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妊娠中の運転は事故リスク大!シートベルトの装着義務は?

妊娠中の運転は事故リスク大!シートベルトの装着義務は?

妊娠中の運転は危険度が増す?お腹が大きい時でも安全運転するポイントと、母体に負担のないシートベルトの使い方を解説します。

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妊娠中の運転の危険性!妊婦のシートベルトの着用義務は?

女性の運転免許保有率も自動車保有率も年々向上していて、プライベートだけでなく仕事で日常的に車の運転をする女性も増えていますよね。
妊娠中は女性の身体は劇的に変化して、身体の状態もメンタル面でも普段通りにとはいかず、お腹が出てくる頃になると、シートベルトの装着が身体への負担になることもあります。

今回は妊娠中に車の運転をする際の注意点と、妊婦のシートベルト着用の義務などについて詳しく説明していきます。
「どうしても妊娠中の運転は避けられない…」というプレママさんも、一度目を通してみてくださいね。

「妊娠中の運転は事故が発生しやすい」という研究結果が!

車のハンドルを操作する手

妊娠中は、お腹の赤ちゃんの安全を守るために様々な行動の制限を受けますが、車の運転は激しい運動を伴うものではなく、「妊娠中でも車の運転に特に支障はないのでは?」と考える方は多いもの。

しかし、カナダのトロント大学医学部の教授が妊娠中の女性約50万人に対して行った調査によると、妊娠中は妊娠前と比べて交通事故の発生リスクが高く怪我が重症化しやすいということが判明しました。

妊娠中に車の運転をすると事故を起こす確率は妊娠前よりも高くなり、最も発生数が多くなる妊娠中期では、入院が必要となるほどの重大事故を起こす危険性は、妊娠前よりも42%も増加するという結果が出たそうです。

また、歩いているときや他の人が運転する車に同乗中に交通事故にあったケースも妊娠前後で比較が行われましたが、事故の発生率に変化はなかったとされています。

研究を主導したドナルド・レデルマイヤー氏は、この結果から「妊娠中の女性の交通事故を予防するために、妊婦の安全運転に関する何らかのガイドラインを定めるべきだ」と提唱しています。

妊娠中のシートベルトの着用義務

私たちが運転中や車に同乗する時にシートベルトを装着しなくてはいけないのは、道路交通法で定められているドライバーの義務だからです。この義務を果たさないと、違反で検挙された場合には1点の行政処分の対象となります。

シートベルトは車に乗る時に必ず着用しなくてはいけませんが、道路交通法施行令では、「負傷若しくは障害のため又は妊娠中であることにより座席ベルトを装着することが療養上又は健康保持上適当でない者が自動車を運転するとき」にはシートベルトを締めなくてもよいと明言されています。

妊婦の大きなお腹

妊娠後期に入りお腹が大きくなってくると、シートベルトがお腹を圧迫して苦しく、お腹の赤ちゃんにも影響が及ぶような気がしてしまいますが、シートベルトは万が一交通事故が発生した時に体を守る装置です。
シートベルトを装着していないと、事故の時に体をハンドルなどにぶつけたり車の外に飛び出してしまったりと、自分やお腹の中の赤ちゃんの命にも危険が及んでしまいます。

義務はなくても、妊娠中だからこそシートベルトの着用は安全のためにとても重要です。妊娠中はお腹に直接ベルトをかけないように工夫して、しっかりシートベルトを締めましょう。

妊娠中のシートベルトの装着のポイント

・腰ベルトと肩ベルトの両方を使用しましょう
・肩ベルトはお腹のふくらみを避けて、両乳房の間を通って脇の方に通しましょう
・肩ベルトが首にかからないように注意しましょう
・腰ベルトはお腹のふくらみを避けて、腰骨をとめるように巻きましょう
・ベルトが身体にピッタリつくように、座席シートの位置や傾きを調節しましょう
・ベルトを締めた状態でハンドルとお腹の間には若干の空間ができるように、座席シートの位置を前後に調節しましょう

また、お腹への圧迫が気になる場合には、マタニティ専用のベルトなど市販の補助具を活用するとよいでしょう。

Newマタニティシートベルト

Newマタニティシートベルト

日本育児

価格:6,800円+税

Newマタニティシートベルトは、妊娠中のデリケートなママのおなかを締めつけずに、おなかの中の赤ちゃんを優しく守るためのシートベルト補助具です。
あらかじめ座席にベルトで固定をしておいて、シートベルトがおなかのふくらみにかからないよう固定することが出来るので、妊娠後期にお腹が張りだしてきても圧迫感を感じることがありません。
約150ℊと軽量なので、妊婦でもどこへでも持ち運びができますし、運転席、後部席など、どのシートでも使うことが可能です。

妊娠中の運転リスクが高い理由

車の運転は本来、技術と経験でするものですから、妊娠と事故には因果関係がないように思えてしまいます。
しかし、妊娠中は妊娠の継続のために様々なホルモンが分泌されて、女性の身体は機能的にもメンタル的にも様々な影響を受けており、車の運転に対しても支障が出ることも多いのです。

つわりなどの体調不良のため

口を押さえる女性

車を運転するときには、信号や標識、歩行者や自転車、周りの車の流れなど、様々な事象をまんべんなく把握してチェックしていく必要があります。

妊娠中はつわりなどで体調不良になりやすく、注意力が散漫になりがちで、交通事故を回避する判断がしにくくなり、事故が増える傾向があります。

また、妊娠が進んでお腹が大きくなってくると下半身に負担がかかり、足が痺れたり痛みを感じたりする方も多く、足が上手く動かず運転操作を間違える危険性も少なくないようです。

体型変化のため

妊娠すると、赤ちゃんの成長にあわせてお腹が大きく張り始め、身体を動かしにくくなります
運転しようとハンドルに手をかけると腕は軽く肘を曲げた状態になりますが、お腹が大きくなるとハンドルを切ろうとするとつかえてしまい、思うように車をコントロールできません。

また、交通事故を回避するために最も大事なのはフットブレーキですが、お腹が大きくなって足元が見えづらくなると、予測だけでアクセルペダルとフットブレーキを踏み変えようと足を動かさざるを得ません。
その結果、踏み間違え等の誤操作のリスクが高くなってしまいます。

ホルモンバランスの乱れによる集中力の低下のため

妊娠中は妊娠を維持するために大量のホルモンが分泌されて、身体のホルモンバランスが崩れることでメンタル的に不安定になりがちです。
運転中は、車の制御と周りの交通状況の把握をバランスよく行わなくてはならず、思った以上に集中力を必要としますが、妊娠中は気分の浮き沈みが激しいので、なかなか集中力を維持することが難しくなります。

さらに、妊娠中の眠気やだるさも車の運転ではネックとなります。妊娠中は疲れも溜まりやすく、疲れていてふっと気を緩ませてしまうと思わぬ事故に遭ってしまいます。

運転する機会が増えるため

運転する妊婦

体も重くなり動くことが面倒になってしまう妊娠中は、重いものを持つことも難しいので、買い物などは車で出かける方が楽になります。
普段はちょっとの距離だからと歩いて行っていたお店も車で出かけるようになるなど、それだけ車に乗る頻度が高くなることから、事故の発生リスクも大きくなってしまうのです。

どうしても妊娠中に運転する場合の注意点は?

車を運転して外の景色を眺めたり、心地よい風に当たったりすることで妊娠中のストレスをリフレッシュすることもできますので、頭から車の運転を否定することはありません。
妊娠時特有の症状が普段のドライビングテクニックを乱してしまう可能性があることを理解して、妊娠中に車を運転する場合には常に交通ルールの厳守、交通事故防止を意識しましょう

自分の体調に合わせて運転しましょう

妊娠中はつわりがひどかったり、ちょっとした変化でめまいや頭痛を起こしたりと、常に体調は揺らいでいる状態で、集中力の持続が必要な車の運転には、あまり向いていないのは事実です。

「これくらい大丈夫」と油断し、普段通りにできることを過信してしまうと思わぬ事故に遭いかねません。
体調が悪いときや疲れがたまっているなと感じたときは、運転をやめてバスや電車を利用するなど、自分の体調に合わせて運転することを心掛けましょう。

体型の変化を理解しましょう

自分のお腹を見る妊婦

自分自身の体型の変化は、なかなか自分では気付きにくいものです。
妊娠前には何の支障もなくできていた車線変更時の確認やハンドル操作、ブレーキペダルの踏み変えも、体型が変わることで動作が鈍くなります。

特に後方の確認は、お腹が邪魔でしにくくなるとそのつもりがなくてもおざなりになってしまい、歩行者との事故を起こしかねません。
「ちょっと面倒だな」と思うことにこそ危険が潜んでいるものですから、面倒と感じることを嫌がらない気持ちを大事にしましょう。

シートベルトは必ず締めましょう

シートベルトの装着は、妊娠中の女性は免除されていて、装着していなくても違反に問われることはありません。
しかし、万が一の事故が起きてしまった場合、自分の身体と赤ちゃんの命を守ってくれる命綱はシートベルト以外にありません。

シートベルトは体を車に固定してくれますので、乗車中の振動や揺れを最小限に抑える効果も高いです。
運転中も同乗時も、できるだけ圧迫感を感じないように座席の位置や背もたれの角度を調整して、妊娠中も積極的にシートベルトを着用しましょう。

ルートを選びましょう

以前は「車の振動はお腹の赤ちゃんに良くない」と言われましたが、現代では道路整備も整っているため、走行中の振動をあまり気にする必要はありません。
ただし、砂利道や未舗装の山道などが長く続くと母体に負担がかからないとは言い切れないため、事前に目的地までのルート選びをしっかりと行いましょう。

また、駐車場から歩道を横切って車道に出る場合や、側溝などを通るときには、意外と段差がきつく衝撃があるものです。こういった場所ではできるだけスピードを緩めて、慎重にハンドル操作を行うなどの対処が重要となります。

長時間の運転は避けましょう

妊娠中はメンタル的に揺らぎやすく、長い時間集中するのが難しい状態です。
危険を察知する判断力も鈍くなり、事故を回避する動作が遅れてしまうので、妊娠中は旅行などの長時間の運転は避け、日常的な通勤・買い物などの短時間の運転に努めましょう。

疲れを感じたら無理をせず、早めに車を止めて短時間でも身体を休めるなど、こまめに休憩をとるようにしてくださいね。

時間に余裕を持って出かけましょう

一般的に交通事故を起こしやすいのは「時間がない」「早く目的に着きたい」と焦っているときです。妊娠中はただでさえ交通事故に遭うリスクが高いので、車で出かける場合には時間に余裕をもって出かけましょう。

時間に余裕を持ったスケジュールを組んでおけば、途中で気分が悪くなっても一旦停止して休憩をとる気持ちの余裕が生まれ、運転のストレスも和らぎますよ。

交通ルールを守りましょう

交差点を左折する自動車

普段から安全運転を心がけていても、妊娠中はホルモンバランスが崩れてイライラしたり、ボーッとしてしまったりすることも多いもの。当然のことではありますが、事故防止のためにも交通ルールを厳守するようにしましょう。

信号や一時停止標識に従うこと、交差点での安全確認は交通ルールの基本です。
また、スピードを出しすぎると事故のリスクが高いだけでなく、怪我も大きくなりがちなので、できるだけスピードダウンを心がけましょう。

母子手帳は必ず携帯しましょう

緊急の治療を必要とする場合でも、中にはお腹の赤ちゃんに影響を与えるために、妊婦が受けられない医療行為や検査があります。

母子手帳があれば担当医や産院への連絡もスムーズにできるので、その後の治療を進める上でも安心できます。
特に妊娠初期は体形から妊婦であることが分かりにくいので、ママにも赤ちゃんにとっても最善の治療を受けるためにも、母子手帳を携帯して自分の妊娠をアピールしましょう。

仕事で運転をする場合は上司に相談をしておきましょう

上司の男性に相談する女性

業務中の事故は会社が負わなくてはいけませんから、自分の体調の変化をきちんと雇用主に相談することは、被雇用者の義務でもあります。
「車で営業に出かける」「車で物品を販売する」など、妊娠中も仕事で車を運転する場合には、早いうちに職場の上司に妊娠していることを相談しておきましょう。

「妊娠をしたくらいで仕事のチャンスを逃したくない」と思う方も多いのですが、万が一、妊娠している中で交通事故に遭えば、自分だけでなく赤ちゃんにも危険が及びます。
上司が身体をいたわってくれた場合には、素直に指示に従いましょう。

10車で外出するときは家族に予定を伝えましょう

本人がどれだけ気を付けていても、運が悪ければ遭遇してしまうのが交通事故です。
万が一の事があっても家族が速やかに動くことができるよう、車で外出するときは必ず家族に外出先を教え、おおむねの帰宅予定を告げてから出かけましょう。

運転中に気分が悪くなり運転ができなくなっても、パパや家族と連絡が取ることができればすぐに助けに来てもらえます。妊娠中に外出する場合には、母子手帳とともに携帯電話を必ず持ち歩きましょう。

11妊娠後期は単独での運転を控えましょう。

妊娠後期になると、突然の陣痛や破水など、いつお産が進むのか予測ができません。
安全面を考慮すると、できれば臨月期は車の運転を控えたほうがよいのですが、どうしても必要があるのであれば、実家の家族や仲の良い友人など、誰かに同乗してもらいましょう。

同乗してくれる人がいれば、自分が運転に疲れてしまった場合や気分が悪くなったときにも運転を交替してもらえるので、お出かけが楽になります。
また、人の目を気にすることで自然と緊張し、妊娠中に鈍くなりがちな危険予測の判断が鋭敏になりますから、交通事故を防止する効果も期待できます。

12様々なグッズを活用しましょう

妊娠中はちょっと体を締め付けられるだけで息苦しく感じ、シートベルトが苦痛になってしまいがちですが、シートベルトを、お腹を避けて固定するマタニティベルトや、ストッパー等のグッズを活用してみましょう。
適度な柔らかさを持ったシートクッションは、車の振動を和らげるとともに重くなった体をソフトに受け止めてくれるので、姿勢が楽になるというメリットもあります。

口に入れてちょっとした気分転換ができるガムや飴、タブレットなども外出するときに持っていくとよいですね。そのほかにも車内用アロマなど、いろいろなグッズを活用して、妊娠中も快適にドライブを楽しみましょう。

妊娠中の運転に無理・油断は禁物です!

妊娠したからと言って無理に運転を制限する必要はありませんが、妊娠中は本人の想像以上に身体への負担が大きく、運転に集中しきれない状況であることを自覚することはとても大切です。

お腹に赤ちゃんを宿した女性の身体はとてもデリケートです。妊娠中は体調面と交通安全に十分注意しながら、無理のない範囲で車での生活を楽しみましょう。

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この記事を書いたライター
波多野愛子

波多野愛子

第一子から15年間保育園に通い続け、まだまだ記録更新中です!

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