双子の自然分娩に関する記事

双子は自然分娩できる?5つの条件と帝王切開になる理由

双子は自然分娩できる?5つの条件と帝王切開になる理由

双子の自然分娩を望むママ、5つの条件や病院選び、帝王切開になる理由や費用などをチェックし、安心して出産に挑みましょう。

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双子でも自然分娩はできるの?5つの条件と帝王切開になる理由

妊娠が分かった時に双子だったら、とっさに「自然分娩できる?それとも帝王切開?」と思うプレママは少なくありません。双子が生まれる確率は100人に1人とも言われていますが、自分の身に起きていることにびっくりして、不安になってしまうかもしれませんね。

お腹を擦ってる双子を妊娠してる妊婦さん

初めての双子の出産は、経産婦さんでも未知の世界ですよね。「無事出産できるかな?」「赤ちゃんは二人とも元気に生まれてくるかな?」「生まれてからの生活は?」など、赤ちゃんの心配もたくさんありますが、ママ自身の身体にも注意することがたくさんありますので、元気な赤ちゃんを産むためにも、双子の出産についてよく知っておきましょう。

双子を自然分娩で出産するには?

「双子だから、自然分娩は無理で帝王切開」というイメージは強いかもしれませんが、双子でも自然分娩で出産した人は少なくありません。自然分娩であればパパも立ち会えるし、動画なども撮ることもできますね。

双子で自然分娩をするには、次の5つの条件をクリアできているかをチェックされます。

双子を自然分娩で産むための5つの条件

  • 第一子、第二子ともに頭位(頭が下向き)
  • 34週以降であること
  • 前回の出産が帝王切開ではない
  • 2人とも推定体重1800g前後あること
  • 母子ともに経過が順調なこと

病院によっては、第一子のみ頭位、32週以降、推定体重が1500g以上で自然分娩を行う病院もありますが、自然分娩で予定をしていても、分娩中に急きょ帝王切開に変更になる場合もありますし、第一子が自然分娩で第二子は帝王切開ということもあります。担当医からもそういった説明がありますので、あらかじめ心構えをしておきましょう。

双子はなぜ帝王切開になるの?

「帝王切開の心構えもしておくように」と言われても、納得いきませんよね。双子の出産は、なぜ帝王切開になるケースが多いのでしょう?

母体にハイリスクだから

双子の胎児のイラスト

双子出産は、やはり単胎よりもリスクが高くなります。2人がおなかの中で育っていくわけですから、妊娠チュの母体へのトラブルが起こりやすくなります。つわりから始まり妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病などの合併症も起こりやすく、母体は赤ちゃんが育ちにくい環境になりやすいため帝王切開になることが多いです。

また、自然分娩をする場合でも、多胎は陣痛がつきにくいと言われ、微弱陣痛や産後の出血がひどい弛緩出血も起こりやすいということから、それらを防ぐために帝王切開を選択するというケースも多く見られます。

胎児にハイリスクだから

自然分娩で出産する場合は、第一子よりも第二子にトラブルが起きやすいとされています。へその緒が巻きついたり、第一子が生まれたことで位置が変わったりなど、赤ちゃんに異常が見られた場合は、医師の判断で帝王切開に切り替わることもあります。

そういったリスクを避けるためにも、病院によっては双子だと分かった段階で、安全に短時間で赤ちゃんが生まれてくる帝王切開を勧められることも多いです。

1絨毛膜1羊膜双胎でリスクが高いから

同じ双子でも、色々とタイプがあります。一卵性と二卵性で違うのは知っている人も多いですよね。

双子の妊娠は一般的に

  • 2絨毛膜2羊膜双胎
  • 1絨毛膜2羊膜双胎
  • 1絨毛膜1羊膜双胎

の3種類があります。

絨毛とは胎盤の数、羊膜とは胎児の部屋の数のことです。双子の多くは「2繊毛膜2羊膜」で、1絨毛膜1羊膜双胎はおよそ1%以下ですが、妊娠出産のリスクは1絨毛膜1羊膜双胎の場合、特に高くなると考えられます。なぜなら、羊膜という赤ちゃんの部屋が一人分ずつないからです。

1つの部屋に二人で入って1つの胎盤をシェアするため、へその緒が絡まったり、血流のバランスが崩れて赤ちゃんに体重差がみられる双胎間輸血症候群が起こったりしやすく、赤ちゃんが順調に発育できないと可能性が高いのです。

病院によっては帝王切開と決まっているところも

産婦人科の女性医師と看護師

双子の出産はリスクが高いことから、「帝王切開のみ」と決まっている病院もあります。ほかにも、「双子の場合はシロッカー手術(子宮口が開いてくるのを防ぎます)をする」「管理入院は○週から」と決まっている病院もありますので、自然分娩を希望する場合は先に確認をしておきましょう

帝王切開で出産したら次の出産はどうなる?

双子に限らず帝王切開で出産した場合、次の出産も帝王切開となることが多いです!一度切っているので、切ったところが薄くなって破裂の危険があるハイリスク出産となり、帝王切開が勧められるのです

双子出産の時期は?

双子の出産の時期は、38週前後を目指すようになります。ママや赤ちゃんのトラブルも起こりやすく、多胎妊娠はどうしても予定日よりも早くなりがちですが、できるだけおなかで育てることを目標に頑張っていくことになります。自然分娩の場合で38週を超えても陣痛が始まらない場合は、スタッフの確保などもあり計画的に誘発分娩をしていくところが多いようです。

双子の自然分娩はNICUのある病院を!

双子の場合、赤ちゃんが小さめに生まれてくる場合が多く、何かあった時のためにもNICU(新生児集中治療管理室)やGCU(継続保育治療室)など、未熟児対応ができる施設が整った病院がおすすめです!個人病院で生まれてすぐに問題があった場合、赤ちゃんだけがNICUへ搬送され「自分は入院しているのですぐには会えない」ということもあります

双子妊娠は妊娠高血圧症候群に注意!

椅子に座ってお腹をおさえてる妊婦

ママの体調で気を付けたいのが妊娠高血圧症候群です。以前は「妊娠中毒症」と呼ばれていたもので、高血圧・タンパク尿・浮腫などがあれば注意が必要となっていましたが、妊娠高血圧症候群の場合、高血圧であればタンパク尿や浮腫などが見られなくても妊娠高血圧症候群とみなされます。双子出産の妊婦は、単胎出産の3倍の確率で妊娠高血圧症候群になると言われていますので、十分に気をつけましょう。

妊娠後期になると妊娠高血圧症候群になり易いのですが、早いうちからなってしまうと赤ちゃんに十分な栄養が届かず低体重になったり、出産が早まり過ぎて赤ちゃんが障害を背負ってしまったりする恐れもあります。また、胎盤がはがれてしまう胎盤早期剥離など母体への影響も心配されますので、身体に異常が見られる場合は早めに受診しましょう。

妊娠高血圧症候群の予防と食事

妊娠高血圧症候群を防ぐには、食生活に気を付けることが重要です。

  • 塩分控えめ
  • 外食は控える
  • 三食きちんと食べる
  • 水分補給もしっかりと
食事してる妊婦

また、妊娠後期になると体内の血液の量が増えますし、お腹が大きくなって血管を圧迫することなどから血圧が高くなりがちですので、日頃から無理をせず横になって休息を摂ることが大切です。出産準備などで無理をしがちな時期でもありますが、思っている以上に体には負担がかかっていることを意識して、無理せず体を休めるように心掛けて過ごしましょうね。

双子出産にかかる費用って?

双子の場合、出産にかかる費用は60万~80万ほどが相場で、一人の場合より20~35万円高くなるところが多いです。総合病院や個人病院、出産する地域でも違いますし、帝王切開の場合は手術となるので保険が適用となり金額も変わってきますので、お産する病院の料金を事前に確認しておくと安心ですね。

また、健康保険からもらえる「出産育児一時金」は一人につき42万円出るので、双子の場合は84万円の支給になります。出産前の管理入院費も含めても、費用を賄える場合が多いようですよ。

出産一時金の直接払い制度を活用する

出産にかかった費用を、出産一時金を使って払う制度です。これによって病院で手続きするだけで、退院時に高額な医療費を支払う必要がなくなり、自分で高額のお金を用意しなくてもよくなります。最近は直接払い制度を導入している病院が多いのですが、中には違う病院もありますので、事前に確認しておきましょう。

窓口負担を減らす限度額認定証

管理入院などであらかじめ高額となることが分かっている場合は、限度額認定証を加入している健保組合に申請しておきましょう。通常は、先に請求される医療費を支払い、後から申請することで自己負担限度額を超えた高額医療費が戻ってくるのですが、病院の支払い窓口に限度額認定証を提出すれば、窓口では限度額を支払うだけで済みます。

医療保険も確認しておきましょう

管理入院、微弱陣痛、帝王切開など、双子の出産の場合は保険の対象になることがあります。ご加入の医療保険を一度チェックしておきましょう。保険金請求には、診断書が必要になりますので、先に取り寄せておいて、出産後に先生の記入をお願いしておくと、退院時に受け取れて手続きがスムーズですよ。

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