赤ちゃんの斜視/原因と治療に関する記事

赤ちゃんの斜視の原因~メガネ/手術の治療方法の違いとは

赤ちゃんの斜視の原因~メガネ/手術の治療方法の違いとは

赤ちゃんが斜視かも知れない…斜視の種類や原因、治療法を中心に、偽斜視との見分け方をご紹介しますので気になるママ必見です。

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赤ちゃんが斜視かも?知っておきたい斜視の種類と治療

赤ちゃんの目を見た時、黒目の位置がずれていると、「もしかして斜視?」と不安になりますよね。赤ちゃんの目は、一見斜視のように見えても正常な場合があります。本当に斜視かどうか見分けるためにも、赤ちゃんの斜視についての知識を身に付けておきましょう。

ここでは、赤ちゃんの斜視の種類や原因を中心に、斜視と間違えやすい偽斜視についても触れていきます。赤ちゃんの斜視について気になっているママは、ぜひ参考になさってください。

斜視の4つの種類

斜視の目のイラスト

斜視とは、物を見ようとした際、どちらか一方の目の位置がずれていることをいいます。黒目が見たいものの方に向くのが普通ですが、斜視があると、片方の目が物を見ていない状態となるため、黒目の位置がずれてしまうのです。斜視は、黒目のずれ方によって、次の4つの種類に分けられています。

1内斜視

内斜視とは、真っ直ぐ物を見ようとしたときに、黒目が内側に寄っている状態のことを言います。真っ直ぐ見ようとしても、片目はちゃんと物を見ているのに、片方の黒目だけがいわゆる寄り目となってしまうのです。

2外斜視

外斜視になると、真っ直ぐ物を見ようとした時に、片目が外側をむいている状態となります。外斜視は、常に片目がずれている場合と、時々片目がずれるだけの場合があります。

3上斜視

上斜視は、真っ直ぐ物を見ようとした時に、片目が上の方に上がってしまう状態のことをいいます。

4下斜視

下斜視になると、真っ直ぐ物を見ようとした時に、片目が下側を向いている状態となります。

だまされてはいけない赤ちゃんの偽斜視

お父さんに抱っこされている赤ちゃん

偽斜視は、仮性内斜視とも呼ばれ、斜視のように見えるけれど斜視ではない状態のことを言います。赤ちゃんの写真を見ると、両方の黒目が内側に寄っているように見えることがありますよね。「うちの子の目は斜視かも」と思って眼科を受診すると、単なる偽斜視と診断されることが多いようです。どうして斜視ではないのに、斜視のように見えてしまうのでしょうか。

赤ちゃんに寄り目が多い原因としては、特徴的な顔の作りなどがあります。赤ちゃんの鼻は低く、鼻の付け根は脂肪が多い状態となっていますよね。目頭の皮膚や脂肪が白目の部分を隠すので、黒目の位置が内側に寄ったように見えてしまうのです。他にも、視力が弱かったり、両目で見ることに慣れていないなども寄り目になる原因です。
もし、偽斜視だったとしても、成長により目立たなくなるので問題はないのです。

偽斜視の見分け方

偽斜視を見分けるには、赤ちゃんの鼻の付け根をつまんでみると分かります。余分な脂肪が引っ張られ、隠れていた白目の部分が出てくるので、黒目の位置が正常かどうか確かめてみましょう。

斜視のおもな原因

斜視の原因はひとつではなく、様々なものがあります。子供の斜視の主な原因についてまとめました。

目を動かす筋肉や神経の病気

検査機のMRI

斜視の原因として、目を動かすための筋肉や神経の異常が疑われます。目には6本の筋肉がついていて、それぞれの筋肉をうまく動かして見たいものにピントを合わせています。しかし、何らかの異常があって筋肉を動かすことができない場合、黒目の位置がずれて斜視となってしまいます。

見た物を脳に伝える視神経に異常が起こると、目の機能がうまく働かなくなり、斜視になる場合もあります。斜視の原因が目の筋肉や神経にある場合は、手術や投薬治療が必要となります。そのため、斜視の原因を特定するために、MRIなどの全身検査が行われることがあります。

遠視

子供に遠視があることに気付かず放置していると、内斜視を引き起こすことがあります。正常な目であれば、目の奥にある網膜でピントが合いますが、子供の遠視の場合は、網膜よりも奥でピントが合う状態となっています。遠視の子が近くにあるものを見る場合は、かなり無理してピント調節を行わなければなりません。ピント合わせを頑張りすぎた結果、内斜視になってしまうのです。

両眼視の異常

両眼視の異常が原因で、斜視になってしまうケースもあります。両眼視とは、両方の目で見たものを脳で1つにまとめる機能のことで、物の立体感や奥行きをつかむために必要です。両眼視の機能は、1歳くらいでできるようになり、小学校低学年くらいで完成すると言われています。

左右の視力の差が大きい

視力検査を受ける子供のイラスト

斜視の原因のひとつとして、左右の視力の差が大きいことが考えられます。片目だけで物を見るようになると、バランスが崩れてしまうためです。

その結果、よく見える方の目ばかりで物を見るようになり、視力の悪い方の目は何も見ていない状態となります。目が何も見ていない状態となるため、黒目の位置が不安定となり、斜視になってしまうのです。

目の機能は、生まれてから少しずつ発達し、9歳頃までに完成すると言われています。両目の視力がだいたい同じですと、目の機能も順調に発達しますが、視力の差が大きいとうまく発達しません。

注意が必要な赤ちゃんの斜視

赤ちゃんの目がおかしいと感じ、偽斜視であった場合はいいですが、本当の斜視であれば、原因に応じた対処が必要となります。ここでは、注意が必要な赤ちゃんの斜視について解説します。

乳児性内斜視

ハイハイ期の赤ちゃん

乳児性内斜視とは、生後4ヶ月以降に発症する内斜視のことを言います。以前は、先天性の内斜視として、新生児期に発症するものと考えられてきました。現在では、生後しばらくしてから斜視が目立ってくることが分かっており、乳児性内斜視と呼ばれるようになりました。

乳児性内斜視は、黒目の位置が大きくずれるのが特徴で、赤ちゃんの顔を見ると内斜視であることがはっきり分かります。手術による治療が一般的で、遠視がある場合には、眼鏡をかけて視力の発達を促してから、手術を行う場合もあります。

間歇性外斜視

間歇性外斜視(かんけつせいがいしゃし)とは、時々外斜視になる状態のことを言い、子供に一番多いタイプの斜視です。眠い時やふとした瞬間に、片方の黒目が外側にずれますが、いつもずれているわけではないのが特徴です。

間歇性外斜視の症状は、1~2歳ころから目立ちはじめ、絵本など近くを見ることが増える5歳頃に目立たなくなる子供が多いです。

間歇性外斜視は、一時的に斜視が起こるだけなので、弱視になることはなく、両目で物を見る機能も育っていきます。視力測定などをしながら経過観察をし、治療方法を考えていく場合もあります。

調節性内斜視

調節性内斜視とは、遠視が原因でおこる斜視です。近くの物を見ようとして、目のピント機能を強く働かせたことにより、内斜視となってしまいます。調節性内斜視は1歳半から3歳くらいまでに多く発症し、遠視に対する治療を行うことで回復することがあります。

斜視を放置は要注意!

赤ちゃんの斜視を放置すると、目の機能がうまく育たないため、弱視になる可能性があります。弱視になると、眼鏡をかけても視力がでないままとなってしまうため、小さいうちから適切な治療を受けさせましょう。

斜視の治療

メガネを掛けて勉強をしている子供のイラスト

斜視の治療方法は、原因によって異なります。遠視が原因の調節性内斜視であれば、遠視用のメガネをかけることで改善されます。メガネにより目のピント機能を補助することで、楽に物を見られるようになり、内斜視となることが減っていきます。

それ以外の原因であれば、目を動かす筋肉をずらす手術が行われます。眼球についている筋肉の調節を行い、黒目が正しい位置にくるようにします。斜視は顔を見た時目立つので、小学校入学前に手術する家庭が多いです。

斜視の手術を乳幼児に行う場合は、全身麻酔で行われます。数日間入院することになりますが、手術後は普通に生活することができます。

何度か手術を行う場合もある

子供が斜視の手術を受けた場合、再び黒目の位置がずれて再手術となることがよくあります。手術は、子供への負担が大きいため、今後の治療について医師とよく相談して決めましょう。

新生児の斜視が気になる時は

生まれたばかりの赤ちゃんを見て、斜視になっている気がすると感じた場合は、医師に相談しましょう。ちょうど3~4ヶ月の乳幼児健診で目の動きをみる検査があるので、斜視について相談してみるのが良いですね。

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