産後高血圧の症状と対策に関する記事

産後高血圧の頭痛やむくみの症状はいつまで?食事で治る?

産後高血圧の頭痛やむくみの症状はいつまで?食事で治る?

産後高血圧は頭痛やむくみなど様々な症状が出て、深刻な病気が隠れていることも!産後高血圧の原因と症状、改善法をご紹介します。

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産後高血圧の原因や症状とは?食事や生活習慣の見直しと治療法

待望のわが子誕生!でも、出産してからも高血圧が治らず体調がすぐれないあなた。実は多くのママさんたちも、同じ悩みを抱えています。妊娠中に高血圧となる妊娠高血圧症候群が、出産後にも続く場合もありますが、出産後に突然高血圧になってしまう人もいつので、出産後しばらくたっても体調がすぐれない場合は注意が必要です。産後に起こる高血圧の原因と症状を知って、快適な産後を送りましょう!

産後高血圧とは?

血圧器

産後高血圧とは、妊娠中は正常だった血圧が、出産してから高血圧のレベルに達してしまうことを言います。妊娠中の高血圧を妊娠高血圧症候群と言いますが、出産後にも高血圧の状態が続く場合があり、そういったケースも「産後高血圧」と言われます。出産は血管へ負担がかかることから、産後は高血圧になりがちですが、いつまで高血圧の状態が続くかというと、妊娠高血圧症候群は産後12週頃まで含みますので、これを過ぎても高血圧が治らない場合は産後高血圧の可能性があります。

産後高血圧になってしまう原因って?

出産する前には問題がなかったにもかかわらず、産後高血圧になってしまった場合、幾つかの原因が考えられます。

1妊娠中におこった高血圧の症状が続いてしまっている

妊娠高血圧症候群が産後になっても治らず、その症状が出産後も続いてしまっているケースです。もともと高血圧気味であったり、ご家族に高血圧の人がいる場合などは、体質的にその女性は産後に「高血圧」になりやすいと言われております。
妊娠高血圧症候群自体の原因は、現在明確になっておりませんが、普通の高血圧と同じように、35歳以上がなりやすかったり、肥満体型の人、また遺伝などでもなりやすいとされます。また初めて妊娠した場合に発症しやすいという特徴もあります。

2出産後の体の変化で、高血圧体質になってしまった

妊娠と出産は母親の体に多くの負担をかけます。お腹が大きくなることにより血管を圧迫し、体内の血液の量が増えバランスが乱れる上に、胎盤を守るために血液が固まりやすくなるなどし、そのため出産後にも高血圧体質になってしまうこともあります。これは妊娠をきっかけに、もともと高血圧になりやすい体質であった女性が、出産後の体の変化の影響を受けてしまって、その体質が表れてしまったことで、産後に高血圧となってしまったと考えられます。

3初めての子育てなどで、ストレス過多になって自律神経が乱れてしまった

寝ている猫ちゃん

妊娠・出産・育児には多くの喜びをもたらしますが、ストレスも伴います。そのためストレス過多で自律神経が乱れ、血圧に影響したことも考えられます。他にも睡眠不足や食生活の乱れによって産後高血圧になることもあります。
睡眠が大切なのは誰でも知っていますが、シッカリと睡眠時間が取れなかったり、睡眠が浅い場合には、交感神経が優位となってしまい、身体が睡眠モードから覚醒モードとなり、血管が収縮してしまい、結果的に血圧が高くなってしまいます。
肥満の人は高血圧になりやすいとお伝えしましたが、肥満でなくても食べ過ぎには注意が必要です。過度な食事を続けていると血中に糖が増えることから、インスリンが大量に分泌されるようになります。インスリンは交感神経の働きを促すため、血圧が上がってしまうのです。また昔から言われている通り、塩分の摂り過ぎも高血圧の原因となりますので、バランスの良い適度な量の食事を心がけるようにしましょう。

4副腎のホルモン分泌などの、病気の異常を受けているため

稀にですが、病気が原因で高血圧を起こしている可能性もあります。出産度の高血圧の原因となり得る病気としては、副腎のホルモン分泌や腎臓の疾患、甲状腺機能異常、高カルシウム血症などが考えられます。この場合病気の治療により高血圧も完治するかくちるが高いので、しっかりとした診断と治療が必要になります。

産後高血圧の症状って?

産後に起こる高血圧は決して特別なものではなく、普通の高血圧と同様に考えてもらって問題ありません。高血圧は明確な症状は無いのですが、自覚症状として以下の様な違和感を感じる場合には、高血圧となっている可能性がありますので、病院での診察を受ける目安にしてみてください。

  • 頭痛や頭が重い感じがする
  • 動悸や息切れ、呼吸困難
  • 胸焼け、胸の痛みや苦しい感じがする
  • 顔のほてり、赤ら顔
  • めまいや立ちくらみ
  • 耳鳴り
  • 肩こり
  • 手や足、顔などのむくみ
  • 異常な発汗
  • 手足がだるかったり、しびれを感じる
  • 頻尿(特に夜間)

一見すると体調不良や、ストレスによる不快感にも見える症状が多く、本人には産後高血圧の自覚が無いため、久しぶりに血圧を図ってみたら、高血圧とされる上が140mmHg、下が90mmHgを超え高血圧と診断される場合があります。頭痛や胸焼け、目眩や浮腫などは、妊娠中も起こりやすく、出産後に症状が続いても気にしない場合が多いため注意が必要です。出産後も、上記のような症状を感じた場合は、病院で医師に相談した元で血圧の測定などが行われます。

血圧を下げるために、生活習慣で見直すべきこと

高血圧が他の病気由来のものでない場合、生活習慣を見直すことで血圧を戻すことが可能です。そこで血圧を正常に戻すための生活習慣見直しポイントを紹介します。

睡眠の質を高める

高血圧には睡眠の質を高めるのが1番です。新生児期の赤ちゃんと一緒にいては、睡眠に質を求めるのは難しいかもしれません。しかし寝られる時間には寝る。質の良い睡眠のために寝室にリラックスできる環境を作る。それらを心がけることで交感神経の緊張状態がとかれ、血圧が下がっていきますよ。寝る準備として、お風呂に入って身体を温めたり、寝る前にホットミルクを飲んだりなど、寝る準備とともに、寝る1時間前には部屋の照明を少し暗くしたり、テレビやスマホを見ないようにするなど、眠りを妨げる要因を排除するようにしましょう。

2軽い運動をして代謝をよくする

ジョギングしている女性

適度な運動をすることで代謝が良くなり、脂肪も燃焼され血圧が上がりにくい体質を作ります。うオーキングの代わりに赤ちゃんと一緒に1日30分程度散歩に出かけてみたり、週3回程度ベビースイミングに通ってみたり、家の中でもできるストレッチやスクワットなども、良いかもしれません。しかし、重度の高血圧の場合、体に負担をかけることもあるので、この運動をしてもよいのかどうかを迷った時には、医師に相談してからにしましょう。

3飲酒・喫煙を控える

まず前提として授乳中の飲酒、及び授乳中の喫煙は絶対にNGです。産後授乳をしないというママさんも、過度な飲酒は血圧を高める原因になります。喫煙は産後にかかわらず、血管を収縮させ、血流が悪くなることから血圧を上げるリスクがあります。赤ちゃんへの副流煙を考えると、授乳しないとしても喫煙は控えるようにしましょう。もちろんママ本人だけじゃなく、パパや家族が吸っている場合は、副流煙でママの高血圧が悪化する可能性も十分あります。家族への協力をお願いし、お酒やタバコの害を排除して血圧を上げないようにしましょう。

4食生活を見直そう

食生活を見直すことで高血圧の改善に大きな効果が期待されます。

  • 塩分を控える
  • 糖類を控える
  • 油脂類を控える
  • カリウムを多く摂取する

以上の点に気をつけることが産後高血圧の予防につながります。ちなみにカリウムは、イモ類、果物、海藻、きのこ類などに多く含まれ、体内の余分なナトリウム(塩分)を体外に排除する働きがあります。

減塩のススメ
醤油、七味、塩

塩分を控えることが、血圧を下げるのに最も効果的で、塩分の摂取量を1mg下げることにより、血圧が1mmHG減るとも言われています。自宅では塩分量のコントロールができますが、外食ではどれぐらい使っているか確認するのは難しくなります。一般的に外食の場合は塩分量が多いとされておりますので、普段外食が多い人は、外食の回数を減らすようにしましょう。日本人は他の国に比べ塩分過多とされていますので、調理に使う塩や醤油、味噌の量を減らしたり、減塩の調味料を使うようにしてみるのがおすすめです。

もちろん、塩分を減らすことで食事の味は変化しますが、出汁を上手く使ったり、塩分が含まれていない酢や胡椒、唐辛子、わさび、生姜などを調味料として使ってみてはいかがでしょうか。塩や醤油よりも、マヨネーズやケチャップの方が使用満足料に対して塩分量が少ないとされています。塩分量が多い順に、「塩→醤油→味噌→ソース→ケチャップ」であると、国立循環器病研究センターの発表にありますので、料理のレパートリーを増やしつつ、減塩するようにしましょう。もちろんマヨネーズの場合は、塩に比べると脂質が多くなりますので、適量を心がけるようにしましょう。

5規則正しい生活を送る

睡眠と食事に通じるものがありますが、毎日決まった時間に起きて、3回の食事を摂り、適度な運動をして、決まった時間に寝る。というのが血圧を上げない生活として理想ですが、子育てをしている場合には夜泣きなどもあり、なかなか理想通りにはいきませんよね。まずは、できることから続けていくことが大切でして、「食事だけは3回ちゃんと食べる」「空いた時間にちょっとでも運動する」など、毎日少しずつの努力の積み重ねが、血圧を下げるためには必要です。
また、子育てを手伝ってくれる人がいる場合、辛い時には頼って自分の身体を休ませることをオススメします。我が子の為とはいえ、無理をし過ぎて身体を壊してしまっては元も子もありません。

6ストレスを溜めない・発散する

ストレスは直接的にも間接的にも高血圧の原因となり得ます。身体はストレスを感じると、交感神経が高まり副腎皮質ホルモンの生成が促進されます。交感神経による血流の増加、副腎皮質ホルモンによる塩分吸収量の増加により、高血圧が進んでしまいます。
また、ストレスによる不眠や気持ちの落ち込み、怒りなどは、先にお伝えした通り間接的にですが、高血圧の原因となりますので、ストレスを溜めないことを前提に、溜まったストレスを上手く発散する方法を、自分でみつけ実践するようにしましょう。

医療行為による治療法

診察室

産後高血圧は、その原因を特定させるには判断が難しく、そのため治療までに時間がかかってしまうことがあります。産後には、高血圧となりやすいからとイージーに考え、「時間がたったら治るから大丈夫」と思っていたら、その症状が悪化してしまうということは十分にあり得ます。

高血圧の原因には、深刻な病気が関わっていることもあります。むくみやめまいなどを感じたらすぐ医師に相談しましょう。病院で適正な診断の下、医療的な治療法が実施されます。ではその治療法について詳しく見ていきましょう。

降圧剤による治療と母乳育児

降圧剤を使用することで、血圧を下げる効果が期待できますが、母乳を通じて赤ちゃんへの影響が懸念されるため、授乳を行うことができなくなります。産後高血圧になってしまうと、その症状が産後何ヶ月も続くことがありますので、降圧剤を使用してミルクで育てるのも一つの方法です。ここで注意しなければいけないことは、もともと高血圧気味の人は、降圧剤を使用して血圧を下げても、根本的な高血圧体質は治らないということです。妊娠前から高血圧気味だった人の場合、治療とともに生活習慣の見直しが治療のためには必要となります。

副腎のホルモンの分泌などの病気が関わっている

高血圧患者のほとんどは生活習慣によるものです。約10パーセントの人は、「原発性アルドステロン症」というホルモンの病気であることが調査結果として発表されています。(注1)
もしも、この病気を患っていたら、努力して生活習慣を改善しても高血圧が治るという保証はありません。だからといって、生活習慣を改善しなくても良いということではなく、病気の治療をしたとしても生活習慣によって高血圧になる可能性は十分にあるんで、治療と同時に生活習慣の改善は必要です。

病気が原因となり「高血圧」の症状も引き起こしている場合には、高血圧の大元の原因である、その病気自体を治療する必要があります。降圧剤の効果が見られなければ、多くの場合は何らかの病気を患っているか可能性が高くなります。
副腎のホルモン分泌が原因の場合、心臓や血管に悪影響を及ぼし、脳出血や心筋梗塞を引き起こす危険性があります。そういった場合には、手術によって腫瘍を取り除く必要があります。適切な診断と治療によっては降圧剤も不要になるので、疑わしいと感じた場合はすぐに病院を受診しましょう。

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