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【妊娠高血圧症候群】なりやすい体質とは?4つの予防法

【妊娠高血圧症候群】なりやすい体質とは?4つの予防法

妊娠高血圧症候群は妊婦のおよそ10人に1人がなる、発症リスクの高い病気です。気になる症状や予防方法についてご紹介します。

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妊娠高血圧症候群はどんな病気?症状や胎児への影響/予防法

妊娠すると女性の体は大きく変化し、時として重大な病気を引き起こすことがありますが、中でも発症率もリスクも高いため、産婦人科医の間でも特に注意してきたのが「妊娠高血圧症候群」です。とはいえ、先輩ママでも知らない人が多いこの病名。実は十数年前に名前が変わり、以前は「妊娠中毒症」と呼ばれていました

今回は、妊娠高血圧症候群の原因や症状、ママや赤ちゃんへの影響、治療法を解説しながら、予防方法などについてご紹介していきます。難産の原因となる妊娠高血圧症候群をしっかり予防し、安心してお産に挑みましょう。

妊娠高血圧症候群とは?

「妊娠高血圧症候群」という言葉を聞いても、ピンとこない女性は多いですよね。

十数年前まで産婦人科では、

  • 高血圧
  • 浮腫(むくみ)や週500g以上の体重増加
  • タンパク尿

の3つの異常を定期検診の度にチェックしていました。

血圧を計ってもらってる妊婦

これらの項目の中から1つでも規定値を超えると、妊婦や胎児にさまざまな合併症を引き起こすリスクが高い状態とされ、「妊娠中毒症」と呼んで産婦人科医が注意を払ってきました。妊娠中毒症という言葉は、おばあちゃん世代や小学生ママの間でも広く知られている言葉ですね。

ところが近年の医学の進歩によって、血圧が正常であれば蛋白尿やむくみがあっても、それほど重大なリスクを心配する必要はなく、むしろ妊娠中の異常は「高血圧」によって起こる率が非常に高いことがわかりました。そのため、2005年より高血圧に重視した「妊娠高血圧症候群」という新たな名称が使われるようになりました

近年、出産年齢の高齢化や食習慣の欧米化、運動不足などの生活習慣の変化のために、妊娠中に合併症を発症するママの数が増えています。妊娠を意識したら、妊娠に伴うリスクや自分自身の体のことについて、しっかり理解しておきましょうね。

「妊娠中毒症」はなくなったの?

2005年以前は、出産後6週間まで高血圧や蛋白尿の症状が続く場合は妊娠中毒症としてひとくくりにされていましたが、現在は「妊娠高血圧症候群」、高血圧がなく蛋白尿のみの場合を「妊娠蛋白尿」、血圧が高くなく浮腫のみの場合を「妊娠浮腫」と呼んでいます。

妊娠高血圧症候群の定義

日本産科婦人科学会では、次のどちらかに当てはまる場合を妊娠高血圧症候群として定義しています。
もちろん私たちの血圧は常に変動していて、何かに驚いた拍子や特殊な腫瘍ができた場合に、一時的に高血圧の症状になることもありますが、こういった偶発的な症状は妊娠高血圧症候群とは分けて考えられます

妊娠高血圧症候群の発症時期と症状の定義

  • 発症時期…妊娠20週から分娩後12週
  • 症状…高血圧、またはタンパク尿を伴う高血圧

出産後12週を過ぎ、妊娠高血圧症候群の時期を過ぎても高血圧の状態が続く場合があります。出産による身体への負担で高血圧となる人は多く、産後高血圧には注意が必要です。

妊娠高血圧症候群の診断基準

血圧計

定期妊婦検診の時に、毎回血圧の測定と尿検査を行いますよね。妊娠高血圧症候群の診断は、血圧と採取した尿中のタンパク質の量を測定して行います。通常、腎臓で血液中のタンパク質を取り除くため、尿に排出されるタンパク質の量はそれほど多くありません。ところが、腎臓の機能が低下すると、尿中に多くのタンパク質が排出されることがあり、これをチェックしているのです。

妊娠高血圧症候群と診断される基準値

  • 血圧が140/90mmHg以上
  • 尿中のタンパク量が300㎎/日以上

また、次の3つのケースの場合は、重症です。

  • 「上」と呼ばれる収縮期血圧が160mmHg以上
  • 「下」と呼ばれる拡張期血圧が110mmHg以上
  • 蛋白尿2g/日以上

ただし、妊婦健診で蛋白尿1+の結果が出たからといって、不安になることはありません。24時間中の尿を集めて蛋白量を検査すると診断基準に達していないこともしばしばありますので、定期検査で気になる症状が出たら、医師や看護師さんの説明を良く聞いて、指導に従って治療をしていきましょう。

妊娠高血圧症候群の原因&なりやすい人の特徴は?

妊娠高血圧症候群は、妊娠したママ誰にとってもかかる可能性のある病気ですが、ある一定の条件下で発症しやすいとされています。発症の原因をよく理解して、かかりやすい人は十分に気を付けて妊娠期間を乗り切りましょう。

妊娠高血圧症候群の原因とは?

妊娠した女性

妊娠高血圧症候群が起こる原因はまだ詳細に解明されておらず、今現在研究が進められていますが、妊娠初期に胎盤の血管がうまく形成されないことが原因であるとする説が最も有力だと言われています。
胎盤を通して赤ちゃんへの酸素や栄養の供給がスムーズに行えなくなって発育が遅れると、ママの体は一生懸命赤ちゃんに栄養や酸素を届けようとして過剰な負担がかかり、高血圧を発症するというわけです。

妊娠高血圧症候群になっても、お腹の赤ちゃんの発育に問題のないケースもありますし、逆に赤ちゃんの発育状態が悪くてもママが高血圧にならないケースも多いので、一概に血管の形成だけが原因であるとはいえません。原因や発症メカニズムがはっきりと解明されていませんし、自覚症状の乏しい病気でもありますので、妊婦健診をきちんと受けて、早期に発見して対処していくことが重要です。

どんな人がなりやすいの?

妊娠高血圧症候群になりやすいのは、次の条件にあてはまる女性です。

妊娠高血圧症候群になりやすい女性

  • 妊娠前から肥満気味
  • 妊娠してから体重が増えすぎた
  • 高血圧や腎疾患、糖尿病などの持病がある
  • 家族に高血圧や妊娠高血圧症候群の人がいる
  • 15歳以下、35歳以上
  • 初産または、前回から5年以上たった経産婦
  • 双子などの多胎妊娠
  • 前の妊娠時に妊娠高血圧症候群だった

日本では出産年齢の高齢化が進んでいますが、35歳以上の出産では妊娠高血圧症候群のリスクが高く、40歳以上になるとさらに危険度が高まります。妊娠する前の体重から換算したBMIが25以上の場合や、家系に高血圧の人が多い場合は、通常よりも発症リスクが3倍も高いというデータもあり、ママの体質的な問題は大きいようです。

しかし、実際には体質や遺伝的な要因だけではなく、栄養状態やストレスなどのさまざまな要因も妊娠高血圧症候群の発症にかかわっています。「かかりやすいから仕方がない…」と考えるのではなくて、妊娠中の過ごし方に気を配ることで、発症リスクを減らすことが大事だということも忘れないでくださいね。

妊娠高血圧症候群の発症率

妊娠高血圧症候群は消して珍しい病気ではなく、妊娠中のママの約10人に1人の割合で起こる、代表的な産科疾患です。妊娠32週以降に発症することが多いのですが、妊娠20週以前から重度の高血圧を発症するケースも全体の1~2%程度ありますし、妊娠32週未満で発症する早期型は重症化しやすいというデータがあります。

妊娠高血圧症候群のママの約90%は、血液検査や画像検査などによって原因を特定できない本態性高血圧です。
高血圧の対策で大事なのは、検査を定期的に受けて早期発見することが何よりです。
自分の身にも症状が起きるかもしれないと考えて、妊娠中はきちんと検査を受けることを心掛けましょう。

妊娠高血圧症候群の症状とは?

妊娠中に妊娠高血圧症候群になると、次のような症状が現れますので、十分に注意する必要があります。

  • 頭痛
  • めまい
  • 倦怠感
  • 眠気
  • 尿蛋白
  • むくみ
  • 尿の量が減る
  • 子宮が硬くなる感覚
  • ほてり
足がむくんで困ってる妊婦さん

むくみとは、血管の中の水分が血管の外の組織にしみ出してたまった状態で、ひどくなると手を握るのにも苦労します。女性が妊娠すると、体内の水分量が増え、エストロゲンの作用で、妊娠高血圧症候群でなくてもむくみやすくなります。妊婦の約30%にむくみが現れるという報告もあり、妊娠高血圧症候群の妊婦さんはむくみを自覚することが多いのですが、あまり気にせず妊娠高血圧症候群の症状を見落としてしまうことも多いのです。

妊娠後期は子宮が大きくなって下半身から心臓に戻る静脈が圧迫されて、特に足にむくみがおこりやすくなる傾向がありますが、むくみには妊娠高血圧症候群だけでなく、腎臓や心臓などの病気が隠れている可能性があります。パンパンにむくんでしまったり、指輪がきつくて抜けなくなったりするなど、むくみが強い場合には、通っている産院お医者さんに相談しましょう。

アニマルズ
31歳

ストレス食いの翌日、ゾウになった私

初産で妊娠9ヶ月の時のことです。結婚後地元を離れ、夫が務める職場近くのアパートに移り住み、知り合いもいない状態での初めての妊娠生活は、夫が忙しくて帰ってこないことなどもあり、精神的にもかなりストレスがありました。でも、妊娠7ヶ月の時に10円玉サイズのクッキーを7枚食べて、翌日の尿検でひっかかったため、食生活に気をつけて毎日を過ごしていました。ところが妊娠9ヶ月の検診で「赤ちゃん逆子直ってるよ。順調だね。」と医院長先生に言われ、嬉しくなってお昼にハンバーグ屋さんに行ってしまいました。それまで我慢していたタガが外れたのです。

すると翌朝、足首がなくなっていました。それまでどちらかというと細い方でしたが、見事にゾウの脚のようになっていたのです。「人間の身体ってこんな風になるんだ…」と半ば呆然として、すぐ病院へ…。すると「節度をもちなさい。体が悲鳴をあげてるよ。自宅で無理なら入院してもらうからね」といつもは優しい先生を怒らせてしまいました。結局自宅で安静にし、しばらくして元の脚に戻れました。

妊娠高血圧症候群は自覚症状に乏しく、病気が悪化するまで本人が気付かないまま病気が進行してしまう危険性の高い病気です。妊婦健診で定期的に検査して医師に管理してもらうことで、早期発見がしやすくなりますので、妊婦健診は休まず、必ず受けるように心がけましょうね。

重症化した場合の症状

妊娠高血圧症候群が重症化すると、次のような自覚症状が起きます。これらの症状は、ママや胎児の健康状態を悪化させる合併症の前兆もしくは、既に合併症を発症している状態で、最悪の場合脳出血が起きるなど、非常に危険ですので厳重な注意が必要です。

産科疾患とは一見無関係ともとれる、胃腸症状や呼吸器系の障害が現れることもありますが、医師から血圧やタンパク尿値の上昇について言われている人は、これらの症状を風邪と侮らず、重症化サインがみられたら病院を受診し、医師に相談しましょう。

すぐに病院へ!重症化のサイン

  • ひどい頭痛
  • 耳鳴り
  • 目が見えにくくなる、チカチカするなどの異常
  • 異常なほてり
  • けいれん
  • みぞおちが痛くなる
  • 吐き気
  • 黄疸
  • 咳・動悸・呼吸困難

ママにとって特に危険な症状は、子癇HELLP症候群です。

子癇とは、急激な高血圧の進行により脳の中でむくみが起きて引き起こされる痙攣(けいれん)発作で、脳神経に重大なダメージを与え、最悪の場合は脳ヘルニアや脳出血に進行し、ママや赤ちゃんの命が危険にさらされます。子癇の症状として、みぞおちの痛み、目の異常、強い頭痛の3つの症状がみられます。

HELLP症候群とは、ママの血液中の赤血球が溶血して肝機能が低下し、血小板が減少してしまう病気です。HELLP症候群の症状として、突然のみぞおち付近の痛み、心臓の痛み、ひどい吐き気や嘔吐、黄疸、動悸・咳・呼吸困難といった症状がおこりますが、発症メカニズムがまだよくわかっていないうえに、対応が遅れると血液の凝固障害や全身の臓器に重大なダメージを与える恐ろしい病気です。

ママの身体に万が一のことがあれば、妊娠の継続が難しくなってしまいますし、ママの命を助けるために、早期に赤ちゃんを胎外に出すという選択を迫られることもあります。病気を必要以上に怖がる必要はありませんが、妊娠高血圧症候群は自分自身の命にもリスクが高いことをよく理解して、きちんと健康管理をしていきましょう。

重症化によって起こる合併症

重症化した場合の胎児への影響は?

妊娠後期になるとお腹の赤ちゃんの成長が著しくなり、赤ちゃんに栄養を運ぶためにママの身体の血液量は通常時の約1.5倍に増えます。しかし、妊娠高血圧症候群になると血流が滞ってしまうので、胎児に充分な栄養を供給できなくなります。すると、胎児が充分に成長できなかったり、充分な酸素が送られないことで脳に深刻なダメージを受けたりします。

また、妊娠高血圧症候群でママの体が危険にさらされれば、妊娠の維持が難しくなってしまうこともあります。ママは健康でいることは、赤ちゃんの健やかな成長だけでなく、命にもかかわる大事なことですから、妊娠をしたら体調の変化に十分注意しましょうね。

重症化によってお腹の赤ちゃん起きる危険

  • 発育不全
  • 低体重
  • 低酸素による脳症
  • 常位胎盤早期剥離による早期出産
  • 機能不全
  • 将来的に生活習慣病になる可能性あり

妊娠高血圧症候群の治療法

産婦人科で診察を受ける妊婦のイラスト

妊娠高血圧症候群を発症した場合には、ママの体質や症状の程度に合わせた治療をしていくことが必要です。自分の健康のため、さらに赤ちゃんの命を守るために病院での治療は必須ですから、お医者さんとよく相談しながら、適切な治療を進めていきましょう。

妊娠高血圧症候群の治療方法

妊娠高血圧症候群の治療は、「安静」「食事療法」「薬物療法」の3つが基本になります。

  • 「安静」
    交感神経の緊張を和らげ、膨らんだ子宮から圧迫されて悪くなった下大動脈と呼ばれる最も太い静脈の血流を、左側臥位になる(左側を下にして横になる)ことで改善して血圧を下げます
  • 「食事療法」
    摂取エネルギーを適正量にし、高血圧を引き起こしやすい体重増加や栄養状態をコントロールします
  • 「薬物療法」
    安静や食事療法を行っても症状が改善しない場合、妊娠中でも使える降圧剤を飲んで、血圧をコントロールします

妊娠高血圧症候群は積極的な治療が主流ではなく、安静と食事療法で生活の改善を図ることが第一と考えられています。
安静度はそれぞれの症状の程度によって違い、軽症の場合は定期的にママや赤ちゃんの健康を確認しながら、在宅で食事療法と併用して安静を図っていきますが、重症の場合は入院をして治療を進めます。

食事療法の中心は、塩分や脂肪、糖分の摂取量を制限しながらの、カロリーと栄養の適正管理です。高血圧の原因になりやすいのはなんといっても塩分ですから、塩分は一日に7~8gまでに制限しながら、それぞれのBMI値に合ったカロリーコントロールを3食行うことで管理をしていきます。

降圧剤による治療

薬物治療は妊娠を継続させるため、次のような状況での非常手段として使われることが多いです。

  • 分娩前に血圧を急いで下げる必要がある
  • 高血圧症を合併している妊婦の臓器障害予防や血圧の重症化防止
  • 胎児の発育へのリスク改善

日本で認可されている、妊娠高血圧症候群の降圧剤は、メチルドパ、Caブロッカー、αβブロッカーなどです。子癇などの危険な兆候のある重症の場合には、脳出血や肝機能障害などを防止するために降圧薬を投与して血圧を下げて対処をしていきますが、急激に血圧を下げると赤ちゃんの健康状態が悪くなるケースが多いので、降圧剤は血圧の平均低下を20%以内にとどめるように医師が慎重に判断して使用することとされています。

妊娠高血圧症候群4つの予防法

ママにとっても赤ちゃんにとってもリスクの高い娠高血圧症候群ですが、発症しやすい環境因子を取り除くことで、少しでも予防をしていきましょう。大事なのは、高血圧を引き起こしやすい、ママの生活習慣を見直すことです。
妊娠高血圧症候群のリスクが高いママだけでなく、安全なお産をするために心掛けてもらいたい、妊娠高血圧症候群を予防する方法をご紹介します。

睡眠や休息をしっかり摂る

ベッドで寝てる妊婦

妊娠中は気が張って、家事や出産後の準備にと無理をしてしまいがちですが、赤ちゃんがお腹にいることでママの身体には、気が付かないうちに疲労が蓄積しています。身体に負担がかかると、高血圧の症状も引き起こされやすくなりますので、妊娠期間中は努めて休息を取りましょう。

特に妊娠後期は、赤ちゃんへ優先的に酸素や栄養を送るために血流が増え、心臓にも負担がかかります。休める時にはしっかりと休息や充分な睡眠をとって、お産や赤ちゃんとの生活に備えることが大切です。

食事の量や栄養バランス/塩分に注意

高血圧の原因になりやすいのは、なんといっても塩分です。自分自身の健康のためにも、日頃から一日の塩分摂取量は10g以下に抑えて、栄養や食生活に気を配っていきましょう。味が物足りないなと感じる場合は、ダシをしっかり取って味にインパクトをつけ、お酢やレモンをプラスしてメリハリをつけると、薄味でも美味しく食事をいただけますよ。

食べ過ぎや塩分の取りすぎは、肥満や高血圧を招きやすいことが知られていますが、逆に極端なカロリー制限や塩分摂取制限も、母体の身体機能の維持に支障が出て、赤ちゃんの生育不良を招きます。妊娠中のママの身体は、赤ちゃんの成長のために豊富な栄養を必要としていますから、栄養バランスの良い食生活を心掛け、妊娠前のBMIに応じて緩やかな体重の増加を目指していきましょう。

適度な運動を規則正しい生活を心掛けましょう

適度な運動は心臓や肺の活動を活発にさせて、血液の循環をスムーズにする効果があり、高血圧の予防に効果的です。毎日の習慣に適度な運動を心掛け、規則正しい生活をすることで生活のリズムが整い、血圧だけでなく肥満や脂質異常などの生活習慣病を予防する効果も高いので、妊娠中は適度な運動と規則正しい生活を心掛けましょう。

妊娠中は体が重くなり、極端なスポーツなどはできなくなりますが、お散歩などの軽めの有酸素運動がおススメです。
天気の良い日は周りの景色を楽しみながら散策をすると、気分も明るくなって気持ちに余裕ができますよ。

ストレスをためこまないように気を付けましょう

適度なストレスは気持ちにハリを与えてくれますが、強いストレスをため込み続けると体が緊張した状態になってしまい、血圧が上がってしまいがちになります。妊娠中は、さまざまな制限や出産への不安からストレスがたまりがちですが、上手にストレスを発散していきましょう。

妊娠高血圧症候群の予防ばかりを考えて、極端な食事のコントロールをしていると、ストレスが溜まってしまいますので気を付けましょうね。多少カロリーが高くても食べ過ぎなければ、心をリラックスさせる効果が得られることもありますので、量を加減しながら、食事も楽しめるようになるといいですね。

重度の妊娠高血圧症候群は産後に響くケースも!

これまで妊娠高血圧症候群は、分娩後には軽快するとされてきましたが、最近の研究結果からは、妊娠高血圧症候群になることでママや赤ちゃんが、将来的に生活習慣病などになる恐れがあることがわかってきています。
特に、妊娠高血圧症候群を患ったママは、そうでない人と比べて分娩後数年経ってから、次のような生活習慣病になるリスクが高くなると言われています。

将来的に心配される母体への悪影響

  • 高血圧
  • 脳卒中などの脳血管障害
  • 心筋梗塞などの心臓病
  • 糖尿病などの脂質異常症
  • 代謝異常によるメタボリックシンドローム
  • 腎疾患

お産は一瞬のことですが、妊娠中に上手に血圧をコントロールできなければ、産後も高血圧気味になってしまったり、尿にタンパクが出続けたりするために、降圧剤や抗けいれん剤を服用しなくてはならないケースも多いです。良いお産を迎えるために、また健康的な一生を送るためにも、妊娠中は血圧の変化に気を付けて、妊娠高血圧症候群を改善・予防していきましょう。

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