ロタウイルス予防接種の費用に関する記事

ロタウイルス予防接種の費用の相場/副作用/地域の助成金

ロタウイルス予防接種の費用の相場/副作用/地域の助成金

ロタウイルスの予防接種費用は地域ごとに相場が違います。接種期間の制限やワクチンの種類を、ママになったら要チェック!

マーミーTOP  >  赤ちゃん  >  ロタウイルス予防接種の費用の相場/副作用/地域の助成金

ロタウイルス予防接種の費用と種類!東京/大阪など地域別相場

ロタウイルスは、乳幼児に感染しやすく重症化しやすいため、「予防接種で感染を防ぐことができるならば」と、接種を検討するママもいるでしょう。ところが「ロタウイルスの予防接種は費用が高額」と聞き、気が重くなってしまうことも…。ロタウイルスワクチンの費用は、一体どれくらいなのでしょう。地域によって差はあるのでしょうか?

また、ロタウイルスのワクチンは2種類あるため、それぞれのワクチンのメリットや副作用なども詳しく知り、どちらの方が自分の子に向いているのか考えて選びましょう。

ロタウイルス予防接種の費用は自費?公費?

腕に注射する

予防接種には定期接種と任意接種があります。
定期接種は、国や自治体が接種することを強くすすめている予防接種です。そのため、指定された年齢に、決まった間隔、決まった場所であれば公費により無料で受けられます。

一方、ロタウイルスなどの任意接種のワクチンは、接種するかどうかを受ける側(赤ちゃんであれば保護者)の意思に委ねており、基本的には自費で受けなければなりません!(ただし、一部地域では、地方自治体の助成金がつきます)

ところが、任意接種のワクチンであっても、必ずしも医学的に重要度が低い、重症化しないというわけではありません!特にロタウイルス胃腸炎は、ほとんどの乳幼児が感染し、脱水症状や脳症など重症化するケースもあるうえ、特効薬もない感染症ですので、ワクチンを接種して予防してあげることが望ましいと言えます。

ロタウイルス予防接種の種類

ロタウイルスの予防接種ワクチンにはGSK社製の「ロタリックス」とMSD社製の「ロタテック」との2種類あります。両方とも経口で接種する生ワクチンで、臨床効果もほとんど変わりありません。それぞれのワクチンのメリットや副作用についてみていきましょう。

ロタリックス

ロタリックス製品

ロタテックは、平成23年11月から日本での使用が開始されたワクチンです。ロタウイルスはいろいろな型があるのですが、ロタリックスはG1P(8)型という型のみに対応したワクチンです。G1P(8)型は、世界で流行するロタウイルスの65%を占めています。

ロタリックスは、G1P(8)型と似た構造の型にも効く交叉免疫性が強く、G2P(4)型、G3P(8)型、G4P(8)型、G9P(8)型などの型に対しても免疫をつくり、効果を発揮します。ロタリックスの重症化への有効性は85%、入院への有効性は85%です。

国内での臨床試験508例による副作用は、咳や鼻水症状が出る人が3.35%、発熱が1.38%、刺激に対して敏感になるケースが7.28%、下痢が3.54%、嘔吐が1.57%でした。

ロタテック

ロタテックは、平成24年7月から日本での使用が開始されたワクチンです。G1P(8)型、G2P(4)型、G3P(8)型、G4P(8)型、G9P(8)型の5種類の型に効果があります。これら5種類の型が、世界で流行するロタウイルスの90%以上を占めていますので、ロタテックの重症化への有効性は98%、入院への有効性は95%と非常に予防効果が高いのです。

ただし、ロタテックはロタリックスよりも消化器官に副作用が出やすいことが特徴的で、国内で行われた臨床試験による副作用は、下痢症状が出るケースが5.5%、発熱が1.3%、胃腸炎が3.4%、嘔吐が4.2%でした。

ロタウイルスワクチンの副作用への対応

「ぐったりしている」「原因が分からないが不機嫌」「嘔吐がひどい」「苺ジャムのような血便が出た」などの副作用が見られたら、至急医療機関を受診しましょう!

ロタウイルス予防接種の副作用で腸重積になる⁉

赤ちゃんに注射する

腸重積とは、腸の一部が他の部分に入り込むことで腸が閉塞してしまう状態のことです。ロタウイルスワクチン接種により、腸重積を引き起こすと言われていますが、生後3ヶ月までは腸重積は起こりにくいことが分かっているため、他のワクチンに比べて接種時期が早くなっています。

ロタリックス摂取後に腸重積になるリスクは、製造会社のグラクソ・スミスクライン株式会社の発表によると、国内での販売が開始された直後の平成23年11月~平成26年12月までに、ロタリックスにより腸重積になった症例は63件で、そのうち62件が入院し、7件が外科手術をしました。亡くなった例はありません。

また、ロタテック接種後3~4週間以内の腸重積のリスクは特に高く、ロタリックスと比べても高いと言われています。製造会社のMSD株式会社の発表によると、国内での販売を開始した平成24年7月~平成26年12月までに、ロタテックの接種が原因で腸重積を発症したと考えられる症例は48件で、そのうち44件が入院し、6件が外科手術を行いました。国内で亡くなった例はありません。

いずれにせよ、現時点では、この腸重積という副作用を懸念して、生後6ヶ月までにロタウイルス予防接種を終了することが望ましいとされています。

ロタウイルス予防接種の接種期間

ロタウイルス予防接種のワクチン別に、接種月齢や回数をみていきましょう。規定の接種期間を過ぎたら受けられなくなるため注意が必要です。風邪をひいて間隔があいてしまうことがありますので、早めにスケジュールするようにしましょう。

ロタリックスの接種回数と摂取期間

ロタリックスは生後6週~24週までに2回接種するワクチンです。初回摂取の推奨期限は生後14週6日までです。1回目の接種から4週間以上の間隔をおいて、2回目を24週までに摂取します。医師に相談すると、同時に他のワクチンを接種できます。

<1回目~2回目までの接種期間>

  • 1回目は生後6週から20週まで
  • 2回目は生後10週から24週まで

ロタテックの接種回数と摂取期間

ロタテックは生後6週~32週までに3回接種するワクチンです。初回摂取の推奨期限は生後14週6日までです。次の接種まで4週間以上の間隔をおき、3回目を生後32週までに終了させます。医師に相談し、他のワクチンと同時摂取が可能です。

<1回目~3回目までの接種期間>

  • 1回目は生後6週~24週まで
  • 2回目は生後10週~28週まで
  • 3回目は生後14週~32週まで

ロタウイルス予防接種費用の相場

ロタウイルス予防接種の費用の相場は、種類により異なります。助成金のない地域では、2回接種、3回接種に関わらず、合計すると30,000円前後が相場ですので、経済的負担は大きいと言えます。これらはあくまで相場ですので、病院や地域により金額は異なります。正確な金額は、最寄りの病院に問い合わせてみると良いでしょう。

  • ロタリックス

1回12,000円~15,000円
2回合計24,000円~30,000円

  • ロタテック

1回8,000円~10,000円
3回合計24,000円~30,000円

札幌/東京/大阪/名古屋/福岡の相場

ロタウイルスの予防接種費用は地域によっても異なるようです。主要都市である札幌・東京・大阪・名古屋・福岡の予防接種費用相場をそれぞれみていきましょう。

札幌の相場

  • ロタリックス

1回12,600円~14,000円
2回合計25,200円~28,000円

  • ロタテック

1回6,500円~9,500円
3回合計19,500円~28,500円

東京の相場

  • ロタリックス

1回13,000円~15,000円
2回合計26,000円~30,000円

  • ロタテック

1回8,000円~11,000円
3回合計24,000円~33,000円

大阪の相場

  • ロタリックス

1回12,000円~15000円
2回合計24,000円~30,000円

  • ロタテック

1回7,000円~13,000円
3回合計21,000円~39,000円

名古屋の相場

  • ロタリックス

1回12,000円~13,500円
2回合計24,000円~27,000円

  • ロタテック

1回8,000円~9,000円
3回合計24,000円~27,000円

福岡の相場

  • ロタリックス

1回14,000円~15,000円
2回合計28,000円~30,000円

  • ロタテック

1回10,000円~11,000円
3回合計30,000円~33,000円

東京/名古屋/大阪のロタウイルス予防接種助成金

役所で書類を出す女性

任意接種のロタウイルスワクチンの接種には健康保険も適用されないため、経済的な負担は大きいのがママたちの悩みのタネですが、近年では自治体によって接種費用を助成してくれるところもあります。お住まいの自治体のホームページや配布物で確認してみましょう。ここでは東京都渋谷区、愛知県名古屋市、大阪府松原市の助成金の例を紹介します。

東京都渋谷区のロタウイルス予防接種助成金

東京都渋谷区では、ロタウイルスの予防接種費用を一部助成してくれる制度があります。助成金は1回あたり8500円で、2回分助成してくれます。3回接種のロタテックも、2回分までしか助成してくれません。病院によって接種するワクチンが違うため、事前に問い合わせをしましょう。

大阪府松原市の予防接種助成金

大阪府松原市では、ロタリックスについては1回につき9000円、ロタテックについては1回6000円助成してくれます。これは、大阪府松原市の予防接種費用の相場くらいですので、ほとんど全額を助成してもらえますね。

名古屋市の予防接種費用助成金

名古屋市では、ロタリックス、ロタテック共に、予防接種費用を約半額分助成してくれます。ロタリックスの1回の接種費用の平均額が12800円、ロタテックが8200円のため、その半額である6400円(ロタリックス)と4100円(ロタテック)を自己負担すると一律で決まっています

ロタウイルス予防接種と費用は無駄?

副作用が心配されるロタウイルスの予防接種は、費用も高額で無駄だという意見もありますが、本当のところはどうなのでしょう。

他の予防接種時期と重なるため諦めるママが多い

乳幼児の予防接種は定期接種だけでも予定がいっぱいのため、「他の予防接種が受けられなくなるから…」と、定期接種を優先してロタウイルス予防接種を諦めるママもいます。けれど、ロタウイルスは他のワクチンと同時接種できるので、無理なくスケジュールを立てることができるのです。

おすすめは、生後2ヶ月から接種できるHibや小児用肺炎球菌ワクチンとの同時接種です。また、B型肝炎や4種混合ワクチンとも同時接種すると良いですね。
かかりつけ医に相談すると、同時摂取に適したワクチンを教えてくれますよ。

副作用

お腹を押さえる女の子

ロタウイルスはいろいろな型があるので、一度感染しても何度でも感染する可能性があります。また、ワクチンの副作用でも下痢や嘔吐症状が出るため、「下痢や嘔吐症状でこんなに苦しそうなら、予防接種は無駄じゃないの?」と思うママもいるようです。

しかし、ロタウイルスの予防接種は本来、下痢や嘔吐の症状を防ぐものではなく、重症化を防ぐものなのです。ロタウイルス胃腸炎は、世界中で年間およそ30~40万人の子供が、命を落としていると言われている感染症!ロタウイルスによる下痢や嘔吐の症状が軽くても、脳症や脳炎を引き起こすこともあるため、予防接種により防ぐことが大切なのです。

ロタウイルス重症化と予防接種のメリット

ロタウイルスは何度も感染するものですが、最初に感染したときに一番症状が重く、重症化しやすいと言われています。ですから、予防接種によって免疫をつくり、「最初の感染」を疑似体験させることで、2回目以降の感染による症状を軽くすることができるのです。

特に、ロタウイルスは乳幼児に感染しやすく、その特質ゆえ、嘔吐や下痢症状が強ければ脱水症状など重症化しやすいため、予防接種によって症状を軽減させてあげることが大切になってくるのです。

スポンサーリンク

おすすめコンテンツ