出産の呼吸法による陣痛対策に関する記事

出産の呼吸法~陣痛を和らげるおすすめの呼吸の方法6つ

出産の呼吸法~陣痛を和らげるおすすめの呼吸の方法6つ

出産の際の陣痛の痛みに不安を感じている妊婦さんは、お産の進行に合わせた呼吸法をマスターしておくと、お産の痛みを和らげることができます。「ヒッヒッフー」や「ハッハッハ」、いきみ逃がしの「フーウン呼吸」等をイラストで分かりやすく説明しています。

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出産の呼吸法~覚えておきたいお産の流れに合わせた呼吸の方法

出産の呼吸法といえば、「ヒッヒッフー」というラマーズ法を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、最近では、呼吸法とイメージトレーニングなどを合わせたソフロロジー出産を取り入れている施設も増えてきました。

お産の際、呼吸法を取り入れることでママの苦痛を減らし、お産をスムーズに進めることができるため、出産に呼吸法が取り入れられるようになったのです。

とはいえ、初めて赤ちゃんを出産するママは、「いつ、どのように呼吸したらいいの?」と不安に感じてしまいますよね。本番で痛みによってパニックを起こさないためにも、呼吸法について知っておくと安心です。

ここで紹介する、お産の段階にそった分娩時の呼吸法をみながら、早速お産のイメージトレーニングをしてみてくださいね。

分娩中の呼吸のしかたのポイント

分娩監視装置

具体的な呼吸法に触れる前に、まずは、初めて赤ちゃんを出産するママのために、お産の進み方に合わせた呼吸のポイントを解説します。出産経験のあるママも、呼吸法についておさらいしてみましょう。

分娩の際は、お腹に分娩監視装置を装着して、赤ちゃんの心拍数のほか陣痛の強さや持続時間を観察します。

分娩がはじまると、お医者さんや助産師さんが分娩監視装置をチェックしながら、陣痛の波がきたタイミングで「いきんでください」とか「いきむの止めて」と言われるので、その指示に合わせて呼吸を整えましょう。

実は、出産の中で、いきむよりも「いきみ逃し」の方が辛かったという先輩ママは多いんです。

いきみ逃しとは、子宮口が開いていない状態で「いきみたい!」という衝動に駆られた場合に、何らかの方法でいきまないようにすることをいいます。

いきみ逃がしはなぜ必要なの?

赤ちゃんが産道の途中にいる状態でママがいきんでしまうと、赤ちゃんが外に出にくくなってしまうことがあります。赤ちゃんの頭が見える「発露」の状態になるまでは、いきみを逃す必要があるのです。

いきみ逃がしには、「フーウン呼吸」という呼吸法が効果的。また、息を吐くことに意識を集中させる、お尻にテニスボールを当てる、関係のないことを妄想するなど、いきみを逃す方法は人それぞれです。

お産の段階別の呼吸法

出産の呼吸法といっても、陣痛が来るたびに同じ呼吸をするというわけではありません。分娩第1期から第2期を経て、出産に至るまでに次のようなパターンがあることから、どの段階でどの呼吸を行うのかしっかり覚えておきましょう。

分娩第1期

分娩第1期とは、陣痛がはじまってから子宮口全開大までの期間のことをいいます。この時期に入ったら、家から産院に移動して、子宮口が開くまでの間、陣痛室などで待機します。

陣痛は、徐々に持続時間が長くなり、痛みの訪れる間隔が短くなります。陣痛が10分間隔になってから子宮口が10cm開くまでに、初産婦さんで10~12時間、経産婦さんで5~6時間かかるのが一般的です。

分娩第1期は、さらに第1段階~第3段階の3段階に分けられていて、段階ごとに次のような呼吸法があります。

第1段階(準備期)

第1段階の準備期は、子宮口は0~3cmほど開いた状態で、おなかや腰の張りを感じるようになって、30秒~1分ほどの長さの陣痛が10分間隔で訪れます。

出産準備期の呼吸法

この時期には、陣痛の波が来たら、2~3秒ほどかけてゆっくり鼻から息を吸ってから、2~3秒ほどかけてとゆっくり口から吐くのがポイント。「フー」「フー」という呼吸を繰り返し行うことで、陣痛の痛みを和らげることができます。

第2段階(進行期)

第2段階の進行期では、子宮口が4~5cmほど開いた状態で、45秒~1分の長さの陣痛が6~7分間隔で訪れます。何となく「大きなうんちが出そうな感じがする」のが、この時期の特徴です。

出産進行期の呼吸法イラスト

この段階には、陣痛の波が来たら、まずは深呼吸をして、痛みが増すにつれて「フッフッフ」と浅くて短い呼吸に切り替えましょう。陣痛が治まってきたら、ゆっくりと深呼吸をしながら呼吸を整えます。

第3段階(極期)

第3段階の極期に入ると、子宮口は8cmから10cmの全開大になり、1分前後の長さの陣痛が2~3分間隔になります。
赤ちゃんが下りてきて便意のような感覚が強くなり、「いきみたい」と思いますが、まだいきんではいけない時期。

それまで陣痛室で過ごしていた場合は、このタイミングで分娩室に移動して、分娩台に上がります。

出産極期の呼吸法イラスト

この段階では、「ヒッヒッフー」の呼吸法に切り替えます。陣痛の波が来たら、ゆっくりと深呼吸してから「ヒッヒッ」と短く吐いて、「フー」と長く息を吐きます。陣痛の波が治まるまで、「ヒッヒッフー」を繰り返しましょう。

どうしてもいきみたくてしょうがなくなったら…

まだまだいきむことが許されないこの段階で、たまらなく「いきみたい!」という衝動に駆られた場合は、フーウン呼吸でいきみを逃しましょう。

いきみ逃しの呼吸法イラスト4

「フーウン呼吸」は、「フー」と息を吐いた後で、「ウン」と軽くいきむ呼吸法です。呼吸に神経を集中させることで、いきみを逃すことができます。くれぐれも、「フーーウーーーン」と長くいきんでしまわないように注意しましょう。

分娩第2期

分娩第2期とは、子宮口全開大になってから赤ちゃんが生まれるまでの期間のことをいいます。子宮口全開大になってから赤ちゃんが出てくるまでの平均時間は、初産婦さんで1~2時間、経産婦さんで30分~1時間ほどです。

この間、赤ちゃんが回旋しながら、骨盤の中にある狭い産道を進んでいるため、ここでいきんでしまうと、赤ちゃんがしめつけられて苦しくなってしまうので、もうしばらくはいきみ逃しが必要となります。

分娩第2期は、さらに第4段階~第5段階の2段階に分けられていて、段階ごとに次のような呼吸法があります。

第4段階(娩出期)

第4段階の娩出期に入ると、赤ちゃんの頭が見えたり引っ込んだりする「排臨」の状態となるため、それまでは、お医者さんや助産師さんからいきんでもいいと言われるまでは、ひたすらフーウン呼吸でいきみを逃します。

陣痛の波がくると、お医者さんや助産師さんから「いきんで!」という指示が出るので、陣痛を感じたら2回深呼吸してから、3回目で息を止めていきみましょう。

出産娩出期の呼吸法イラスト

もし、息が続かない場合は、短く息つぎをしてから再びいきむとうまくいきますよ。また、陣痛が治まってきたら、2~3回ゆっくりと深呼吸しましょう。

第5段階(発露)

第5段階では、排臨から赤ちゃんの頭が引っ込まなくなる「発露」と呼ばれる状態に。そのタイミングで、お医者さんや助産師さんから「いきむのを止めて」という指示が出たら、「ハッハッハッハ」という短促呼吸に切り替えます。

出産発露時の呼吸法イラスト

短促呼吸に切り替え後、全身の力が抜けると、後は赤ちゃんがスルッと出てきます。うれしい対面をしたあと、後産や会陰切開の縫合などの処置が行われます。

その後、2時間ほど分娩室で過ごし、産後の体に異常がなければ病室に移動します。

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