してくれる肝臓の機能も未熟です。大人のおしっこは、採った水分量などの違いによって、濃くなったり薄くなったりしますよね?これは肝臓の機能によって、体内の水分量が一定に保たれているからで、採った水分量の違いがダイレクトに、尿の色合いに現れているのです。

赤ちゃんは、体内の水分量が不足している時でも、肝臓の機能で水分質を再吸収することが出来ないため、普段と同じように排出してしまい、脱水症状に陥りやすくなってしまいます。

そもそも脱水症状って体のどんな状態なの?

脱水症状とは、単に水分が不足している状態ではありません。体から汗や尿が排出されることで、「水分」だけでなく「電解質(イオン)」までも放出されてしまいます。イオンは、細胞の働きを活性化する役割を担っており、不足することで細胞の中と外との浸透圧の調整に支障が生じます。つまり、体の各器官などを構成している、細胞の働きが弱まってしまうことで、それら細胞が結びつきあって機能している、体の各器官に不具合が生じてしまう可能性が高くなります。
体の中から電解質が不足してしまうと、初期段階として筋肉や神経を構成している細胞に影響がおよび、「筋肉に痙攣が起きてしまったり」「しびれを感じる」という、脱水症状のきざしが表れます。

赤ちゃんが脱水症状になっていないかどうか、症状による見分け方

赤ちゃんが脱水症状になっていないかを見分けるためには、どうすれば良いのでしょうか。赤ちゃんによく見られる脱水症状を、段階別にご紹介していきます。

初期の脱水症状でよく見られる症状

不機嫌な赤ちゃん

脱水症状の初期に見られる症状には、以下のようなものがあります。

  • おしっこの量や回数がいつもより少ない
  • 便秘気味になる
  • ウンチがいつもより固くて水気がない
  • 唇や肌が乾燥している
  • 赤ちゃんがいつもより不機嫌
  • 泣いたりかんしゃくを起こしたりする
  • 顔が赤く熱っぽい

このような症状が見られた場合は、とりあえずミルクや母乳を上げる回数を増やしてあげましょう。

後期の脱水症状でよく見られる症状

脱水症状が進むと、後期の段階ではこのような症状がみられます。

  • おしっこやウンチを出そうとしているのに出ない
  • 汗が全然出ない
  • 泣いたりかんしゃくを起こしたりすることすらなくなる
  • 肌の乾燥が進んでカサカサになる
  • 高熱を出してしまう
  • 顔が青白く目がボケーとしている
  • ぼーっとしていて元気がない
  • 意識がしっかりとしていない
  • 痙攣が起きている

このような症状がみられた場合には、脱水症状が進行してしまって、後期の段階に差し掛かっている可能性が高く、命の危険も考えられます。すぐに水分補給をし、病院で適切な処置をしてあげることが大切です。

水分補給する場合には、1度に大量の水分を与えてしまうと、むせて吐き戻してしまう事が十分に考えられるため、
焦らずに、回数を増やして少しずつ水分補給をしてあげましょう!

脱水すると乳幼児の大泉門(だいせんもん)がへこむ

赤ちゃんの頭蓋骨は完璧にはつながってなく、頭の天辺の部分に頭蓋骨の合わせがあります。確かめる為に強く押すのは危険ですから、注意して確認してあげてください。脱水症状が進むと大泉門がへこむと東京医療センターが公表しております。すでに中度以上に脱水が進んだ状態で見られる症状ですので、急いで病院を受診するようにしましょう。

赤ちゃんを脱水症状にさせないための予防法とは?

炎天下の空

赤ちゃんを脱水症状にさせないため、ママに出来る予防法はあるのでしょうか。脱水症状を予防するためには、水分補給と体温調整です。暑いと感じる日には、いつもよりこまめに水分補給を促してあげ、体温が上がり過ぎないようにエアコンを使ったり、赤ちゃんの服で体温調整してあげましょう。

赤ちゃんは遊びなど夢中になると、喉が渇いているのを忘れてしまい、体は水分を欲しているのに、ミルクを飲みたいと泣かなくなることがあったりします。また、寝ている間にも汗はかきますから、月齢が少ない赤ちゃんの場合は特によく寝る子も多く「気持ちよさそうに寝ているからミルクは後で!」と、ミルクタイミングを変えずに水分をあげるようにしましょう。

より客観的に水分量が足りているかを判断するために、赤ちゃんのおしっこの量をチェックし、いつもより少ない時には多めに水分を与えてあげましょう。また暑い時や赤ちゃんが汗をかいている時も、いつにも増して水分量を調節してあげましょう。

赤ちゃんが脱水症状になってしまった…そんな時の対処法

では、実際に赤ちゃんが脱水症状に陥ってしまった場合にはどうすれば良いのでしょうか?

病院へ行く前に、ママでも出来る応急処置があります。その応急処置のおかげで、脱水症状が重症化するのを防ぐ事が出来たというケースは沢山あります。正しい知識を身につけ、出来るだけ早く処置をしてあげることで、脱水症状の悪化を防ぐことが出来ます。お子さんの症状に合わせた対処法をご紹介いたします。

意識がしっかりとしているケースでの対処法

お子さんの意識がはっきりしている時は、まず水分補給をしてあげましょう。授乳期の赤ちゃんならば、母乳をこまめにあげるようにしてください。タイミング良く脱水症状が出るわけではないので、母乳が出にくくなってしまうケースに備えて、母乳を保存しておいたり、緊急ということでミルクを飲ませるという選択肢もあります。

離乳食期に入ったお子さんならば、白湯や麦茶をあげましょう。またイオンを補給するために経口補水液なども効果的です。赤ちゃん用のポカリスエットなどもあるので、夏に向けて常備しておくのも良いかもしれません。

赤ちゃんが暑がっていそうな時に、厚着をしているなら、衣類を脱がして上げる事で体温の調整ができます。厚めの服を1枚着せるのではなく、赤ちゃんの体温調整をするためにも複数枚着せて、気温・室温に合わせて快適に過ごさせてあげましょう。もし外で赤ちゃんが暑そうにしていたら、無理をせずに短い時間でも、日陰や室内で涼ませてあげると良いです。症状が治まるまでは無理をさせず、安静にしているよう促しましょう。また首の後ろや脇の下を冷やしてあげると体温が下がりやすく、脱水症状を未然に防ぐことができます。

意識があいまいなケースでの対処法

問診する医師

意識がしっかりとしていない場合には、速やかに医師の診断を仰ぎましょう。意識がない状態で無理に水分を飲ませようとすると、喉につまってしまい窒息してしまうこともあります。スプーン1杯くらいの少量を少しずつ含ませてあげる程度でも良いので、焦らないことが大切です。

体の脱水状態がさらに進行してしまうと、筋肉に痙攣が起こったり、血液中の酸素濃度が低下しまってチアノーゼの状態になります。チアノーゼの状態になってしまうと、赤ちゃんの唇や顔色、爪の先などが青紫色に変色してしまいます。小さいお子さんの場合には、体の中にある酸素の量が限られ、呼吸で酸素を吸いこめる量も少ないために、すぐに不足してしまいがちです。脱水と同様にチアノーゼにもなりやすいので十分注意しましょう。

どうしよう…と迷った時は、小児の緊急相談窓口に電話しましよう

「赤ちゃんの様子がおかしいけれど、病院に連れて行くべきなのか分からない。救急車を呼んでも良いのかな?」そんな疑問を抱いた時には、小児の緊急相談窓口に相談するとよいですよ。

小児救急でんわ相談

小児救急でんわ相談とは、小さなお子さんを持つ保護者の方が急な子供の体調不良の際に、専門の小児科医や看護師に相談できるサービスです。休日や夜間などに対応しており、適切な応急処置や、症状に合わせた病院に関するアドバイスを受けることができます。全国的にも、サービスを受けることで出来る体制が整っているため、もしもの時には相談してみましょう。

厚生労働省

もしお子さんが急に脱水症状を起こしても、緊急相談窓口を知っていれば不安も和らぎますよね。脱水に限らず、お子さんに気になる体調の変化が見られた時にも、気軽に電話で相談することが出来ます。お子さんの健康を守るためにも、安易な自己判断はせずに、時には専門家に問い合わせることが必要な場合もあります。

日頃からの心がけと適切な判断で、脱水症状からお子さんを守りましょう!

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