新生児の体重が増えない原因に関する記事

新生児の体重が増えないと悩んでいる人へ原因と対処法

新生児の体重が増えないと悩んでいる人へ原因と対処法

新生児の体重が増えないことは、即、病気を意味するわけではありません。その意外な原因と対処法について説明します。

マーミーTOP  >  赤ちゃん  >  新生児の体重が増えないと悩んでいる人へ原因と対処法

新生児の体重が増えないとどうなる?乳児健診で指摘と指導を受ける

新生児の体重があまり増えないと、新生児2週間健診や1ヶ月健診で医師からの指摘や指導を受けますので、特に初産の場合は健診をしっかり受けてください。

実は筆者も一人目の時、母乳の出が悪くて新生児2週間健診で体重が増えていないと指摘され、ミルクを足すように指導を受けました。

母乳の後にミルクを足すようになってから、新生児がよく寝て機嫌も良くなり体重もグングン増えて、1ヶ月健診時には身体発育曲線のど真ん中。新生児2週間健診を受けていなかったらと思うとゾッとします。

新生児には体重が増えない「生理的体重減少」の時期がある

新生児の大半は、生まれた時の体重の10%ほどが「生理的体重減少」で減ります。3~10%の体重の減少は生理的体重減少の影響で、母乳が足りていても体重が減少しますが、特に心配はいりません。

ただし生理的体重減少の時期を勘違いしていると、新生児の体重が増えない問題に気づきにくいので注意が必要です。

生理的体重減少は生後5日間!入院中なので退院後に体重が増えない時は要注意

哺乳瓶を脇に置いて指を咥える赤ちゃん

新生児の生理的体重減少は、お腹にいるときに溜めこんだうんちやおしっこの排泄、体の水分の蒸発などが原因でおこります。

新生児は出生後5日くらいまで母乳やミルクを飲んでいても体重が減りますが、次第に母乳やミルクを飲む量が増え成熟児であれば生後1週間~2週間で、生まれた時と同じくらいの体重まで回復していきます。

新生児の体重は1日20~50gずつ増える!毎日30gは目安と捉えて

生理的体重減少の時期が過ぎていくと、体内に老廃物が溜まっていないため、すっきりとした状態なので赤ちゃんの体重は徐々に増えていくようになります。

もちろんたくさん増える日や減ってしまう日なども「食べ物」や「体調」の影響を受けて変わってきますので、毎日体重を測って「今日は増えていない!何故‥。」と深刻に捉える必要はありません。

新生児の体重増加の目安は1ヶ月健診までに出生時より700g~1,000g増えているのが理想ですが、あくまでも目安なので個人差があります。

日割りにすると毎日25g~30gの体重が増加するペースになりますが、「1ヶ月経って結果的に1日平均30gずつ増えたな」という意味ですから、日々の増加量に振り回されないようにしましょう。

退院後に新生児の体重減少が続く場合は出産した病院に相談して

新生児によっては生後1週間まで生理的体重減少が続くこともありますが、1週間を超えても体重が減り続ける場合や体重が出生時に戻らない場合は次の様子が見られることが多いです。

  • ミルクや母乳を機嫌よく飲んでいるか
  • 顔の血色がよく色つやがよいか
  • 身長は伸びているか
  • 授乳後に吐き戻すことが多い
  • 起きている時、常に機嫌が悪くないか
  • 飲み疲れて寝ていないか

退院後に新生児の体重減少が続く、又はあまり体重が増えない場合は、遠慮なく出産した病院に電話をして相談しましょう。

母乳不足の場合も体に何らかの異常がある場合も母子ともに日常が楽になりますし、母乳育児を続けたいママは相談をためらいがちですが、一時期混合にしてもすぐ母乳のみに戻せます。

体重が増えない新生児へのお世話のポイント

授乳する母親

新生児の体重が増えなくて募っていく不安な気持ちに応えるため、ご家庭でできる対処法を紹介します。対処法といっても、新生児を注意深く観察するだけ、母乳やミルクのあげ方やお部屋の温度に注意するだけです。

1母乳やミルクが不足している

新生児の体重が増えない場合、母乳やミルクの量の不足が原因となることが多いです。特に母乳育児の場合は初めの1ヶ月の母乳の量が安定せず、知らず知らずのうちに新生児への栄養が不足しがち。

新生児が鼻の頭に汗をかきかがら母乳を吸っていたり、吸い疲れて寝てしまい授乳間隔が短くなったりしている場合は母乳不足のサインかもしれません。

母乳不足のサインは他にもいろいろあるので、新生児の様子を見てミルクとの混合も検討しましょう。

2母乳やミルクをあげる回数が少ない

眠る赤ちゃん

本来は母乳やミルクをあげなければいけない時間帯なのに、新生児が気持ち良さそうに寝ているので起こさないでそのまま寝かしつけていれば、母乳やミルクを上げる回数が少なくなってしまい、栄養が不足してしまいます。

我が子の寝顔は、かわいいけれども体重を増やすには、気持ち良さそうに寝ていても起こしてあげて母乳やミルクを与える必要があります。「母乳やミルクのあげる回数が少ないかも」と感じたら、ぐっすり寝ている新生児の起こし方を知ってその回数を増やしていきましょう

3新生児が母乳やミルクを上手に飲めていない

新生児に母乳やミルクの量や、回数に注意して十分に与えているにもかかわらずに、体重が増えないことがあります。その原因は新生児が母乳やミルクを飲む時に、沢山こぼしてしまうことで実は栄養を十分にとれていないのかもしれません。

今度、新生児に母乳やミルクを新生児に与える時には、口からこぼれていないかを注意深く観察して下さい。もしも、口からこぼれる量が多かったら、新生児の抱き方を変えるなどクッションをつかってミルクや母乳飲ませ方を工夫してみましょう。

またミルクの場合はほ乳瓶や乳首の選び方が原因で新生児が飲めていないケースがあります。種類を見直すなどして飲めるように調整してあげましょう。

4室温が低い

新生児期の赤ちゃんは体温調整機能も未熟で、体重に比べて体の表面積が大きいので、体の熱が奪われやすく外気の影響を受けやすいです。 赤ちゃんが過ごす部屋の温度が低い、あるいは高すぎる場合、下がり始めた体温を上げようとするために多くのカロリーを消費したり、不快で食欲がなくなったりして体重が増えなくなることもあります。

新生児や赤ちゃんが過ごす部屋の室温を季節ごとにきちんと調節し、快適な環境を作ることで母乳やミルクを飲みやすくしてあげましょう。

5元気で良く動くから

新生児であっても当然個性があり、手足をよくバタつかせて元気で良く動く新生児も中にはいます。そういう元気な子には、育児本どおりの母乳やミルクの量を与えていてもなかなか体重が増えないこともあります。そういう原因も考えて、新生児を観察してみて元気でよく動く子だと思ったら栄養をおおめに与えてみましょう

6身長が伸びている時期だから

新生児の体重が増えない原因としてもう一つ考えられるのは、身長を伸ばすために多くのカロリーが消費されていて、体重が増えにくい時期だということです。赤ちゃんの成長は、「体重が増える時期」と「身長が伸びる時期」を交互に繰り返す成長パターンであるので、新生児の体重が増えない時期に身長の測定をしてみて、身長が伸びていれば「今は身長が伸びる時期なんだ」と理解してください。

新生児の体重が増えないその他の原因

生後2週間が過ぎてもなかなか新生児の体重が増えていかなくて、さきほど紹介したようなご家庭でもできる対処法を試してみても、体重が増えていかない場合は病気が原因であることも考えられます。

ヒルシュスプルング病

抱っこした赤ちゃんを医者に診せる母親

大腸や小腸の運動を調整させるのに必要な、神経節細胞が生まれつき備わっていないために、排泄がスムーズに行われず、便秘になってしまう病気を『ヒルシュスプルング病』と言います。排泄がスムーズに行われないので、食べた分がそのまま腸内に溜まってしまい、お腹が大きく膨れてしまいます。

ヒルシュスプルング病の場合は、生まれた時から便が正常に出にくいので、出産から退院までの間に気付くことが多く、もしその間に発見されれば退院が長引きます。神経節細胞が欠如している部位の広さによって手術が異なりますので、入院期間もそれに応じて異なってきます。けれど、治療法が確立されている病気でして、そう診断されても不安になる必要はありません!

ヒルシュスプルング病を患っていると、排泄がスムーズに行えないので常にお腹が張った不快感を新生児がかかえて、ミルクや母乳を飲まないようになってしまいますので、新生児は体重が減少してしまいます。たとえ入院時に気付かなかったときも、便がきちんと出ているかを毎日チェックすることでヒルシュスプルング病の早期発見がご家庭でも行えます。便やガスが出ているか、お腹が大きく腫れあがっていないか、食欲はしっかりあるかを常に確認しておきましょう。そして、その疑いがあったら病院で診察してもらいましょう。

新生児の体重が増えない‥病気を疑う前にすべきこと

新生児の体重がなかなか増えなくて不安になると、その「原因」=「病気」と結びつけてしまうのは、初めて子育てをするお母さんがよくしてしまいがちな考え方かもしれません。けれど、新生児には「生理的体重減少」期があることを知ってその不安は和らいだはずです。

「生理的体重減少」期が過ぎているのに、新生児の体重がなかなか増えていかないこともあります。そういう時には、新生児をこれまで以上に注意深く観察してあげれば、新生児の体重を増やすための「ヒント」や「答え」が見つかります。見つけてあげたらすぐに対処してください。ほとんどの新生児の体重が増えないケースは、家庭でできる対処法をすれば効果があらわれるので、安心してください。

家庭でできる対処法をしたのに、新生児の体重が増えないこともあるかもしれません。その時には、病院で診察を受けることをお勧めします。病気ではない可能性も十分にありますが、ヒルシュスプルング病のような病気の早期発見・早期治療につながることもありますので、万が一の可能性に備えるうえでもそう心掛けて下さい。

新生児の体重が増えない原因は色々ありますが、一番そばにいる時間が長いお母さんでしたら、注意深く観察することで原因に気がつくことはできます。赤ちゃんのためはもちろん、自分の不安をなくすためにも、早めにその原因を見つけてあげて対処してあげてください。

おすすめの記事