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赤ちゃんの頭が大きいのは病気?遺伝?原因と受診の目安

赤ちゃんの頭が大きいのは病気?遺伝?原因と受診の目安

赤ちゃんの頭が大きい原因は病気や計測ミスなどの可能性もあるので、心配なママは適切な対処を心がけましょう。

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赤ちゃんの頭が大きい原因は病気?賢い証拠?親がすべき対応

市町村や小児科で行われる乳幼児健診では、毎回赤ちゃんの頭囲の検査をしますね。日頃から「うちの赤ちゃん、他の赤ちゃんより頭が大きいのでは?」と不安に感じているママや、乳幼児健診で再検査を勧められるママにとっては、「赤ちゃんの頭が大きいのは、何か悪い病気なの?」と不安になることでしょう。

今回は、赤ちゃんの頭が大きい原因や病気との関連、赤ちゃんの頭の正しい計測の仕方もご紹介します。大きさが分からず心配なママは、まず家庭で正しく計測してみましょう。乳幼児健診は、定期の3~4ヶ月検診はもちろん、6ヶ月健診などが任意の地域でも、できるだけ受けた方が安心ですよ。

赤ちゃんの頭が大きいのは病気?巨頭症(大頭症)

寝てる赤ちゃんの頭

「赤ちゃんの頭が大きい=病気」と、全てのケースについて断言することはできませんが、幼児や大人に比べて赤ちゃんの場合、病気が原因で頭が多きくなることがよくあります。まずは、頭が大きくなる巨頭症(大頭症)について知っておきましょう。

巨頭症とは?

巨頭症とは、頭が不自然に大きくなる病気です。大頭症と呼ばれることもあります。生まれた時からすでに頭が大きい赤ちゃんもいますが、成長するにつれて徐々に大きくなっていくことが多いです。

巨頭症には、原因となるいくつかの病気があります。巨頭症を発症することにより赤ちゃんの精神や運動発達に影響を及ぼしますので、「そのうち身体とバランスがとれるようになる」などと安易に考えず、注意することが必要な疾病と考えましょう。

巨頭症の検査方法

出産時や定期健診で赤ちゃんの頭囲を測定しますよね。これは、赤ちゃんが巨頭症ではないかをチェックしているのです。赤ちゃんの頭囲がどのくらい標準値曲線を上回っているかで、巨頭症が疑われます。
巨頭症が疑われる場合、原因となるほかの病気にかかっていないか、発達の遅れがないかなどを病院で検査することになります。

巨頭症と脳障害との関連性

巨頭症の場合、運動能力や知能の発達の遅れを伴うことがあり、自閉症の子供の約30%が巨頭症を発症していると言われています。巨頭症の疑いがある場合、子供の行動や発達についてもよく見ておく必要があるでしょう。
また、巨頭症の子供が、てんかん発作を起こすこともあり、それぞれの症状にあった治療が必要となっていきます。

巨頭症の原因となる病気

巨頭症の原因となる6つの病気を詳しくご説明していきます。病気の程度次第で速やかに治療が必要な場合と、経過観察する場合とがあります。

水頭症

泣いてる赤ちゃん

水頭症とは、脳の内部に髄液が過剰に溜まる病気で、過剰に溜まった髄液の圧力により、頭蓋骨が広げられ頭が大きくなってしまいます。赤ちゃんは頭蓋骨の結合が柔らかいので、水頭症を発症しやすいと言われていますが、生まれつき頭が大きい場合は、先天性水頭症の疑いがあります。遺伝的な障害が原因となる場合も稀にありますが、妊娠中にトキソプラズマや風疹などの感染症に母体が感染することによって先天的に起こります。

後天的には、ケガによる頭蓋内出血や、感染症による炎症、脳腫瘍などが原因となります。水頭症は、子供の病気と思われていますが、物忘れが多くなってきた高齢者など、年齢を問わずに発症する可能性がある病気です。

硬膜下血腫

硬膜下血腫とは、脳の表面に血液が溜まる病気です。転んだりして頭をぶつけた時などに、しばらくたってから血腫(血が溜まって腫れあがる状態)ができます。

子供の場合は、視野が狭く転びやすかったり、お友達とぶつかったりと頭を打つケガをよくしますよね。特に2歳以下の幼児の場合、軽く頭をぶつけただけでも硬膜下血腫になりやすいので注意が必要です。乳幼児のケガは家の中で起こることが多いのですが、親も家の中ではついつい目を離してしまいがちですので気を付けましょう。

硬膜下血腫はケガをした直後にはわからず、しばらくして気づくことがあるため、頭を打った後24時間程度は子供の様子を注意深く観察してくださいね。心配な場合は病院を受診しましょう。また、頭のケガで以下のような症状がみられた場合は、すぐに病院を受診してください。

すぐに受診すべき頭のケガ症状

  • 嘔吐を繰り返す
  • 泣かずに意識障害がある
  • 意識障害・けいれんの症状がみられる
  • 鼻漏や耳漏がある
  • 呼吸をしていない
  • ぐったりして顔色が青白い

硬膜下水腫

人間の脳は、頭皮、頭蓋骨、硬膜、くも膜、軟膜に守られていますが、硬膜下水腫とは、くも膜が裂けることによりくも膜と硬膜の間に水のような透明の髄液・血液・浸出液が溜まる病気のことです。硬膜下水腫の原因は、外傷による場合やインフルエンザなどによる細菌性髄膜炎が殆どですが、まれに脳腫瘍が原因のこともあります。水腫は、自然に消滅することもありますが、血が溜まって膨らむ血腫に移行して手術が必要になることもあります。

硬膜下水腫の症状が現れるのは、ケガをしてから数時間~数日経過してからです。赤ちゃんの頭が大きいことが気になる場合、数日間にケガをしていないかなど、子供の様子に代わったことがないか思い出してみましょう。

くも膜のう胞

くも膜嚢胞とは、脳のくも膜に髄液が蓄積し風船のように膨らんで脳を圧迫してしまう病気ですが、症状が現れないこともあります。小児期に発症することが多く、年齢によっては手術が必要な場合もあります。成人の場合は、くも膜が拡大することはほとんどなく、自覚症状がないまま生活し、たまたまMRIをとった時などに発見する人も多いです。

ソトス症候群

1万人に1人の難病であるソトス症候群とは、頭や体の成長が著しく早く、発達には遅れがみられる病気です。遺伝子の突然変異により発症する病気で、発症した赤ちゃんが大人になって子供を出産した場合、50%の確立で遺伝すると言われていますが、ソトス症候群の赤ちゃんを産んだ親から次の子に遺伝することはありません。

ソトス症候群は、心臓系の病気・腎泌尿器系の病気・けいれん・側弯(背骨の曲がり)・扁平足などの合併症の心配があるため、定期的に検査をして合併症を早期に発見し治療を進めていく必要があります。

脳腫瘍

巨頭症の子供の中には、まれに脳腫瘍が原因の場合があります。脳腫瘍は、子供のガンの中では白血病に次いで2番目に多い病気です。

子供の脳腫瘍の場合は小脳や脳幹に腫瘍ができることが多く、脳脊髄液の流れが悪くなり脳内に蓄積し水頭症を発症することがあり、それにより巨頭症の症状がみられることがあります。ただし、赤ちゃんが脳腫瘍になった場合、頭蓋骨がまだ固まっていないため、嘔吐症状などは起こりにくいため注意が必要です。

病気以外で赤ちゃんの頭が大きい原因

赤ちゃんの頭が大きいからといって、必ずしも病気とは限りません。病気以外で考えられる原因を挙げておきます。

遺伝

赤ちゃんを抱っこしてるパパ

両親のどちらかの頭の大きさが大きい場合、遺伝の可能性もあります。遺伝の可能性があり、赤ちゃんの様子にも心配な点がみられない場合は、しばらく様子を見てみましょう。また、赤ちゃんによっては成長するにつれて、標準的な頭の大きさになることもあります。

ただ、ママは赤ちゃんの体のちょっとした数値も気になってしまいますよね。頭の大きい子供を持つ先輩ママの体験談をご紹介します。

あかぼうし
32歳

帽子のプレゼントは困る!

息子二人とも生まれた時から頭が大きい子でした。主人が、頭が大きいので遺伝かなと思いあまり気にしていません。ただ、幼稚園の帽子は特注、小学校の紅白帽子は1年生の時にすでにピッタリでした。

私は子供が小さい時に巨頭症という病気のことを知らなかったので心配することもなかったのですが、知っていたら心配して病院で検査していたかもと思います。ただ、体の大きさは標準的なのに頭囲は標準値の上限ぎりぎりでしたが、健診で指摘されたことは一度もありません。

計測ミス

出産時や定期健診では、赤ちゃんの頭囲を測定し医師が異常をチェックしています。ところが、赤ちゃんの頭囲を正確に測るのは意外と難しく、計測ミスが多いと言われています。定期健診などで頭囲を計測する際には、知らない人に体を触られて泣いて動いてしまう赤ちゃんも沢山いますね。

出産時や定期健診で測定された数値は、正確に測れていない可能性がありますので、健診で特に何も指摘されなかった場合は、1回の数値だけで必要以上に不安になるのではなく、その後の経過を見守っていきましょう。また、定期的に頭囲を測定することにより、異常に早く気付くことができるので、定期健診は必ず受けましょうね。

病気が疑われる頭の大きさの目安

赤ちゃんの頭が大きい時、何らかの病気が隠れている可能性がある目安は、標準から3cm以上大きい時です。計測で頭の大きさが母子手帳にある成長曲線のパーセンタイル値97を超えている場合は、要注意と言えます。また、頭囲が標準値であっても短期間に急速に大きくなったように感じられる場合は十分な注意が必要です。

赤ちゃんの頭は、体の中でも特にデリケートな部分です。生まれたばかりの赤ちゃんは、大泉門という頭蓋骨のつなぎ目のへこみがあり、優しく触るとブヨブヨしていて、2歳頃までに徐々に閉じていきます。稀に嘔吐した赤ちゃんの大泉門が腫れていることがありますが、このような症状がみられた場合は、髄膜炎の可能性がありますので、出来るだけ早く病院を受診してくださいね。

家庭での正しい頭囲の測り方

赤ちゃんの頭囲を測ってるパパのイラスト

健診や病院の慣れない環境よりも家でママやパパが計測した方が、赤ちゃんも安心して計測させてくれる可能性があります。正しい頭囲の測り方をマスターして、心配な方は定期的に計測すると良いでしょう。計測するときは、赤ちゃんのご機嫌の良い時間に行うようにしましょう。計測した数値は、母子手帳の頭囲のグラフの上に印をつけておくとわかりやすいですね。

頭囲の正しい測り方

赤ちゃんの左右の眉毛のすぐ上と、後頭部の一番出ている箇所を結ぶようにしてメジャーを通します。計測するときは赤ちゃんを寝かせ、おでこの一番出っ張っている部分を通らないようにするのがポイントです。

赤ちゃんの頭が大きいのは賢い証拠?

人間の脳の大きさと知能の関係については、昔から世界中の研究者により研究がされてきています。ただ、現在のところ脳の大きさと知能の関連性については、明らかにされていません。親としては、「赤ちゃんの頭が大きいのは賢いからかな?」と期待してしまうかもしれませんが、頭が大きいのもひとつの個性ととらえて、おおらかな気持ちで赤ちゃんの成長を見守ってあげましょうね。

赤ちゃんの頭が大きいと首すわりが遅い?

まだ首が座っていないため首を支えてもらって座ってる赤ちゃん

赤ちゃんの頭が大きい場合、首の座りが遅れることがあります。頭が大きいため首で十分に支えることができず、首の座りが遅れることが殆どです。そのような場合は、赤ちゃんの首の力がついてくると自然に首が座ってきますので、あまり心配し過ぎず、大らかに見守りましょう。

ただし、赤ちゃんに以下のような様子が見られる場合は、何らかの病気が隠れている可能性がありますので、病院を受診しましょう。

病院を受診した方が良いケース

  • 大泉門が腫れている・かたく張っている
  • 頭囲の大きさが標準値からどんどん離れていく(急に頭が大きくなっている)
  • 目の動きに異常がみられる
  • 機嫌が悪い・元気がない日が続いている

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