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乳口炎の原因と対処法!白斑による赤ちゃんへの影響は?

乳口炎の原因と対処法!白斑による赤ちゃんへの影響は?

母乳の出口をふさがれる乳口炎は、ママを悩ませるトラブルのひとつですね。つらい乳口炎の改善方法について紹介します。

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乳口炎について知りたい!原因/症状/対処法は?

生まれた赤ちゃんをお自分のおっぱいで育てたいと希望するママは多いものですが、母乳育児には様々なトラブルがつきまといます。
突然、乳首にニキビのようなものができて、余りの痛さに授乳もままならない経験をされる方も多いのではないでしょうか。

ママの健康だけでなく、赤ちゃんの成長にも影響を及ぼしかねない母乳トラブルは、早めに症状に気付き、適切な対処をすることが大切です。
今回はつらい母乳トラブルの中のひとつである「乳口炎」に焦点を当てて、その原因や対処方法などについてご紹介していきます。

乳口炎ってどんな病気?

胸を押さえる女性

おっぱいトラブルというと「すごく痛い!」というイメージがつきまといますが、乳腺が詰まって炎症を起こしてしまう「乳腺炎」と、乳管が炎症を起こす「乳管炎」、そして母乳の出口である乳首にある乳管開口部=乳口が詰まって炎症を起こす「乳口炎」等があります。

おっぱいトラブルには乳房のしこりや痛みなどが伴いますが、乳口炎の特徴は、乳首に白斑と呼ばれる1~2ミリ大の白いニキビ状のできものができるという点です。
中には血胞と呼ばれる血が混じったものが乳首にできる事もありますし、水泡のように大きく膨れることもあるのですが、乳口炎は乳腺炎のように症状が重くなることはあまりありません。ただ、発症者は比較的多く、日常的に乳口炎を繰り返して悩むママは少なくないと言われています。

ただでさえデリケートな乳首に、明らかな異常が現れるのは女性にとってかなり不安なことですよね。「このまま治らなかったどうしよう…」と不安にさいなまれる方も多いようです。

乳口炎は、上手に授乳をすることができれば1週間程度で自然治癒するケースが多いのですが、痛いから、触るのがコワイからと放置しておくと、1ヶ月以上もつらい症状が長引くこともありますので、注意が必要です。

トコちゃん
32歳

A白斑がとれるとぽっかりと大きな穴が!

初めての育児の時のことです。授乳中に乳首に白いかさぶたというか、母乳の滓のようなものがついていることがあったのですが、頻繁な授乳で乳首が過敏になっていたので触りたくなくて、そのまま放っておきました。
ところがどんどんかさぶたが大きくなってしまって、授乳中にチクチクとした痛みを感じるようになり、乳房も部分的にパンパンになってしまったんです!

これは乳腺炎かなと思ったのですが、病院での治療はとっても痛いと母から聞かされていたので、病院に行くのをしり込みしていました。幸い、母乳の出はよくて、痛みに我慢しながら根気よく赤ちゃんに吸ってもらっていたら、ある時かさぶたを赤ちゃんが吸い取ってくれて、自然とつまりが解消しました。
見ると私の乳首には、大きな陥没が!ビックリしましたけど、その後自然に元に戻りましたよ。

私の場合は、その後も特に痛みはなくても授乳にも問題はない程度の白斑が結構頻繁にできたので、定期的に乳首の状態をチェックして、ベビーオイルでパックをしたり、お風呂でふやかした時に自分でとっていました。乳首のケアって大事ですよ。

乳口炎の原因は?

母乳を飲む赤ちゃん

乳口が炎症を起こす原因は、授乳により乳首に負担がかかり、乳口周辺の乳首が傷ついてしまうことにあります。
赤ちゃんが効率よく母乳を飲むためには、乳首周辺を深く加える必要があるのですが、授乳時の姿勢が悪くて十分に乳房をお口に含めないと、無理な吸引が乳首にかかって傷がつき、そこから炎症を起こしてしまうのです。

乳線に母乳が詰まってしまうのも、乳首を傷つける原因のひとつです。
ひとつの乳口はいくつもの乳腺が集まって形成されますが、ひとつの乳腺が詰まっても、他の乳腺から母乳が出るので赤ちゃんの吸い付きは変わらず、母乳が排出されないのに乳腺が刺激されることで、乳口に過剰な負担をかけてしまうことも多いのです。

乳口炎は繰り返し発症しやすいのですが、授乳の方法や生活習慣をちょっと見直すと、乳首に傷を付けずにスムーズな授乳ができるようになります。白斑などの症状が現れた場合は、怖がらずに、授乳スタイルなどを見直して乳口炎を改善していきましょう。

 

乳口炎の症状

「乳口炎ってどんな症状があるのかな?」「痛みはあるの?」などなど、まずは乳口炎の症状を詳しくチェックしていきましょう。

最初に乳首に白斑ができます

乳首をよく見ると凸凹としていますが、乳口はとても小さいので、乳口周辺の傷は見てわかるものではありません。
一日に何度も授乳をしていれば乳首がヒリつくのも当たり前なので、乳口の傷は本人が気付かないまま進行し、炎症を起こして白斑ができた状態になって、ようやくトラブルが起きていることがわかるケースがほとんどです。

自覚した時にはすでに症状が進行している状態ですので、白斑が現れたら、速やかに乳口炎改善のために対処するよう心掛けて下さいね。

乳口炎の痛みには個人差があります

苦しそうな表情の女性

おっぱいトラブルは痛みを伴うものというイメージがありますが、乳口炎の場合は、初期症状の白斑が現れても痛みを感じない人もおり、始めのうちは痛みの感じ方が人それぞれで違います
白斑はあくまでもかさぶたなので、それ自身に痛みはありませんが、水泡などになってしまうとひどい痛みを感じることが多いようです。

乳口炎の症状が長引くと、そのぶん炎症もひどくなります。授乳中にチクチクとした痛みを感じたり、母乳が上手く排出されずしこりができたりすることで痛みがひどくなっていくので、痛みが比較的軽いうちに対処してしまうことが肝心です。

母乳の出は変わりがありません

乳首には、細い乳腺がいくつか集まってひとつの乳口を形成するのですが、その数は片方の乳首に15~25個くらいと言われています。そのため、ひとつの乳口が炎症を起こして詰まってしまっても、母乳の出にはそれほど変わりがありません。
ただし、詰まってしまった乳口につながる乳腺には、母乳が排出されないまま滞ってしまいますし、赤ちゃんの吸い付く刺激でさらに母乳を作り出してしまうので、乳房はカチカチの状態になってしまいます。

これがおっぱいトラブルのひどい痛みを伴う悪循環なのですが、こればかりは乳口のつまりを改善して、母乳を排出してしまうしか手はありません。
赤ちゃんに母乳を吸い出して詰まりを取ってもらうように、乳口炎予防のために工夫をしていくとよいですね。

乳口炎が悪化すると…?

乳腺炎へ悪化する警告を持つ看護師

乳口炎の症状が長引くと、詰まった乳口につながる乳腺からは母乳の流れが滞ってしまい、乳腺炎に進行する可能性があります。
乳腺自体が炎症を起こしてしまうと、乳房に固いしこりができて痛むだけでなく、乳腺が化膿して発熱や激しい悪寒などの全身症状に進んでいく可能性もあるので、症状を進行させないことが大事ですね。

乳口炎を繰り返す人は乳腺炎のリスクも高いといえますので、自覚のある人は乳首の状態をマメにチェックするよう心掛けてくださいね。

乳口炎の治し方

もしも乳口炎に掛かってしまった場合、乳腺炎へと進行してしまう前に対処したいところですね。適切な処置を行えば、悪化する前に症状も治まります。

授乳時の姿勢を見直しましょう

授乳中の母親

乳首に負担をかけないためにも、授乳する時はしっかり赤ちゃんをママの身体に引きつけ、深く乳房をくわえさせましょう
授乳しても乳房のしこりが部分的に摂れない場合には、フットボール抱き、横抱き、斜め抱き、縦抱きなど姿勢を変えて、赤ちゃんが乳房をくわえる場所を変えてみるといいですよ。

添い寝をしながらの授乳は、乳首のくわえ方が浅くなってしまいがちなので、習慣にならないよう気を付けてみてくださいね。

食生活を見直しましょう

母乳の粒子が小さい方は、母乳は詰まるリスクが低いので、脂質や糖質の多い食事は控えましょう。
授乳中は体が多くのエネルギーを必要としますが、脂物のとりすぎはママの身体にも良くありません。できるだけ薄味の和食に慣れていけるといいですね。

ジュースやスポーツドリンクにも意外と多くの糖分が含まれており、大量に飲むと母乳の詰まる原因となってしまいます。
水分量が減るのも母乳が詰まる原因につながるので、授乳期にはカフェインが少なめの麦茶や番茶などをたくさん飲み、乳口炎を予防しながら安全で美味しい母乳を作りましょう。

授乳を怖がらない

痛いから、怖いからと授乳の間隔を開けてしまうと、古い母乳がどんどんたまって乳口が詰まってしまいます。白斑ができてしまっても、積極的に母乳を赤ちゃんに飲ませましょう。
授乳の間隔をあけすぎると乳房が張ってしまい、乳輪部が固くなって赤ちゃんがくわえにくくなりますから、最低でも3時間に1回の授乳ペースを保つといいですね。

炎症がひどくて乳首が痛い場合には、力をかけすぎないように搾乳しておくのも手です。あまり頻繁に搾乳をすると、その刺激により乳房に母乳がどんどん作られて、さらに乳房が張って痛い思いをしますので注意が必要です。

ストレスや疲れをため込まない

背伸びする女性

過度なストレスは身体が緊張状態にさせ、乳口を収縮させて詰まりやすくしてしまいます。不安なことはパートナーや家族に相談をして、できるだけゆったりとした気分で育児に望みましょう。
ちょっとだけ家事に手を抜いてもOKですし、赤ちゃんのお世話を完璧にやろうと頑張りすぎないようにしてくださいね。

また、睡眠不足や極度な疲労は母乳の流れを滞らせてしまいますので、母乳育児中は極力体を休めるように体をいたわりましょう。

血行を良くしましょう

身体が冷えると乳腺が収縮して詰まりやすくなり、乳口炎のリスクが高くなります。お風呂で身体を温め、湯船にゆっくりつかることで、できてしまった白斑もふやけて取れやすくなります。
「授乳期は赤ちゃんのお世話でゆっくりお風呂に入れない!」と嘆くママは多いのですが、パートナーにも協力してもらってくださいね。
また、軽いマッサージ暖かい飲み物も、血行を良くする効果があります。

自分で針治療を行うのはNG!

なかなか取れない水泡を取ろうと、水泡を針で刺してつぶそうとする人がいますが、これは絶対にやめましょう。乳首の他の部位を傷つけてしまう可能性がありますし、雑菌が入って炎症を悪化させる可能性があります。
白斑も、無理に取ろうとすると炎症が悪化する可能性がありますので、ベビーオイルによるパックや、湯船にゆっくり浸かってふやかしてから自然に取れるように授乳を継続しましょう。

赤ちゃんの口の形や吸い方は、効率よくママの乳房から母乳を吸い出してくれます。赤ちゃんの湿ったお口の中に乳輪部が長い時間入ることで白斑がふやけ、白斑が取れる可能性が高いのです。

白斑は、乳首の皮膚組織や分泌物、母乳に含まれるカルシウムや脂質、タンパク質など固まってできたものなので、赤ちゃんが吸い込んでしまっても赤ちゃんへの害はありません
痛みをちょっとだけ我慢して、積極的に赤ちゃんに授乳をして自然に白斑を吸い出してもらいましょう。

長引く場合は病院を受診しましょう

一般的に、乳口炎は繰り返し授乳を継続することで改善されていきますが、白斑対策をしても白斑が取れない、痛くて授乳がままならない状態が一週間以上続いているような場合には、我慢せずに病院を受診しましょう。
母乳外来がある病院であれば、母乳マッサージをしてもらえるので安心ですよ。

受診時には、傷ついた乳口の炎症を抑えるために「デスパコーワ」を使って治療する病院が多いようですが、赤ちゃんのお口に入っても安全な口内炎治療薬ですので心配はいりません。
乳口炎の痛みに無理に耐えることは、ママの心身に良い影響を与えることはありません。病院で積極的に相談してみてくださいね。

乳口炎を改善して母乳育児を楽しみましょう

乳口炎などのおっぱいトラブルで一番怖いのは、白斑や痛みへの恐怖心でストレスがたまり、授乳自体が苦痛であると思い込んでしまうことです。一人で乳口炎の悩みを抱え込まずに、積極的に対処していきましょう。

乳口炎は適切な対処をすれば自然と改善されますが、根気良く授乳を続けることが一番の早道です。
症状が現れた早い段階でケアを始めた方が早く治りますし、痛みも少なくなります。日頃から乳房の状態をチェックして、今だけの赤ちゃんとのミルクタイムを楽しんでくださいね。

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