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赤ちゃんの口内炎の原因は?小児科受診目安とホームケア

赤ちゃんの口内炎の原因は?小児科受診目安とホームケア

赤ちゃんの口内炎ってなんでできるの?うつる?病院に行くべき?とお悩みのママに、原因からホームケアまで解説します!

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赤ちゃんの口内炎はなぜできる?うつるの?原因と種類別の症状

泣きながら口内炎を指で触ってる赤ちゃん

子育てをしていると、「なんだかいつもよりミルクの飲みが悪いな…と思って見たら、赤ちゃんの口の中にぽつぽつした口内炎があった!」なんてことが時々あります。赤ちゃんの口内炎には様々な原因があり、病院に連れて行くべきかホームケアで治すべきか悩むママも少なくありません。

こちらでは、赤ちゃんが口内炎になる原因、口内炎の種類や症状、小児科を受診するかどうかの判断基準、家庭での食事、薬について詳しくご紹介します!家族にうつることもありますので、原因を見極め、早めの対処で悪化させないようにしましょうね。

赤ちゃんの口内炎は家族にうつる?4つの原因

赤ちゃんの口内炎が家族にうつるのかどうかですが、答えは「うつるものとうつらないものがある」です。原因を早期に特定し、ママや家族の健康も守りましょうね。

うつる!細菌やウイルス感染

カンジダ菌というカビの一種が口内で増殖したことで起きるカンジダ性口内炎や、ヘルペスウイルス、コクサッキーA群ウイルス、エコーウイルスなどのウイルス感染により、赤ちゃんが口内炎になる場合があります。細菌やウイルスが原因ですので、当然家族にもうつりますよ。手足口病やヘルパンギーナという子供の間で流行する夏風邪ですので、聞いたことがあるママもいるのではないでしょうか?

ウイルスによっては症状が口内炎だけにとどまらず、のどの痛みや発熱、全身の発疹などを伴う場合もあります。口内炎以外にどんな症状があるかをよく見てあげましょう。他にどんな症状があるかが、診断のポイントにもなります。

栄養不足

納豆ご飯

赤ちゃんの口内炎の主な原因は、前述の細菌やウイルス感染によるものですが、まれに栄養不足が原因で口内炎になることもあります。大人と同じですね。主にビタミンB群(特にビタミンB2)が不足すると口内炎になりやすいと言われています。

母乳育児の場合には、ママがとる食事の栄養面の偏りが原因になることもあります。授乳中のママは、ビタミンをきちんと摂るように心掛けましょうね!

口内炎に効果的なビタミンB2の多い食品

  • 納豆
  • レバー
  • 海苔
  • 干し椎茸

口内にできた傷

赤ちゃんはそのふわふわの柔らかい体と同じで、口の中の粘膜も繊細で傷つきやすく、ちょっとしたことでできた口の中の傷口に、細菌やウイルスが侵入することで口内炎になることがあるのです。哺乳瓶やママの乳首の周りなど、赤ちゃんが直接口にするところは、こまめに消毒をして清潔に保つように心掛けましょうね。

また、赤ちゃんは掴んだものを何でも口に入れますよね!その時に、口の中に傷ができたり、自分の指を手に入れて爪で口の中をひっかいたりもしますし、物をブンブン振り回し誤って自分を殴って口の中が切れたりすることもあるんです。赤ちゃんが手で掴めるようになったら、危ない物は近くに置かないよう十分に気をつけましょうね!

疲れ

遊び疲れて寝ちゃってる赤ちゃん

赤ちゃんも無理な外出が続くと、疲れがたまって風邪にかかりやすくなったりしますよね。風邪などで体力が落ちると、回復させるために体内のビタミンが使われるので、粘膜を保護するビタミンが足りなくなります。そうすると口内炎になりやすくなってしまうのです。小さい赤ちゃんのうちは、無理な外出や長時間の来客が続かないように配慮してあげましょう

実際には2つ以上の原因が絡んで口内炎を引き起こす場合がほとんどです!小さい赤ちゃんはマスクもできないため、感染症を防ぐのは難しいですが、栄養不足や疲れなどの原因はふだんの工夫で防げるものですので、しっかりと予防してあげましょう

赤ちゃんの口内炎の種類と症状

次に、赤ちゃんがかかりやすい口内炎を伴う病気について、病名とその症状を詳しくご紹介します。口内炎だとあなどってはいけません!口内炎が一つの症状にすぎず、他にも発熱や全身にひろがる発疹、痛みなどを伴う病気の場合もありますので、それぞれの症状のちがいを理解しておくことが大切です。

手足口病

赤ちゃんの口内炎の非常にポピュラーな原因で、口の中や唇のあたりに赤い細かな口内炎ができるウイルス性感染症です。手のひらや足にもピンク色の水疱が広がっていきます。口の中のぷつぷつは水分を飲むときに痛みを感じるので、痛みが続く3~4日の間は一時的に母乳やミルクを嫌がるようになり、痛みのためよだれも増えます。

また、体の水疱は基本的には痛みやかゆみを伴わないと言われていますが、稀にかゆみを伴うケースもあり、1週間ほどで自然に消えます。38度程度の発熱や下痢や嘔吐を伴う場合もあるので、赤ちゃんの場合は水分不足や体力の消耗にも注意が必要ですよ!

手足口病に抗生物質は効かないので、小児科を受診しても対処療法で自然に治るのを待ちます。下痢や嘔吐がひどかったり、水分を全く受け付けなかったりする場合は脱水症状が心配ですので、赤ちゃんの手足口病への感染が疑わしい場合は、病院へ連れて行きましょう。また、感染力が強いと言われているので、しばらくの間はタオルや食器類の殺菌など、家族への感染予防も大切です。

ヘルパンギーナ

ミルクを飲んでいる赤ちゃん

ヘルパンギーナは、コクサッキーA群ウイルス、エコーウイルスなどに感染することで発症する感染症で、乳幼児を中心に夏に流用します。突然38~39度程度の高熱が出た後、のどに小さい水疱がぽつぽつと出現するのが特徴です。のどの水疱は、つぶれると水分を飲むときに激痛を感じるため、母乳やミルクが飲めなくなって心配になりますが、熱は3日程度で下がっていき、水疱は約1週間で消えていきます。

ヘルパンギーナは抗生物質も効かないので、高熱の場合は解熱剤をつかいながら自然に回復するのを待ちますが、のどの水疱の痛みで水分が摂れなくなり、赤ちゃんの場合は特に、「急に元気がなくなって脱水症状を起こしていた」ということもあるため、刺激の少ないミルクや水を少しずつスプーンで与えるなど、工夫をして水分を摂らせましょうね。

アフタ性口内炎

最も一般的な口内炎で、疲れや栄養不足、風邪などの体力ダウン、口内の傷などが原因で細菌感染するためになると考えられていて、赤ちゃんに多く見られます。アフタとは、口の中にできる白っぽい数ミリの潰瘍のことです。

1~2週間ほどで自然に治るものですが、口の水疱の痛みがひどい場合には、小児科で塗り薬を処方されることもあります。水分や食事で刺激すると痛みを伴いますので、刺激の少ない飲み物をこまめに与えてあげましょう。また、触れると痛みがあるため、歯を仕上げ磨きする時には十分に気をつけてあげましょう

単純ヘルペスウイルス性口内炎

ヘルペスには単純ヘルペスウイルスをはじめ、水疱瘡や帯状疱疹の原因となる水痘・帯状疱疹ウイルスなど8種類の人に感染するウイルスがありますが、主な症状として口内炎ができるのは、その中の1つ「単純ヘルペスウイルス1型」です。

赤ちゃんに鼻水や咳の風邪症状がないのに、38~40度の高熱が出た場合に疑われますが、口内炎は発熱後2~3日で現れるため、風邪と間違えやすいです。熱が下がってから口内炎が増えてきますので、一度発熱して病院でただの風邪と診断を受けても、その後に口内炎が増えてきたら、小児科を再受診しましょう。

病院では、特効薬として抗ヘルペス薬を処方され治療することになりますが、痛みがひどく水分がほとんどとれないことが多いため、少量ずつこまめに与えて脱水症状にならないように充分注意しましょう。また、歯茎の炎症でよだれが多くなることが多いので、口や首まわりの皮膚がかぶれないように、よだれをふいて清潔にしてあげることも大切です。

カンジダ性口内炎

新生児など赤ちゃんに多い口内炎で、カンジダ菌という真菌が増えてしまい、口の中に白いカスのような点々がまばらについて広がった状態になる口内炎です。カンジダ菌はもともと人の口内にいる菌なのですが、抵抗力がない赤ちゃんや高齢者の場合は注意が必要です。哺乳瓶や離乳食用のスプーンなどからも感染にますので、口に入るものは清潔にしましょう。

白いカスはこすると簡単にはがれますが、無理にはがそうとすると口内が傷ついて炎症を起こしますので、やめましょう。口内に痛みもなく、他に目立った症状もありませんので、気づかないママも多いのですが、気づいた時は小児科を受診しましょう。

カタル性口内炎

離乳食によるやけどなど、口の中で起きたトラブルに細菌が侵入することで、口の中の粘膜が赤く腫れたり、赤いポツポツした斑点ができたりする口内炎です。口の中に焼けるような痛みを感じ、酸っぱいような口臭を伴うこともあります。

ふつうは1週間程度で自然に治りますが、口の中の傷の程度によっては治るのに時間がかかり、他のウイルスが侵入してしまう可能性もあります。長引く場合は小児科を受診して、塗り薬などを処方してもらってくださいね。

体重が減って心配…

赤ちゃんの口内炎は、口の痛みで離乳食やミルクを受け付けなくなり、体重が減ってしまうためかなり心配になるママも多いのですが、原因が判明して治れば体重は戻りますので、水分補給や離乳食作りに気をつけ、落ち着いて対応してあげましょうね。

口内炎!?上皮真珠の可能性かも

口内炎とまぎらわしいものに、赤ちゃん特有の「上皮真珠」があります。上皮真珠とは、生後4ヶ月くらいまでの赤ちゃんの歯茎(主に上あごの部分)に、小さい真珠のような白い粒ができる症状のことです。この白い粒は、胎児の口ができるときに成分の一部が吸収されず、表面に出てきてしまったものと考えられています。ある調査によると、新生児の43.7%に出現したと報告されていますから、結構よくあることなのですよ。

病気ではなく、自然になくなるものなので心配は要りません。あったとしてもその後の歯並びなどに全く影響はありません。変に取ろうと触ってしまうと、口の中に傷をつけて他のウイルスの侵入の的になってしまいますので、気をつけてくださいね!どうしても心配な場合は、乳幼児健診で相談するとよいでしょう。

赤ちゃんの口内炎と小児科受診の必要性

小児科で口内炎の診察を受けてる赤ちゃん

口内炎が赤ちゃんにあると気づいたとき、どんなタイミングで小児科を受診したらいいのでしょうか?口内炎は自然に治ることも多いので、そもそも小児科を受診するべきかどうかも迷ってしまいますよね。小児科を受診するべき受診目安をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

口内炎での小児科受診目安

  • 口の中の発疹が広がってひどくなっていたり、かゆがったり、膿が出たりと重症化している
  • 口の周りや体にも発疹が出ている
  • 発熱やせきなど、口の中以外の症状がある
  • ミルクや母乳などの水分をとろうとしない、排尿が少ない
  • ふだんより明らかに機嫌が悪い、ぐったりしている

口内以外に症状がない場合でも、口内炎が長引いてしまうと水分が摂れず体力がさらに落ちてしまい、他の感染症にかかる恐れもありますので、症状が長引き食事や水分が摂れず元気がなければ、早めに小児科を受診しましょう。

また、発熱して小児科を受診する場合は、「口内炎と発熱のどちらが先か」「口内炎はいつ頃からできたか」「食が細くなったのはいつからか」などを聞かれることがありますので、口内炎を発見したら変化をメモしておくとよいでしょう。

赤ちゃんの口内炎ホームケア!ママの食事と離乳食

赤ちゃんの口内炎のホームケアとして、大切なのがママの食事と離乳食です!母乳育児の赤ちゃんの口内炎は、ママ自身の食事に気を配ることが大切です。また、離乳食を食べている場合、食事の内容に気をつけてあげる必要があります。

母乳育児のママは偏食を改善しましょう

野菜ジュースを飲んでるママ

母乳で育てている場合は、ママの食事が赤ちゃんの口内炎の原因になることもあります。ジャンクフードや甘い菓子パン、コンビニ弁当などでママの食事を適当に済ませていると、どうしても栄養不足になってしまいます。口内炎予防や改善には、ビタミンB2以外にもビタミンB6やビタミンCも効果的ですよ。栄養素が偏らないように、バランスのよい食事を心がけましょう。

スーパーでは、茹でてアク抜きも終わっている冷凍ほうれん草や冷凍果物なども売られていますので、ミキサーに野菜や果物を入れれば、手軽にグリーンスムージなどを作って摂ることができますよ。また、無添加の野菜ジュースも市販されていますので、積極的に野菜や果物を摂るようにしましょうね。

母乳育児のママが気をつけるポイント

  • 甘いものや揚げ物、刺激物、高カロリー食を食べ過ぎない
  • ビタミンB2を毎日しっかり摂る
  • ビタミンB6、Cの豊富な野菜や果物を多く摂る

離乳食ではビタミン類を積極的に食べさせましょう

赤ちゃんが離乳食を始めている場合には、栄養のバランスを考えて献立をつくりましょう。特に野菜や果物を取り入れてビタミンをしっかり摂取させたいですね。果物をすりおろしたものや、蒸して柔らかくした野菜なら赤ちゃんも食べやすいです。

あまりよく食べてくれない場合は、すりおろしたものをおかゆに少し混ぜたり、野菜スープにしたりすると食べてくれる場合が多いです。

口内炎ができている時の離乳食

りんごのすりおろしなどは、食べやすそうでつい与えたくなりますが、酸味のあるものはしみやすいのでやめておきましょう!いつもの離乳食より1段階前の柔らかい状態にしてあげると、食べやすくなりますよ。のどをスルッと通りやすいような、豆腐やゼリーなどもおすすめです。

赤ちゃんの口内炎と薬

赤ちゃんのは、痛みの程度や場所など症状を説明できませんので、何の病気か診断するのにも慎重さが必要です。医師であっても判断が難しいケースもあるため、ママの独断で安易に病気を決めつけて市販の薬を使ってしまうのはよくありません。薬を使う場合には、必ず医師から処方されたものを使い、使用方法を守って使うようにしましょう。

口内炎と一口にいっても、色々な原因、病気の可能性があり、症状を自分で伝えられない赤ちゃんの代わりに、ママがしっかりと観察することが大切です。口の中の異変に気づいたら、全身の状態やふだんと違う様子がないかをチェックして、必要なら早めに小児科を受診しましょう。

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