産後出血はいつからいつまでに関する記事

産後の出血が止まらない!出産後の悪露と不正出血の違い

産後の出血が止まらない!出産後の悪露と不正出血の違い

産後の出血について、悪露はいつからいつまで続くのか、不正出血との違いや不正出血を引き起こす産褥熱のことなど解説します。

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産後の出血はいつまで?産後の悪露と不正出血との違い

産後の出血で一般的なのが、産後の悪露(おろ)です。悪露の状態は、産後の肥立ちのバロメーターともいえます。普段は出血に対して敏感になってしまう人でも、出産後は悪露があることから、出血に慣れっこになって放置してしまいがちになっています。

しかし、出血が必ずしも悪露であるとは限らず、不正出血の可能性もあるので、注意が必要なのです。そこで、今回は、産後の悪露と不正出血を見分けるために、悪露について、不正出血の特徴、不正出血を引き起こす産褥熱について、不正出血を防ぎ産後の肥立ちを良くする方法についてみていきましょう。

産後の悪露とは?

新生児と出産したばかりのお母さん

産後の悪露とは、出産直後から起こる子宮からの出血であり、子宮が妊娠前の状態に戻る過程で、胎盤や卵膜が剥がれる際に出血した血液や、子宮内に残った卵膜のかけらなどが排出されることで起こります。量や色には個人差もありますが、妊娠によって大きく伸びた子宮が、収縮しながら元の状態に戻ろうとする子宮復古に伴い、出血量は徐々に減ります。

産後の悪露はいつからいつまで

産後の悪露は、出産直後からはじまり、産後3~4日に出血量はピークを迎えます。産後10日ほどで出血がおさまりはじめ、一般的には1ヶ月ほどで落ち着くでしょう。産後の肥立ちが悪く、子宮復古がスムーズに行われない人は、2ヶ月ほど続くこともあり、その場合には、かかりつけの産科医に相談するようにしましょう。

悪露とは違う不正出血の特徴

大学病院の前

産後の出血が悪露とは限らず、不正出血かもしれないので、その際には、医療機関を受診するようにしなければなりません。不正出血は、個人差や原因によって色や量がさまざまであり、医者ではない素人が、出血を見極めることは難しいですが、次のような不正出血の特徴を前もって知っておくと、身体の異変にも気づくことができますよ。

鮮血の出血が2週間以上続く

鮮血が2週間以上続くことは、通常なら子宮復古によって止血されるはずの出血が、止まらない状態である可能性が考えられます。子宮の回復が順調でなく、出産時の傷が治らないまま出血しているのです。これは、子宮復古が順調に行われていない「子宮復古不全」と呼ばれ、早めの処置が必要なので、かかりつけの産科医に相談しましょう。

出血がおさまってから再度出血する

出血が一旦おさまったのに、再度出血する場合は、子宮内や膣内が、細菌に感染することによって出血している可能性が高いです。悪露は、通常、「生臭い」「鉄臭い」等のにおいが特徴なのですが、細菌に感染している場合は、不快なにおいがするので注意しましょう。産後のママは、免疫力も低下しているため、細菌に感染しやすいのです。

出血量が多い

手術着を着ている医師のイラスト

子宮復古不全などの原因によって、500cc以上の多量の出血が見られる場合は、早急な対処が必要となります。特に、出産時に排出しそびれた組織の一部に、小さな血管が伸びて胎盤ポリープと呼ばれるものになると、この小さな血管が大量出血を引き起こすリスクがあるのです。

大量に出血すると、命の危険に晒されることから、子宮内に残った内容物を、器具を使って取り除く子宮内掻爬(そうは)や、最悪の場合は、開腹手術が行われることがあります。産後日が経つにつれておさまっていくはずの出血が多い場合には注意して、気になるようならかかりつけの産科を受診しましょう。

不正出血を引き起こす産褥熱に要注意!

不正出血は、産褥熱によって引き起こされることもあり、注意しなければなりません。医療技術が進歩していなかった頃には、産褥熱で命の危険に晒される人もいたほど。重症化すると、それくらい危険な産褥熱の症状や原因についてなど、前もって対処できるようにするための知識を身につけておきましょう。

産褥熱とは

高熱が出ているお母さんのイラスト

産褥熱は、子宮やその周りの器官が、細菌に感染することで発熱などの症状が現れる、出産後に注意したい病気の一つです。産後は、軽い乳腺炎や悪露が滞留することでも発熱するのですが、出産後から10日以内に、38度以上の発熱が2日以上続く場合は、ほぼ産褥熱と思って間違いないでしょう。

産褥熱の症状

産褥熱の症状は、38度以上の発熱が2日以上続く他、細菌によって悪露の排出がうまくいかずに、悪臭をともなって悪露が排出されることがあります。さらに、子宮の収縮がうまくいかないことによって、子宮を締め付けるような下腹部の強い痛みを生じることもあると言われています。

産褥熱は感染症なので、病院で治療を受けたり抗生物質を投与したりしなければ回復することは難しく、他の発熱なのか産褥熱なのかの見極めが大切になっています。産後に熱が下がらない時や、前述したような症状が見られるときには、必ずかかりつけの産科を受診するようにしましょう。

産褥熱の原因

産褥熱は、お産の時やその前後に生じた傷を介して、細菌に感染することが原因で起こります。その感染経路ははっきりとは分かりませんが、手術や器械分娩によって、器具や分娩介助者の手指から感染する外部感染と、膀胱や大腸からの感染や臓器の炎症など、体内で感染する内部感染が主な感染経路となっています。

次のような場合に細菌に感染するリスクがあるということを知り、注意するようにしましょう。

  • 帝王切開などの手術をした場合
  • 胎盤や卵膜が排出されずに子宮内に残っている場合
  • 糖尿病による免疫不全である場合
  • 子宮筋腫により悪露が排出されにくい場合
  • 吸引分娩・鉗子分娩などの器械分娩をおこなった場合

産後の肥立ちを良くするには

産後の肥立ちとは、ママの身体が徐々に妊娠前の状態に回復することを言い、その産後の肥立ちを良くするには、産褥期である産後6~8週間くらいまで自分の身体を気遣い、正しい生活習慣をおこなうように気を付ける必要があります。具体的にどのようなことに気を付ければいいのか、次にみていきましょう。

無理に身体を動かさないようにする

安静しているお母さん

出産後は、初めての育児にはりきって、どうしても無理しがちになってしまいます。それに、赤ちゃんの世話に追われる中で、手っ取り早く家事を終わらせたいと思い、無理に身体を動かす人も少なくないでしょう。昔は、上げ膳据え膳だった出産後、多少は家族に甘えて家事を任せても、バチは当たりません。

もちろん、まったく動かないことも、子宮の回復を遅らせてしまうのですが、急に動くと、悪露の量が増えることがあります。悪露の量が多くなったら休むなどして、徐々に動くようにしていけばいいですね。また、身体だけでなく、精神面でもリラックスできるような時間をつくって、心身共に無理せず安静に過ごすようにしましょう。

入浴を控える

バスルームのイラスト

入浴すると、体力を消耗してしまうし、悪露が出ている時は、感染症の原因になることがあります。疲れている時や悪露の量が多い時は、入浴を控えるようにしましょう。入浴の時間以外で、リラックスタイムを設けられるように工夫して、心身ともに健康でいられるようにしていきましょう。

細菌感染を防ぐためにシャワーで清潔に保つ

入浴を控えるとはいっても、暑い季節だと汗もかくし、肌が不潔になりがちです。細菌の感染を防ぐためや、母乳のママは、赤ちゃんに直接自分の肌が触れることから、シャワーを浴びて身体を清潔に保つようにしたいですね。ただし、気分のすぐれない時はシャワーも控え、ホットタオルで身体を拭くようにするといいでしょう。

バランスのとれた食事を摂る

新鮮野菜各種

母乳のママは、特にあれこれ食事に気を遣うことと思いますが、気を遣い過ぎてストレスになるようでは本末転倒です。基本的には好き嫌いをせずに、バランスよく何でも食べるようにしていれば問題はありません。母乳育児のママは、鉄分やカルシウムを意識して摂るようにすると尚良いでしょう。

さらに、育児には体力も必要ですので、タンパク質も意識して取り入れるといいですよ。鉄分が多い食材は、ひじき・レバー・きくらげなどで、カルシウムは、桜えび・チーズ・しらす干しなど、タンパク質は、肉・魚・豆腐などに沢山含まれていますので、普段の食事に取り入れていきましょう。

目を使い過ぎない

昔は、「産後は針仕事をしてはいけない」と言われていたくらい、針の穴に糸を通すときに目を使うことさえ禁じられていました。これは、目を使うことは血を多く使うことであり、ただでさえ出血を沢山伴う出産後に、血を多く使うようなことをすると、めまいを起こしたり、子宮の収縮がうまくいかなかったりすると言われているからです。

現代では、産後に針仕事をするようなライフスタイルのママはあまりいないかもしれませんが、育児や家事のちょっとした合間に、ついついスマホをいじってしまうママは多いと思います。長時間スマホを見ていると、ブルーライトによって目や脳に悪影響を及ぼしてしまうので、スマホの見過ぎにはくれぐれも注意しましょう。

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