妊婦の恥骨痛を和らげるにはに関する記事

妊婦に恥骨痛が起こる原因は?6つの対処法で楽になろう!

妊婦に恥骨痛が起こる原因は?6つの対処法で楽になろう!

妊婦に恥骨痛が起こりやすい原因、6つの対処法などを紹介。このコラムを読んで相談しにくい恥骨の痛みを改善しましょう。

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妊婦の恥骨痛はなぜ起こる?恥骨の痛みを和らげる方法

妊娠すると今まで感じなかった体のトラブルに見舞われることがよくあります。恥骨痛もその一つですが、恥骨が体のどこにあるのかは、その「痛み」を感じるまでには知らなかった女性も多いのでは?

恥骨とは、体の前側にある左右の骨盤をつないでいる部分で、おへそから15㎝ほど下にある骨のことを言います。その部分に痛みを感じる「恥骨痛」に悩まされる妊婦さんは意外と多いのですが、痛みを感じてしまう場所がデリケートな場所だけに、人には言えず「もしかしたら私だけ…」と、一人で悩んでいる妊娠中の女性も多いのではないかと思われます。

今回は妊婦の恥骨痛について、「妊娠初期」と「妊娠後期」に別けその時期に恥骨痛が発生してしまう主な原因や、恥骨痛を軽くするための6つの方法などに、ついて詳しく説明していきます。

恥骨痛に悩んでいる女性はぜひ参考にしてください!

妊娠時期ごとに変わってくる恥骨痛の原因

恥骨痛が起きる原因は妊娠時期ごとに違いがありますが、どのようなメカニズムで「その痛み」が起きてくるのでしょうか?

恥骨痛の原因について、「妊娠初期」と「妊娠後期」に分けてまとめました。

妊娠初期の恥骨痛

腰を支える女性

妊娠初期の恥骨痛の原因は、ホルモンバランスの変化によるものです。妊娠初期のトラブルとして、お尻や腰恥骨などの骨盤周りの骨に、痛みを感じてしまう女性が数多くいます。中には妊娠してすぐに、恥骨の痛みや腰痛を感じる女性もいて、「なんだか恥骨が痛いなぁ~」と思っていたら妊娠していたというケースもあるほどです。

妊娠前は骨盤が閉じている状態ですが、これから赤ちゃんがママの胎盤の中で大きくなっても対応できるように、骨盤の周りを緩めるように脳から指令が出されます。その時分泌されるのが「筋肉」や「靭帯」を緩める効果があるリラキシンというホルモンです。

リラキシンが、多く分泌されることにより骨盤を支えていた筋肉も緩んできて、赤ちゃんが成長しやすい状態となります。しかし、「妊娠する前の骨盤の位置」と「妊娠した後の骨盤の位置」が変化していくため、ママの腰回りには負担が増えてしまいます。その時に、左右の骨盤をつないでいる恥骨も影響を受けてしまうため、恥骨に痛みを感じやすくなるので、妊娠初期の妊婦さんは恥骨痛を感じやすくなります。

妊娠初期の恥骨痛は生理痛に近い

妊娠初期の恥骨痛は「生理痛のような痛み」と、その痛みを経験された女性は口を揃えてそう表現することが多いです。

恥骨痛に合わせて腰痛もあらわれる事も多く、それらの痛みを感じてしまう時期が生理予定日に近いため「今回の生理痛はひどいな」と勘違いしてしまう女性も多くいます。

妊娠後期の恥骨痛

妊娠後期に妊婦さんが恥骨痛を感じてしまう事の原因は、「出産を控えてリラキシンが増えること」「出産間近になって赤ちゃんが骨盤の下に降りてくること」です。

妊娠初期の恥骨痛の原因ともなったリラキシンですが、出産が近づくにつれさらに分泌される量が増えていきます。これは出産のときに骨盤をさらに広げさせて、赤ちゃんをより産みやすくさせるために、ママの体の中ではそういった反応がおこるからです。

また、臨月に入ると出産に備えて、赤ちゃんの頭が骨盤の中に入った状態となります。赤ちゃんの重みによって、自然と骨盤周りが押し広げられてしまって、骨盤の結合部分である恥骨にも負担がかかりやすい状態になり、その負担が痛みとなり恥骨痛を妊娠後期に痛みを感じてしまいます。

妊娠後期の恥骨痛は悪化する場合もある

妊娠後期の恥骨痛は妊娠初期よりも激しい傾向があり「恥骨が痛くて歩けない」「何をしていても恥骨が痛い」と悩む妊婦さんも多いようです。恥骨痛に限らず、腰や下半身などの「腰周り」のすべての部分に負担がかかってしまうため、痛みが悪化してしまうと歩くのも辛い状態になりがちです。

恥骨痛を軽くするための6つの対策

1 痛い時は安静にする

家事をする女性

恥骨痛がひどい時にはひとまず安静にして様子を見ましょう。妊娠初期の「恥骨痛」であれば、つわりも同時に起きてしまうこともあって無理は禁物です。妊娠による体の変化に慣れていく、妊娠中期には少し楽になることもあるので、それまでは家事や仕事をセーブして乗り切っていきましょう。

また、妊娠後期の恥骨痛は「赤ちゃんの出産準備に入った」という体の状態でもあって、出産までその痛みが続いてしまう可能性も高いです。「恥骨痛をどうにかして治したい」と思うとストレスレベルが高くなり、体が緊張してしまって、痛みをより強く感じてしまう事もあります。

「恥骨痛は赤ちゃんが元気に育っている証拠」と前向きに考えて、安静に過ごしながら「その痛み」と向き合っていきましょう!

2 腰回りを温める

恥骨痛が気になる時には腰回りを温めてみましょう!腰回りを温めることで、恥骨や腰、関節の痛みを和らげる効果を望めます。

恥骨痛を感じる時には、リラキシンの影響で骨盤を支える筋肉が緩められるため、骨盤周りに負担がかかってしまいます。骨盤周りを温めることで、血行が良くなり痛みの軽減が期待されます。また、お腹周りを温めることで精神的にもリラックスできるので、イライラが原因で恥骨痛が増している時にもオススメの対処法です。

<骨盤周りを温める方法>

  • お風呂で湯船につかる
  • 使い捨てカイロで温める
  • お湯の入ったペットボトルを痛い部分に当てる
  • 腹巻を使う

長風呂は避けましょう

湯船につかるのは下半身全体を温める効果的な方法ですが、調子の悪い時に長湯をすると、お風呂から上がった時にふらついて危ない場合もあります。入浴時間は短時間にするなど体調に合わせて調節してみてみましょう!

3 軽い運動を取り入れる

ヨガをする女性

恥骨痛には散歩などの軽い運動を行うのも効果的です。体を動かすことで、内側からの血行が良くなり痛みが改善するのはもちろんのこと、出産に向けてしなやかな体をつくることができます。けれど、「妊娠初期でつわりがひどい時期」や「妊娠後期で恥骨痛がひどい時」にはそういった運動は避けて、体調の良い時にだけ行うようにしましょう!

<恥骨痛に効果的な運動>

  • ウォーキング(景色を見ながら気分転換にもなりますよ!)
  • マタニティヨガ(ゆったりした動きで体の負担が少ない)
  • 妊婦向けの骨盤体操(DVDなどを参考に正しいやり方で行いましょう♪)

4 姿勢を良くする

姿勢を良くするだけでも恥骨痛を軽くすることができます。痛みを和らげようとして姿勢を悪くして歩いていませんか?

妊娠で骨盤に負担がかかっている状態なのに、猫背など悪い姿勢を取るとさらに骨盤がずれてしまいます。骨盤の上に上半身が乗っているようなイメージで、背骨をまっすぐに保つよう心がけてみましょう。姿勢をよくしようとイメージしたり、そういった心がけを持つことだけでも、姿勢はよくなっていきますよ!

5 骨盤ベルトで「腰周り」や「腹周り」を支える

妊娠後期に発生している恥骨痛は、「骨盤ベルト」を使って腰回りや腹周りをサポートしてあげると、その痛みが和らいでいきます。骨盤ベルトは恥骨痛が気になって、姿勢が前かがみになりがちな女性には特にオススメです。

妊娠後期は出産に向けて骨盤が開いてくるので、骨盤そのものや周りの筋肉にも影響が出やすい時期ともいえます。骨盤矯正ベルトを使って外側からしっかりと支えてあげることで、骨盤や筋肉への負担を減らすことができます。骨盤ベルトには、「ソフトに包み込むタイプ」や「がっちり支えるタイプ」のものがあります。お店で試着してみて、自分に合った骨盤ベルトを探しましょう。

6 寝るときの姿勢を工夫する

妊娠の後期にさしかかり、お腹がだいぶ目立ってくるような時期に骨盤の痛みが気になるなら、抱き枕を使って寝る時の姿勢を変えてみましょう。抱き枕を膝の間に挟んで横向きに寝ると、骨盤への負担が減っていき、恥骨痛も楽になりますよ。

産後も恥骨痛が続くことも

お母さんが生まれたばかりの赤ちゃんを抱っこしてる

恥骨痛は出産した後でも続くことがあります。出産で広がった骨盤が元に戻ろうとする時にも、恥骨に力が加わってしまい痛みを感じることがあります。

先輩ママにその経験談を伺うと、産後3ヵ月頃まで続いたという人が多いようです。赤ちゃんを出産する際に開いた骨盤は、出産してから6ヵ月をかけて元の状態に戻るため、半年近くも恥骨痛に悩まされたという先輩ママもいらっしゃいます。

「その痛み」を経験した方しか解らない、辛い恥骨痛を予防・改善するためには、何と言っても骨盤ケアが大切です!産後の体に負担をかけないようして、できる範囲の事から取り組んでいきましょう。

産後の恥骨痛に効果的な方法を紹介していきますね!

産褥(さんじゅく)体操を行おう

自分でできる恥骨痛ケアとしては、産後1日目からできる産褥体操がオススメです。毎日少しずつ体を動かすことにより血行が良くなったり、産後の疲れや骨盤が元に戻るのが早める効果があります。

産褥体操は軽いストレッチから始まり、産後の日数に応じてステップアップしていきます。産褥体操のやり方は産院で説明を受ける場合もありますし、動画サイトなどでもチェックできますよ。ここでは産後1日目から行うことのできる産褥体操の例をご紹介します。

<産褥体操~産後1日目~>

  • 足首を上下左右に動かし、下半身の血行を良くする
  • 座った状態で首を前後に曲げ、上半身のコリを取る

<産褥体操~産後3日目以降~>

  • 仰向けで膝を伸ばしたまま足の上げ下げをし、腹筋を鍛える
  • 立った状態で腕を上にあげて内側に倒し、脇腹の筋肉を伸ばしていく
  • 立った状態で肩の上げ下げをし、肩こりを解消する

骨盤矯正ベルトやリフォームインナーを使う

産後の恥骨痛を改善するためには、骨盤矯正ベルトや産後用のニッパー、リフォームインナーなどのサポートグッズを利用してみると効果的ですよ。これらのグッズを使うことで緩んだ骨盤が正しい位置に戻りやすくなり、骨盤痛が改善します。リフォームインナーは種類によって、使用時期が決まっている場合もあるので、お店の人などに相談するなどし、確認してから購入しましょう。

整体に通う

整体を受ける女性

恥骨痛が長引いてしまっていた時に整体に通ったことで、その痛みが改善したという先輩ママも多いようです。体の歪みを整えるプロの手で、骨盤のゆがみを直してもらえば恥骨痛が和らぎ、産後の体の不調も改善するので一石二鳥です。整体を受けた後の効果を保つため、骨盤ベルトも一緒に使うとより効果的ですよ。

産後の恥骨痛がひどい場合は受診を

恥骨痛がひどくて歩けない、育児にも影響が出るなどの場合には、骨盤の状態をレントゲン検査などでチェックしたほうが良いかもしれません。確認のために出産した病院で一度相談してみましょう!

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