授乳中の湿布と使用上の注意に関する記事

授乳中の湿布は危険!?おすすめの市販品や注意すべき成分

授乳中の湿布は危険!?おすすめの市販品や注意すべき成分

授乳中に湿布を貼っても大丈夫なのでしょうか?貼る場所によってはトラブルも…。おすすめ湿布や注意点も合わせて紹介します。

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授乳中の湿布薬は大丈夫?安全な湿布の種類&貼る場所への注意

出産後、慣れない授乳や抱っこで腱鞘炎や肩こり、腰痛に悩まされるママは多いですよね。その痛みを少しでも和らげようとして、家にある湿布を安易に使うのはチョット待って!湿布薬が血液に浸透して、赤ちゃんに悪影響が出てしまう種類もあるため、安易な使用は危険です

こちらでは、授乳中でも安全な市販の湿布薬、薬の相談窓口、湿布を貼るときの注意点など、知っておくと安心な湿布薬情報を詳しく解説します。

腱鞘炎や肩こりが辛いママにおすすめ!安全な市販の湿布薬

肩こりが痛く肩を押さえているママ

湿布薬には非常に強い成分のものから、母乳への影響が少ないものまでいろいろな種類があります。授乳中にママが使用する薬が母乳に移行する量はごく少量と考えられていますが、産後は体調不良や体質の変化なども見られるため、できるだけ医師からの処方をおすすめします。

薬局で購入する際は必ず薬剤師に相談し、人からもらった薬や妊娠前に使っていた薬の使用には十分注意しましょう。

サロンパス®

久光製薬のサロンパスは、第3類医薬品です。副作用や相互作用(飲み合わせ)などの安全性に注意が必要な、第1類医薬品、第2類医薬品ではありませんので、授乳中でも使用することができます。

ただし、「サロンパス®EX」「サロンパス®EX温感」は、副作用のリスクが高い「インドメタシン」が配合されている第2類医薬品ですので、授乳中は必ず薬剤師に相談してから使用しましょう。

この湿布の主な成分はサルチル酸メチルで、「ミズメ」という木に多く含まれている天然成分のサルチル酸の誘導体です。サルチル酸は、お茶やレーズン、アーモンド、トマトなどの食材にも含まれているほどなので、人体にもまったく害がないといえるでしょう。子どもへの使用制限や、授乳中の人や喘息などの持病を持っている人でも、使用制限が明記されていない商品です。

サロンシップ®

サロンパス同様に人気の高い久光製薬から発売されているサロンシップも、基本的には第3類医薬品です。ただし、こちらもインドメタシンが配合された「サロンシップ®インドメタシンEX」は第2類医薬品ですので、店頭で薬剤師にしっかりと確認しましょう。

久光製薬のHPでは次の4つの商品に関して、授乳中でも安心だと紹介しています。

  • のびのび®サロンシップ®S
  • のびのび®サロンシップ®α無臭性
  • サロンシップ®L
  • サロンシップ®(巻貼タイプ)
お腹を触ってる妊婦さん

どれも赤ちゃんに悪影響を及ぼす成分は含まれていませんので、授乳中だけでなく妊娠中のママでも安心して使用できますよ。効果は5~6時間持続しますので、臭いや貼る場所などで使いやすいもの選ぶとよいでしょう。

授乳中に注意すべき湿布薬の成分

様々な湿布によく使用されている湿布薬の成分について解説します。授乳中はこれらの成分が配合されている湿布薬の使用への注意が必要ですよ。

インドメタシン

インドメタシンは優れた消炎効果はあるものの、消化器や呼吸器、筋肉への副作用が心配されている薬で、妊娠中は禁忌とされています。そのため、様々な情報サイトで注意を呼び掛けている成分ですが、国立成育医療研究センターによると、授乳中に安全に使用できると思われる薬に分類されています。(注1)

ただし、湿布薬によって配合量なども違うため、授乳中にインドメタシンが配合されている湿布薬を使用する際は、必ず薬剤師に相談しましょう。

フェルビナク

フェルビナクは腱鞘炎や腰痛、肩こりなどの時に、腫れや痛みの症状を緩和するために使う薬です。重大な副作用として、呼吸困難やじんましん、血管浮腫などのアナフィラキシー症状やショックを起こすことがあり、喘息発作起こす恐れがある人への使用は禁忌とされています。

授乳中の使用に関しては明記されていませんが、妊娠中や子供への使用の安全性が確立されていない薬ですので、使用するときは医師や薬剤師への相談が必須です。

授乳中は要注意の湿布薬

市販の湿布薬でよく知られているその他の物は、全く使えないのでしょうか?授乳中の使用に注意が必要な湿布薬について解説します。

モーラスパップ®

久光製薬の「モーラスハップ®XR120mg」は、医師の診断のもと処方される医療用医薬品であり、体調によっては、呼吸器などに副作用が懸念されます。妊娠後期の人には使用できない他、授乳中の使用においても安全性は確立できていない禁忌ですので、家族のものが家にあったとしても、医師か薬剤師に相談の上使用するようにしましょう。

ロキソニンテープ

薬を選んでる薬剤師

鎮痛剤として耳にしたことがある人が多いロキソニンですが、「ロキソニンテープ」という湿布薬もあります。医療用医薬品であるため、通常医師の診断がないと処方できません。万が一、妊娠前に処方されたものや、誰かからもらったものがある場合は、安易に使用せず医師や薬剤師に相談しましょう。

フェイタス

フェイタスは、シクロオキシゲナーゼという酵素に働きかけることで、痛みの発生の元となるプロスタグランジンの発生を阻害する、フェルビナクを主成分とする第2類医薬品です。授乳中の使用不可に関しては明記していませんが、妊娠中や年齢によって(15歳以下)の使用制限があります。医師か薬剤師に相談の上使用しましょう。

ボルタレン®

ジクロフェナクナトリウムが主成分であり、この成分がフェイタスに配合されているフェルビナク同様、プロスタグランジンの発生を阻害する働きをします。ただし、同じ消炎鎮痛効果のあるものでも、主成分が違えば副作用も違ってきます。ボルタレンには妊娠中及び授乳中に使用制限があることから、必ず医師か薬剤師に相談の上、使用するようにしましょう。

バンテリン

バンテリンは、全ての種類が第2医薬品となっています。バンテリンにはインドメタシンが配合されているため、説明書には授乳中の使用は医師や薬剤師に相談するようにと記されていて、塗るタイプのバンテリンも同様です。また、アレルギーや喘息発作を起こしたことがある人は使用できませんので、自己判断で使用しないように気をつけましょうね。

使っても大丈夫?授乳中の湿布の相談

赤ちゃんにミルクを上げてるママ

湿布を使っても良いのかどうか心配だけど、どこで相談したら良いのかな…という方に貴重な情報!国立成育医療研究センターが2005年に「妊娠と薬情報センター」を開設しました。そこでは、全国25か所(2005年現在)ある拠点病院と主治医から妊娠・授乳中の服薬についての情報胃提供をおこなっているのです。

相談の仕方としては、まず、センターがあらかじめ作成してある問診票に記入し、郵送します。(郵送料82円は自己負担です。)それから相談方法を、主治医・拠点病院・電話の中から選びます。電話での相談もできるので、病院に行く時間がないママも安心ですよね。(注2)

授乳中は湿布を貼る場所に注意!

授乳中は、湿布を貼る場所への配慮が必要です!赤ちゃんが触ったり、赤ちゃんの口が当たったりしそうな場所、胸の下や肩、首などです。その他なら基本的にどこに貼っても問題はありません。しかし、湿布の種類によっては匂いがきついものもあるので、胸からお腹にかけての位置だと授乳のときに鼻にツンとくるため、赤ちゃんが嫌がる可能性は否めません。

ホルモンが原因!?授乳中の湿布と肌トラブル

出産後は女性ホルモンのバランスが乱れ、肌が敏感になっていることが多いです。そのため、普段なら湿布でかぶれることがない人でも、出産後だとかぶれてしまい肌トラブルに悩まされることも…。

メンタール配合の湿布は肌への刺激が強いので避けるようにし、その他の湿布でも長時間の使用は控えるようにしましょう。また、肌に異常を感じたら早めにかかりつけ医に相談するようにしましょう。

授乳中に急増!腱鞘炎と湿布の効果

腱鞘炎って?

腱鞘炎の痛みで手首を押さえてる女性

いくつか種類がある腱鞘炎の中でも、授乳中になりやすいのは、親指から手首にかけて痛みが出る狭窄性腱鞘炎(ドケルバン病)です。紙おむつのテープをはがす時に動かす、親指から手首にかけての腱ですね。手首にある親指をコントロールする2本の腱と、その腱を覆っている腱鞘(けんしょう)に炎症が起こるのです。炎症が起きると腱鞘が腫れて腱を締め付けたり傷つけたりするため、痛みが生じ悪循環を招きます。

腱鞘炎への湿布の効果

手首に貼られて湿布

腱鞘炎に対する治療は、外科的な治療を除いては対処療法のみとなります。そのため、湿布を使うのも気休め程度であり、手を使い続ける限り劇的な回復は見込めないことが多いです。

ただし、湿布の使用は初期の腱鞘炎には多少効果があり、なるべく手を使わないようにしたうえで湿布を使用すると、腱鞘炎の悪化を防ぐことはできるといわれています。

腱鞘炎改善に効果的な方法

腱鞘炎改善のためには、先程も述べたとおり外科的治療以外では対処療法のみであり、直接的な治療効果は望めなくても、効果的に改善させる方法はあります。

腱鞘炎を改善する方法

  • できるだけ親指を使わず安静にする
  • 食事をするときはお箸ではなくフォークとスプーンを使用
  • マッサージをする
  • 医療用サポーターの使用

まず、手(特に親指)を使うことを控えましょう。文字を書くと鉛筆を持つときに親指に負担がかかりますし、お箸を持つのも同様です。食事はスプーンやフォークを使い、調理にはトングやヘラを使うなどして症状を今以上に悪化させないために、手への負担を軽減させることが大切です

また、炎症が起きることによって全身への血液循環が悪くなっているため、手のひら、腕全体などだけでなく、肩や首まで広い範囲のマッサージを行うと、血行が良くなり炎症の緩和が期待できます腱鞘炎は日々の疲労の蓄積でもあるので、マッサージの施術を受けることで身体を労わってあげましょう。

そして、医療用サポーターによって、手首を外からの衝撃から保護してくれるだけでなく、必要以上に動かないように拘束する役割もこなすことができます。家事や育児で水仕事の多いママには多少取り外しが不便かもしれませんが、医療用サポーターは病院や薬局で簡単に手に入りますので、水仕事の時にはゴム手袋を使うようにしするとよいですよ。

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