妊婦の塩分摂取に注意に関する記事

妊婦は塩分量の多い食事に注意!妊娠中におすすめの食べ物

妊婦は塩分量の多い食事に注意!妊娠中におすすめの食べ物

妊婦さんの塩分摂りすぎは要注意です!妊娠中は食事や栄養バランスだけではなく、塩分の摂取量についても日頃から気を配ることが大切です。ここでは、塩分過多によるトラブルや、塩分量の目安、減塩のポイントについてお伝えします。

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妊婦は塩分の摂りすぎに注意!塩分摂取量を抑える方法とは?

妊娠中の食事、栄養バランスだけでなく、塩分にも気をつけていますか?何も気にせず食べている人は、知らず知らずの間に塩分摂りすぎになっているかも!今回は、妊婦の塩分摂取について、摂りすぎで起こる妊娠トラブルや、減塩生活のポイントなどについてまとめました。ママと赤ちゃんの健康のために、今日から減塩生活にチャレンジしてみませんか。

妊婦が塩分を摂りすぎてはいけない理由

高血圧の妊婦さんのイラスト

そもそも、どうして妊婦は塩分を取りすぎてはいけないのでしょうか?過剰な塩分摂取より、妊娠中にさまざまなトラブルが起こりやすくなるためです。妊娠中の塩分取りすぎによって起こる代表的な病気は、妊娠高血圧症候群です。

妊娠中は、赤ちゃんのために血液量が増えるため、普段より腎臓への負担が大きい状態です。そこに塩分を摂りすぎると、腎臓への負担がさらに増すため、体が腎臓を働かせようとして血圧が高くなってしまい、妊娠高血圧症候群を引き起こしてしまうのです。

妊娠高血圧症候群とは?

妊娠20週から出産後12週までに高血圧が見られる場合、「妊娠高血圧症候群」と診断されます。妊婦さんの5%に起こる病気で、普段から血圧が高めの妊婦さんや濃い味付けが好きな妊婦さんは、妊娠高血圧症候群のリスクが高まるため、注意が必要です。

妊娠高血圧症候群の診断基準

妊娠高血圧症候群の診断基準は、高血圧の症状や、高血圧に伴って尿たんぱくが基準以上の場合です。詳しい基準は次の通りです。

  • 上の血圧が140~160mmHg、下の血圧が110~90mmHgになった場合
  • 1日あたりの尿に含まれる蛋白の量が0.3g以上の場合

妊娠高血圧症候群になりやすい妊婦の特徴

双子の赤ちゃん

次のような人は、妊娠高血圧症候群になりやすい傾向があります。妊婦健診以外に、家庭でも定期的に血圧を測った方がよいでしょう。

【妊娠高血圧症候群のリスクが高い人】

  • 妊娠前から血圧が高め
  • 家族に高血圧の病歴がある人がいる
  • 糖尿病
  • 肥満気味
  • 初産婦
  • 40歳以上の高齢出産
  • 双子や三つ子などの多胎妊娠

妊婦の高血圧が胎児に与える影響

妊娠中の高血圧は、胎児に深刻な影響を与える場合があります。ここでは、妊婦の高血圧により胎児が受ける影響をまとめました。

胎児発育不全
お腹の中にいる赤ちゃんのイラスト

胎児発育不全とは、お腹の赤ちゃんの発育が悪くなることをいいます。発育不全は身長や体重だけでなく、臓器の発達にも影響を与えるので、生まれてから様々な病気が発覚する恐れもあります。

ママの高血圧が原因で、赤ちゃんの発育が悪くなったと考えられる場合、安静にして血圧を下げるための治療を行うことで、改善する場合があります。

胎児機能不全

胎児機能不全とは、赤ちゃんが正常ではない状態になることで、健康上の問題が起きていることを指します。妊娠高血圧症候群も、胎児機能不全の原因のひとつとして考えられています。特に、胎児に十分な血液が行き渡らない場合、赤ちゃんが酸素不足や栄養不足になり、成長に悪影響を与えてしまう恐れがあります。

常位胎盤早期剥離
お腹を触る妊婦さん

常位胎盤早期剥離とは、絨毛によって子宮に張りついている胎盤が、出産前にはがれてしまうことをいいます。妊娠高血圧症候群のママに、起こりやすい症状なので注意が必要です。お腹の赤ちゃんに酸素や栄養が供給されないほか、母体の血が固まりにくくなるDICという状態を引き起こします。ママと赤ちゃんの体が危険な状態となるので、一刻も早く医療処置を行わなければなりません。

妊娠高血圧症候群の治療法

もし、妊娠高血圧症候群になってしまった場合、ママの体の状態を改善するための治療を行わなければなりません。どのような治療が行われるのかをまとめました。

食事療法
塩分制限をしている妊婦さんのイラスト

妊娠高血圧症候群の治療として、食事療法がおこなわれます。必要に応じて入院をしたり外来通院をしたりしながら、食事のカロリー制限や塩分制限が行われます。とはいえ、お腹に赤ちゃんがいる状態なので、普通のダイエットのように極端な食事制限は行いません。主治医や保健師、栄養士などと相談しながら、妊娠中でも行える程度の食事制限を行うことになります。

薬物療法
薬と水のイラスト

妊娠高血圧症候群では、薬物療法により血圧を下げる治療が行われることがあります。ただし、軽症の場合は基本的に、薬による治療は控え、食事療法などで改善を目指します。重症になると、母体と赤ちゃんに悪影響を及ぼすので、速やかに症状を改善する必要があります。血圧を下げる降圧剤や、脳がむくみによってけいれんを起こす子癇を抑えるための薬を点滴して治療を行います。

1日の塩分摂取量はどれくらい?

小さじ1杯分の塩のイラスト

妊娠中の塩分は、1日当たり7~8g以下に抑える必要があります。塩は、小さじ1杯が約5gのため、小さじ1.5杯が目安となりますね。自分で料理を作る時は、塩分量を測る習慣をつけましょう。また、お弁当やお味噌汁など、市販の加工品には塩分量が記載されています。

試しに、一日に自分がどのぐらいの塩分を摂っているか、メモしてみるとよいでしょう。妊娠高血圧症候群は、食生活を改善することでも予防できる病気なので、お腹の赤ちゃんのためにも減塩を心がけることが大事です。

極端な塩分制限は危険!

塩分を極端に減らすと、体のミネラルバランスが崩れ体調悪化の原因となる恐れがあります。体を減塩に慣れさせながら、少しずつ減らしていきましょう。

減塩に役立つ味付けの5つのコツ

濃い味付けに慣れている場合、急に塩分を減らすと物足りなく感じますよね。塩分少なめでも、ちょっと工夫すればおいしい料理を作ることができますよ。妊娠中においしく減塩するための、味付けのコツを5つご紹介します。

ダシをしっかり利かせる

かつお節

減塩すると、味付けに物足りなさを感じますが、ダシのうまみ成分をたっぷり利かせることでカバーできます。かつお節や干しシイタケ、干しエビなど、うまみ成分を豊富に含む天然素材のダシはたくさんあるので、色々な料理に使ってみてくださいね。

ダシを取るのは面倒に感じますが、かつお節に熱湯を注ぐだけでも、おいしいダシが出ます。だしパックや粉末にしたものなど、手軽に使える商品を利用するのもよいですね。

昆布の摂りすぎには注意

昆布にはヨウ素が含まれているため、妊婦は過剰摂取に注意が必要です。他のダシと組み合わせて使うなど工夫しましょう。

酸味で塩味をカバーする

酢やレモン汁、すだちなどの酸味を加えることで、塩味を控えることができます。妊娠中でも食べやすいさっぱりとした風味で、塩分控えめでもおいしく食べられますよ。

しょうゆやソースは付けて食べる

醤油が入っている小皿

しょうゆやソースなどの調味料は、付けて食べるようにしましょう。おかずの上から直接かけると、使う量が増え、塩分量も増えてしまいます。揚げ物などには、調味料を小皿にとって、ちょこちょことつけながら食べるほうが、使う量を抑えられますよ。

オイルで風味づけをする

冷奴のように、味付けを抑えることで物足りなさを感じる場合は、オイルを加えてみましょう。ごま油やラー油、オリーブオイルを1滴たらすだけで味に深みが出ます。

おかずの味付けにメリハリをつける

2~3品おかずがある場合、1皿だけしっかりと味付けをして、他のおかずは薄味にしましょう。全部のおかずが薄味だと物足りないですが、おかずの味付けにメリハリをつけることで、満足感を得ることができます。

塩分の排出を促す食品を上手に活用

食品の中には、摂りすぎた塩分を排出する働きをする物もあります。そのような食品を取り入れ、減塩生活に役立てましょう。塩分を排出する効果のある食品をまとめました。

カリウムを含む食品

カルシウムを含む食品のアボカド

塩分を排出するには、カリウムを含む食品がおすすめです。カリウムには、余分なナトリウムを排出する作用があるためです。また、カリウムは血圧を下げる効果があるため、高血圧とならないよう、意識してとりたい栄養素です。

カリウムは、アボカドやバナナ、キウイフルーツなどの果物に多く含まれているので、手軽に摂ることができます。4また、納豆や豆腐などの大豆製品にも多いので、普段の食事に取り入れていきましょう。

食物繊維を含む食品

摂りすぎた塩分は、食物繊維を豊富に含む食品を食べると、体の外に排出されやすくなります。消化吸収されない食物繊維には、塩分を吸着して体の外に排出してくれる働きがあるためです。

特に、きのこ類は食物繊維が豊富なうえ、カリウムが多く、カロリーが低いのでおすすめです。また、枝豆は食物繊維やカリウムのほか、妊婦に必要な葉酸を含むので、妊娠中のおすすめ食材です。

食物繊維を多く含む食品は、塩分排出の他にも、便秘解消に役立ちます。妊娠中は便秘になりやすいため、水分とともに、日頃から食物繊維が豊富な食品を摂ることを心がけていきましょう。

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