赤ちゃんの痙攣・ひきつけに関する記事

赤ちゃんの痙攣の原因とは?知っておくべき発作の特徴8つ

赤ちゃんの痙攣の原因とは?知っておくべき発作の特徴8つ

赤ちゃんの痙攣(ひきつけ)とは?痙攣発作のさまざまな症状や痙攣を起こした時の正しい対処法を、詳しくみていきましょう。

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赤ちゃんの痙攣が起こる原因と発作の特徴

赤ちゃんが突然ひきつけを起こしたら、どう対処したらいいのか、抱っこですら、してもいいのかしない方がいいのか、分からない人は少なくありません。いつも赤ちゃんのそばにいるママが、痙攣(けいれん)について赤ちゃんの正しい知識を持ち、間違った対処をして症状を長引かせたり、悪化させたりすることのないようにしなければなりません。

そこで、痙攣が起こる原因や発作の特徴、正しい対処法を詳しくみていきましょう。痙攣発作を初めて見るほとんどのママは、慌ててしまって対処が遅れてしまうものです。実際に赤ちゃんに痙攣の発作が起こったときに落ち着いて対応するためにも、前もって知識を持っておくことが大切なのです。

痙攣とひきつけの違いとは

「痙攣とひきつけってどう違うの?」と疑問に思う人もいるでしょうが、基本的には同じ症状のことを指し、同義語だと考えて良いでしょう。

医学的には痙攣と呼ぶことが正しく、ひきつけは、痙攣発作の様子を表す俗語です。

赤ちゃんの痙攣はなぜ起こるの?

痙攣の発作が起きると、普段見慣れない赤ちゃんの状態に、不安が募るママは多いと思います。しかし、赤ちゃんに起こる痙攣のほとんどは、一過性で成長と共に治まるものなので、痙攣の原因を見極め、慌てず対処できるようにしたいですね。赤ちゃんの痙攣の原因には、次のようなものがあります。

新生児けいれん

舌を出す赤ちゃん

新生児けいれんは、生後1ヶ月未満の新生児に起こる痙攣で、脳の発達が未熟なため起こりやすいのですが、先天性の病気が原因の場合もあるので、早期発見が大切です。

痙攣発作のイメージである、ガクガクと手や足を小刻みに震わせたり、全身を硬直させたりする様子は稀で、「口や舌を規則的に動かす」「まばたきを繰り返す」のような、一見痙攣とは思えない発作が起こります。

熱性けいれん

男性医師の粘土細工

熱性けいれんは、生後6ヶ月から3歳までに多く見られる一過性の痙攣で、感染症などによって熱が上がる最中に、1~3分程度の発作が起こります。

後遺症もない場合がほとんどなので心配はありませんが、初めて熱性けいれんを起こしたときは、熱性けいれん以外のものが原因ではないかどうかを確実にするためにも、熱性けいれんの対処法をチェックしつつ、かかりつけ医に相談しましょう。

急性脳炎

急性脳炎は、ウイルスや細菌が脳に侵入することで起こるのですが、これが原因となって痙攣発作が現れることもあります。

急性脳炎が原因の場合は、嘔吐したりうなじのあたりが硬くなったりすることもあるほか、意識障害など症状が重くなった場合には、早急に医療機関を受診する必要があります。

てんかん発作

てんかんになると、脳の疾患により意識障害や痙攣などの発作を起こすことがあります。3歳以下の子供に多く、発作は一度だけでなく繰り返し現れます。

年齢とともに治まり、命の危険に晒されることはほとんどありませんが、一度かかりつけ医に相談し、てんかんの専門医を紹介してもらうと安心です。

髄膜炎

高熱が出て冷えピタを張ってる小さい男の子

ウイルスや細菌が髄膜に侵入して起こる髄膜炎によって、痙攣の発作が起こることがあります。髄膜炎の場合は、痙攣の他に頭痛や高熱を伴い、初期症状は熱性けいれんと似ています。

けいれんが数分で治まる程度であれば問題ありませんが、髄膜炎自体が危険な病気であるので、早急に医療機関を受診するようにしましょう。

知っておくべき赤ちゃんの痙攣発作

痙攣の発作はさまざまで、個人差もあるので、痙攣かどうかを見極めるためにも、赤ちゃんがどのような状態になるのか知っておく必要があります。そこで、どのような発作があるのかをみていきましょう。

1体が硬直してガクガクとひきつる

赤ちゃんの意思とは関係なく、体が硬直してガクガクとひきつるのは、一般的な痙攣の症状であり、これを見ると「痙攣だ!」と確信できるママも多いのでは?

この症状を初めて目の当たりにするママは、不安に思ってしまうでしょうが、慌てず冷静に対処したいですね。

2規則的に筋肉がピクピクとする

痙攣発作が起きると、脳から筋肉に出す信号が乱れるため、自分の意思とは関係なく筋肉が収縮するので、ピクピクしている様子が見られます。

赤ちゃんの原始反射と間違いやすいので、「発熱していないか」「意識はあるのか」などの症状を目安に判断しましょう。

3意識がなくなる

赤ちゃんの意識がなくなると、慌ててしまうママも多いと思いますが、これも痙攣発作の典型的な症状の一つです。すぐに意識を取り戻すことがほとんどですので、慌てずに様子を見ましょう。

もしも意識が戻らなかったら、緊急に医療機関を受診する必要があるので、救急車を呼ぶなどしましょう。

4呼吸をしない

痙攣を起こして一時的に呼吸をしなくなり、みるみる顔色が悪くなっていくので、ママは不安でたまらなくなるものですが、これも発作の一種であり、一時的に治まる場合がほとんどです。

症状が治まれば、何事もなかったかのように、次第に顔色も良くなりますよ。

5力が抜けたようにだらんとする

赤ちゃんの足元

痙攣の発作で、急に力が抜けたように手足をだらんとすることもあります。

そんな状態を目の当たりにしたら、つい揺さぶったり、大声で名前を読んだりしてしまいそうですが、痙攣発作のときに刺激を与えることはNGです。落ち着いて様子を見守るようにしましょう。

640度前後の発熱

「泣入りけいれん」や「てんかん」以外は、40度前後の発熱を伴います。また、お腹の中でママから免疫をもらっていた赤ちゃんも、免疫が切れて、初めて感染症などにかかるときは高熱を出しやすく、その刺激によって痙攣を起こしやすいのです。

発熱を伴う痙攣の場合は心配ないことがほとんどですので、発熱しているかどうかを一つの目安にしてみましょう。

7嘔吐する

痙攣の時に、嘔吐することも珍しいことではありません。しかし、他に何も症状がなく嘔吐するだけでは痙攣の発作とはいえません。

大抵は、意識障害や身体のひきつりなどの症状と併発して起こるものです。嘔吐が続くと脱水症状になる危険性もあるので注意しましょう。

8口をもごもごさせる

赤ちゃんの口

何かを食べているみたいに、口をもごもごさせるという症状も、痙攣発作の一つです。

一見痙攣の発作とは思わない症状ですが、自分の意思とは関係なく身体の一部が動くという点では、身体が硬直したりひきつったりすることと同じなのです。見分けがつきにくいこともあるので、注意深く観察しましょう。

赤ちゃんが痙攣を起こした時の対処法

赤ちゃんが痙攣を起こした時、どのように対処すればいいのでしょうか。対処の仕方を間違えれば、発作を長引かせたり悪化させたりしてしまうことがあります。

いつ発作が起きても、パニックにならずに落ち着いて対処できるように、前もって正しい対処法を知っておきましょう。

横向きに寝かせる

痙攣が起こったら嘔吐する可能性があります。吐しゃ物が喉に詰まるといけないので、平らな場所に横向きに寝かせて安静にしましょう。

そして、衣服やおむつを緩めるなどして楽にしてあげて、再度痙攣の発作が起こったときに、周囲にあるものでケガをしないように、周囲を片付けておくようにしましょう。

舌をかまないようにと、口にハンカチなどを詰める人もいますが、窒息したり吐いたものが気管に詰まったりする恐れがあり、危険なのでやめましょう。

呼吸を確認する

痙攣発作が治まった後、赤ちゃんの口や鼻に手を当てたり胸の動きを見たりして、呼吸しているかどうかを確認しましょう。

数分経っても呼吸が戻らなければ、命の危険に晒されるため、すぐに救急車を呼ばなくてはなりません。必ず呼吸を確認して、心配ない発作かどうかを確かめましょう。

けいれん発作の時間を計る

痙攣の発作が、大事になるのかどうかを見極める最大のポイントとしては、発作が治まる時間です。5分以内に治まるようなら大事にはいたりません

痙攣の発作でパニックになってしまわないように、落ち着いて時間を計るようにしましょう。5分以上続くようであれば救急車を呼びましょう。

顔色の変化を見る

痙攣により呼吸が止まると、血中の酸素濃度が低下し、顔色や唇の色が紫になる、チアノーゼ状態になることがあります。痙攣が治まると、顔色も自然に元に戻るので、顔色の変化を見て痙攣が治まったかどうかの目安にしましょう。

いつまでも顔色が悪いままであれば、緊急に医療機関を受診するようにしましょう。

体温を測る

発熱を伴う痙攣は、熱性けいれんの可能性が高く、小さい子に起こりやすく心配がないことが多いので、熱があるかどうかを調べることが大切です。

痙攣の状態から体温計で測るのが難しい場合は、赤ちゃんの胸やお腹を触ってみて、熱くないかどうかを確かめましょう。

痙攣が治まらないときはかかりつけ医を受診

医者と看護婦さん

ほとんどの痙攣発作は、そのまま様子を見ていたら大丈夫ですが、痙攣の発作が10分以上経っても治まらないときは、すぐにかかりつけ医を受診しましょう。

発作が治まらないこと以外には、次のようなことを、医療機関を受診するかどうかの目安にしましょう。

かかりつけ医を受診する目安

  • 24時間以内に再び発作が起きた
  • 身体の硬直や筋肉の痙攣が、左右非対称である
  • 熱がないのに痙攣が起こった
  • 意識が戻らない

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