新生児の下痢の原因と対処法に関する記事

新生児の下痢の見分け方と原因・病院に行くべき症状の目安

新生児の下痢の見分け方と原因・病院に行くべき症状の目安

新生児の下痢はどのように見分けるのでしょうか。また下痢になる原因とその対処法に病院に行くべき症状についても説明します。

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新生児の下痢の症状の見分け方と考えられる原因について

ミルクや母乳の栄養にたよって生活している新生児。そんな飲み物だけで、必要な栄養を摂ってはいても、おなかの調子が悪くなったり、下痢になってしまうことがあります。新生児の下痢をどう見分けるのか、またどのような原因で下痢になってしまったのかを考えていきましょう。

新生児のうんちは変わる!正常な便の状態

生まれた直後の新生児

新生児の下痢について理解する前に、まず正常な便とはどのようなものなのかを知っておきましょう。赤ちゃんは生まれて24時間以内に、最初のうんちを出します。まれになかなか出ない赤ちゃんもいますが、遅い場合でも48時間以内には初うんちが出ていきます。

この最初のうんちを含め、生まれて2~3日以内は緑色がかった便がでます。これは、おなかの中にいたときに飲み込んだ羊水や胆汁を外に出す目的があり『胎便』とも呼ばれます。においがほとんどないのも胎便の特徴です。

『胎便』以降のうんちは、色合いがだんだんと黄緑色から黄色に変化していき、このうんちの状態は『移行便』(胎便と普通便とが混ざった状態)とも呼ばれるようになり、においも徐々にするようになってきます。移行便は生後4~5日ころまで出て、その後は、胎便の成分が新生児の体から出しつくされるために、黄色い普通便になっていきます。

母乳とミルクによる便の違い

生後5日ころで、ほとんどの赤ちゃんが普通便をするようになりますが、母乳だけで栄養を与えている場合と、ミルクで栄養を与えている場合を比べると、うんちの「見た目」や「におい」が若干異なることがあります。

母乳栄養だけの場合は、ミルクよりも成分が薄いため、色は薄めで、薄い黄色~黄金色がほとんどです。「におい」は腸内の乳酸菌の影響で酸っぱい感じがして、「見た目」がゆるく水っぽくなりがちなのも母乳栄養の特徴です。一方、ミルク栄養の場合は母乳と比べると「見た目」がしっかりした便になりがちです。色の特徴は白っぽい黄色~濃い黄色で、「におい」は、母乳栄養に比べると強いことが多いです。

新生児の下痢の見分け方

新生児の下痢は、普段からよく新生児のうんちを観察していれば、下痢であるかを見分けることができます。下痢かどうかの簡単な見分け方として、次のようなことに注意して健康な時のうんちと比べてあげればすぐに見分けがつきます。

  • ウンチの回数が、いつもよりもはるかに多い
  • ウンチの匂いが、いつもと違う(酸っぱい感じがする)
  • ウンチの色が、いつもと違う
  • ウンチの形が、いつもよりも水っぽい

いつも、一番近くにいるママだからこそ「あれっ!いつものウンチと何か違うな」と、違和感があったらその時のウンチが、下痢である可能性は濃厚です!ママの勘はよく当たります。

新生児が下痢をする原因

新生児が下痢になる原因は、大きく分けて次の4つに分類されます。

  • 細菌に感染してしまっておこる下痢
  • ウィルスに感染してしまっておこる下痢
  • 乳糖不耐症でおこる下痢
  • 薬の副作用でおこる下痢

これらの下痢の原因を、詳しく説明していきます。

細菌に感染してしまっておこる下痢

赤ちゃんの体温を計る

新生児の免疫力はまだ強くないために、細菌に感染してしまい下痢になることが多くあります。代表的な細菌は、黄色ブドウ球菌やサルモネラ菌です。細菌は、夏場に非常に増えるので『細菌感染』をする人は、夏場に多くなる傾向があり、ペットを介して感染することもあります。

細菌に感染されてしまうと菌の種類によっては、下痢だけではなく嘔吐や発熱、腹痛やまれに血便がみられることもありますので、下痢の症状だけでなく熱などもある場合は、細菌感染を疑いすぐに病院に連れて行きましょう

ウィルス感染してしまっておこる下痢

免疫力が弱い、細新生児は細菌だけでなく、ロタウィルスノロウィルスなどのウィルスにも感染することもあります。それらのウィルスに感染してしまうと、下痢の症状だけでなく、吐き気や嘔吐・腹痛・発熱・鼻水・咳き込むなどの症状もともないます。また、便の色が白っぽくなるという特徴もあります。

新生児に下痢だけでなく、それらの症状も見られたら、何らかのウィルスに感染している疑いがあるために、病院で医師に診断して対処してもらいましょう。

乳糖不耐症でおこる下痢

缶に入った粉ミルク

発熱もなく嘔吐もなく、新生児が苦しそうな表情をしていないのに下痢が続くこともあります。この場合は、ミルクや母乳を上手に消化できない『乳糖不耐症』を疑ってみましょう。

乳糖不耐症は、母乳やミルクに含まれている乳糖を分解する酵素が、何らかの原因で「小腸にない」あるいは「分解酵素が弱まっている」ために、小腸内で乳糖が分解さら吸収されずに、そのまま大腸に移動することが原因でおこってしまう症状です。乳糖が大腸に入ってしまえば、大腸の腸内細菌によって乳糖が発酵させられ、化学変化をおこして「炭酸ガス」や「水」などに分解されます。すると、炭酸ガスなどの刺激をうけ、大腸の蠕動運動が活発になり、また大腸内の浸透圧を下げようと水分が放出されるため、ウンチに水気が余計に加わることで、ウンチが下痢となります。

ほとんどの場合は、ウィルス感染など細菌感染などの何らかの理由によって、乳糖の分解酵素が上手く働いてくれないので、乳糖不耐症になってしまいます。この場合には、ミルクを治療用に切り替えれば、下痢の症状は治まります。一方、まれに生まれた時から乳糖分解酵素をもっていない新生児もおりまして、下痢の理由が「乳糖分解酵素が上手く働いていないだけ」か「もともと乳糖分解酵素がない」のかを、専門医に判断してもらい治療につなげるためにも、病院で診察を受けることをお勧めします。

薬の副作用でおこる下痢

抗生物質などの、薬の副作用で赤ちゃんが下痢になってしまうこともあります。何らかの細菌に感染してしまい発熱などの症状をもっている赤ちゃんに、抗生物質を投与してその症状を和らげてあげようとすると、その原因となる「菌」は減っていきますが、それ以外の菌も抗生物質の副作用で減ってしまいます。その副作用によって、減った菌が赤ちゃんの排便作用に関わる善玉菌な場合には、排便作用が一時的にうまくいかなくて、もともとの症状にはなかった、下痢の症状が抗生物質の副作用であらわれることもあります。

新生児の下痢の対処法

血便が出る場合や、嘔吐や発熱を伴う場合、また3日以上下痢が続く場合はすぐに病院に行く必要があります。ですが、水っぽい便が数回でる程度の下痢は、新生児にとっては日常的なことでして、ご家庭で対処することができます。その対処法を紹介します!

まず、水分補給!

哺乳瓶で赤ちゃんにミルクを飲ませる

新生児は体が小さいため、体に溜めておける水の量も少なくて、大人よりもすぐに脱水症状に陥ってしまいます。「水下痢が出ている…」と思ったら、体から失われた水分を補給してあげるため、ミルクや母乳を飲ませてあげる回数を増やしてあげて、水分を積極的に補給してあげましょう。

母乳やミルクで水分補給をしてあげるときには、その温度が冷たければ、新生児の体温を下げてしまい、免疫機能の低下やおなかをさらに下す原因ともなり、下痢の状態をさらに悪化させてしまう恐れがあるために、飲みモノを与える時には少し温めてあげて体温に近い温度の飲みモノを与えてあげましょう。

おしり周りをキレイにふいてあげよう & おむつを頻繁に取り替えてあげよう

下痢をしたあとの、新生児のおしりの周りは当然汚れがちで、おならをした際に一緒にウンチが出てしまう事もあります。泣いたりしていたら「お尻が気持ち悪いのかな?」と、気にしてあげておむつを頻繁にチェックしましょう。少しでも濡れているように感じたら、すぐにおむつを取り替えてあげましょう。おむつが塗れていない時も、汚れているおしり周りを、ぬるま湯できれいに拭いてあげたり、座浴やシャワーで汚れを落としてあげることが必要です。

その理由は、新生児の下痢の原因がウィルス感染だった場合には、下痢からママやパパにもうつってしまう恐れがあって、そうなってしまったら新生児の面倒を見るのが大変だからです。また、細菌の増殖を抑える効果もあるのでお勧めです。

また、お尻をふいたりする時にはマスクを着用したり、お尻をふいた後はうがい・手洗いをすることも心掛けましょう!

ママの手でお腹を温めてあげよう

赤ちゃんを両手で暖めるお母さん

大人でも、寝相が悪くて布団からお腹が出てしまえば、お腹が冷えて下痢気味になってしまいますよね。新生児は、体が大人に比べてまだまだ未熟でして、お腹が冷えてしまえば、もっとデリケートに体が反応してしまいます。そのときのメカニズムは、お腹が冷えると脳内で異常を感知し、冷えてしまったお腹を温めようと、脳内から信号が腸に送られて、運動を活発化させることによって熱を発生させようとなり、蠕動運動が活発化して下痢が生じてしまいます。

下痢をしている新生児のお腹を触ってみたら、「何だか冷たいかも…」と思えたらママの手でお腹を温めてあげましょう。そうすれば、下痢の症状がおさまることもあります!

新生児の下痢の原因を見分けてあげて、うまく対処してあげよう!

新生児のうんちが、下痢の状態であると見分けてあげるには、健康時の正常なうんちの状態を普段から意識して観察してあげる必要があります。「色」・「回数」・「匂い」などが正常なうんちと異なることに違和感がうまれ、早い段階で下痢だと気づくことができるようになります。

下痢をしていると判断出来たら、その原因は「何だろう?」と考えてしまいますよね。その原因が、細菌感染やウィルス感染によるものだとしたら、病院にいって専門家に対処してもらう必要があります。その、見極めポイントは、下痢以外にも発熱があったり・嘔吐をしていたりなどの症状があったり、数日間も下痢が続くということです。

新生児は、ウィルス感染などをしていなくとも、ちょっとした体調のくずれであっても、デリケートに体が反応してしまい下痢をしてしまうこともあります。そういう場合は、ご家庭でもできる対処法でも十分に下痢の症状を和らげてあげることも可能です。

新生児が下痢であるかに、いち早く気づいてあげて、その原因もしっかりとわかってあげて、その原因に効果的な対処法を見つけてあげましょう!

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