赤ちゃんの水分補給の方法に関する記事

赤ちゃんの水分補給~汗かく暑い夏に脱水症状を防ぐ飲み物

赤ちゃんの水分補給~汗かく暑い夏に脱水症状を防ぐ飲み物

赤ちゃんにはミルク以外の飲み物での水分補給も大切です。その「タイミング」や「おススメ飲み物」と「NGな飲み物」などをご紹介します。

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赤ちゃんの水分補給はいつ・何を・どれくらい飲ませたらいい?

赤ちゃんは「おっぱい」や「ミルク」ばかりを飲むものと思われがちですが、それは産まれてから数ヵ月の事であって、その時期を過ぎていけば、汗をかいた後などには即効性のある飲み物で、水分補給したほうが良い場合もあります。

けれど、これまで母乳やミルクしか与えた事がなかったりしたら、「どんなタイミング?」「何を飲ませたらいいの?」と迷ってしまう、ママさんもいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は赤ちゃんの水分補給について、そのタイミングや与える量や、おすすめの飲み物や、飲ませてはいけない飲み物などを紹介します。暑い季節がやってきた時には、これまで以上に赤ちゃんの水分補給が必要になってきますので、その時々の参考にしてみましょう。

赤ちゃんに水分補給が必要な理由

赤ちゃんにおっぱい以外の水分補給が必要なのはどうしてなのでしょうか。その理由を3つ紹介します。

1 のどが渇いていても言葉で伝えられない

泣いてる赤ちゃん

赤ちゃんは、のどが渇いても言葉で直接その意思を伝えられません。また、自分の力では水分を摂ることができないので、水分が足りているのか不安になったりしたら、定期的に水分補給をしてあげましょう。大人でしたら、のどが渇いたら当たり前のように、自分で水分を摂ることができます。けれど赤ちゃんは言葉を話せなくて、泣いて訴える事しかできません。赤ちゃんが泣いてしまうと「涙」が出ることで、さらに体から水分が失われてしまいます。

そういった事も考慮して、夏などの暑い時期には、赤ちゃんが「のどが渇いたよ~」とその意思を泣いて伝える前に、前もってその思いに気づいて、こまめ水分補給をしましょう。

2 体から出ていく水分が多い

赤ちゃんは、大人と比べると体の中から出ていく水分の割合が多いため、こまめな水分補給が必要となります。
体が急激に発達する乳児期は新陳代謝も活発なため、「汗」や「おしっこ」として体の外に出ていく水分量も多くなってしまいます。気温が上がる季節には、かいてしまう汗の量がますます増えていき、赤ちゃんの小さな体の中からたくさんの水分が出ていってしまうと、脱水症状のリスクが高まってしまいます。

脱水症状が進んでしまうと、点滴治療が必要となるため、わが子をそうさせないためにも、水分補給の意識づけを行いましよう。

3 水分の排出量をうまく調節できない

赤ちゃんは、体の水分調整機能もになう「肝臓の機能」が未熟なため、適度に水分補給をして、体の水分量を一定にする必要があります。肝臓には体の水分量を一定に保つ役割もあって、体の中に水分が多い時には尿の回数を増やしたり、逆に水分の少ない時には尿の量を少なくしたりと、体の水分量は肝臓によって調整されています。

健康な大人であれば肝臓機能がうまく働くので、体の水分の量はちょうどよい状態に保たれるのですが、赤ちゃんの未熟な肝臓ですと、まだうまくその機能が働かないために、水分を多めに体の外に排出してしまって、体の水分が足りなくなってしまうこともあります。そのため定期的な水分補給で、体の水分量が一定になるよう気を付けましょう。

赤ちゃんの水分補給のタイミングと方法

体の外に水分が出やすくて、水分の調整機能もまだ整っていない、赤ちゃんにはこまめな水分補給が大切だという事を
再確認しましたよね!

水分補給は「どんなタイミング?」で「どんな方法?」ですればよいのかの、その時期とその方法を紹介します。

汗をかいた後

ベビーカーに赤ちゃんを乗せて散歩してるママ

赤ちゃんに水分補給をさせるタイミングは、ママ達とそれほど変わらなかったりもします。ママもそうかと思いますが、汗をかいた後には、のどが渇きますよね。

赤ちゃんも一緒で、できれば汗をかいた後には水分補給をしましょう。例えば、お風呂あがりやお昼寝から起きた時には、汗をたくさんかいてしまって、のどが渇きやすくなります。暑い夏のお散歩や、お外遊びをした後にも、運動したぶん汗が出やすくなってしまっているので、その時も水分補給をするタイミングです。

ドライブ中の脱水に注意

車でのお出かけでは、チャイルドシートに密着するため、余計に赤ちゃんの体に熱がこもりやすくて、背中にびっしょりと汗をかいてしまう事が多くあります。「クーラーをかけているから大丈夫!」とは安心はしないで、赤ちゃんにはこまめに水分を与えるようにしましょう。

熱があるときは多めに

赤ちゃんが風邪の症状などで熱があるときには、平熱よりも体温が高く、より多くの水分が体から失われてしまいます。熱が高い時に水分補給を怠ってしまうと、脱水症状となってしまい、その症状が悪化してしまう事も考えられます。また、風邪を引いたりして体調が悪い時には、食欲も落ちがちなので、普段食事からとっている水分量も減ってしまう事も考えて、普段よりもこまめに水分補給を行いましよう。

嘔吐してしまった時の飲ませ方

お子さんが、吐いてしまった後には30分程度時間を置いて、スプーン一杯の水を飲ませるところから始めます。赤ちゃんは、吐いた後にはのどが渇くので一気に「飲み物」を飲んでしまいますが、その時にたくさん飲ませてしまうと、その事が原因となって再び吐いてしまう事もあります。赤ちゃんが吐いた後には、最初は少量の水を飲ませ、吐かないことを確認してから少しずつその量を増やしていきましょう。

発達に合わせたグッズで飲ませる

赤ちゃんに水分を飲ませる時には、ベビーマグなどその発育に応じたグッズを使って飲ませましょう。
赤ちゃん初めて母乳以外の飲み物を飲む場合には、ニップル(乳首)のついたベビーマグだと、哺乳瓶で飲み慣れている動作により近くて飲みやすくなります。そういった種類の商品ですと、生後3ヵ月頃から使うことができます。もう少し大きくなったら、他の吸い口のものに変えても大丈夫ですよ。

「ニップル式のグッズ」と「ストロー式のグッズ」との中間にスパウトという飲み口の商品もあります。スパウトの飲口は、ニップル式とストロー式の中間の飲み口なので、それを使うことで、これから始まるストローを使う時に必要な「吸う力」をつけるための、トレーニングともなります。スパウト式の商品は、生後5ヵ月頃から使用可能です。

生後8ヵ月頃になると、ストローやベビーマグへと進みます。ストローやコップのベビーマグにも慣れが必要で、初めのうちはそれらの道具を使って、うまく水分補給はできないかもしれません。上手に飲めるようになるには、口周りの筋肉をしっかり動かすなどのコツを覚える必要があるかもしれません。

ストローの場合だと、始めは太いストローを使い、すき間が出来ないようにして、お子さんにストローをくわえてもらって、吸う練習を行います。コップの練習は、コップより小さいおちょこに飲み物を入れて練習すると効果的ですよ。

ストローやコップを使って、お子さんが飲めるようになると、お子さんへの水分補給の際に助かる事もありますが、ママにも得意・不得意があるように、ストローを使って「吸う」という動作が苦手な赤ちゃんも中にはおります。多少、同年代の子と比べて遅れる事があっても、必ず飲めるようになるので気楽にトレーニングしていきましょう。

ストローやコップで上手に飲むためには

赤ちゃんの体は、先に大きな筋肉から発達していきます。その筋肉が発達してスムーズに動かせる事が出来るようになると、細かい筋肉もつられて発達していきます。口の周りの筋肉は細かい方の筋肉に分類されて、スムーズに動かせるようになるには時間がかかったりしていまいます。ストローやコップの飲み方だけにこだわらず、全身を動かす運動も取り入れて楽しい雰囲気で練習していくと、周りの大きな筋肉の動きにつられて、口の周りの筋肉が発達することもありますよ。

赤ちゃんへの水分補給の適量とは

ミルクの入ってる哺乳瓶

赤ちゃんが一日に必要な水分量の目安は、体重10キロまでの場合1kgあたり100ml程度です。例えば、体重が5キロの赤ちゃんなら。1日に必要な水分量はおおよそ500mlです。その量には、母乳やミルクで摂取する水分も含まれているので、母乳を300ml飲んだとしたら、他の飲み物の量は200mlが適量ですよね。

水分不足が心配だからと言って、あまりにも飲ませすぎるのもかえってよくありません。体内のミネラルバランスが崩れてしまったり、「飲み物」でお腹がふくらんでしまって、母乳を飲めなくなったりする恐れがあります。水分は一度にたくさん飲ませるのではなく、少量をこまめに飲ませるくらいがちょうどよいでしよう。

赤ちゃんの水分補給におススメの3つの飲み物

「赤ちゃんの水分補給が大事なのは分かった!けれど一体どんな飲み物を飲ませたらいいの?」と疑問に思うママさんもいらっしゃるかと思います。

そこで、赤ちゃんの水分補給におススメの3つの飲み物を紹介します!

白湯

ミルク以外の飲み物を始めて口にするなら白湯がおススメです。白湯は水道水を沸騰させて、そこに含まれている成分をとばして、それを冷やしたものなので、より赤ちゃんのお腹にとっては負担が少ない飲み物になります。白湯は生後2,3ヵ月頃から飲めるので、スプーンで一口ずつ飲ませるところから始めてみるとよいでしょう。

2 ベビー麦茶

赤ちゃん用に作られたベビー麦茶も水分補給におススメです。麦茶はノンカフェインですから、初めて飲むお茶としても最適です。ベビー麦茶として売られている商品は、普通の麦茶よりもマイルドな味に作られているので、茶の成分に含まれている苦味を気にせずに、そのまま与えることができます。それでも、飲みにくそうであれば少し薄めて飲ませてもかまいません。

3 赤ちゃん用イオン飲料

発熱などで急に水分が失われた時には、赤ちゃん用のイオン飲料がおススメです。体内の水分には、カリウムやナトリウムなどのミネラル分が含まれているため、汗が出る時は水分の他にミネラル分も体の外に出てしまいます。脱水状態のときに水だけを飲むと、「自発的脱水」状態に体がおちいってしまいます。自発的脱水とは、汗をたくさんかいた後に、水だけ飲んでしまう事で引き起こる症状です。

汗として体から「ミネラル」もたくさんなくなっていて、体液の濃度がうすまっている状態で、水だけを取り入れてしまうと、さらに体液の濃度が薄まってしまい、細胞レベルでの化学反応などに支障をきたすため、脳から体液の濃度を守ろうという指令が出て、体から余計に「水分」が放出させて体液の濃度も守ろうとすることで、脱水症状となってしまう事もあります。

ですから、体から急に水分を失われた時には、ミネラルと水分を同時に摂取することが大切で、それらをバランスよく含んでいるイオン飲料が最適です。赤ちゃん用のイオン飲料は、赤ちゃんの体に合った分量のミネラル分に調整されているため、安心して飲ませることができます。

赤ちゃんに飲ませてはいけない飲み物

普段大人が飲んでいる飲み物の中には、その中に含まれている成分が赤ちゃんとっては、強すぎるものもあります。ここでは赤ちゃんに飲ませてはいけない飲み物についてまとめました。

ウーロン茶・緑茶・紅茶などのお茶

ウーロン茶や緑茶、紅茶などのお茶類をそのまま赤ちゃんに与えてはいけません。大人が普段飲んでいるようなお茶には「カフェイン」や「タンニン」が含まれているため、赤ちゃんにとってはその「成分」がまだきつく、腎臓に負担がかかってしまいます。

果汁100%ジュース

果汁100%のジュース

生後6ヵ月未満の赤ちゃんに果汁100%のジュースを飲ませないように注意をしましよう。
以前は生後3ヵ月からでも100%果汁を、飲ませた方が良いと考えていた時代もあり、その当時の母子手帳には「果汁を飲ませていますか?」のチェック項目がありました。そのため今でも「3ヵ月になったら果汁を飲ませる」と思っている子育てを済ませてしまった世代も少なくありません。

しかし母乳やミルクでも十分に栄養が取れますし、早くから果汁を与えることがアレルギーの原因となったりするなどの悪影響が出ることも分かってきました。そのため、現在の母子手帳には果汁を与えているかのチェック項目がなくなりました。

果汁は離乳食が始まる生後6ヵ月以降、水で薄めたものから飲ませるようにましょう。

乳酸菌飲料

乳酸菌飲料には糖分が多く含まれているため、赤ちゃんの水分補給用の飲み物としては適していません。乳酸菌飲料は、甘みが強く赤ちゃんが大好きな味の一つではありますが、その糖分の濃い味に慣れてしまうと、薄味にしてある離乳食を受け付けなくなる恐れがあります。また、早い時期から糖分を与えすぎてしまうと、「虫歯」や「肥満」となってしまうリスクも高まるため、赤ちゃんの時期に乳酸菌飲料を与えるのはおススメしません。

乳酸菌飲料には体に良い成分もたくさん含まれているので、飲ませるなら離乳食の完了する1歳以降、一日1本を目安にするとよいでしょう。

大人向けのスポーツ飲料

冷蔵庫の中にあるからといって、大人向けのスポーツ飲料を赤ちゃんに与えることはNGです。大人向けのスポーツ飲料には糖分が多く、イオンバランスも赤ちゃんの体に合わせて商品開発された訳ではありません。そのため、もしも飲ませてしまったら、腎臓の負担が増えてしまい、水分補給のつもりがかえって、赤ちゃんの体に悪影響を与えてしまいます。

ミネラルウォーター

ミネラルウォーター

ミネラルウォーターは、健康志向の強いママさんでしたらそのイメージがよくて「赤ちゃんにも与えてもいいのでは?」と思いがちですよね!

けれど、赤ちゃんがミネラルウォーターを飲んでしまうと体調を崩す恐れがあります。ミネラルウォーターには多くのミネラル分が含まれており、その中には未熟な赤ちゃんの身体にとっては、よくないミネラル分も含まれていて、それをうまく体の中で処理しきないため、下痢になってしまうことがあります。ドラッグストアなどでは、赤ちゃん用の水が市販されていますので、夏などの暑い季節には、バッグの中にあらかじめそれを1本入れておけば安心ですよね。

冷たすぎる飲み物 or 熱すぎる飲み物

赤ちゃんの「温まった体」や「冷たくなった体」を心配して、赤ちゃんに冷たすぎる飲み物や熱すぎる飲み物を与えるのは避けましょう。そうしてしまうと「やけど」をしてしまう恐れがあったり、赤ちゃんの胃に負担がかかってしまう恐れもあります。

「夏」や「冬」の暑さや寒さを気にして、ミルクの温度を冷たくしすぎてしまったり、熱くしすぎてしまって飲ませてしまうと、かえって赤ちゃんの体調が悪くなってしまう事もあります。他の飲み物で水分補給する際にも、その温度には気をつけてあげましょう!

赤ちゃんの水分補給は「おススメ」商品をタイミングと温度を気にして与えましょう!

赤ちゃんは、のどが渇いても「ママお水ちょうだい」とはその意思を言葉では、伝える事ができないため、ママがその意思に食づいてあげて、水分補給をしてあげましょう!

そのタイミングは、汗をかいてしまった後やお外で遊んだ後がベストかもしれません。そのときには、サポートグッズを使うと、より飲ませやすくなりますよ。

水分補給におススメしたい飲料は、「白湯」「ベビー麦茶」「赤ちゃん用イオン飲料」の3つです。同じものばかりで水分補給をしていると、飽きてしまう事も考えられるため、工夫して飲ませていきましょう!

ママのイメージだと健康飲料であっても、赤ちゃんの体にとっては悪影響を与えてしまう飲み物もあります。そういった飲み物を与えるのはもう少し待っておきましょう。赤ちゃんの月齢が進んで生後6ヶ月目以降になると、果汁100%ジュースでも水分補給が可能となるので、その与えてもよい時期をあらかじめ確認しておくと心強いですよね。

赤ちゃんの体の中の成分の70%ほどは水分です。水分補給の際に赤ちゃんに質のよい「水分」を与えることは、のどの渇きや脱水症状を防ぐ意味だけでなく、健康を保つ上でも大切なことです。大切なわが子の健康は「何を飲ませるか・そのタイミング・その温度」を気にしながら、水分補給をすることでも守っていけます。

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