新生児の湿疹に関する記事

【新生児の湿疹】顔や首に出る種類と特徴とケアの方法

【新生児の湿疹】顔や首に出る種類と特徴とケアの方法

新生児に多い湿疹とはどのようなものがあるでしょうか。また、罹患した時の対策についても紹介します。

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新生児に見られる湿疹の種類とは?特徴・原因と見分け方について

新生児は幼児や大人と比べると抵抗力が弱く、肌のバリア機能もまだ発達していません。そのため、病院を退院するころ(生後1週間~10日ごろ)になると、主に顔に『乳児湿疹』や『乳児アトピー』と呼ばれる肌の不調が見られるようになるのです。

これらの『乳児湿疹』や『乳児アトピー』と呼ばれる皮膚炎の正体と、どのような特徴があるのかについて見ていきましょう。

乳児脂漏性湿疹

寝ている新生児

一般的に『乳児湿疹』と一括りにされることがありますが、退院したばかりの赤ちゃんによく見られるのが、この『乳児脂漏性湿疹』です。1カ月検診のころに、大量のブツブツが発生してピークを迎える赤ちゃんも少なくありません。一時的に広い範囲で広がってしまうこともあり「いつまで湿疹が続くのかな…」と不安になりがちですが、遅くとも生後6カ月ぐらいまでには治ります。

見た目とかゆみの特徴

湿疹でほっぺが少し赤くなってるけど笑顔の新生児

見分け方は、おでこやほっぺなど顔や、頭皮を中心として広がっていること、ブツブツの1つ1つがかさぶたのようになっていること、かさぶたは黄色いこともあるが、フケのように白く渇いている場合もあります。

顔を中心として発生しますので、見た感じはとてもかわいそうなのですが、かゆみはあまりなく、赤ちゃんのストレスにもなりにくい湿疹です。ですが、顔周りを赤ちゃんがさわるときにひっかいてしまうと、傷跡が残ったりかさぶたが取れて膿のような汁が出たりすることもあります。

乳児脂漏性湿疹が発生する原因

授乳されてる新生児

生後1カ月前後は、皮脂が過剰に分泌される時期でもあります。また、母乳やミルクに含まれる脂肪分がうまく代謝されずに、毛穴に詰まってしまって脂漏性湿疹になることもあります。
生まれたばかりの赤ちゃんは、皮膚が薄くデリケートなため、すぐに身体に湿疹などのサインが現れます。おでこやほっぺなどの顔に湿疹が出るのは、皮脂の分泌量がおなかや身体の他の部位に比べ多いためで、また顔の皮膚が身体に比べ薄いからです。

乳児脂漏性湿疹が発生したら・・・

丁寧に入浴させて肌をきれいに保つことで、1~2週間程度で自然治癒します。2週間経ってもかさぶたが減らない時や、膿がでるとき、顔をひっかいてしまいそうなときは、小児科に相談に行きましょう。ガーゼの手袋などをして、顔に傷を作らないように保護してあげるのも良いですね。

新生児ニキビ

新生児ニキビとは、乳児脂漏性湿疹と同じく、病院から退院するころから、生後1カ月ぐらいまでに発症しやすい湿疹です。ですが、乳児脂漏性湿疹と比べると長期化せず、生後2カ月までには跡かたもなく治ってしまうことが大半です。

見た目とかゆみの特徴

顔の頬やおでこに、赤いニキビ状の湿疹が現れます。固まって発生して、顔全体が赤く見えることもあります。炎症になりますので、赤ちゃんも不快に感じ、ニキビの部分をこすってしまうこともあるので注意してあげましょう。

新生児ニキビが発生する原因

乳児脂漏性湿疹と同じく、皮脂の過剰分泌や、脂肪の代謝がスムーズにいかないことが原因で、発生してしまいます。どちらの湿疹も新生児にはよく見られるものですので、ひっかいたり長期化したりしないかぎりは病院に行く必要はありません。

新生児ニキビが発生したら・・・

ほっぺたを手でかいている新生児

すぐに薬を塗るよりも、まずは肌を清潔に保つ方が、効果的に治すことができます。入浴時に丁寧に洗い、やさしく押さえるようにニキビ周りの水分を取ってあげましょう。赤ちゃんが自分でひっかいたりしないように、ガーゼの手袋などをつけてあげると良いですね。

あせも

新生児は睡眠時間が長く、また同じ姿勢で寝ていることが多いので、特に夏の時期にはあせもを発生することが多くなります。

見た目とかゆみの特徴

生後1カ月のころは、ひじやひざの裏や、首など皮膚が重なっている部分に、白いブツブツとなって「あせも」が現れます。生後1カ月を過ぎると、皮膚が重なっている場所やお腹などに赤いブツブツとなって見えることも多くなります。

かゆみはかなり強く、爪でひっかくこともあります。爪でひっかいてしまうと「飛び火」になることもありますので、注意しましょう。

あせもが発生する原因

皮膚に汗がたまって、発生します。新生児を含め赤ちゃんは皮膚面積が大人よりも小さいけど、汗腺の数は同じで密集しているため、汗を大量にかくと汗が通る汗管が詰まってしまい、あせもとなってしまいます。また、湿度が高すぎても同様に、あせもが発症しやすくなりますので、温度を湿度に注意してあげましょう。

あせもが発生したら・・・

沐浴で顔を洗ってもらって笑顔の新生児

部屋が暑すぎないか、こまめに体の汗を拭いているか確認してください。赤ちゃんは大人よりも代謝がよく汗かきですので、自分の皮膚感覚で厚着をさせていないかチェックしましょう。大人よりも1枚少なめに、が目安です。

また、夏場は1日に2回ほど入浴して汗を流してあげるのもオススメです。ボディシャンプーを使うのは1日に1回にしておくことで、必要な皮脂まで流し去ってしまうことを避けられます。

アレルギー性の湿疹が発症することも

新生児の湿疹は、ほとんどの場合、『乳児脂漏性湿疹』『新生児ニキビ』『あせも』のいずれかなのですが、まれにアレルギー性の湿疹が発症することもあります。

アトピー性皮膚炎

両親のどちらかがアトピー性皮膚炎の場合は3分の1、両親のどちらもがアトピー性皮膚炎の場合の4分の3はアトピー性皮膚炎になるとも言われています。新生児に発症する場合は、見た目は乳児脂漏性湿疹に似ていますが、かゆみが強く何度もかさぶたが発生します。皮膚を清潔に保ち、布団や布類をこまめに取り替えるようにしましょう。

食品アレルギーによる湿疹

哺乳瓶で母乳を飲んでいる新生児

母親が食べた食事に含まれる材料が、母乳を介して新生児のアレルギーを引き起こし、下痢や血便などが出てしまうアレルギー性胃腸炎となる可能性があると新生児乳児アレルギー疾患研究会にて発表されています。
母乳を原因として赤ちゃんに湿疹が出てしまうという話もありますが、そのような調査結果や報告もないので、ママは色々な物を健康的に食べ、沢山栄養のある母乳を赤ちゃんに飲ませてあげましょう。
離乳期になって、卵や牛乳、大豆などを食べることで、口の周りや口腔内に湿疹が生じることがあります。以前は生後2ヶ月ぐらいから果汁をあげる離乳準備が推奨されていましたが、現在では離乳時期も生後5,6ヶ月ぐらいで、赤ちゃんが食べ物に興味を持ったらとされています。
食品アレルギーかもと思ったら、その食品の摂取はやめ、小児科の医師と相談して見ましょう。

新生児と乳幼児の湿疹の違い

生まれて1ヶ月以内の新生児は、まだ皮膚も弱く、外の環境にも馴染めないため、それが湿疹として身体に現れてしまいます。乳児脂漏性湿疹は新生児期から発生しますが、皮膚の乾燥を原因とする乳児乾燥性湿疹は新生児期にはあまり発生しません。

新生児期は、まだ皮脂の分泌が活発なので、温度と湿度による汗をかく量のコントロールと、沐浴などでかいた汗を落とし、皮膚を清潔に保つことを心がけて下さい。

月齢に応じて、赤ちゃんに出る湿疹は脂漏性のもの、乾燥性のもの、またアレルギー性のものや、ニキビ、アトピーなどに変化することもあります。しかし、それは赤ちゃんが成長している証でも有ります。
突然顔いっぱいに湿疹が出ると、新米ママさんは焦ってしまうかもしれませんが、他の新生児も同じように顔を真っ赤にしていたということを覚えておいて下さい。

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