新生児の熱の原因と対処法に関する記事

新生児の熱が38度を超える原因・病院に行く入院前の対処法

新生児の熱が38度を超える原因・病院に行く入院前の対処法

新生児の熱が38度以上を超えた場合、どのような原因が疑われるでしょうか。家庭でどんな対処法をとることができるでしょうか。

マーミーTOP  >  赤ちゃん  >  新生児の熱が38度を超える原因・病院に行く入院前の対処法

新生児の熱!病気の見極め方と正しい熱の測り方について

生まれたばかりの新生児は、お母さんのおなかの中にいる時にもらった『母子免疫』と初乳などの母乳などにも、免疫機能を高める成分が含まれているために、風邪などの感染症にかかりにくくなっています。ですが実際には、感染症にかかることも風邪をひいて高熱を出すこともあったりします。

新生児の熱を正しく測る方法と、測定した体温から病気かどうかを見極める方法について見ていきましょう。

わきの下で測る方法が、誤差は少なめ

赤ちゃん用の体温計

新生児も大人や子どもと同じく、わきの下で測るのが一般的な方法です。電子体温計でも水銀計でも正確な体温を測定するためには5~10分、わきの下に挟んでおかなくてはなりません。これは『実測式』と呼ばれる測り方ですが、正確に体温を測定できる反面、わきの下に5分以上も挟んでおかなければなりません。

電子体温計の中には『予測式』と呼ばれる体温計もあって、その方式は中に入っているコンピューターが計測されている人の体温を予測するというもので、スタートボタンを押してからの体温上昇の様子から、その人の体温を予測して表示板に表示するのです。

『予測式』の場合は、15秒~90秒くらいの短時間で測定することができます。以前は、『予測式』で体温を測定すると、実際の体温から多少の誤差が生じてしまいましたが、最近では精度がよくなってきていますので、予測式で測った場合も実測式で測った場合の体温には、大きな違いは生じません。

汗で赤ちゃんのわきの下がぬれていないかチェックし、軽くわきの下をガーゼやタオルで拭いてから挟むようにしましょう。

『おでこで測るタイプ』のものや『耳で測るタイプ』のものも販売されています。時間をかけて測るわきの下タイプに比べると誤差が多少はあるという声もありますが、数秒で測ることができるものや、新生児に使いやすいように設計されているものもありますので、気になる方は試してみるのはいかがでしょうか。

おでこで測るタイプ

チビオン Touch(タッチ)
チビオンTouch

ピジョン株式会社

12,500円 + 税

おでこにわずか1秒タッチするだけで、赤ちゃんの体温を測ることができます。寝ている赤ちゃんを起こすことも、一定時間体を固定させることもありませんので、新生児期の赤ちゃんには嬉しいアイテムですね。

http://products.pigeon.co.jp/item/index-617.html

耳で測るタイプ

耳チビオン
耳チビオン

ピジョン株式会社

見やすい大画面表示の耳式体温計『耳チビオン』。1秒で測定できるだけでなく、バックライト方式ですので暗い部屋でも手軽にチェックすることができるのも魅力です。

http://products.pigeon.co.jp/item/index-431.html

新生児の熱は何度から?

新生児は、大人よりも平熱が高いと言われていて、最も高い値だと37.5度であっても平熱であるとも言われています。一体「何度くらい」であったら熱があると思ってもよくて、何度を超えたら高熱だから心配しないといけないのかの目安を知れた方が安心できますよね。

かねて、同じような疑問を抱いていた先輩ママの体験談から、新生児の体温が何度を超えたら「熱があるかも」と判断できるのか、確認してみましょう。

赤ちゃんに熱があるって何度くらいだろう?先輩ママの体験談

ゆきっぺ
33歳

37.4度の熱だから心配になって、病院に連れていきました。

赤ちゃんの平熱は、比較的高めであって熱がさほど高くても心配しなくてもよいことは知っていました。けれど、うちの子は体温を測ってみても37度を超えることなんてほとんどなかったです。ある日なんとなく汗ばむ量が多くて、気になって熱を測ってみると37.4度もありました。元気そうには、していたけど、まだ新生児だっていうこともあってすぐに病院に連れていきました。

病院に連れていくと医師の診断は「何の問題ありません」でした。その言葉を聞いて安心したと同時に、心配症の私なら今後も同様の事があるかもしれないので医師に「先生、何度くらいの熱があったりしたら病院に来るべきなのでしょうか?」と伺ってみました。

すると医師は「お子さんの平熱から、1度以上も高くて具合も悪そうにしていたら受診するのが一つの目安ですね。37.5度を超えてしまうと予防接種が出来なくなってしまいますが、家で安静にしていれば熱がおさまる事がほとんどです。38.5度以上を超えると高熱の範囲と言われますが、生後3ヶ月未満ならば38度以上の熱が出た時も一つの目安となります」と教えて下さりまして、助かりました。

私の子が普段よりも高熱になった理由は、恐らくデザインが気に入って前もって購入していた冬用の
服を、冬になる前に着せてしまったことだったのかもしれません・・・冷静になって気がつきました。

37.7度でも平熱?新生児の熱

熱が出て泣いている新生児

新生児は大人よりも体温が高めですので、37度以上が平熱の赤ちゃんも少なくありません。起床時・お昼間・夕方・就寝前の4回程度測ってより正確な平熱を把握しておくと、その熱と比べることで「熱があるのか」どうかを素早く知ることができます。

突発的に高熱を出すことも新生児期には珍しくはありませんが、38度の熱が続き、さらに次のような症状が見られるときはすぐに病院に連れて行くことをお勧めします。

  • 短時間に嘔吐や下痢を繰り返すとき
  • けいれんが続くとき
  • 熱が高いのに手足がつめたいとき
  • 呼吸が苦しそうなとき
  • 顔色が青白いとき

新生児の熱が出る原因

新生児は『母子免疫』と母乳に含まれている免疫成分のおかげで、風邪などのウィルスや感染症にかかりにくいため、38度以上の高熱にはなりにくいです。それでも、服を着させ過ぎていることや、新生児髄膜炎などの病気にかかってしまった場合には、38度以上の高熱になってしまいます。

1  服を着させ過ぎてしまっている

厚着させられている新生児

季節の変わり目で、ほんの少し肌寒くなったからといって、赤ちゃんに重ね着をさせすぎてしまうことが、38度以上の高熱が出てしまう原因となることもあります。赤ちゃんは、体が小さいため外から熱を加えられたり、厚着などをして自分の体から熱が出ていかなかったりすると、すぐに体が温まって体温がどんどんと上がってしまいます。そういう時に体温を測ってみたら、38度ってこともよくあって、咳こんではいなくて体調的には大丈夫そうだけど…高熱であったら、服を着させ過ぎていることが、その熱の原因かもしれません。
羽織っている服を一枚脱がせてあげたり、薄着にしてあげると体温が平熱の値に戻ってくれるかもしれませんよ。

2   ヒーターなどの暖房器具の近くにいる

寒い時期に新生児を温めてあげようと、ヒーターなどの暖房器具のすぐそばで休ませていると、体はすぐに温まるとともに、熱が体にこもります。赤ちゃんの体に熱がこもっている状態で体温を測ると、38度以上の高熱になってしまうこともあります。寒がる赤ちゃんを、温めてあげることはもちろん大事ですが、暖房器具の近くで休ませたり、長い時間あたらせていると、のぼせたりすることもあって、温めすぎにも注意しましょう。

3   風邪のウィルスや何らかの細菌に感染してしまっている

新生児は、高い『免疫力』があるからといって、風邪のウィルスや何らかの細菌に絶対に感染しない訳ではありません。部屋の湿度が低くて細菌などが活発になっていたり、おむつが濡れたままだと体が冷たくなって『免疫力』が弱まり、風邪をひいてしまうこともあります。

ひいてしまった風邪のウィルスの種類によっては、38度をこえる高熱の症状が出てしまうこともあります。数回熱を測ってみても、体温が下がらなかったら風邪かもしれないと、疑ってみましょう。

  小児尿路感染症

小児尿路感染症は、おしっこの通り道が細菌に感染してしまうことでおこります。感染してしまうと、炎症や38.5度以上の高熱、頻尿や血尿の症状があらわれます。生後3ヶ月未満の赤ちゃんが、かかりやすい細菌性感染症であり、乳児期は男の子がかかりやすいと言われています。

乳児期の原因不明の熱の5%ほどは、小児尿路感染症が関わっている報告されており。おむつが汚れていたら、こまめに取り替えてあげることが感染予防に繋がっていきます。おむつのチェックって病気の感染予防にもなるんだと再認識できましたね。

5   川崎病

国立医療生育研究センターによると、川崎病は日本人医師・川崎富作氏が1967年に最初に症例報告をした原因不明の病気です。4歳以下の乳幼児が、発症しやすく、その症状は、全身の血管に炎症がおきたり、高熱、両目の白い部分の充血、唇が真っ赤になり舌がイチゴのようにブツブツなる、手足の痺れなどの6つの症状のうち、5つ以上の症状が見受けられると川崎病と診断されます。

(注1)

川崎病は、日本人などのアジア系の人種に多い病気であります。細菌やウィルスの感染や、何らかの環境物質の刺激によるものだと考えられていますが、まだ原因は特定されているわけではありません。

川崎病の6つの症状

  • 38度以上の熱が5日以上も続いている
  • 体全体に発疹がみられる
  • 両目の白目の部分が充血している
  • 唇が赤かったり、舌にイチゴのような粒々(イチゴ舌)ができている
  • 手足が腫れていたり、手の平や足の裏が赤くなっている
  • 首の片方のリンパ腺がはれている

38度以上が5日以上続いてはいなくとも、他の川崎病の症状がいくつか見られたら念のために病院に行くことをお勧めします。どんな病気であれ、早期発見が早期治療につながります。川崎病の治療が遅れますと、心疾患などの後遺症がともないますので、その可能性があるなら、早期発見につなげてあげましょう。万が一川崎病だとしても、早めに病気を見つけてあげることで後遺症も残らずに、入院期間も少なくて済みます。

6  無菌性髄膜炎

国立感染症研究所によると、無菌性髄膜炎とは、発熱や頭痛や嘔吐の3つの大きな症状があり、髄膜に刺激兆候が存在し、髄液の検査や細菌培養の結果、細菌を培養しないウィルス性髄膜炎と想定して考えられる症候群のことである。

(注2)

無菌性髄膜炎は、ウィルスに感染してしまって引き起こされる病気です。赤ちゃんの熱が高くてなかなか下がっていかなくて、頭痛や嘔吐の症状もあるのなら無菌性髄膜炎の可能性もありますので、早期治療に繋げるためにも、早めに病院を受診しましょう。もしも、無菌性髄膜炎と医師に診断されてしまったら、入院する必要がありますが、早期発見・早期治療を行えば回復も早くなります。

熱があるとき家庭でできる対処法

新生児は平熱がもともと37度前後と高めであり、さらに体が小さいため熱が伝わりやすくて、服を余分に一枚羽織っているだけで体温が上がってしまいます。体温計で熱を測ってみたら37.7度ってことは、頻繁にあるのかもしれません。まれに検温してみたら38度の高温の時もあるかもしれなくて、その高熱が度々続いてしまうと、何らかの病気が疑われます。

けれど、38度以上の高熱が一回きりとかならば健康には問題はないのかもしれず、ご家庭でできる対処法でケアしてあげましょう。家庭でケアをした後に、熱を測ったら38度以上の高熱がおさまらなかったら、その時は病院の助けをかりましょう。

1   熱をこまめに・正確に測ってあげる・記録してあげる

新生児の体調が悪くなっていないのかを、熱を測ることで確認しようとしています。その肝心の体温測定に不慣れであったりして、正確な体温を測定できないと、ちゃんとした健康状態の把握には繋がりにくくなってしまいます

赤ちゃんの体温を測ってあげることは、何度となくあるため、ママが安心して使いやすい体温計を見つけて、より正確な体温をはかってあげましょう。もし、熱をこまめに1時間おきごとに測ることで、体温が下がる傾向であり、平熱の範囲に近づいていったら病気などの心配はしなくてもよいでしょう。

また、熱をこまめに測るだけでなくて、記録してあげることも新生児の体調の変化を熱の推移からわかってあげられて、病院に連れていくことが万が一あったとしたらその記録が症状の診断にも役立ちます。

2   体に合わせた温度管理

肌着のみで笑顔の新生児

熱があるのに手足が冷たいときや顔色が青白いときは、肌掛けを1枚プラスするなど、体を温めてあげるようにします。エアコンや扇風機・空気清浄機などの冷たい風が当たらないように配慮し、新生児の体の熱を必要以上に失わせないようにしましょう。

「熱があるのに手足が冷たい?」と疑問に思ってママもいるのかもしれないので、その理由を説明しますと、手足を他の体の部分よりも低い温度にすることは、体温調整機能が未発達ですぐに体温が変化してしまう、赤ちゃんにとっての防衛本能の一種です。寒くなってきたら、体の大事な臓器などが集中する箇所に熱を集中させるために、手や足からの熱が送られて、手足が冷たくなってしまいます。

体内に風邪などのウィルスが入ってしまって症状が悪化してしまうと、体温を上げてその原因であるウィルスや細菌に対抗しようとします、熱で体温が上昇傾向にあったとしても、熱は血液によって運ばれていくもので、心臓から遠い位置にある手や足まで、その熱をもった血液が手や足までに届くまでには、タイムラグがあって心臓に近い部分と手や足の温度を比べてしまうと、手足の方が冷たくなってしまいます。

赤ちゃんは熱があっても、手足は冷たいものだと意識しておいて、手足の冷たさには敏感にならずに、肌掛けをもう一枚プラスするなど、服を厚手のモノに着替えさせるなど、体の外からも温めてあげましょう。

3  充分な水分補給

新生児は体重に比べて表面積が大きいので、体から水分が奪われやすい体型となっています。そのため高熱を出すと脱水症状に陥りやすいので、充分に水分補給をしてあげましょう

母乳やミルクをこまめに与え水分補給を行いましょう。また、手足やわきの下、首周りやおでこ、頭皮やおなかなどにたまった汗を拭いて、下着が汗で湿っている場合はすぐに取り替えて、新生児の体が冷えないように注意してあげましょう。

4  耳を痛がっていないかチェック

新生児期は確かに「母体免疫」や「母乳免疫」で守られているので、風邪などの感染症にはかかりにくいのですが、中耳炎にはかかりやすい時期と言えます。高熱を出したときに耳を触ると痛がらないか、頭を振って泣かないかチェックして下さい。耳や頭に痛みがあるのではと考えられる場合は、すぐに病院に行って診断を受けるようにしましょう。

5  ぐっすりと眠らせてあげる

良く寝てる新生児

ママも経験があるかもしれませんが、体調が少し良くない時には普段よりも多めに睡眠をとってぐっすり寝たあとには、体調が回復したってことはありませんか?人の体は、起きている時には活動的で体温が高め目であり、寝ている安静状態では体温は低くなります。その寝ているときの安静状態で、赤ちゃんの体温を上げている何かの原因が解消されて、体調が回復することもあります。

6  お風呂は熱が下がり始めてから、気になるなら医師に相談してから入れてあげましょう

お風呂は熱が下がり始めたら入れてあげましょう。新陳代謝が活発でデリケートな赤ちゃんにとって、体の汚れをとってあげることも大事です。体調的にはまだ万全ではないかもしれないので、お風呂には長時間は入れずに、湯冷めさせないために入浴後は普段よりも十分に温めてあげましょう。お風呂に入れてあげなくとも、シャワーや蒸しタオルで体をふいてあげても大丈夫です。

それでもやっぱりと気になるママは、医師などに相談してからお風呂に入れてあげましょう。

新生児の熱が高い時こそ、ママは冷静に対応しましょう

新生児の様子が何だか変で、熱を測ってみたら37.8度「どうしよう…どうしよう…」と心配してママ自身の気持ちが焦り高ぶってしまって、冷静さをなくさないように注意しましょう。

「平熱と比べてどの程度高いのか?」「服を着させ過ぎてはいないか?」「体温計を上手に使えていたか?」「熱は高いけど元気にしているか?」「熱以外の他の症状はあるのか?」などを冷静に考えてみましょう。すると、熱が高い理由は病気以外の違った安心できる理由だと判断できるかもしれません。

38度以上の熱であっても、家庭でできる対処法でケアしてあげると病院に連れて行く前に熱が下がっていくこともあります。新生児の熱が高い時には、ママは焦らず冷静に対応して健康を守ってあげましょう。

スポンサーリンク

スポンサーリンク