妊娠週数ごとの胎児の成長に関する記事

胎児はどう成長しているの?【妊娠週数別】赤ちゃんの成長

胎児はどう成長しているの?【妊娠週数別】赤ちゃんの成長

胎児の成長の過程を知りたいママ必見です!妊娠週数別に胎児の発達と大きさと発達具合を解説します。

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胎児はどのように成長するの?妊娠週数別の赤ちゃんの発達

ママのお腹の中の小さな胎児は、日々どんどん成長を続けます。そんな赤ちゃんが今、どんな状態なのか気になりませんか?ここで紹介している、妊娠週数別の赤ちゃんの大きさや体重、お腹の中での様子を読めば、赤ちゃんがママのお腹の中でどんな風に過ごしているのかが分かります。

成長が進むと、手足をバタバタしたり、あくびやしゃっくりをしたりなど、ママのお腹の中で赤ちゃんは意外なほどアクティブになります。これからお腹の中の赤ちゃんがどのように成長するのか、それに応じて身体はどのように変化していくのか、前もって知っておくと妊婦健診で赤ちゃんの姿を見るのが楽しみになるはずです。

今さら聞けない!妊娠週数や妊娠月数の数え方

おなかの大きい妊婦さん

妊娠期間を妊娠週数で表す場合、最終月経の1日目を「妊娠0日」と考え、その翌日から1日、2日と順に数えて、7日で1週となります。一般的に、妊娠期間は「妊娠○ヶ月」という数え方をしますが、これは4週間(28日)を1ヶ月として数えるのです。

また、妊娠の正常期間は10ヶ月すなわち40週であることから、妊娠0日に40週をプラスすることで出産予定日が分かります。このように最終月経の初日は、妊娠の期間や出産予定日を知る上で大変重要となるので、妊娠に気づいたら、まずは最終月経がいつだったのかをきちん確認しておくことが大切です。

【妊娠月数・妊娠週数別】胎児の成長の様子

お腹の中の赤ちゃんが無事に育っているのか、気になっているママは多いはず。まずは、妊娠月数や妊娠週数に応じて胎児がどのように成長するのか、胎児の体重や大きさ、状態について詳しくみていきましょう。

妊娠2ヶ月(妊娠4週~7週)

妊娠8週までの赤ちゃんは、まだヒトとしての機能が備わっていないことから「胎芽(たいが)」と呼ばれます。

胎芽とは、胎児のもとになる細胞が分裂や分化をしながら形成されたもので、妊娠5週くらいから確認できるようになります。この時期になると、月経予定日の遅れから妊娠に気づく人も多いようですが、超音波検査を受けると胎芽とともに「胎嚢(たいのう)」という赤ちゃんを包む袋を確認することができます。

さらに、妊娠6週になって赤ちゃんの心拍が確認されると、初めて正常な妊娠と診断されるのです。

妊娠3ヶ月(妊娠8週~11週)

妊娠11週目の胎児の超音波写真

妊娠3ヶ月になると胎芽が赤ちゃんらしい形になって、「胎児」と呼ばれるようになります。この時期、胎児の体重は10~20gくらいになり、胴体や手足が発達するため、超音波映像で見ると小さいながらも赤ちゃんらしい形に見えるようになりますよ。

内臓がほぼ完成して機能し始めるほか、妊婦健診の時には心臓が動く音がはっきりと聞こえるようになります。また、胎児は羊水の中で活発に動くようになり、身体の向きを変えたり、両足を交互に出す「足踏み反射(原始歩行)」と呼ばれる原始反射がみられるようになって、形だけでなく動作も人らしくなるので超音波画像を見るのが楽しくなります。

また、安定期に入るこの時期になると、病院から「母子手帳をもらってきてください」と言われます。自治体によって必要な書類や申請する場所が異なることから、現在、住民票がある自治体にきちんと確認して、母子手帳を交付してもらいましょう。

妊娠4ヶ月(妊娠12週~15週)

胎児は身長が16cm、体重が15~100gくらいになって、いよいよママの手のひらに収まりきらないほどの大きさにまで成長します。この頃になると胎盤が完成するので、ママから臍帯(へその緒)を通じて栄養や酸素をもらうことができるようになり、さらにぐんぐんと成長をはじめます。

まゆげやまつ毛などの産毛が生えて細かいところまで赤ちゃんらしくなり、超音波映像の角度によっては、男の子か女の子なのか性別が分かる場合もあります。特にこの時期は、へその緒でつながることで赤ちゃんに栄養を取られてしまうので、ママは貧血に気をつけなければなりません。

また、この時期になると乳歯のエナメル質や象牙質のほか、永久歯の歯胚(歯のもと)が作られはじめます。そのためママは、歯の基礎となるたんぱく質のほか、エナメル質を作るビタミンAや象牙質を作るビタミンCなどの栄養素をしっかりと摂るなど、妊娠中の食事に気をつけることで丈夫な歯の赤ちゃんに育つのです。

妊娠5ヶ月(妊娠16週~19週)

妊娠5ヶ月になると胎児の大きさは身長が11~20cm、体重が280gまで大きくなるので、ママのお腹が目立ってくる頃ですね。赤ちゃんは羊水の中で元気に動いて、ときには一回転することも!そんな赤ちゃんの動きを、ママは初めての胎動として感じることができるようになります。

赤ちゃんは激しく動くだけでなく、髪の毛が生えたり、皮下脂肪がついてぽっちゃりとしてくるので、ますます赤ちゃんらしくなってきます。また、おっぱいを吸う練習のために、吸啜反射という原始反射による指しゃぶりをする様子が確認できる場合もあるので、ママはますます妊婦健診で赤ちゃんに会えるのが楽しみになってきますね。

また、妊娠5か月に入って最初の戌の日には、一般的に戌の日のお祝いをします。戌の日とは、12日に1度めぐってくる日のことで、犬が多産にもかかわらずお産が軽いことから、古くから戌の日に腹帯を巻いて安産祈願が行われてきました。腹帯には魔よけのほかに、お腹を冷やさない効果もあります。

妊娠6ヶ月(妊娠20週~23週)

妊娠6ヶ月になると胎児の大きさは身長が17~30cm、体重が220~700gとなり、超音波映像のモニター画面に収まりきらないくらいの大きさになります。羊水の量が増えて動きやすくなるので、お腹の中で逆子になってしまうこともあります。さらに、性ホルモンが分泌されることで、男女の性別の違いが明確になるのもこの時期です。

また、筋肉や神経、聴覚が発達しはじめて、赤ちゃんには、まるでプールに潜っている時のように周りの音がこもって聞こえます。ただし、ママの声だけは骨伝導によって他の音よりもはっきりと聞こえるので、ママはたくさん話しかけてあげましょう。急に大きな声を出したら、赤ちゃんがビックリしてしまうかもしませんね。

妊娠7ヶ月(妊娠24週~27週)

妊娠7ヶ月になると身長が30~40cm体重は500gから、中には7ヶ月の終わりになると1200gを超える赤ちゃんもいて、ママのお腹が急激に大きくなります。赤ちゃんは、自分の意思で体を動かしたり、寝ているときと起きているときの区別がつくようになるなど、生まれるための準備を着々と整えています。

さらに、眼球運動が速くなったり、鼻の穴が通ることなど、五感が急速に発達して、この時期になると感覚機能がほぼ完成するといわれています。赤ちゃんが胎外では生きられない時期とされる「生育可能限界」を超えることから、早産になった場合でも高い確率で元気に育ちます。

妊娠8ヶ月(妊娠28週~31週)

妊娠8ヶ月になると身長が39~44cm、体重が900~2000gになり、赤ちゃんが羊水の中で自由に動けるスペースが限られてきます。頭を下にした状態が定位置になってくるので、ママは恥骨の上のあたりで胎動を感じるようになるでしょう。逆子の場合でも回転できるスペースはあるので、正しい姿勢に戻すことは十分に可能です。

また、この時期の赤ちゃんは、産まれてから肺で呼吸をするために「呼吸様運動」の練習を始めるようになります。羊水を飲み込んで、肺を膨らませて吐き出すという運動を繰り返すことで、空気を吸ったり吐いたりする呼吸運動に備えて準備をしているのです。

妊娠9ヶ月(妊娠32週~35週)

妊娠9ヶ月になると身長が42~46cm、体重が1400~2700gとなります。皮下脂肪が増えて赤ちゃんらしい丸みを帯びた体つきになるので、超音波映像で見ても新生児と区別がつかない状態になります。肺がほぼ完成するので、生まれてきても自力で上手に肺呼吸ができるように準備が整います。

さらに、中枢神経から末梢神経が身体のすみずみに広がって発達するので、親指を曲げたり表情を変えるなどの細かい動作ができるようになります。また、自律神経が発達するので、体温調節機能や消化機能が充実してきます。

妊娠10ヶ月(妊娠36週~39週)

妊娠10ヶ月になると身長が45~50cm、体重が3000gほどとなり、すべての内臓機能が完成して、いつ生まれてきても大丈夫な状態になります。産まれるために必要な脂肪をしっかりと蓄えるほか、羊水から赤ちゃんの保護していたクリームのような胎脂が少なくなって、赤ちゃんらしいピンク色の肌になります。

大きくなったせいで子宮内が狭く感じないように、通常は身体を丸めた姿勢を保っていますが、たまに手足を伸ばしたりするので、ママは生まれる直前まで赤ちゃんの胎動を感じることができます。赤ちゃんはへその緒を通じて、ママから栄養や酸素だけでなく免疫を十分にもらい、外の世界で生きるための準備は万全万端です。

胎児の成長の目安

お腹の中の赤ちゃんがちゃんと成長しているのか、気になるママは多いはず。赤ちゃんが正常に発育しているかどうかを知るためには、胎児発育曲線を使って確認することができます。

胎児発育曲線とは?

胎児発育曲線

(注1)

胎児発育曲線は、胎児の発育を評価するための基準を表す曲線で、3,762例の14,159回の超音波検査で計測された値をもとに作成されています。グラフ縦軸の妊娠週数に対して、横軸の赤ちゃんの推定体重が上下2本の曲線の間に入っている場合、約95.4%の胎児が正常な体重で生まれています。

赤ちゃんの推定体重が、上下の曲線の間に位置している場合は、正常に発育していると評価されますが、体重が上下の線の上または下の場合は、胎児発育不全の可能性を考慮する必要があります。

胎児の推定体重の計り方

ママのお腹の中にいる赤ちゃんの体重を直接計ることが難しいことから、一般的に胎児の体重は、超音波画像で計測した次の5つの値を「胎児体重推定式」と呼ばれる計算式にあてはめて算出します。

  • 頭の横幅
  • 胴体の長さ
  • 胴体の横幅
  • 足の長さ
  • 胴体の周囲の長さ

この計算式を使って胎児の推定体重を求める場合は、±10%の誤差が生じる可能性があることから、例えば、体重が1,000gの場合は±100g、2,000gの場合は±200gの誤差は避けることができません。

発育不全が疑われる場合

推定体重が小さめだった

赤ちゃんが小さいからといって、決して未熟児というわけではありません。体重が軽くても、赤ちゃんの成熟度は妊娠週数が進むに従って確実に高くなるのです。一度の検査で小さめだったとしても、次回以降の検査で体重が増える可能性があるため、出産までの間、妊娠週数ごとに検査を繰り返してじっくりと経過を見守りましょう。

正常よりも大きいと推定される

遺伝的な要因のほか、ママが妊娠前から糖尿病の場合や妊娠糖尿病の症状がある場合、胎児が大きくなる可能性があるため注意が必要です。特に、出産時の体重が4000g以上の巨大児は難産になりやすく、合併症を起こす可能性が高いため、赤ちゃんが大きめの場合は、かかりつけの産婦人科医と相談の上、ママの体調をしっかり管理する必要があります。

胎児の発育不全を防ぐために

妊娠中なのにタバコ吸っている妊婦のイラスト

胎児の体重が妊娠週数に見合っていない場合、子宮内胎児発育不全と診断されることもあります。胎児の発育不全は、ママ自身に自覚症状がないため、妊婦検診で指摘されることがほとんどです。胎児側に原因がある場合の発育不全は防ぎようがありませんが、ママに原因がある場合はその原因を取り除くことで、お腹の中の赤ちゃんの成長を助けることができます。

胎児の発育不全は、ママが栄養バランスの摂れた食事に注意して、飲酒・禁煙など生活習慣を変えることで改善されることから、かかりつけの産科医と相談しながら治療を行っていくことが大切です。

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