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赤ちゃんが震える痙攣の原因は?知っておくべき震えの種類

赤ちゃんが震える痙攣の原因は?知っておくべき震えの種類

赤ちゃんが震える!寒いの?それとも痙攣なの?突然その様子を見ると、その動きが気になりますね。その動きについて解説します。

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赤ちゃんが震えるのはなぜ?注意が必要な震えの症状

震えるというのは、温度差の変化などによって生じる生理的な体の動きですが、赤ちゃんは脳の機能が未熟なので、大人とは異なる震えが起こる場合があります。

赤ちゃんの震える動きは小さいものですし、赤ちゃんからの訴えもないので、その震えがなんなのか、ママが理解するのが難しいときがありますが、時にはその震えが痙攣だったということもあるのですね。

震えは生理的なもので、あまり心配ないのですが、もしも、それが痙攣だったらちょっと心配ですね。何度も続く震えは注意が必要な場合があるので、赤ちゃんの震え、痙攣との違いについてママが知識を持っておくと安心です。

赤ちゃんによくある震え

震えていた赤ちゃん

赤ちゃんを見ていると、わなわな、ブルブルと震えるときがあります。この原因は、温度の調節がうまくできていないこと。また、新生児によくみられる原始的な反射、モロー反射で震えている可能性があります。これから紹介する以下の4つについてはよくある震えであり、あまり問題とはされません。

1うんちやおしっこをしている

赤ちゃんがうんちやおしっこをした後、ブルッと一瞬震えることがあります。体外にうんちやおしっこを出したら、体温が少しだけ下がる可能性がありますね。その体温の低下に備え、熱を生み出すために、反射的に震えが起きるのです。

2モロー反射

モロー反射は、生まれてから生後4ヶ月ごろまで見られる反射です。赤ちゃんの正常な反射で、原始反射とも呼ばれます。大きな刺激、たとえば、ドアを閉める大きな音がした時、急に光が当たった時などにビクっと震えて、両手を前に持ち上げ、抱きつく仕草をします。

3寒くてぶるっときた

寒くて震えている赤ちゃんのイラスト

寒くてぶるっと来たことはないですか。これは、寒さに体が反応して、筋肉を動かして熱を作り出そうとしているからなのです。赤ちゃんの場合は、自分で寒いということを訴えることが出来ません。そのために、寒さを感じていたら、このような小刻みに震える動作をして、体温を上げているのですね。

4脳の成長過程で起こる

脳の発達が未熟な時は、いろいろな刺激に対してうまく対応することが出来ません。特に3ヶ月くらいまでの赤ちゃんは、脳神経が未熟なので、脳が興奮すると震えを起こすことがあります。そのようなきっかけになるのは、授乳や寝入る際ということもあり、それを見たママがこの震えは一体何?と心配になってしまうのです。

また、泣いたりしたときに口周辺が震えたり、足がカクカク震え、貧乏ゆすりのようなフットクローヌス(足クローヌス)を起こすこともあります。これも、赤ちゃんの脳の成長過程で起こるものであり、生後3~4ヶ月くらいで脳が成熟するとみられなくなります

痙攣(けいれん)

新生児の赤ちゃん

痙攣は、ひきつけとも呼ばれ、自分の意思とは関係なく筋肉が収縮することをいいます。手足が緊張して突っ張る、または、手足がピクピク動くというような症状が出ます。赤ちゃんは、まだ中枢神経系の発達が不十分なので、大人に比べて痙攣を起こしやすく、10人に1人は起こした経験があるといわれています。

特に新生児の場合は、大脳皮質や神経も未発達で、唇や舌、まばたきなどの小さな痙攣発作が多いです。体が大きくなると発作の動きも大きくなり、周りにいる人が、「痙攣を起こしている」とわかるようになります。

痙攣の種類

赤ちゃんが震える痙攣の種類は、以下の3つがあります。

強直性けいれん

強直性けいれんは、筋肉の収縮によって、四肢や体幹に力が入って突っ張る、硬くなった状態の痙攣が数十秒続きます。歯を食いしばり、呼吸が止まり、意識を失って倒れる発作です。

間代性けいれん

間代性けいれんは、四肢をピクンピクンと屈曲させる発作です。筋肉の収縮と弛緩を繰り返す痙攣で、震えのほか、一定のリズムで手足をバタバタするのが特徴です。痙攣は数十秒続きます。

強直間代性けいれん

強直間代性けいれんは、大発作とも呼ばれ、強直性けいれんと間代性痙攣を数10秒間ずつ繰り返すのが特徴です。

痙攣が起こる原因

痙攣には、脳に病気があって痙攣を起こすものと、脳以外の原因によって痙攣を起こすものがあります。

筋肉の疲労
仰向けに寝ている赤ちゃん

筋肉が疲労すると、カルシウム、マグネシウムなどの電解質のバランスが乱れます。電解質のバランスが乱れると、筋肉への命令の伝達がうまくいかなくなります。その結果、突然、筋肉の収縮を起こしてしまうのです。

赤ちゃんの場合は、寝かせると腕は軽く曲げてWの形、そして、足は膝を床から少し浮かせてMの形を取るのが自然な形です。これにより、筋肉が疲労しているかどうかはわかりませんが、赤ちゃんの体は水分量が多く、代謝機能も未熟で電解質バランスも崩れやすいので、その影響があるかもしれませんね。

38℃を超える高熱
高熱が出る赤ちゃんのイラスト

風邪などの感染症によって高熱が出ると、脳が対応できなくなって痙攣をおこす、熱性けいれんを発症することがあります。熱性けいれんは、主に生後6~60ヶ月までの乳幼児に起こる症状です。

通常は、38度以上の発熱に伴って起こりますが、子供の中には熱が急激に上がる途中で起こることもあります。実際に、熱性けいれんを起こした時の体温を測ったら37.5度程度という場合もあります。

熱性けいれんの特徴

  • 左右対称の全身の強直間代性けいれん
  • 意識がない
  • 発作時間は数分(5分以内)
  • 発作を繰り返さない

手足だけの部分的な発作、発作が長い、繰り返すという場合もあるので、一度熱性けいれんを起こした時は、医師の診察を受けると安心です。

痙攣の症状が起こる病気

赤ちゃんが震えている時、実際は、病気に関連して痙攣を起こしていることがあるのです。全身で痙攣が起こった場合は、次のような病気が疑われることがあります。

  • てんかん
  • ウイルス性脳炎などの感染症
  • 低カルシウム血症
  • 甲状腺機能低下症

血液の中のカルシウムが不足する低カルシウム血症になると、末梢神経で筋肉の過剰な収縮を起こして痙攣が起きます。また、甲状腺機能低下症になると、低カルシウム血症になるため、結果的に痙攣を起こしやすくなります。

小児てんかん

滑り台で遊んでいる子供

小児てんかんは、一般的に0歳から15歳までに発症するてんかんのことをいいます。てんかんには基礎疾患があって発生するものや、原因がなく突発性に発生するものがあり、痙攣などの発作の程度も様々です。いずれにしても、いきなり発作が起こることが多く、それが慢性的に反復します。脳波でてんかんと診断されたら、継続的な薬物治療が必要です。

そのうち、特に注意したいものは、赤ちゃんにも起こる可能性のある、点頭てんかん(ウエスト症候群)と呼ばれるものです。それをご紹介していきます。

点頭てんかんとは?

生後3ヶ月から11ヶ月位で発症し、男の子に多いのが特徴のてんかんで、別名ウエスト症候群ともいいます。点頭てんかんは、脳の神経細胞の異常によって起こる疾患です。

点頭てんかんの症状

赤ちゃんの小さな手

点頭とは、おじぎを意味する言葉で、相手の言葉にうなずくようなおじぎをする発作を繰り返すのが特徴です。点頭てんかんは、手足や頭に数秒間力がはいる、てんかん性スパズムという短い発作を5~10分繰り返します。

発作は瞬間的であり、意識を保っている時もあります。震えのような発作のほか、バンザイのように手を伸ばすような症状が、モロー反射と似ているため勘違いされやすいです。

点頭てんかんの診断

点頭てんかんは、ヒプスアリスミアと呼ばれる、特有の脳波がみられることが特徴です。脳波を測定し、起きている時も寝ている時も、連続したヒプスアリスミアが起こった場合に点頭てんかんと診断されます。

点頭てんかんは、小児てんかんの一つ。そのため、発症が精神運動発達に影響を及ぼすということから、早期に発見することが重要です。早期に治療を始めることにより、知能や運動機能の低下を抑えることが出来るのですね。そのために、症状には十分に注意が必要であり、おかしいなと思ったら病院を受診することが大切です。

赤ちゃんの震えで病院を受診する目安

病院で診察をうける赤ちゃんとお母さんのイラスト

赤ちゃんの震えで病院を受診する目安は、震え、痙攣と思われる動きが長く続くこと。また、そのあとに意識がなくなってぐったりしている、不機嫌が続くということが一つの目安になります。

赤ちゃんがいつもと違う動きをしていたら、ママとしては心配ですよね。痙攣についての知識がそれほどなくても、赤ちゃんの震えを見たら、痙攣と結び付けて余計心配になることもあるでしょう。熱性けいれんの場合は、発熱があるため、痙攣を起こした後は受診をすると安心です。

痙攣重積

痙攣重積とは、痙攣が5分以上続くことをいいます。けいれんを起こしている間は、呼吸が止まっていることが多いです。また、呼吸が止まっている時間が長いと、脳が低酸素状態となり危険です。そのために、すぐに救急車を呼んで病院に行き、痙攣をおさえる治療を開始する必要があります。

シリーズ発作

シリーズ発作とは、数秒から数十秒の短い間隔の発作を数分間起こすことをいいます。シリーズ発作は点頭てんかんの症状である場合が多いので、早く受診をして医師の診察を受けることが大切です。

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