新生児の目は見えているの?に関する記事

新生児は目が見えるの?視力は?赤ちゃんの黄疸の症状とは

新生児は目が見えるの?視力は?赤ちゃんの黄疸の症状とは

新生児の目はどれくらい見えるのでしょう?赤ちゃんの目の動きや状態をチェックして、病気や障害を早期発見しましょう。

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新生児の目の見え方と注意すべき目の異常

生まれたばかりの新生児の目には、ママやパパの顔がどのように見えているのか気になりますよね。赤ちゃんがママの顔を見て笑ってくれると、育児の疲れが吹き飛ぶというママは多いのではないでしょうか。目はこれから先、赤ちゃんの人生を支えてくれる大切な器官だからこそ、赤ちゃんの目の健康には充分注意したいですよね。

ここでは、赤ちゃんにどのようものが見えているのかを月齢ごとにご紹介するほか、目の病気が疑われる症状や原因について解説しています。赤ちゃんの目についての知識を深めることで、赤ちゃんへの声かけや目の異常を早期発見につなげましょう。

新生児の目が見えるのはいつから?月齢ごとの視力と見え方

新生児は目が見えないと思っている人もいますが、実は赤ちゃんがお腹の中にいる時から明暗の区別がついているんです。そのため、産まれたばかりの赤ちゃんは、まぶしくてすぐに目が開けられません。生まれてからしばらくたって、周囲の状況に慣れてくるにつれて、徐々に目が開けられるようになるのです。

その後、赤ちゃんの視力は徐々に上がって、6歳頃には大人と同じ程度の視力になるといわれています。それでは、赤ちゃんの目はどのように発達していくのでしょう?生まれてから1歳になるまでの、赤ちゃんの視力の変化と見え方について順を追ってみていきます。

生後0~1ヶ月

白黒のぼけた女性の顔

生まれて間もない頃から、生後1ヶ月くらいまでの赤ちゃんの視力は0.02ほどです。これは、顔から20㎝先にあるものが見える程度で、抱っこしてくれているママの顔は見えていても、1mも離れてしまうと相手の顔はぼんやりとしか見えません。色は、生後しばらくは黒や白、グレーしか識別ができませんが、色覚が発達するに従って赤や黄色などが徐々に識別できるようになります。

この時期は、目があまりよく見えていないにもかかわらず、赤ちゃんが笑ったりすることがあります。この新生児の微笑みは「生理的微笑反射」といって、実は嬉しくて笑っているのではなく、赤ちゃんが周囲に受け入れてもらうための本能的な微笑なのです。このような反射は、海外では「エンゼルスマイル」や「天使がくすぐった」と呼ばれています。

生後2~3ヶ月

メリーを見つめる赤ちゃん

生まれてすぐは、両目を使って上手に見ることができませんでしたが、2~3ヶ月くらいになると焦点を合わせることができるようになって、50cm先のものが見えるようになります。また、色覚が発達しはじめるこの時期は、色の違いが明確になるので、メリーやガラガラなどのおもちゃが目の前で動くと、目で追うことができるようになります。ガラガラを目の前に持っていったり、握らせてみると今までとは違い「しっかり見てる」という赤ちゃんの表情を見ることができます。
ガラガラは目で見るだけではなく、音を聞かせたり、握らせたりと様々な刺激を赤ちゃんに与えることができますよ。「ガラガラはいつから持たせても大丈夫かな?」と悩まれるママさんもいると思いますが、ちょうど3、4ヶ月ころから与えると、赤ちゃんの可愛い反応を見ることができます。

生後4~8か月

生後4ヶ月を過ぎると、最も発達する時期で視力は0.1ほどになります。お座りやハイハイなどの動作が活発になって、1mほど先のものでもはっきりと見えるようになるほか、物との距離感も分かるようになるので、少し離れたところにあるおもちゃなどに手を伸ばして掴むことができます。
もちろんハイハイがいつから始まるのかは、個人差がありますから4ヶ月を過ぎたのにハイハイをしないからといっても、あまり気にしないようにしましょう。

生後9か月~1歳

絵本を見つめる赤ちゃん

1歳近くの赤ちゃんの視力は0.2ほどになって、視力検査表の一番上にある「C」の記号がはっきりと見えるくらいにまで発達します。この頃になると、つかまり立ちをしたり一人歩きをしたりするようになるので、視界が広くなるほか、脳が発達することで目と記憶のつがなりが強くなります。

注意すべき赤ちゃんの目の病気の症状

成長にしたがって赤ちゃんの目は確実に発達していきますが、成長の途中で何らかの異常や病気が見られる場合があります。早期に発見しれば大事に至らない場合もあることから、日頃から赤ちゃんの目の動きや見え方の注意してあげる必要があります。赤ちゃんの目の病気にはどのような症状がみられるのか、原因を合わせてご紹介します。

白目が黄色みがかっている

女医が指差して注意喚起

赤ちゃんの白めの部分が黄色くなっている場合、「新生児黄疸(しんせいじおうたん)」が疑われます。新生児黄疸とは、血液中のビリルビンという物質が増えることによって起こる、新生児の8割に見られる現象です。生後しばらくして、肝臓が正常に働くようになると消えることから、それほど神経質になる必要はありません。

しかし、ビリルビンが異常に増えて重症化すると、脳細胞が破壊される「核黄疸」を引き起こす危険性があるため、しばらくの間は注意深く観察する必要があります。核黄疸には特定の治療法がないため、早期発見が必要です。特に、次のような症状には気をつけましょう。

核黄疸の主な症状

・初期段階:聴覚障害が起こり、筋肉の力が弱くなって吸う力が低下する。
・発症から1~2週間:発熱や痙攣、筋肉のつっぱったが起こる
・発症から1~2ヶ月:瞳孔の一部が下まぶたに隠れる「落陽現象」が見られる

症状が進むと、最終的に難聴や脳性まひなどの後遺症が残る恐れがあります。

黒目が白く濁っている

新生児や赤ちゃんの黒目の部分が白く濁っている場合、「先天白内障」が疑われます。先天性白内障には、遺伝が原因のものと、妊婦の風疹感染や薬の服用などが原因で起こるものがあります。程度が軽い場合は、そのまま経過観察するのが一般的ですが、物が見える月齢になっても周囲に反応を示さない場合は注意が必要です。

生後10週以降になって、眼振(眼の揺れ)や眼球の動きがおかしいと感じたら、かかりつけの小児科または最寄りの小児眼科に相談しましょう。放置しておくと、視力障害や弱視のほか、最悪の場合は失明に至る恐れがあります。重症で眼球の濁りがひどい場合は、水晶体の濁りを取るための外科手術が必要になります。

左右の動きがバラバラ

抱っこした赤ちゃんの顔を見つめる母親

生後2か月くらいの赤ちゃんの中には、左右の目がそれぞれ外側を向いていることがありますが、3か月くらいになると、赤ちゃんは両目をうまく連動させて焦点を合わせることができるようになります。ところが、その月齢を過ぎても左右の眼球の視線が合わない場合は、「斜視」や「弱視」が疑われます。

主に2つの症状には、つぎのような違いがあります。

斜視

「斜視」とは、片方または両方の視線が目標に対して逸れている状態で、20人に1人の割合で起こります。遅い子では5歳になって初めて斜視と診断される場合がありますが、生後3ヶ月を過ぎても斜視が続いて気になるようであれば、治療の必要があるかどうかについて、一度眼科医に相談してみるとよいでしょう。

弱視

「弱視」とは、斜視や屈折異常などが原因で起こる視力障害のことです。小児特有の現象で、基本的に眼球には異常が見られないという特徴があります。片目にだけ起こった場合は、ママでも弱視だとは気づきにくいため、3歳健診の視力検査をして見つかることが多く、遅くても10歳までに治療を受けさせる必要があります。

黒目が上に上がって戻らない

てんかんの発作が起きた場合、黒目が上がるという症状が見られます。てんかん(癲癇)とは、神経細胞の電気的な活動が乱れることにより「てんかん発作」を繰り返す脳疾患の一つです。中でも1歳までの発症が最も多い小児てんかんは、新生児の場合けいれんのような発作がなく、ぐずったり無呼吸になることから、てんかん発作と気付かない場合があるため注意が必要です。

目の動きの制御ができない

別名「ダンシングアイ」と呼ばれる眼球振盪(がんきゅうしんとう)は、眼球が自分の意思とは関係なく動く病気で、片目または両方の上下左右の往復運動のほか、円を描くように動くような症状が現れます。両親からの遺伝が原因となることが多い乳児眼振症候群(INS)は、生後6週間から3ヶ月の間に症状が現れることが多いのですが、比較的軽度なため、治療が行われない場合もあります。

はちみつによる幼児ボツリヌス症に要注意!

はちみつは1歳未満の赤ちゃんへの禁忌食品だということはよく知られていますよね。はちみつに多く含まれるボツリヌス菌が1歳未満の乳幼児の腸内で繁殖し、乳児ボツリヌス症を引き起こすことから、はちみつの赤ちゃんへの影響が大きいのです。

乳児ボツリヌス症では、細菌感染によって神経系の麻痺を引き起こすことから、筋力の低下による便秘や呼吸不全のほか、視力障害のような目の異常が起こることがあります。ボツリヌス菌はハチミツだけでなく、井戸水や湧き水に含まれる可能性が高く、また煮沸しても完全に死滅しないため、くれぐれも赤ちゃんに与えないようにご注意ください。

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