授乳中でも使える便秘薬に関する記事

授乳中の便秘薬で服薬OK/NGなものは?コーラックは?

授乳中の便秘薬で服薬OK/NGなものは?コーラックは?

授乳中でも飲める便秘薬と飲めない便秘薬があります。授乳中、便秘がどうしても辛い時は便秘薬で改善するのも方法のひとつです。

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授乳中でも飲める/授乳中NGの便秘薬とは?使用の注意点

赤ちゃんのお世話に追われる毎日、産後ママはホルモンバランスや生活習慣が乱れがちになり、授乳中は便秘の症状が悪化してしまうことも少なくありません。

母乳育児をしていると、母乳や赤ちゃんへの影響を考慮して便秘を我慢してしまうママも多いのですが、中には授乳中でも飲める便秘薬もあります。
今回は授乳中の便秘薬で服薬OK/NGなものと、使用上の注意点を詳しくご紹介していきます。なるべく薬を使いたくないという方も、ひどい便秘の場合には上手に便秘薬を利用していきましょう。

母乳育児中は便秘に悩まされることが多い

赤ちゃんを抱える母親

母乳の成分の約9割は水分でできており、母乳育児中は母乳を作るためにママの体の水分が使われます。そのときのママの体調や時期などにもよりますが、赤ちゃんに与える分の母乳に使われる消費分を考慮すると、授乳中は2リットル以上の水分補給が必要と言われています。

しかし、赤ちゃんの育児に追われてご飯もゆっくり食べられないという状況で、多くの水分を取り入れるのは難しいですよね。母乳育児中はこのようにママの体内の水分量が不足しがちなので、便が固くなりつらい便秘に悩まされるママが多くなるのです。

また、出産後は24時間体制で続く赤ちゃんのお世話のストレスと運動不足、ホルモンバランスの乱れが原因で、腸の働きが衰えやすく、睡眠不足で自律神経が乱れたり、トイレに行きたいタイミングを逃したりと、毎日の育児は自然と便秘になりやすい環境になっています。
出産後しばらくの間は、出産による会陰切開の傷が気になりいきむことができないことで、便秘に陥るママも少なくないようです。

授乳中でも飲める便秘薬は?

産後の辛い便秘に悩んでいたとしても、授乳中の赤ちゃんがいると病院を受診する時間を確保するのも一苦労ですよね。
市販薬の中にも、授乳中に服薬できる便秘薬があります。薬剤師と相談の上、正しい用法容量を守って服薬しましょう。

新ビオフェルミンS

新ビオフェルミンS

ビオフェルミン製薬から販売されている新ビオフェルミンSは、「人にはヒトの乳酸菌」というキャッチコピーの通り、健康な人の腸内に常在している乳酸菌を製剤化したものです。
腸内に善玉菌を増やし、有害物質を減らすことで自然な腸の働きを促します。体内に吸収される心配がないため、授乳中はもちろん妊娠中でも服用できます。

「コンク・ビフィズス菌末」という成分が、大腸に住みついて乳酸と酢酸を作り、腸を整えます。「コンク・フェーカリス菌末」「コンク・アシドフィルス菌末」という成分は小腸に住みつき、乱れた腸内環境を整えて腸内の有害物質を抑えます。

新ビオフェルミンSには錠剤タイプと細粒タイプがあり、錠剤タイプは5歳以上から服用可能で、15歳以上で毎食後の服用が推奨されています。細粒タイプはパウダー状になっており、3ヶ月以上の赤ちゃんから服用可能となっています。

イオナミン

イオナミン

ゼットイオン薬品から販売されているイオナミンは、重質酸化マグネシウムが主成分になっており、腸管からの水分吸収を抑えて、腸内の水分量を一定に保つ作用があります。
イオナミンの成分は血液中に吸収されないため、授乳中でも服用することが可能で、便が柔らかくなるため穏やかな排便を促し、宿便があるような頑固な便秘の人にもオススメです。

イオナミンの主成分である重質酸化マグネシウムは、酸化マグシウムや水酸化マグネシウムに比べて腸管での水分の保有能力が優れているため、柔らかいお通じを可能にします。腸を無理に動かすことがないので、便秘薬でもお腹が痛くなりにくいのも魅力的です。

コーラック

コーラック

大正製薬から販売されている便秘薬、コーラックシリーズの中でも「コーラック」「コーラックII」「コーラックファースト」「コーラック坐薬タイプ」は、授乳中でも服用することができます。
コーラックは就寝前以外に排便を期待する数時間前の服用でも大丈夫ですが、コーラックII、コーラックファーストは就寝前か空腹時に服用する方が効果を発揮しやすいとされています。

コーラック、コーラックII、コーラックファーストには「ビサコジル」という成分が入っており、大腸を刺激し、活発化させ腸のぜん動運動を促します。コーラックII、コーラックファーストには「DSS (ジオクチル・ソジウム・スルホサクシネート)」という成分が入っており、硬くなった便に水分を与え、便を柔らかくするウォータリング効果が得られます。

コーラック座薬タイプは腸内で炭酸ガスを発生させ、腸を活発にさせて排便を促す仕組みになっています。座薬タイプは即効性があり、10~30分ほどで効果が出るようです。

授乳中の服用は避けるべき便秘薬は?

市販薬の中には、授乳中に服薬すると赤ちゃんに影響が出てしまう成分が含まれるものもあるため、服用する際には十分な注意が必要です。授乳中でもOKな便秘薬であるかどうか、購入の際には必ず薬剤師に相談するようにしましょう。

コーラックハーブ・コーラックファイバー

コーラックハーブ

大正製薬の便秘薬コーラックシリーズの中でも「コーラックハーブ」「コーラックファイバー」には、センナという薬用植物由来のセンノシドという成分が配合されています。
センノシドには腸のぜん動運動を促す働きがある成分なのですが、母乳に移行して赤ちゃんが下痢を起こすケースがあるため、授乳中の服用は避けましょう。

タケダ漢方便秘薬

タケダ漢方便秘薬

武田薬品工業株式会社から販売されているタケダ漢方便秘薬には、腸の働きを活発にして便秘を改善するために、生薬の大黄(だいおう)を主薬として、甘草(かんぞう)が配合されています。
これらの成分が母乳に移ると、赤ちゃんが下痢を起こす可能性があるため、授乳中の服用は避けるか、服用した翌日の授乳は避けるように注意喚起されています。

スルーラック

エスエス製薬から販売されている「スルーラックS」「スルーラックデトファイバー」「スルーラックプラス」にも、コーラックファイバーと同様、生薬センナ由来のセンノサイドカルシウムという成分が配合されています。
こちらも母乳に成分が移行して赤ちゃんが下痢をしてしまう可能性があるため、授乳中は服用しないようにしましょう。

生活習慣を見直すことも大切

ただでさえ赤ちゃんのお世話で大変な授乳期。便秘でママの体が不調になってしまうと、毎日がつらくなってしまいますよね。薬に頼って心身を楽にするのもよいのですが、自然なお通じを取り戻すために、まずは生活習慣を見直してみましょう。

こまめな水分補給を心がける

授乳中はできる限りこまめに水分補給するのがベストです。一気に水分を取り過ぎるとむくみの原因にもなってしまうため、少しずつ飲むようにしましょう。便秘がひどい時は、朝起きた時に白湯を一杯飲むことを習慣にしましょう。

赤ちゃんのお世話をしていると、自分が一日にどれだけ水分を取ったか分からなくなってしまうこともあるので、ペットボトルや水筒を持ち歩いて、意識的に水分を摂取しましょう。
また、スープや味噌汁など、飲み物以外にもたくさん水分が摂取できるものを取り入れるようにしましょう。

運動不足を改善する

出産後1ヵ月は赤ちゃんと一緒に寝たり起きたりしてママの体も出産のダメージを回復する時期です。出産後1ヶ月を過ぎたら、無理のない範囲で少しずつ体を動かすようにしましょう。首すわり前の赤ちゃんがいるとなかなか外に出歩く機会が少ないかもしれませんが、腰を回したり、肩を回したり、お腹を「の」の字にマッサージしたりと家の中でも簡単なストレッチをしてみましょう。

体を動かすことで腸の動きも活発になるので、赤ちゃんを連れてお散歩できるようになったら、天気のいい日は気分転換もかねて外に出るようにしましょう。

服薬前の医師や薬剤師との相談も忘れずに

市販薬は手軽に手に入れられる反面、医師に相談できないというデメリットがあります。授乳中の便秘薬を使用する場合、いくら製薬会社が「授乳中の服用は問題ありません」と表記していても、安心なのはやはり医師に処方してもらった薬を服薬することです。

授乳中に市販の便秘薬を服用する場合は、他の薬との飲み合わせや赤ちゃんへの影響などを考え、自己判断ではなく薬剤師に相談し、慎重に薬を選びましょう。また、初めて市販薬を服用する場合は、体質によって効果に個人差があるため注意が必要です!説明書に従って用法用量を守っても、薬が効き過ぎて脱水症状になる恐れもあることを覚えておきましょう。

また、便秘が辛く感じたら早めに病院を受診することも大切です。授乳中の便秘である場合は産婦人科でなくても受診可能ですので、一般の内科などにかかる場合は「授乳中であること」を告げて受診するようにしてくださいね。

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