授乳中に薬を飲む時の注意点に関する記事

授乳中の薬の母乳への影響は?授乳中に飲める頭痛薬/便秘薬

授乳中の薬の母乳への影響は?授乳中に飲める頭痛薬/便秘薬

授乳中でも薬を飲めるの?便秘薬やロキソニンなどの頭痛薬を安心して飲む方法、薬についてのよくある疑問についてお答えします。

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授乳中は薬を飲んでも大丈夫?知っておくべき母乳への影響

処方薬

授乳中は、食事や飲み物などが母乳に影響を与えることから、食事に気を使っているママが多いと思います。しかし、どうしても体調が悪い時、薬を飲む必要に迫られることってありますよね。授乳中に薬を飲みたい場合は、どのようにするのがベストなのでしょうか。

今回は、授乳中の薬について、赤ちゃんに影響を与えず安全に薬を飲む方法や、薬の服用に対してのQ&Aを中心にお伝えします。現在授乳中のママさんや、これから出産を控えたプレママさんは、ぜひ参考になさってください。

授乳中でも安全に薬の飲む2つの方法

薬の成分には、アルコールやカフェインと同じように、ママが薬を飲むことで、母乳を介して赤ちゃんに影響を及ぼすものがあります。特に、生後3ヶ月未満の赤ちゃんは、体が発達途中で、薬の成分を代謝できないので注意が必要です。

それでも薬を飲みたい時、どのようにしたらよいのでしょうか。ここでは、授乳中でも安全に薬を飲む方法について2つご紹介します。

1母乳に影響を与えない薬を飲む

病院を受診した赤ちゃんを抱っこしているお母さん

母乳に影響を与えない薬を選ぶと、授乳中でも薬の服用ができます。薬の中には、成分が母乳に移行しないことが分かっているものや、古くから使われている薬で、経験から赤ちゃんに影響がないと分かっているものがあります。

また、服用する薬の量が少なく、赤ちゃんに影響を与えない場合も、薬を飲みながら授乳することができます。このように、母乳や赤ちゃんに影響を及ぼさない薬なら、授乳中に服用しても問題はありません

ただし、薬の服用については、かかりつけ医に必ず相談しましょう。病院を受診した際、現在授乳中であることを伝えれば、授乳中でも飲める薬を処方してくれますよ。

2薬の服用後に間隔を空けて授乳する

赤ちゃんに授乳をしているお母さん

薬の服用後に間隔を空けて授乳すると、赤ちゃんに影響を与えません。ママが薬を服用すると、薬の血中濃度は数十分から数時間でピークに達して、その後徐々に下がり始めます

そのため、ママの体内に残っている薬が、母乳に影響を与えない量に減るまで、時間を置いて授乳すれば赤ちゃんに影響を与えないのです。血中濃度が下がる時間は、薬によって違うので、どのぐらいの時間を空けたらよいのか、医師に確認したほうが安心です。

「薬を飲んでいる間も母乳をあげたい」「ミルク拒否で母乳しか飲んでくれない」といった場合は、あらかじめ母乳を保存しておきましょう。

母乳は、冷蔵で24時間、冷凍なら1ヶ月保存が可能です。薬を服用する前に搾乳しておけば、薬を服用するからといって、無理に母乳を止めなくてもいいので便利です。

母乳保存の注意点

母乳を保存する際には、搾乳機の洗浄や手洗いをしっかりして、雑菌が混ざらないようにしてください。24時間以内に飲ませるなら哺乳瓶に入れて保存し、冷凍する場合は、専用の母乳冷凍パックを使いましょう。

授乳中の薬の服用Q&A

便秘や頭痛など、授乳中でもちょっと薬に頼りたくなることがありますよね。授乳中の薬について、よくある疑問と答えをまとめました。

Q1.市販の便秘薬を飲んでも大丈夫ですか?

A
授乳中は、母乳に水分を取られるので、便秘になりやすい状態と言えます。元々便秘気味で薬に頼っていた人は、お腹が張ってますます辛い状態となっているのではないでしょうか。市販の便秘薬には、授乳中に飲んで良い種類と、避けた方がよい種類があります。便秘薬の種類は次の通りです。

便秘中でお腹を触っているお母さん

【便秘薬の種類】

  • 便を柔らかくする出しやすくするタイプ
  • 腸の動きを活発にして便を出しやすくするタイプ

便を柔らかくするタイプの便秘薬は、授乳中に飲んでも問題ありません。主な成分である酸化マグネシウムやグリセリンは、体に吸収されないため、母乳へ移行する心配がないためです。妊娠中に処方されることの多いマグミットも、このタイプの便秘薬です。

逆に、腸の動きを活発にするタイプの便秘薬は、飲んではいけません。大黄(ダイオウ)やセンナなどの成分は、母乳に移行して赤ちゃんの下痢につながるため、授乳中の服用は避けた方がいいのです。

これらの成分は、漢方が配合された便秘薬に多く含まれています。ハーブや漢方の便秘薬は、「体に優しい」というイメージを持ちやすいため、「授乳中でも大丈夫」と勘違いしないように注意してください。便秘薬の違いがよく分からないときは、薬局の薬剤師やかかりつけ医に相談したほうが確実ですよ。

便秘薬を飲む時の注意点

母乳に影響が出ない成分の便秘薬を飲んだ時でも、念のために、赤ちゃんが下痢をしていないかチェックしながら服用しましょう。

Q2.授乳中に飲める頭痛薬を教えてください

頭痛で頭をおさえているお母さん

A
授乳中に頭痛が起こると辛いですよね。元々頭痛持ちのママさんは、「どうしても薬が飲みたい!」と思うことがあるのではないでしょうか。

授乳中でも飲める頭痛薬は、「カロナール」という商品名で知られるアセトアミノフェンです。痛みを和らげ熱を下げる働きがあることから、頭痛や歯痛、生理痛などの効果がある鎮痛剤に使われています。カロナールは処方箋が無ければ買うことができませんが、似たような成分の頭痛薬が市販されています。

このタイプの頭痛薬は、効能がそれほど強くはないですが、副作用が少ないことが特徴です。赤ちゃんが生後3ヶ月以降なら、授乳中のママが飲んでも問題はありません

しかし、「カロナールでは効き目が弱い」「以前からロキソニンを飲んでいる」などの理由から、どうしてもロキソニンを飲みたいというママもいるのではないでしょうか。

ロキソニンは、薬剤師から情報提供が義務付けられている「第一類医薬品」と呼ばれる薬です。購入の際は、授乳中であることを伝えて、授乳間隔などの授乳についての注意点を相談の上、購入するようにしましょう。

Q3.授乳中に歯医者の治療は受けられますか?

歯を痛がっているお母さん

A
授乳中に歯が痛くなった場合でも、授乳中の歯医者での歯科治療は可能です。虫歯や歯周病の治療に使われる局所麻酔は、麻酔薬の量が少なく、部分的にしか効かないため、母乳への影響はありません。受診の際に授乳中であることを伝えて、カロナールなどの母乳に影響を与えない薬を処方してもらうとよいでしょう。

もし、親知らずの抜歯などの、術後に激しい痛みを伴う治療を受ける場合は、授乳を中断する必要があるかもしれません。効き目の強い痛み止めが必要になるため、母乳に移行する可能性があるためです。あらかじめ冷凍保存しておいた母乳を与えるなどして、痛み止めの服用中は授乳を避けるのがベターです。

歯科治療の注意点

授乳中で赤ちゃんが預けられないという理由から、歯科治療を後回しにするママが多いです。悪化すると、強めの薬を飲まなければならないので、託児室のある歯科やファミサポ等を利用して、早めに受診しましょう。

Q4.授乳中に花粉症の症状に悩まされています

花粉症のお母さん

A
授乳中の花粉症も辛いですよね。毎年処方薬を飲んで乗り切っていたのに、授乳で薬が飲めず、辛い思いをしているママさんも多いのではないでしょうか。出産により体質が変わって、急に花粉症デビューしてしまった場合も大変な事でしょう。

花粉症の治療に用いられる抗ヒスタミン薬やステロイド薬に中には、授乳中でも服用できるものがあります。そういった薬を利用して、花粉症シーズンをうまく乗り切りましょう。

ただし、市販の薬は、授乳中に服用できないものが多いので、自己判断は危険です。耳鼻科を受診して、授乳中でも服用できる薬を処方してもらうとよいでしょう。

授乳中の薬の服用はかかりつけ医に相談しましょう

病院のかかりつけ医と相談するお母さん

薬の成分には、母乳に移行して赤ちゃんに影響を与えるものがあるため、授乳中に薬を飲むかどうかを自己判断するのはやめましょう。もし、大丈夫だったとしても、薬を飲んでしまってから不安になり、思い悩んでしまうことがあるためです。

どうしても症状が辛く、薬を飲みたい場合には、かかりつけ医に相談するのがベターです。授乳中に飲んでも影響のない薬があるはずなので、安全な薬を処方してもらうことができますよ。

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