産後の痔の原因と対策法に関する記事

産後は痔になりやすい!お尻の痛みの原因/予防/対処法

産後は痔になりやすい!お尻の痛みの原因/予防/対処法

産後の痔になる原因や対処法のまとめです。周りに相談できずに一人で悩んでしまう前に、一度目を通してみてくださいね。

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産後は痔になりやすい!原因・予防・対処法まとめ

妊娠中に痔になるママは多いのですが、実は産後も痔に悩む女性は多く、恥ずかしさから相談や受診を戸惑っているうちに、症状がひどくなってしまうケースも少なくありません。

出産後は赤ちゃんのお世話で忙しく、ママの体のケアは後回しになりがちですが、産後の痔は悪化してしまう前に早めに対処することが重要です。原因や対処法などを詳しくチェックしておきましょう。

そもそも「痔」ってどんな症状?

妊婦同士が語り合う

肛門周辺の炎症やできもの、疾患を総称して「痔」と言います。痔は便秘や下痢、血行不良、排便時の力みが原因でなることが多く、「隠れ痔持ち」は成人の半数とも言われます。

妊娠出産時期の女性には、まさに痔になりやすい環境がそろっており、便秘による切れ痔やいぼ痔、分娩時のいきみによって脱肛になる女性も少なくありません。

痔核(じかく)

痔核とはいぼ痔のことで、様々な原因により肛門周辺の器官が圧迫され、静脈がうっ血することで血管の一部が腫れていぼのようになります。
肛門の外側と内側にいぼができ、外側にいぼができた場合は排便時に痛みを感じます。内側にいぼができた場合は自覚症状がないことが多く、排便時に出血して気付くケースが多いようです。

痔ろう(じろう)

痔ろうとはあな痔とも呼ばれます。ストレスや下痢、軟便が原因になることが多い痔です。
肛門周辺が細菌に感染することから始まって、細菌の侵入が続くと肛門内のくぼみに膿がたまり、症状が悪化すると膿によって肛門内に穴が開いてしまいます。
自然治癒する場合もありますが、激しい痛みを伴うような場合は医師による診察と治療が必要となります。

裂肛(れっこう)

裂肛とは切れ痔のことです。水分や食物繊維の少ない硬い便を無理に出そうとすることが原因で起こります。
硬い便によって肛門周りの皮膚が裂け、出血や痛みを伴います。排便時の痛みがつらいためにトイレに行くのを我慢してしまい、便秘が悪化してさらに痔がひどくなってしまうという悪循環に陥りがちです。

産後に多いのは「痔核」と「裂肛」

産後ママに多い痔の症状は、「痔核(イボ痔)」と「裂肛(切れ痔)」です。なぜ産後ママに多いのか、その原因をチェックしていきましょう。

産後ママが「痔核」になりやすい原因

出産時にいきむことで肛門周辺を圧迫して負荷がかかり、静脈がうっ血しイボ痔につながることがあります。

また、肛門の内側にできるいぼ痔は、目や手で確認できないため分かりづらく、妊娠中から痔ができていたことに気付かないまま、出産時や産後に悪化させてしまうケースがあります。
産後は出血や痛みがあっても、悪露や会陰切開の痛みと勘違いしてしまい、発見が遅れるケースも多いようです。

産後ママが「裂肛」になりやすい原因

授乳する女性

切れ痔は、硬い便が肛門を通ることで起こります。産後のママは、赤ちゃんに授乳するために体内の水分を使い、体内の水分量が不足しがちです。
赤ちゃんのお世話で生活習慣が乱れ、まともに食事がとれずに食物繊維が不足したり、ストレスや睡眠・運動不足、トイレに行くタイミングを逃したりすることから便秘になりがちなのです。

さらに、出産時に腹筋が緩むことや会陰切開が原因で、排便時にうまく力が入れられないということも便秘につながります。

産後の痔が重症化したらどうなるの?手術は?

妊娠中から産後にかけての痔は、赤ちゃんの成長とともにママの生活環境が整えば改善する見込みがあるため、妊娠中でも使える薬で様子を見る場合が多いようです。
しかし、痔が重症化した場合は手術が必要になることもあり、その場合、妊娠中は手術を行わず、産後1ヶ月以上経ってママの体力と会陰切開の傷が回復してから手術を行う場合が多いようです。
会陰切開の痛みは人によって長く続く場合があるので、痔の痛みと見極めることも大切です。

手術の麻酔や痛み止めが母乳へと移行する可能性があるため、医師によっては授乳中の手術は推奨されない場合もあります。痔が重症化した場合は、肛門科の医師とよく相談しましょう。

産後の痔に効果的な対策方法

一度、痔が悪化してしまうと手術になることもあり、完治するまでに時間や手間がかかるため、普段の生活から痔にならないよう、予防や対策を行うようにしましょう。

血流を良くする生活習慣を意識しましょう

お尻の血流が悪くなると痔の原因につながります。産後の痔の改善には、体の血流を良くする生活習慣を意識することが重要です。

<ぬるめの湯船にゆっくり浸かる>

お湯につかる女性

赤ちゃんがいるとなかなかゆっくりお風呂に浸かる時間がなくなりますが、家族に協力してもらいながら、シャワーだけでなく、なるべく湯船に浸かるようにしましょう。
湯船に漬かれない場合は、足湯をするのも血流を促進するのに効果的です。

<授乳の前後にストレッチ>

授乳中は前かがみになって、しばらく同じ体勢でい続けることが多くなります。
同じ体勢で座り続けると肛門に負担がかかるため、血流が妨げられないように授乳の前後にはこまめにストレッチをしたり、外出可能になったらお散歩などに出かけたりと、少しずつでも体を動かすように心がけましょう。

<骨盤リフォーム下着の締め付けすぎに注意>

産後に骨盤矯正するためにリフォーム下着を着用するママも多いのですが、締め付けすぎは血流の悪化を招き、逆に骨盤をゆがませてしまうこともあります。
取り扱い説明書をしっかり読み、適度な強さで着用するようにしましょう。

食物繊維と水分を摂取し便秘を解消しましょう

水を飲む女性

切れ痔の原因となる便秘を予防するためには、水分補給と食物繊維の多い食生活が欠かせません。

授乳中はこまめな水分補給を心がけ、海藻、果物、野菜など食物繊維が多く含まれる食べ物や、ヨーグルトや納豆、オリゴ糖などの腸内に善玉菌を増やしてくれる食べ物を積極的に摂取しましょう。

反対に、辛いものなどの刺激物は痔の患部を刺激し悪化させてしまうため、できるだけ避けるように意識してくださいね。

便意があるときに我慢せずトイレに行きましょう

便意を我慢してタイミングを逃すと、排便リズムが乱れて便秘になりやすく、痔の症状を引き起こしやすくなってしまいます。

「赤ちゃんが泣いていて抱っこしているから」「授乳中だから」と、ついトイレに行くのを我慢している方は、家族に協力してもらったり、ママ一人でも短時間赤ちゃんを安全に寝かせておける育児グッズを利用したりして、便意を我慢しないようにしましょう。

産前であれば痔であることを担当医に相談しましょう

産後は赤ちゃんのお世話でなかなか受診できないケースも多いため、妊娠中から痔が続いていると、出産時に悪化してしまう可能性があります。妊娠中に痔になってしまった場合は早めに治すようにしましょう。
痔の治療には肛門科が一番ですが、妊娠中から痔持ちであれば、まずは産婦人科の担当医に相談してくださいね。

産後の痔の薬は病院で処方してもらうのがおすすめ

病院で診察を受ける女性

手軽に購入できる市販薬は忙しい産後ママにとって便利なアイテムですよね。もちろん、市販の痔の薬でも妊娠中や授乳中に使えるものはあるのですが、中には効き目が弱いものもあり、市販薬で対応できない場合もあります。

また、飲み合わせや母乳への影響を考えると、自己判断で薬を服用するよりも、医師に処方してもらった薬を使用する方がママも赤ちゃんも安心と言えます。
市販薬を使用する場合にも、必ず医師や薬剤師に妊娠中の使用の可否を確認するようにしましょう。

産後の痔は悪化する前に医師へ相談を!

痔に関する専門は肛門科ですが、患う場所からして、痔は女性にとって受診のハードルが高い疾患ですよね。
産婦人科でも、妊娠中や授乳中に使える痔の薬を処方してもらえることもあるため、肛門科の受診はハードルが高いという妊娠中や授乳中のママは、まずは産婦人科で相談してみるとよいでしょう。

優しい効き目で長く痔と付き合うよりも、一度肛門科を受診してしっかり痔を治療してしまう方が楽かもしれません。女性で痔を患って受診している方は少なくありませんから、痛みが辛い場合には思い切って医師に相談してみてくださいね。

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