臨月の便秘を解消する方法に関する記事

【臨月の便秘】腹痛お腹の張りの原因とトラブル/解消法7

【臨月の便秘】腹痛お腹の張りの原因とトラブル/解消法7

臨月は便秘になっても「破水したらどうしよう」「下剤ってOK?」などの不安があり、増々悪化しがち。早期対処が肝心ですよ!

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臨月の便秘による腹痛やお腹の張りの理由/便秘解消術/Q&A

妊婦さんの7割が経験しているという便秘ですが、「臨月になったら便秘が悪化した」「臨月になって初めて便秘症状を体験した」という妊婦さんは少なくありません。特に臨月は、「いきんで出そうとすることで、お腹の赤ちゃんへの影響や、破水等は大丈夫なの?」と心配になってしまいますよね。

妊娠中の便秘は、多くの妊婦さんが抱える問題ですが、特に妊娠後期から妊婦になりやすいため、そのまま臨月になっても便秘で苦しむ可能性が高くなります。

こちらでは、臨月に便秘になりやすい理由、便秘解消のコツ、破水や下剤使用に関するQ&Aなど、臨月の便秘に関するさまざまな妊婦さんのお悩みを解決します。気になる便秘を解消し、スッキリしたお腹と心で、無事出産を迎えられると良いですね。

臨月は便秘になりやすい!4つの理由

女医が解説する動作

妊娠中は慢性的に便秘になりやすい人も多いですが、これまで便秘とは無縁だった人でも、臨月に入って突然便秘になることもあるのです。そこで、お腹が最大限に大きくなる臨月だからこそ、便秘になりやすい理由を詳しくみていきましょう。

腸が圧迫されるから

臨月になるとお腹の赤ちゃんが大きくなり、子宮も大きくなります。その大きくなった子宮によって、さまざまな内臓が圧迫されるようになります。その中でも腸が圧迫されることで、便の排出を妨げてしまうため、臨月は便秘になりやすいのです。

ホルモンバランスの乱れ

妊娠中は身体が劇的に変化するため、ホルモンバランスが乱れやすくなっています。特に、子宮を安定させてくれる黄体ホルモンは、臨月を迎えると、その分泌もピークになるので、他のホルモンとのバランスも乱れてしまうのでしょう。

また黄体ホルモンには、腸の働きを抑制する作用や、大腸で水分を吸収する働きを促進する作用があるため、便の水分量が不足することなどが、臨月の便秘に関わっているのだと考えられます。

自律神経の乱れ

横になる妊婦

妊娠中は知らず知らずに、疲労やストレスが蓄積されているものです。特に、大きなお腹で思うように動けなくなり、出産に向けて不安が膨らむ臨月の疲労やストレスは計り知れません。ところが疲労やストレスがたまると、自律神経が乱れてしまい、これによって大腸の働きが鈍くなってしまいます。「お産が怖い」「お産に不安がある」「お腹が大きくてイライラする…」といった実感がある人は、ストレス解消に努めましょう。

運動不足が原因

「お腹が大きくなって動きづらい」「出産が近いし身体を動かすのが不安」といった理由で、臨月の妊婦さんは運動不足になりがち!ところが運動不足になると全身の血行や代謝が悪くなり、さらに腸を動かす蠕動運動に関わりがある腹筋がなくなることで、腸の働きが悪くなってしまうのです。運動には、筋力を維持する働き以外に、ストレス解消効果があります。

臨月の便秘で起こりやすい6つのトラブル

臨月は何かと体調に気をつかいますよね。「これ前駆陣痛?」「お腹が痛いけど便秘のせい?それとも陣痛?」などと気になりますし、「下痢がきっかけで陣痛が始まったらどうしよう…」なんて、意外と下痢には神経を使います。ところが、便秘には警戒心が薄れてしまう妊婦さんも…。

実は臨月の便秘って、産後トラブルに続く引き金になったり、万全な状態でのお産を妨げてしまったりする、要注意な症状なのです。トラブルになる前に、臨月の便秘を解消しましょうね。臨月の便秘を放置すると、具体的にどのようなトラブルが起きるのかをみていきましょう。

痔になる

便秘によって便が硬くなってしまうと、排出するときに肛門に負担がかかってしまいます。このときに肛門付近に傷ができてしまい切れ痔になってしまうことがあります。また、便を出すたびにこの傷が痛むため、余計に便を出しにくくなり、ますます便秘になるという悪循環に陥ってしまうのです。

便秘で長時間いきむことで、肛門に負担がかかり、直腸がうっ血して腫れてしまい、いぼ痔になることもあります。お産の時にいぼ痔があっても、大抵の妊婦さんは「お産の痛みで分からなかった」と感じるようですが、お産でいぼ痔が悪化したり、お産の痛みが終わった後も、いぼ痔の痛みで育児がさらに辛くなったりという産後トラブルにも繋がります。

お腹が張り腹痛になる

便秘になると腹痛になりますよね。その原因は腸内にガスが溜まるからだと言われています。腸内に便が溜まると、それが腐敗してしまい、インドールやスカトールなどの腐敗ガスが分泌されます。このガスで腸内の圧力が高くなるため、お腹が張り腹痛の症状となって現れるのです。

また、ガスが胃に近い横行結腸という部分に溜まると、すい臓や胆のうを圧迫してしまうことがあります。すると、激痛を感じることがありますので、注意しましょう。

お腹が張って腹痛を感じる便秘は、臨月の場合は特に妊婦さんを不安にさせます。便秘によるお腹の痛みを妊娠の異常や陣痛と勘違いして不安になり、病院を受診する妊婦さんもいます。安心してお産に挑むためにも、早めに便秘を解消しておきましょうね。

イライラして集中力がなくなる

口を尖らせた女性

便秘により身体の不快感が続くと、イライラしたり無気力になったりして、集中力がなくなってしまいがちです。さらに「今日も便がでない」と思いつめることで、ストレスが増えてしまいます。

ストレスは自律神経の乱れ、胎児への悪影響に繋がりますので、「こんなにイライラして、赤ちゃん大丈夫かな?」「最近ミスばかりする…。便秘が辛い…。」と感じる場合は、早めにかかりつけの産婦人科医に相談しましょう。

肌荒れ・吹き出物

便秘になると、不要な物質や老廃物などが腸内に溜まったままになるため、これらが毒素として体内に再吸収されてしまいます。この毒素の再吸収による不調が、肌荒れや吹き出物として現れるのです。東洋医学的には、消化吸収の不調は、顎や鼻のまわりに吹き出物やニキビとして現れると言われています。

吐き気や食欲不振になる

人間の身体にある消化管は一本に繋がっており、胃がその入り口、大腸が出口のようになっています。便秘になると、大腸がうまく機能しなくなり、出口付近が詰まってしまうため、入り口付近の胃もうまく機能しなくなります。すると、つわりのように吐き気を感じ、食欲がなくなることがあります。

「後期つわりがつらくて…」と感じた妊婦さんの中には、「便秘を解消して治った!」という人もいます。

口臭が気になる

便秘になると腸だけでなく、胃や舌にも変化が現れますが、特に舌にある白い苔のようなもの(舌苔)は、悪臭を放ち口臭の原因になるのです。「便秘になったとたんに、口臭が気になるようになった」という人は、便秘解消と共に、舌ブラシを使ってケアを行うとよいでしょう。

臨月の便秘を解消する7つのケア

臨月の便秘は、いきむことが怖くなり悪化しがちですので、できるだけ便秘にならないように生活することが大切です。日頃から妊娠中の便秘解消法を生活に取り入れ、毎日の快便生活を目指しましょう。

食生活を見直す

ピーマンを切る主婦

臨月になると、体力をつけようとして肉などのタンパク質を多く摂取しようとしますが、便秘解消には野菜などの食物繊維やヨーグルト味噌納豆、ぬか漬けなどの発酵食品、オリゴ糖がおすすめです。

また、便秘のときは水分を多く含んだり、身体をあたためたりするメニューも効果的です。野菜は加熱すると量が減り、沢山食べられるようになりますので、野菜スープやポトフ、具たくさん味噌汁などは、野菜も豊富に摂取できて良いですね。ただし、塩分には気をつけましょう。

臨月の便秘解消には朝ごはんが大切!

便意は、胃に物が溜まると起こり、空腹状態からの食事は、より胃腸の活動を活発にします。朝は胃がカラっぽいになっているため、朝ごはんをしっかり食べることで、大腸が活発に動きやすくなるのです。味噌汁、納豆などの発酵食品を朝食に摂り入れ、食後は果物やオリゴ糖の入ったヨーグルトを食べるのがおすすめですよ♪

適度な運動

ネコ体操する妊婦

臨月は、「いつ生まれるか分からないから、外出が不安…」と感じる妊婦さんも多く、外出する回数が減り、どうしても運動不足になりがちです。便秘解消のためには、妊娠中の体に合った運動をして血行が促進し、筋力を維持し、ストレスを解消することが大切です

お産が長引くと体力勝負になります!臨月になり適度な運動をしておくと、安産に繋がりやすいですよ。妊娠経過に問題がなければ、適度に運動することを心がけましょう。ウォーキングなど無理なく続けられることが良いですね。

ゆっくり湯船に浸かる

ゆっくり湯船に浸かると、一日の疲れやストレスが解消され、身体が温まることで血行が促進されるため、便秘解消へと繋がりやすくなります。また、湯船につかることで、妊娠中に起こりがちな腰痛足がつる症状肩こりの改善にも繋がります。

赤ちゃんが生まれると、ゆっくり湯船につかる暇もなくなり、しばらくはできない贅沢になってしまいますので、「時間がないからシャワーだけにする」なんて勿体ない!折角のチャンスに自分を労わるためにも、お風呂でリラックスタイムを設けましょう。

水分補給

カップを持つ女性

体内の水分が不足してしまうと、便も硬くなってしまい、便秘になります。しかも、排便時に肛門が傷つき、切れ痔になってしまいますよね。意識して白湯などの水分を摂取するようにしましょう。特に、眠っている間に体内の水分が多く失われるため、朝起きたときに、コップ一杯の白湯で、内臓を温め、胃腸を目覚めさせてあげましょう。

トイレに行く習慣をつける

便意を催さなくても、毎日決まった時間にトイレに行くことで、脳に習慣を身に着けつけさせましょう。時間は、胃腸の働きが良くなる朝食後が最適です!臨月の便秘で苦しむ妊婦さんの場合、初めは座っても便意を催さないでしょう。けれど、毎日繰り返すことで脳が覚えますので、根気強く続けることが大切です。

また、トイレに長い時間座ると、肛門に負担がかかってしまい、痔になってしまう恐れがあります。便意がない場合は、2~3分でトイレから出るようにしましょう。

ストレスを抱えない

臨月になると、大きくなるお腹や出産への不安から、知らないうちにストレスが溜まって、自律神経が乱れやすくなります。そのうえ、便が出ないことへのストレスも重なってしまうと、ますます便秘になるという悪循環になってしまいがちです。

便秘に悩み過ぎてストレスを抱えるようなことのないように、気になるようならかかりつけ医に相談しましょう。生活習慣の指導や、赤ちゃんに悪影響のない整腸剤や漢方などの薬の処方も行ってくれますよ。

「の」の字マッサージ

臨月の便秘は、マッサージによる外部からの刺激で、腸の動きを活発にすることもできます。マッサージによって副交感神経が活性化し、リラックスすることもできるのです。また、お腹にあるツボへの刺激になり、腸の働きを高めてくれます。特に、お腹を「の」の字を書くように触るマッサージが便秘解消には効果的です。

「の」の字マッサージは、仰向けになってすることが正しいのですが、臨月だと仰向けの体勢は苦しいため、座ったままなど楽な体勢で行いましょう。ただし、強くさするのはNG!お腹を温める程度に優しくさすり、体調が悪い時には行わないようにしましょう。

また、お腹の張りや痛みが強い場合は、便秘が原因ではない可能性もありますので、かかりつけの産婦人科を受診して相談しましょう。

臨月の便秘のお悩みQ&A

デリケートな悩みなので、気軽に相談できない、けれど赤ちゃんのこともあるし気になってしょうがない…そんな臨月の便秘に関するよくある悩みにお答えします!

強くいきんでも大丈夫ですか?

便がなかなか出ずに強くいきんでしまうことで、子宮口が全開になり、お腹の赤ちゃんが生まれそうになることはありません。一般的には、便秘のいきみと出産のいきみはまったく別ものですので、力を入れる箇所が違います。正常な妊娠経過であれば、いきむことで子宮口が全開になることを心配する必要はないでしょう。

ただし臨月の便秘の場合、いきむことで切れ痔やいぼ痔になる妊婦さんがいます。そのため、息を止めて顔を真っ赤にして、強くいきまなければならないほど頑固な便秘を、放置するのは非常によくありません。かかりつけの産科医に相談しましょう。

また臨月の便秘では、「いきんで破水した!」と妊婦さんが慌てることがあります。「パン!」と音がして、あたり一面濡れてしまう程であれば、破水の可能性が高いので、大至急病院に行かなければなりませんが、チョロチョロと出ていると感じた場合、破水ではなく尿漏れのケースが少なくありません。妊婦さんの尿漏れと破水の違いをチェックし、慌てずに対処しましょう。

下剤を飲んでも大丈夫ですか?

カプセル薬

かかりつけの産科医に便秘の相談をすると、お腹の赤ちゃんに悪影響のない下剤を処方されることもあります。臨月に限らず妊娠期間中は、市販の下剤に使用されている「ビサコジル」ではなく、「酸化マグネシウム」を使用した便秘薬か、「レシカルボン」を使用した座薬を処方されるケースが多いです。

酸化マグネシウムを使用した便秘薬には「マグミット」がありますが、これは、市販の下剤のように腸を刺激して、蠕動運動を促すものではなく、体内の水分を腸に集めて便をやわらかくし、お通じを出やすくする便秘薬ですので、安心して使えます。

市販の下剤はOK?

市販の下剤は、子宮の収縮を引き起こす恐れがある物も多く、効果に個人差もあるため、妊娠中の薬は産婦人科で処方してもらいましょう!

便秘の痛みで胎動や陣痛がわからないって本当?

便秘になると腹痛症状が出る人もいますが、この腹痛によって、胎動や陣痛を感じにくいと心配する妊婦さんは多いようです。確かに、便秘の痛みで胎動が分からなくなる妊婦さんは、少なくありません。特に妊娠中期は、ガスが動く感覚と胎動を間違えることはよくあります。

ただ、便秘は痛みがずっと続くのに対し、臨月の胎動は、動いた時には足や手がニョキっと表に出て、「イタタタ」と痛みを伴うなど、かなり分かり易くなりますので、便秘との区別はしやすいでしょう。

また、一般的に、いよいよお産を迎える頃になると、腸の働きを抑制する黄体ホルモンの分泌量が減少するため、出産前に便秘が解消されたり、下痢気味になったりする人もいます。そのため、便秘の痛みと陣痛が一緒になることは少なく、さらに陣痛の痛みは「10分間隔で痛みが襲ってきて、30秒程でおさまった」などと定期的であるため、便秘の痛みとは特徴が違い、陣痛の痛みが分からないということはありません

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