臨月の体重管理の注意点とはに関する記事

臨月は体重が増加しやすい?!妊娠後期の体重管理のポイント

臨月は体重が増加しやすい?!妊娠後期の体重管理のポイント

臨月は体重が増加しやすい時期のため、しっかりとした体重管理が必要です。36週あたりになるとなぜ、体重が増えるのでしょう?ここでは、体重が増える原因や体重増加によるトラブルのほか、体重管理の注意点、妊娠後期の妊婦におすすめの運動を紹介します。

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臨月は体重が増えやすい?!妊娠後期に体重管理が必要な理由

妊娠中は体重が増えやすいため、体重管理を頑張っている妊婦さんも多いのでは?しかし、妊娠後期まで大丈夫だった人でも、臨月になったら急に体重が増えてしまうことがあるので要注意。

出産への悪影響や産後のダイエットも考えると、臨月に入ったら体重はあまり増やしたくないものですよね。

そこで、今回は臨月の体重増加が起こる原因や、体重増加によるトラブル、体重管理におすすめの運動などをまとめました。妊娠中の体重が気になる妊婦さんは、ぜひ参考にしてください。

臨月に体重が増える理由とは

食欲の増加

食欲旺盛な妊婦さん

臨月に入ると食欲が増して、ついつい食べ過ぎてしまう妊婦さんが増えてきます。なぜ、出産間近になると食欲が出てくるのでしょうか。

臨月に入ると、子宮頚管の熟化によって子宮口が柔らかくなり、前駆陣痛の原因となる子宮の収縮が起こることで、徐々に赤ちゃんが下がってきます。

赤ちゃんが下がってくると、それまで子宮によって圧迫されていた胃のあたりがスッキリするため、食欲が出てくるのです。

特に、それまでムカつきなどの不快感がひどくて食べられなかった妊婦さんは、つい食べ過ぎてしまう傾向があるため、体重増加の原因となってしまいます。

水分の貯留

浮腫んでいる妊婦さんの足

臨月は体の水分による体重増加が起こりやすい時期でもあります。妊娠が進むにつれて分泌量が増えるエストロゲン(卵胞ホルモン)の働きによって、体内に余分な水分を溜め込みやすくなるのです。

お産の時に備えて、赤ちゃんのために体が水分を蓄えているとはいえ、足がむくんでパンパンになってしまうのは辛いものです。

運動不足

生理的な原因以外では、運動不足による体重増加が考えられます。臨月に入るとお腹が大きくせり出し、体を動かすのも億劫に…。動かない分、消費カロリーが減るため、いつもと同じように食べても太りやすくなることがあげられます。

特に、今まで仕事をしていた人は要注意!産休に入ることで運動量が大きく減るので、急な体重増加が起こる恐れがあります。

妊娠36週の胎児の体重

生まれたばかりの赤ちゃん

臨月のお腹の赤ちゃんは、どのぐらいの体重なのかも気になりますよね。妊娠後期の36週に入ると、胎児の体重は2500~3000gほどになるのが一般的です。

しかし、ママが妊娠中に喫煙やダイエットをした場合や、妊娠高血圧症の場合は、胎児の体重が増えないため低出生体重児になってしまう恐れがあります。

逆に、もともとママが太りやすい場合や糖尿病の場合は、出産時に4000g前後まで増える巨大児になる可能性も。

どちらにせよ臨月の体重は、お産や出産後の赤ちゃんに影響を及ぼす恐れがあります。ママと赤ちゃんの健康のためにも、妊娠中の生活や体重管理は大変重要なことです。

臨月の体重の増加が引き起こすトラブル

臨月に体重が増えすぎると、さまざまなトラブルの原因となるため、妊娠に悪影響を及ぼすほか、お産のリスクが高まる恐れがあります。

特に、臨月の体重増加によって、次のようなトラブルが起こる恐れがあります。

妊娠高血圧症候群

病院で血圧を測ってもらっている妊婦さん

妊娠高血圧症候群とは、高血圧によってさまざまな症状を引き起こすことをいいます。妊婦さんの中でも、肥満気味の人は妊娠高血圧症候群になりやすい傾向があるので気をつけましょう。

この病気になると、子癇や常位胎盤早期剥離などにより、お腹の赤ちゃんへの酸素や栄養素の供給が正常に行われなくなる恐れも…。妊娠高血圧症候群と診断された場合は、食事などの生活指導や入院による治療などが行われます。

微弱陣痛

臨月の体重増加が、陣痛が弱くなる微弱陣痛を引き起こす恐れがあります。子宮の周りにお肉が付きすぎていると、陣痛を感じにくいため、太り気味の妊婦さんは、分娩の開始から陣痛の弱い原発性微弱陣痛が起こりやすくなります。

微弱陣痛の場合は、陣痛促進剤やバルーンのほか、人工破水などにより分娩を誘発します。

難産

分娩室

体重が増えると産道に余分な脂肪をつくため、赤ちゃんがスムーズに出てこられないことから、太りすぎの妊婦さんは難産になる傾向があります。

自然分娩の場合、赤ちゃんは狭い産道をゆっくり回転しながら下りてきますが、お肉によってただでさえ狭い産道がさらに狭くなって、赤ちゃんがスムーズに出てこられず、お産に時間がかかってしまうのです。

特に、ママが小柄な場合は、骨盤のサイズが小さいため、赤ちゃんが産道を通り抜けるが難しくなります。分娩に時間がかかると、ママと赤ちゃんの両方に負担がかかるため、自然分娩の途中でも緊急帝王切開になることもあります。

赤ちゃんの位置を確認できない

子宮の開き具合などから、分娩の進み具合をチェックするビショップスコアという指標には、赤ちゃんの頭の位置を確認する項目があります。

その際、ママの骨盤にある坐骨棘(ざこつきょく)という出っ張りを基準としますが、ママが太りすぎている場合は、内診で坐骨棘を見つけられない場合があるため、分娩の進み具合を確認できない場合があります。

臨月の体重管理で注意すべきこと

臨月の体重を上手にコントロールするための、気をつけたいポイントをまとめました。

無理なダイエットはしない

甘い物を食べたい妊婦さんのイラスト

臨月に入って体重が増えすぎたからといって、無理なダイエットは禁物です。食事制限をすることによって、お腹の赤ちゃんに必要な栄養が供給されない恐れがあります。

体型を気にするあまりに無理にダイエットをしたママは、低体重児を出産する割合が高くなります。低体重児は、大人になってから肥満になりやすく、生活習慣病リスクが高まることから注意が必要です。

極端に食事の量を減らすのではなく、甘い物や油っこい物の食べ過ぎに注意する程度にしましょう。

食事のバランスに気を付ける

体重の増加を防ぐために、極端に量を減らす炭水化物抜きのような偏った食事は避けましょう。お腹の赤ちゃんへの栄養も偏ってしまいますよ。

さまざまな食材をバランスよく食べ、赤ちゃんに良質の栄養を送ることを心がけましょう。特に、塩分の摂りすぎは高血圧を引き起こすことから、妊娠高血圧症候群を防ぐためにも塩分を控えましょう。

激しい運動は避ける

縄跳び禁止

「臨月には動いた方がいい」と言われますが、ジョギングや縄跳びのような上下運動は厳禁です。また、自転車を漕ぐ運動は下半身の筋力アップにつながりますが、バランスを崩して転倒する恐れがあるため危険です。

自転車を漕いで脚力を鍛えたい場合は、転倒や衝突の心配のない、安全なエアロバイクがおすすめです。

臨月におすすめの運動

臨月には、無理のない程度に体を動かすと、お産や育児に向けての体力をつけることができます。気分転換にもなるので、次のような運動にぜひ取り組んでみましょう。

ウォーキング

ウォーキングをしている妊婦さんのイラスト

妊娠中のウォーキングは、妊婦さんにおすすめの代表的な運動です。運動が苦手な人でも取り組みやすく、自分の体力に合わせた距離を歩くことで、出産に向けてしっかり体を動かしましょう。

さらに、外の空気に触れることで、気分転換やストレス解消の効果もあります。しっかり歩くことで、子宮口を開きやすくなることから、無理せず体調のいい日を選んで行いましょう。

マタニティスクワット

膝を曲げて上下運動を繰り返す通常のスクワットに対して、マタニティスクワットは腰を落とした姿勢を維持するだけのため、膝への負担を抑えることができます。

やり方は、足を大きく開き、息を吐きながらゆっくりと腰をおろしていき、息を吸いながらゆっくり立ち上がります。ふらつく場合は、手すりをつかみながら行ったり、壁に背中をつけながら行ったりすると安全です。

筋トレではなく、あくまでもお産のためのエクササイズなので、自分の体力に合った回数を行うだけでも効果があります。慣れてきた人は10回を1セットとし、それを一日2~3セット行うとさらに効果的です。

バランスボール

バランスボールのイラスト

道具を使った運動なら、バランスボールがよいでしょう。おへその下に意識を集中してバランスをとることで、腹筋や下半身が鍛えられるのです。ただし、ひっくり返ると危険なので十分な注意が必要です。

安全に使うためには、体に合った大きさのサイズを選び、正しい空気量を調整する、周りに人がいる時などの点に注意しながら行いましょう。

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