疳の虫とは?昔の人の対処法に関する記事

疳の虫とは?赤ちゃんの夜泣きの正体を退治する4つの対策

疳の虫とは?赤ちゃんの夜泣きの正体を退治する4つの対策

疳の虫とは?夜泣きの正体や夜泣きや癇癪を引き起こす疳の虫を追い出すために、昔の人が行っていた様々な対処法をご紹介します。

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疳の虫とは?ママを悩ませる夜泣きの正体と疳の虫の出し方

日本には「虫の知らせ」や「虫の居所が悪い」など、虫にまつわる言葉が色々ありますよね。その中には赤ちゃんに関係した「疳の虫」という言葉があります。年輩のおばあちゃん世代では良く使われていたようですが、若い世代にはあまりなじみのない言葉ですよね。

昔のお母さんは、赤ちゃんの疳の虫に悩まされ、どうにかして退治したいと様々なことを試しました。疳の虫による赤ちゃんの症状は、現代のママさんもよく悩むことばかりなので、昔の人の知恵に解決のヒントがあるかもしれません。疳の虫のせいで、赤ちゃんがどんな状態になってしまうのか、ここでは、昔から行われている疳の虫の出し方や、疳の虫を封じる方法などについてご紹介します。

疳の虫とはどんな虫?

夕方の空

疳の虫と聞くと、「何の虫?」と疑問に思うママも多いのではないでしょうか。疳の虫とは本物の虫ではなく、赤ちゃんの夜泣きや癇癪(かんしゃく)、ぐずりを指す言葉です。

現代でも、赤ちゃんっていきなり泣き出すことがありますよね。お腹がすいているなど理由が分かる場合もありますが、理由が特に思い当たらない場合も。あやしても泣き止まず、泣いている赤ちゃんを前にして、途方に暮れるママも多いと思います。

そんな赤ちゃんの様子を、昔の人は「体の中で疳の虫が騒いでいる」と表現しました。昔は、今より衛生状況が悪かったため、体の中にいる寄生虫を目にすることが多かったことが、疳の虫という考えが生まれたきっかけだったようです。赤ちゃんは言葉を話すことができないので、泣いている理由が分からないことが多く、体の中の虫が悪さをしていると表現したのでしょうね。

黄昏泣きも疳の虫が原因?

夜泣きや癇癪以外には、夕方ごろになると泣き出す「黄昏泣き」も、疳の虫が関係していると言われています。夕食前の忙しい時間に泣き続ける赤ちゃんの対応には、昔の人も手を焼いていたんですね。

疳の虫の出し方の虫を退治する4つの方法

昔の人は、赤ちゃんの疳の虫を追い出すために、様々なことを行ったと言われています。どうして泣くのか分からない赤ちゃんを、なんとかして静かにさせたいと思ったのでしょう。ここでは、昔の人が行った疳の虫の退治方法をご紹介します。疳の虫の退治方法は、実際の効果が科学的に立証されたわけではありませんが、昔の人が行ったことには、ちゃんと理にかなったものが多いです。昔の人の対処法の中には、もしかしたら赤ちゃんを泣きやませるヒントがあるかもしれませんよ。

1粗塩で手をもみ洗いする

あら塩

赤ちゃんの手を粗塩でもみ洗いすると、疳の虫が出ていくと言われています。塩は、体を清める時に使うことがありますが、どうして塩で手を洗うと疳の虫が退治できるのか、疑問ですよね。

赤ちゃんの手に粗塩をつけてもみこむように洗うと、なぜか指先から白い糸のようなものが出てくるとのこと。これが疳の虫の正体と考えられていたようです。白い糸の正体はよく分かりませんが、塩の結晶成分や、拭いたタオルの繊維がくっついたものなどの可能性が高いでしょう。

疳の虫に対するはっきりした効果は分かりませんが、粗塩で洗うだけなら体への影響がありません。赤ちゃんの手は結構汚れているものですから、言い伝え通りに塩洗いしてみるのもアリかも。塩のザラザラした感触や、水やお湯に触れることで赤ちゃんの気分転換になるかもしれませんよ。

粗塩で赤ちゃんの手を洗う方法

  1. 初めに手を良く洗う
  2. 粗塩を赤ちゃんの手に取り、指の間や手のひらをしっかりこする
  3. 流水で塩を良く洗い流す
  4. きれいなタオルやハンドペーパーなどでふく

2小児鍼

昔は、疳の虫を退治する方法として小児鍼が用いられ、おじいちゃんおばあちゃんに連れられて、治療院を訪れる赤ちゃんが多かったそうです。

鍼治療は現代でも行われており、婦人科系の病気にも効果があると言われることから経験したことがある人もいるのではないでしょうか。子供に対しての鍼治療は江戸時代から行われており、夜泣きや癇癪といった小児神経症や虚弱体質の改善などに効果があるとされています。

でも、赤ちゃんに鍼を刺して治療するのは考えただけでも怖いですよね。子供に鍼治療を行う場合は、鍼を刺すのではなく、専用の鍼を使って皮膚をこするように施術します。施術時間は5分と短時間で、赤ちゃんの自律神経を整え、イライラを抑えたり、自己免疫力を高めたりする効果が期待できると言われています。

3漢方薬による治療

漢方薬を作る薬研

赤ちゃんの夜泣きや癇癪には、漢方薬による治療が効果的と考えられ、疳の虫を抑える薬が使われてきました。漢方薬は中国で作られた薬ですが、日本独自に作られた「孫太郎虫」と呼ばれる薬があります。孫太郎虫は、ヘビトンボの幼虫を乾燥させて作った薬で、宮城県の民間療法として用いられてきました。

孫太郎虫の名前の由来は「孫太郎という子がこの薬を飲んだら元気になったから」「おばあさんがこの薬を飲んだら妊娠し、孫太郎という元気な子を産んだ」という2つの説があるそうです。孫太郎虫の見た目は幼虫そのもので、串刺しにして売られていました。虫が苦手なお母さんにはちょっと抵抗があったと思いますが、子どものギャン泣きをどうにかしたいと飲ませていたのではないでしょうか。

現在、孫太郎虫は、環境の変化により原料となる幼虫が激減したため作られていません。そのため、過去に作られたものが高値で流通しているようです。また、孫太郎虫の他にも、疳の虫に効く薬が作られており、現代でも赤ちゃんが服用できる薬として市販されています。毎晩の夜泣きに悩んでいるママさんは、試してみるのも良いかもしれませんね。

疳の虫に効果があるおすすめの薬3選
宇津救命丸<銀粒>
宇津救命丸<銀粒>

宇津救命丸

950円+税

赤ちゃんの夜泣きや昼間のギャン泣きに効き目のある漢方薬。下痢や消化不良、食欲不振の症状にも効果があります。小さい粒状の薬なので、乳幼児でも飲みやすくなっています。それでも飲めない場合は水に浸してつぶして飲ませるのもOK。

http://www.uzukyumeigan.co.jp/shopxx2.html

ひやきおーがん 銀粒
ひやきおーがん 銀粒

大幸薬品

1,480円+税

400年以上前から使われてきた伝統ある生薬の薬です。夜泣きや疳の虫といった精神症状や、おっぱいを良く吐いてしまうなどの食欲不振に効き目があります。銀粒は直径が2mm以下の小さい粒なので、月齢の低い赤ちゃんでも飲みやすくなっています。

http://www.seirogan.co.jp/products/hiyakiogan/shouni.html

ツムラ漢方 桂枝加竜骨牡蛎湯
ツムラ漢方 桂枝加竜骨牡蛎湯

ツムラ

2,500円+税

体力が中等度以下の神経質な人に向いている漢方薬です。小児夜泣きや夜尿症、不眠症に効果があります。一日2回、食前に服用します。

https://www.tsumura.co.jp/products/ippan/016/index_50.shtml

4虫封じ

昔の人は、疳の虫の退治や予防のために、神社で祈祷を受けるのが効果的と考えていました。祈祷は、直接赤ちゃんの体に行う方法と、お札に対して行う方法があったようです。

体に行う方法としては、赤ちゃんの手の平に塩を入れた墨で字を書きお経を唱えます。しばらくすると、指の先から白い糸状のものが出てくると言われており、疳の虫を無事に退治できた証拠とされていました。祈祷の最中に鎮静効果のあるお香をたくケースもあったようで、赤ちゃんを落ち着かせる効果を狙ったものと思われます。
また、お札に祈祷をしてもらい持ち帰る方法もあり、古くは虫封じの祈祷をした紙を小さく切って、赤ちゃんに飲ませていたようです。

現代でも、子供の健やかな成長を願って虫封じの祈祷を行っている神社があります。自然豊かな神社に行けば、気持ちがすっきりする効果もありますので、お子さんと一緒にお参りに行ってみてはいかがでしょうか。

虫封じにおすすめのお寺・神社5選
法明寺 鬼子母神堂(サイト画面キャプチャ)

法明寺 鬼子母神堂

TEL: 03-3982-8347

住所: 東京都豊島区雑司ヶ谷3-15-20

成田山 深川不動堂(サイト画面キャプチャ)

成田山 深川不動堂

TEL: 03-3641-8288

時間: 8:00~18:00

住所: 東京都江東区富岡1-17-13

光胤山 本光寺(サイト画面キャプチャ)

光胤山 本光寺

TEL: 047-337-8324

住所: 千葉県市川市大野町3-1695-1

神明社(サイト画面キャプチャ)

神明社

TEL: 045-341-6365

時間: 6:00~19:00

住所: 神奈川県横浜市保土ヶ谷区神戸町107

行田八幡神社(サイト画面キャプチャ)

行田八幡神社

TEL: 048-554-5926

時間: 10:00~12:00、13:00~16:00

住所: 埼玉県行田市行田16-23

夜泣きや癇癪には焦らず対処しましょう

疳の虫を退治する方法がたくさんあることから、昔のお母さん達も、赤ちゃんのギャン泣きには相当悩んでいたことがうかがえます。こう考えると、赤ちゃんの中に疳の虫がいるというのも、本当のように思えてきますよね。

赤ちゃんの夜泣きや癇癪にママはイライラしがちですが、多くの親子が通る道です。成長するにつれて治まる傾向があるので、「今は手のかかる時期」と割り切ったほうが気持ちも楽になるでしょう。赤ちゃんの夜泣きでママがイライラしないよう、家族に協力してもらい、子供と離れる時間を持つなど工夫して乗り切ってくださいね。

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