卒乳時期の自然卒乳の進め方に関する記事

卒乳の時期はいつ?計画的に自然卒乳を成功させる方法

卒乳の時期はいつ?計画的に自然卒乳を成功させる方法

卒乳の時期は赤ちゃん次第?!スムーズに自然卒乳するための、上手な計画の立て方やコツをお教えします。

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卒乳時期の目安はいつ?無理のない自然卒乳の進め方

卒乳の時期といっても、実は「この時期がベスト!」という月齢や年齢はありません。厚生労働省が2007年に策定した「授乳・離乳の支援ガイド」では、離乳が完了する時期に『母乳または育児用ミルクは、一人一人の子どもの離乳の進行及び完了の状況に応じて与える』とされています。

「1歳をすぎたら卒乳してほしい」というママもいれば、「欲しがるうちは与え続けたい」というママもいるなど、卒乳についての考え方はさまざまです。

ここでは、無理に断乳はしたくないけれど、ずるずる授乳を続けるのは避けたいというママのために、計画的に自然卒乳を行なう時期と効果的な方法をご紹介します。ママと赤ちゃんに合った卒乳の時期や進め方を見つけることで、無理なく赤ちゃんにおっぱい星人から卒業してもらいましょう。

卒乳と断乳の違い

おしゃぶりを咥える赤ちゃん

卒乳も断乳も、同じ「ママのおっぱいを止める」ということですが、2つ違いはおっぱいをやめる方法にあります。
断乳とは、「ママの都合で赤ちゃんへの授乳を強制的に止める」のに対して、卒乳は「赤ちゃんが自らの意思で母乳を止め、おっぱいから卒業する」ということを指します。

一昔前までは断乳が一般的でしたが、最近では、卒乳を目指すママの方が主流になりつつあります。赤ちゃんの精神的負担を考え、自然な形で赤ちゃんが成長できるようにママも試行錯誤しているようですね。

計画卒乳が可能な時期とは

世界的に見ると4歳くらいまで普通に授乳を行っている地域もあるようですが、日本では1歳半から2歳くらいまでに卒乳するのが一般的で、2歳以降も授乳を続けている子は少数派だといえます。無理に断乳したくはないけれど、あまり卒乳を遅らせたくはないというママが意外と多いことから、最近は計画卒乳が注目されているのです。

計画卒乳とは、計画的に卒乳を進めることで、赤ちゃんの自発的な乳離れを促す方法です。計画卒乳を成功させるためには、次のような計画卒乳が可能な時期を見極める必要があります。

おっぱい以外のものに関心を持ち始めた

寝ても覚めてもママのおっぱいに夢中で、おっぱい以外のものを一切口にしないという「おっぱい星人」の状態では、自然卒乳は難しいといえます。普段の生活の中でおっぱいのほかに、好きな絵本やおもちゃなどに興味が持てるようになったら、卒乳を始められるというサインです。夢中になって遊んでいるうちに、おっぱい自体にも興味を示さなくなります。

必要なエネルギーや栄養が離乳食でカバーできる

母親から離乳食を貰う赤ちゃん

離乳食を規則正しく1日3回しっかり食べて、母乳やミルク以外の食べ物から栄養がしっかりと摂れていることが卒乳のための重要なポイントです。離乳食をしっかり食べられていれば、徐々に授乳の量や回数を減らしていけるので、卒乳もスムーズに進みますよ。

おっぱい以外で十分に水分を摂ることができる

ママのおっぱいに頼らずに、コップやストローなどを使って、白湯やお茶などから水分を摂取できるようになっていれば、卒乳のグッドタイミングだといえます。まだ哺乳瓶は卒業できないと言う場合は、離乳食を始める頃からコップの練習を始めておくと、スムーズに卒乳が進められます。

おっぱいを飲む量が減ってきた

相変わらずおっぱいを咥えてはいるけれど、飲む時間が確実に減っている場合や、離乳食を食べる量が増えることでお腹いっぱいになり、おっぱいの量が減ってきたという場合は、卒乳の準備が可能な段階に入ったということです。今は、まだやめられなくても、徐々に飲む回数を減らすことができます。

先輩ママがそろそろ卒乳してほしいと感じた瞬間とは?

  1. ママの職場復帰
    職場復帰の時期が迫るにつれて卒乳してほしいと感じるママは多いようです。でも、育児休暇の終了で職場復帰する場合、赤ちゃんはまだ1歳なので卒乳にはちょっと早いかも…。そういう場合は、無理に卒乳をしようとせず、夜に母乳を与えるなどして、卒乳に適した時期が来るのを待つとよいでしょう。
  2. 母乳がほとんど出ていない
    母乳が出ていないのに無理に吸われるが痛くてたまらない、という理由から卒乳を切望しているケースですね。おっぱいを飲むというよりも、おっぱいを吸うことが精神安定剤代わりになっている可能性が高いので、授乳以外のスキンシップを増やすと徐々に授乳の回数が減らせるかもしれません。
  3. 赤ちゃんに歯が生え揃ってきた
    赤ちゃんに歯が生え揃ってくると、授乳中に乳首を噛まれて痛いし、添い乳による虫歯も心配ですよね。乳首を噛まれたところが傷になった状態で授乳を続けると、傷が治りにくいため、授乳のたびに痛みに悩まされるママも多いようです。
  4. ママの通院や薬の服用が必要になった
    ママが病気になってしまい、通院が必要になったり、薬を服用しなくてはならなくなったりしたことをきっかけに卒乳を試みるママもいます。ママの病気を治すことが最優先ですが、赤ちゃんにまだ卒乳の準備ができていないようなら、ミルクに切り替えるなどして徐々に卒乳の準備に入りましょう。
  5. 2人目の妊娠または妊娠を予定している
    完全母乳の場合、母乳を分泌するためのホルモンの影響で月経の再開が遅れるほか、妊娠中に授乳すると子宮の収縮によって早産などにつながります。そのため、2人目の妊娠を考えはじめたら、そろそろ卒乳を考え始める時期のようです。

無理なく自然卒乳するための5つの進め方

いざ卒乳を思い立っても、一体何から始めたらいいのか分かりませんよね。無理をせずに自然に卒乳の時期を迎えるために、卒乳計画の立て方を紹介します。赤ちゃんやママへの負担を少しでも減らせるように、しっかりと計画卒乳を進めましょう。

1卒乳を言い聞かせる

そろそろ卒乳の時期かなと感じたら、まずは赤ちゃんに卒乳について言い聞かせることからはじめましょう。赤ちゃんが言葉を理解するのは1歳くらいなので、ママの言いたいことは十分伝わるはずです。卒乳の2週間ほど前から「そろそろおっぱいバイバイしようね」と繰り返し伝えておくことで、本人も心の準備ができるので戸惑うこともありません。

2授乳の回数を徐々に減らす

「昼間は離乳食だけにしてみる」「授乳の代わりにおやつをあげる」などの方法で、1日の授乳回数を減らしていきましょう。就寝前の授乳をやめるのはなかなか難しいと言う場合でも、日中はおもちゃやお散歩で気をそらすことで、意外と簡単におっぱいのことを忘れるようになります。おっぱいを吸わなければ自然と母乳の分泌量も減るので、ママも楽に卒乳できますよ。

3授乳以外のコミュニケーションを増やす

赤ちゃんにとってのおっぱいが精神安定剤のような存在になっている場合は、ママが急におっぱいを減らそうとすると、赤ちゃんは「ママに嫌われた」と感じて不安になり、逆に卒乳が遅れてしまう場合があります。そのため、抱っこをたくさんしてスキンシップを増やしたり、話しかけや読み聞かせなどのコミュニケーションの時間を増やすなど、授乳以外の触れ合う時間が多くなると、赤ちゃんの精神的負担を軽減することができます。

4離乳食に興味を持たせる

離乳食を好きになることには、卒乳の時期を早める効果があります。いろいろな味や食感の離乳食を試してみたり、1口食べたら褒めるなどして、赤ちゃんの興味を離乳食に向けさせましょう。パパやおじいちゃんおばあちゃんなど、周囲の人が楽しそうに食事をしているのを見て、食べ物に興味を持つ場合もありますよ。

また、食べ物や食事を題材として扱った絵本の読み聞かせることで、赤ちゃんの食事への関心を高めてみてはいかがでしょう。

ノンタン もぐ もぐ もぐ

ノンタン もぐ もぐ もぐ

キヨノサチコ

出版社:偕成社

価格:600円 + 税

言わずと知れた、猫の男の子ノンタンが主人公の絵本です。ノンタンやお友達のうさぎやクマが何を食べているのかを当てっこすることで、赤ちゃんの食べ物への興味を引くことにつながります。(0・1歳から)

おいしいよ

おいしいよ

かんざわとしこ

出版社:こぐま社

価格:900円 + 税

ライオンや猫などの動物が、好きな食べ物を教えてくれる絵本です。絵が大きくてカラフルなので赤ちゃんは興味を持つはず。ママがそれぞれの動物になりきって読んであげると、より赤ちゃんの関心を引くことができます。(1歳から)

5昼間いっぱい遊ばせる

「夜間の授乳による虫歯が心配」「添え乳をしないと寝てくれない」など、夜のおっぱいに関する悩みを解決する一番の方法は、昼間にたくさん遊ばせることです。お散歩や公園での外遊びなどで思いっきり遊ぶことで、夜になると疲れてぐっすり寝てくれるはず。近所に遊び場がないという場合は、ベビースイミングおもちゃを使った遊びなどにより適度に体を動かすことで、脳や運動機能の発達にもつながります。

必要に迫られて断乳をせざるを得ない場合もありますが、基本的にはママと赤ちゃんにとって良いタイミングを見極め卒乳することが一番です。いつか必ず卒乳する日が来るのですから、それまでは赤ちゃんとの授乳タイムを楽しんでたくさん愛情を注いであげてくださいね。

卒乳が遅れることで起こりやすいトラブル

「○歳までに卒乳しなければならない」と焦る必要はありませんが、卒乳が遅いことで健康面のトラブルが起こりやすいことから注意が必要です。具体的にどのようなトラブルが考えられるのか、ここでは4つの問題点についてご紹介します。

哺乳によるむし歯(Nursing caries)になりやすい

厚生労働省の健康情報サイト「e-ヘルスネット」では、幼児期に卒乳(断乳)を逃すことで、哺乳によるむし歯(Nursing caries)が引き起こされると注意を促しています。寝かしつけるために、添え乳やミルク、砂糖を含む飲みものを哺乳びんで飲ませることで、赤ちゃん特有のむし歯ができやすくなるのです。(注1)

「寝る前に歯磨きをする」「夜間は授乳を行わない」「定期的にフッ素化物の塗布」などを注意することで、歯が生え始める時期の赤ちゃんの虫歯予防につなげましょう。

おっぱいだけで必要な栄養が摂れないことがある

哺乳瓶からミルクを飲む赤ちゃん

いつまで経っても離乳食を食べる量が増えないため、卒乳後に栄養不足にならないか不安で母乳を止められないママも少なくありません。ところが、母乳は時間とともに栄養価が変わるため、離乳食の完了期である1歳くらいになっても母乳に頼っていると、赤ちゃんが栄養不足になる恐れがあることから、この時期は離乳食で栄養が摂れることが望ましいのです。

卒乳後に、離乳食だけで栄養不足にならないか気になる場合は、一時的にフォローアップミルクを離乳食と併用することをおすすめします。また、発育が心配なら1歳半検診などで専門医に相談してみるとよいでしょう。

細菌感染による乳口炎や乳腺炎

歯が生えはじめた赤ちゃんに母乳を与える際に気を付けたいのが、赤ちゃんの歯で乳首が傷つくことで起こるトラブルです。代表的なものとして、傷口から細菌に感染することで母乳の出口となっている乳口が炎症を起こす「乳口炎(にゅうこうえん)」と、炎症が乳腺まで広がる「乳腺炎(にゅうせんえん)」が挙げられます。

どちらも悪化すると痛みを伴うことから、最悪の場合は授乳することが難しくなってしまいます。腫れやほてりが気になる場合や傷が治らないという場合は、早めにかかりつけの産婦人科の医師に相談しましょう。

月経の再開が遅れる

授乳が必要な小さな赤ちゃんの世話をしている間は妊娠しにくいという、身体のしくみがお母さんには備わっています。授乳を続けているとプロラクチンというホルモンの分泌によって排卵が抑制されて、月経が再開しません。そのため、次の子の妊娠を望む場合は、卒乳によって生理を再開させておくことが必要なのです。

また、もし卒乳して数か月たっても生理が来ないと言う場合は、別な原因も考えられることから、かかりつけの産婦人科に相談し、検査を受ける必要があります。

参考文献

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この記事を書いたライター
小森ひなた

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪