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難産になるのはなぜ?知っておくべき難産の原因と安産対策

難産になるのはなぜ?知っておくべき難産の原因と安産対策

難産は赤ちゃんだけでなくママにも原因があるのです。赤ちゃんが安心して生まれてこられるよう、早めに対策を行いましょう。

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難産にならないために知っておくべき原因と防止法

妊婦さんなら誰しも安産であることを願うものですが、出産は何が起こるかわからず、難産になってしまうこともあります。しかし、なぜ難産になるのか、難産にならないためにはどうすればいいのかをあらかじめ知っておき、正しく対処することで難産のリスクを減らすことができるのです。

ここでは、難産になる原因や難産になりやすい人の特徴を踏まえ、難産にならないための予防法を紹介します。予防をしたからといって絶対に難産にならないというわけではありませんが、難産の要因を取り除くことでお産に対する不安を解消し、万全の体勢を調えて穏やかな気持ちで出産の日を迎えましょう。

難産とは?

自分のお腹を見る妊婦

安産と正反対の難産はその名のとおり、母体や胎児に異常があって正常にお産が進行しないため、人工的な助けが必要となる出産のことをいいます。また、お産にかかる時間が長い場合も難産と呼ばれていて、初産で30時間以上、経産婦で15時間以上かかることが基準となっています。

難産の主な5つの原因

難産の主な原因は、大きく分けて母体に問題がある場合と胎児に問題がある場合の2つに分けられます。最近では、妊婦検診のエコー検査でこれらの原因が明らかになるので、難産にならないようにあらかじめ帝王切開で出産することを決めておく「予定帝王切開」が行われる多いことから、妊婦健診のなどの際に医師と相談するとよいでしょう。

それでは、具体的にどのような原因があるかみていきましょう。

1逆子

赤ちゃんがお腹の中で逆子の状態だと、自然分娩によって頭から出てくることが難しくなります。逆子の種類によっては自然分娩が可能ですが、胴体の部分が先に出てくると頭がスムーズに出てこられなくなるため、最悪の場合、酸素が赤ちゃんの脳に行き届かず、仮死状態や何らかの障害が残るリスクが高くなります。逆子になりやすい原因や逆子を直す体操などありますので、産婦人科の医師と相談しながら、出産しやすい状態にするようにしましょう。

2肩甲難産(けんこうなんざん)

肩甲難産とは、お産の経過中に赤ちゃんの頭が無事出てきたものの、赤ちゃんの肩がママの恥骨にひっかかってなかなか出てこられないことを言います。ほとんどの場合、巨大児などように赤ちゃんの体が大きいことが原因です。肩甲難産になると産道裂傷や弛緩出血が起こるほか、赤ちゃんの体力を消耗して命に関わることもあります。

3児頭骨盤不均衡(じとうこつばんふきんこう)

児頭骨盤不均衡とは、赤ちゃんの頭の大きさがママの骨盤よりも大きいため、物理的に赤ちゃんが骨盤を通れないことを言います。通常の赤ちゃんのようにスムーズに骨盤を通ることができないため、難産となる可能性が高くなります。明らかに児頭骨盤不均衡と分かる場合は帝王切開となりますが、ギリギリ通ることができると判断された場合は試験分娩が行われることもあります。

4産道異常

産道異常とは、赤ちゃんがお産の時に通過する子宮から膣にかけて起こる異常のことで、赤ちゃんが出てくるのが妨げてられて難産になることがあります。産道は大きく分けて軟産道と骨産道があり、軟産道で起こる異常には、軟産道が硬くて伸びにくいため赤ちゃんがスムーズに通れない軟産道強靭症があります。それに対して、骨産道の異常は事前にエコー検査で分かるので、ほとんどの場合は予定帝王切開になります。

5微弱陣痛

通常、出産の際は陣痛が規則的になると、だんだんと間隔が縮まって痛みが強まるのとともに子宮口も開いていきます。ところが微弱陣痛の場合、陣痛が弱かったり持続しなかったりするので、子宮口が全開になるまで時間がかかるため難産になりやすいのです。このような場合は母子ともに出産リスクが高くなるので、人工的な処置がなされます。

微弱陣痛の場合は、医師の判断により陣痛促進剤の投与のほか、赤ちゃんの頭を器具で挟んで取り出す鉗子分娩や、専用の器具で赤ちゃんの頭を吸引して取り出す吸引分娩になることがあります。それでも難しい場合は、さらに助産師さんがお腹をグイグイと押して分娩をサポートすることもあります。

難産になりやすい人の特徴

難産になりやすい人には、次のような共通した特徴があります。特に改善が見込めるものについては、本番で難産にならないように出産前に対処しておくことが大切です。

太りすぎまたは痩せすぎ

ジャムを舐める妊婦

妊娠中に太りすぎると、妊娠高血圧症候群によってお産のリスクが高まるほか、産道に脂肪がついてしまうことで赤ちゃんが通りにくいため難産になります。逆に痩せすぎると、体力的にお産に耐えられなくなったり、赤ちゃんに充分な酸素や栄養が行き届かないことも…。妊娠中は「○○すぎに」注意して、妊娠前の体重に対して7~12キロの体重増加を目指しましょう

身長が低い

身長が低いと必ずしも難産になるわけではありませんが、身長が150センチ未満の場合、かなりの確率で骨盤が小さい「狭骨盤」であると言われています。狭骨盤の場合、赤ちゃんの頭が骨盤を通り抜けられないため、お産に時間がかかることから難産になりやすい傾向があります。

筋力がなく踏ん張りがきかない

妊娠すると、初期のつわりによる体調不良や後期のお腹が大きくなることで、身体を動かすことが難しくなります。そのため、食事をしっかりと摂らないことにより体重が減ってしまったり、運動量が減ったことで筋力や体力が低下することから、いざお産という時に息んだり、踏ん張りがきかなくなることで難産になってしまうのです。

高齢出産の初産

年齢を重ねるにつれて産道が硬くなったり、骨盤が開きにくくなったりすることがあるため、35歳以上で初めての出産を迎える高齢出産の場合、難産になりやすいと言われています。さらに、高齢出産の場合は、高血圧や常位胎盤早期剥離前置胎盤などのリスクも高くなります。

もともと糖尿病だった、または妊娠糖尿病を発症した

妊娠前から糖尿病を患っている場合や、ホルモンの影響によって妊婦さんがなりやすい妊娠糖尿病を発症した場合、胎児が巨大児になる可能性が大きいことから、難産の可能性が高くなります。巨大児を出産したママの体験談では、安産だったというママがいる反面、踏ん張ってもなかなか出てこられなかったり、会陰裂傷が大きいなど、産みの苦しみを味わうママも多いようです。

難産にならないための知っておくべき予防法5つ

難産の原因や難産になりやすい特徴の中には、ママが日常生活の中で予防することによって改善できることがあります。難産になるリスクを少しでも減らすために、次のようなことに気をつけて無事出産を迎えましょう。これらの予防法を実践することで、難産だけでなく生活習慣の見直しにつながると良いですね。

1.きちんと体重管理する

体重計にのる女性

もともと肥満気味の人や太りやすい体質の人は、妊娠中の体重管理をしっかり行いましょう。体重が増え過ぎると、動くことがつらくなって筋力や体力が低下してしまいます。さらに、太りすぎてしまうと産道が狭くなるため、お産の際に赤ちゃんへの負担が大きくなってしまうので、ベスト体重をキープして出産を迎えましょう。

2.栄養バランスのいい食事を心がける

妊娠中に太ってはいけないからと、きちんと食事をしなければ赤ちゃんへの栄養が行き届きません。体重管理も大事ですが、健康管理のためにバランスのいい食事を心がけることが大切なのです。体重が気になる場合は、洋食よりは和食がおすすめ。脂肪分も少なくヘルシーで、貧血や便秘などのマイナートラブルにも効果があります。

3.甘いものや炭水化物の摂り過ぎに気をつける

妊娠中は、糖を分解してエネルギーに代える役割をするインスリンというホルモンが上手く機能しなくなるため、妊娠糖尿病になることがあります。妊娠糖尿病になると難産になるリスクが高まるため、妊娠糖尿病を予防するためには、甘いものや糖になる炭水化物の摂り過ぎに十分に注意しましょう。

4.散歩やスクワットで適度に身体を動かす

スクワットをする妊婦

妊娠中だからと気を遣いすぎてしまうと、運動不足になってしまいます。散歩やスクワットのように、激しい運動を避けて適度に身体を動かすことは、お産に向けての体力アップや血行不良の改善につながるのでおすすめです。特に、臨月に散歩やスクワットをすることで、子宮口が開きやすくなるほか股関節が柔らかくなります。

散歩は無理のない程度に、ゆっくり呼吸しながら一日30~40分行なうといいでしょう。さらに、適度に身体を動かすと気分転換やストレス解消にもなるので、精神的に安定して一石二鳥にも三鳥にもなりますね。

5.血行不良や冷え対策をする

妊娠中は血流が悪くなるため、身体が冷えやすくなります。身体が冷えると、子宮の血流が悪くなるので陣痛を感じにくくなってしまうのです。戌の日に腹帯を巻いて安産を祈願するように、妊婦さんにとって冷えは最大の敵。入浴やお腹や足元を冷やさないようにするほか、ショウガなどの身体をあたためる効果がある食材を食事に摂り入れるようにして、しっかり冷え対策をしましょう。

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