赤ちゃんの下痢はミルクのせい?に関する記事

赤ちゃんの下痢はミルクが原因!?乳糖不耐症と受診目安

赤ちゃんの下痢はミルクが原因!?乳糖不耐症と受診目安

赤ちゃんの下痢に普通のミルクをあげていいの?薄めたり量を変えた方がいいの?離乳食は?というママの疑問にお答えします。

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赤ちゃんの下痢の原因がミルクって本当?乳糖不耐症とホームケア

それまで元気だった赤ちゃんが突然、下痢になってしまうと、ママはとても心配ですよね。慌てて病院に急いでしまうのも仕方がありませんが、下痢で体力が落ちているときに無防備に病院へ行って、別の感染症に感染してしまったなんてこともよくあるので、ママは慌てず冷静に病気を見極める目を持っておきたいもの。

意外と盲点なのですが、ママがいつも通り飲ませているミルクが、赤ちゃんの下痢を起こしている可能性もあるのです。今回は、赤ちゃんの下痢とミルクや離乳食、乳糖不耐症と専用ミルク、赤ちゃんが下痢の時の正しいホームケアの方法をご紹介します。

赤ちゃんが下痢をしているけれど、普段通りミルクを与えて良いの?

哺乳瓶を咥える赤ちゃん

最近の粉ミルクはとても機能が高く、母乳に近い成分の栄養が含まれていて、赤ちゃんの未熟な胃腸でも消化しやすいように整えられています。ところが、風邪や下痢など何らかの原因で体力が落ちている時には、粉ミルクに含まれる乳糖を消化できずに下痢をすることがあります。このようなときは、できるだけ乳糖の摂取量を減らして回復を助けるのが一番です。

下痢の時の普通のミルクの与え方

軽い下痢であればミルクの量を2/3程度、ひどい下痢の場合にはミルクの量を1/2程度にミルクを薄めることで、乳糖の量を調節して様子を見ましょう。薄めるのではなく、ミルクを飲せる量を2/3に減らし、下痢が治まらなければ1/2に減らしてもOKです。

下痢の間は水分を多めにだけ心がけ、下痢がよくなったら段階的に少しずつ調乳の量を増やして、通常の濃さのミルクに戻していってくださいね。また、ミルクの濃さや量を調節しても下痢が改善せず長引く場合は、医療機関を受診してミルクの種類を変えることを検討しましょう。

離乳食を始めている赤ちゃんの場合は?

離乳食を食べる赤ちゃん

離乳食は段階的に進めていくものですが、下痢の時には消化機能が低下しますので、柔らかく調理した離乳食でも赤ちゃんにとって負担になってしまう食べ物もあります。
ですから、離乳食の進み具合や栄養にこだわらず、無理に食事をとらせるのをやめて、赤ちゃんの体の回復を最優先にして考えましょう。

下痢が軽く赤ちゃんに食欲がある場合には、脂肪や乳糖、糖分の多いもの、繊維多いものや冷たい物を避けて、一段階前の柔らかい離乳食を少量ずつ与えてあげましょう。

赤ちゃんが下痢に避ける食べ物

  • 脂肪や乳糖

チーズ、牛乳、ヨーグルト、バター、マーガリン、油、ホワイトソース、脂身の多い肉や魚

  • 糖分

ゼリー、プリン、ケーキ、カステラ

  • 繊維の多いもの

さつまいも、豆、ごぼう、グレープフルーツなどの柑橘類、海苔やヒジキなどの海藻

  • 冷たいもの

ジュース、アイス、ざるうどんなど冷たい麺類

ミルクに関しても、下痢の場合は無理に飲ませなくて大丈夫!飲ませる場合はミルクの量や濃さを変えたり、医師に相談して種類を変えたりして、赤ちゃんのお腹に負担をかけないようにしましょう。

赤ちゃんが下痢をしたら脱水症状になるのを防ぐために、ぬるめの湯冷ましや麦茶、赤ちゃん用イオン飲料などでの水分補給が第一!また、りんごや人参には下痢を止める整腸作用がありますので、離乳食にりんごのすりおろしや人参スープを作ってあげてもよいですね。

赤ちゃんが下痢でミルクを飲まない…栄養面が心配…

赤ちゃんがひっきりなしに下痢をしてミルクを飲まなくなってしまうと、栄養面が心配になりますよね。早く回復するためにも、栄養豊富なミルクをたくさん飲んでもらいたいと思いがちですが、実は粉ミルクには乳糖脂肪タンパク質がたっぷりと含まれていて、これらを消化することで逆に体に負担をかけてしまい、回復を遅らせることもあります。

下痢症状を回復させるには、何らかの原因でくたびれてしまっている胃腸を休ませてあげることが大切です。ですから、下痢の時にこそ控えめな栄養価の、消化しやすい食べ物や飲み物にする必要があるのです。

人間の身体は、活動に必要なエネルギーを身の内にため込むことができますので、正常に生育している赤ちゃんであれば1週間程度栄養摂取が少なくなっても、それほど心配する必要はありません

スプーンで粥を飲む赤ちゃん

下痢の時は体から水分が急速に失われていきます。また、消化機能の低下により水分の摂取量も減ってしまいがちですから、栄養よりも水分を十分に摂らせることを心掛けることが非常に大切です。赤ちゃんが飲みたがらない場合でも、こまめにスプーンなどで少量ずつ水分を摂らせてあげましょう。

また、赤ちゃんがぐったりしている、顔色が悪く唇が乾燥している、口から水分を摂れない等の場合は、脱水症状が疑われますので、すぐに病院に連れて行きましょう。

赤ちゃんの下痢と乳糖不耐症/受診のタイミング

赤ちゃんの下痢が長引く原因は、乳糖不耐症であるケースもあります。その場合、医師の診察を受けて粉ミルクの種類を変えることで症状を改善しやすくなりますが、普通の下痢と乳糖不耐症の区別は難しいですよね。ホームケアと受診の目安を知っておくと安心ですよ。

乳糖不耐症ってどんな症状なの?

大人でも「牛乳を飲むと、お腹がゴロゴロする」という症状をよく耳にしますね。これは牛乳に含まれる乳糖を十分に消化できないことが原因で起きる「乳糖不耐症」と呼ばれる症状で、私たち日本人はもともと乳製品を多くとる食生活をおくってこなかったことから、乳糖消化不良の状態である乳糖不耐症になりやすいことが知られています。
赤ちゃんの場合は、母乳や粉ミルク、牛乳やチーズなどの乳製品が体内に入ることで、下痢症状を引き起こします。

乳糖不耐症になる原因としては、細菌感染による後天的なケースと先天的なケースがあり、先天的なケースではミルクを飲んでいる途中や飲み終わった直後に、突然水のような酸っぱい臭いの下痢を頻繁にします。

他の下痢との違いは?

乳糖不耐症以外にも、赤ちゃんの下痢には様々な原因が考えられます。一般的に赤ちゃんの下痢で多いのは急性胃腸炎で、細菌性の下痢は腐敗したような臭いがし、赤ちゃんでも血便が出ることがあります。
また、ウィルス性の下痢の中でも多いロタウイルスの症状は、酸っぱい臭いと白っぽい便が特徴ですが、便の色は白くないこともありますので注意しましょう。

乳糖不耐症による下痢の状態は?

・便から酸っぱい匂いがする
・ミルクや乳製品を取った後に下痢が起きる
・便が泡立ち水っぽい など

粉ミルクと哺乳瓶

ただし、急性胃腸炎やロタウイルスが原因で消化機能が低下し、一時的に乳糖不耐症になることもありますので、下痢が長引く場合は、「ミルクや乳製品をとった後に下痢をするかどうか」を判断の大きな決め手とするとよいでしょう。

市販薬や病院で処方される下痢止めの薬の中には、乳糖の成分が含まれているものもありますので、乳糖不耐症の場合はどれだけ薬を飲んでも効果が現れないケースもあります。治療をスムーズに進めるためにも、赤ちゃんの下痢の原因を知っておくことが大切です。

乳糖不耐症の可能性がある場合の受診のタイミング

赤ちゃんは消化器が未熟なので下痢を起こしやすい傾向にあります。ミルクの飲みすぎや初めて食べる食品、刺激物などでも下痢をしてしまいがちなのですが、下痢をしたからといってすぐに病院にいっても、二次感染を招く結果にもなりかねません。

受診が必要になるかどうかを見極めるためには、便の状態だけでなく、赤ちゃんの下痢の頻度や水分の摂取量、赤ちゃんの顔色などの全身状態を、しっかり観察しておくことが大切です。

ホームケアで様子を見て良い場合

・下痢はしていても赤ちゃんの機嫌がよく、食欲もある
・水分がしっかり摂れている
・下痢が長引いても体重が順調に増えている
・意識ははっきりしている
・元気にハイハイするなど、遊びまわる体力がある

お腹に聴診器を当てられる赤ちゃん

乳糖不耐症のように、原因となるミルクを控えれば症状が改善できる場合や、お腹を冷やして下痢をした場合などは、ミルクの種類や生活習慣を改善しながらまずホームケアで様子を見た方が良いでしょう。
ただし、症状が長引く場合や水分を摂れないなどの重篤な場合には、速やかに病院を受診するようにしましょう。

小児科を受診したほうが良い場合

・嘔吐してしまい、水分を全く受け付けない
・唇や口の中がカラカラに乾いている
・おしっこが減り、ぐったりとしている
・高熱や痙攣がみられる
・便に真っ赤な血液が混ざっている
・ミルクを変えても下痢が止まらない
・下痢が続き体重が減っている

赤ちゃんの下痢にいいノンラクトってどんなミルク?

病院で処方された整腸剤を飲ませても赤ちゃんの症状が良くならず、1週間以上下痢が続くようであれば、一度今まで飲んでいた粉ミルクをやめて、ミルクの種類を変えてみるのも良い手でしょう。下痢の症状が快方に向かうようであれば、乳糖不耐症の可能性があります。その場合、小児科の医師に相談し、乳糖不耐症用のミルクに変えていくことをおすすめします

ノンラクト」に代表されるような乳糖不耐症用のミルクは、下痢を引き起こしやすい乳糖を含まない粉ミルクです。
栄養面でも母乳と同じ成分が含まれていますし、通常の粉ミルクと同様に離乳食にも応用できるミルクなので、ママも安心して使うことができますね。

森永無乳糖調製粉末 ノンラクト

森永無乳糖調製粉末 ノンラクト

森永乳業

乳糖不耐症の赤ちゃんのために作られた、乳糖が含まれない粉ミルク!赤ちゃんに必要なタンパク質やビタミンやミネラルなどの栄養素が含まれています。
赤ちゃんの下痢症状が改善されたら、医師や管理栄養士の指導の元で、少しずつもとの粉ミルクに切り替えましょう。

乳糖不耐症用のミルクの自己判断の使用は禁物です。長期間使用すると不足してしまう栄養素もあるため、必ず小児科医や管理栄養士さんの指導を受けてから、安全に赤ちゃんに飲ませるようにしましょう。

赤ちゃんの下痢のケアに自信を持ちましょう

乳糖不耐症のように原因を早めに取り除いて、赤ちゃんの下痢を積極的に直していくことも大切ですが、赤ちゃんの身体のケアも大切なことです。赤ちゃんが下痢をするとお尻が頻繁に汚れてしまい、おむつかぶれが起きやすくなりますが、おむつかぶれが起きると機嫌が悪くなって泣いたり寝つきが悪くなったりするなど、体力低下にもつながっていきます。下痢の時は特にお尻ケアに気を使いましょう。

下痢に限らず、赤ちゃんが病気の時はママも心配のあまり慌ててしまいがちですが、まず冷静になりましょう。赤ちゃんは免疫力も大人に比べて低く、体の機能がまだまだ未熟なこともあってさまざまな病気にかかりやすいのですが、適切にケアをしてあげれば子供の方が回復は早いのです。

あわてて病院をはしごするよりも、ママが慣れた環境で適切にケアをした方が、回復もスムーズに進むこともあります。赤ちゃんの体質によって下痢をしやすい子も丈夫な子もいますが、病気になってから慌てるのではなく、日頃から下痢などの赤ちゃんの病気とケアの正しい知識を学び、自信をもって赤ちゃんのお世話をしてあげましょうね。

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