乳腺炎の症状に関する記事

乳腺炎の症状は痛みだけじゃない!知っておきたい対処法

乳腺炎の症状は痛みだけじゃない!知っておきたい対処法

乳腺炎の症状は、多くのママが辛いと感じています。症状のほかに、治療法・予防法・乳腺炎になりやすいタイプもご紹介します。

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乳腺炎の症状とは?知っておくべき治療&対処法

母乳育児をしているママが、必ずと言っていいほど経験するのが乳腺炎です。乳腺炎とは、文字通り乳腺に炎症が起こる病気ですが、まだ乳腺炎になったことのないママや、これから出産を控えたママなら、具体的にどのような症状が出るのか気になりますよね。

そこで、今回は乳腺炎の主な症状や原因、治療法や予防法についても詳しく解説していきます。乳腺炎になりやすいタイプもご紹介しますので、自分がどうなのかぜひチェックしてみてくださいね。

乳腺炎の種類別の症状

胸をおさえる女性

乳腺炎は、大きく分けて「うっ滞性乳腺炎」と「化膿性乳腺炎」の2種類があり、症状が現れる初期、または症状が急激に表れた場合は「急性うっ滞性乳腺炎」「急性化膿性乳腺炎」と診断されることがあります。それぞれの症状についてまとめてみました。

うっ滞乳腺炎の症状

うっ滞性乳腺炎は、乳腺の中に母乳が詰まってしまい、炎症を起こした状態のことを言います。この状態は、産後2,3日ごろから、また、授乳回数が減る断乳、卒乳時に多く発生します。

うっ滞性乳腺炎の症状

  • おっぱい全体が赤く腫れる
  • おっぱい全体が硬くなる
  • おっぱいにしこりができ、触れると痛む
  • おっぱいに張りを感じる
  • おっぱいがズキズキと痛む
  • 乳頭から母乳が漏れる
  • 血管が青黒く見える
  • 微熱・頭痛・吐き気

うっ滞性乳腺炎は放置したままにすると、次に紹介する化膿性乳腺炎へ進行する可能性があるので、注意が必要です。

化膿性乳腺炎の症状

化膿性乳腺炎は、乳腺の中に細菌が入り込み炎症が起きた状態のことを言います。この状態は、産後2~3週間後から起こることが多く、細菌の感染経路は2つあります。一つは、乳歯が生え始めた赤ちゃんが、ママのおっぱいを吸う時に乳頭につけた小さな傷に、赤ちゃんの口の中にいた細菌が感染し、それが乳腺に侵入して炎症を起こす。もう一つは、うっ滞乳腺炎が悪化し、炎症部から細菌が繁殖して発症するケースです。化膿性乳腺炎は、うっ滞性乳腺炎と比べて、高熱が出るなど症状が重くなる傾向にあるので、早めに対処するなど注意が必要です。

化膿性乳腺炎の症状

  • おっぱい全体が赤く腫れる
  • おっぱいの内側が激しく痛む
  • おっぱいにしこりができる
  • おっぱいの皮膚が暗い紫色になる
  • 38度を超える熱が出る
  • 悪寒を感じる
  • 膿や母乳に血が混じる
  • おっぱいの近くのリンパが腫れて痛む

うっ滞性乳腺炎は、赤ちゃんにおっぱいをあげている時期だけ発症しますが、化膿性乳腺炎は、乳首を清潔にしていないといつでも起こる可能性があるので注意しましょう。

乳腺炎の治療は?何科を受診すればいいの?

女性医師

軽い乳腺炎は、母乳を与え続けていると自然治癒することもまれにありますが、症状がひどくなるとセルフケアでは対応しきれず、病院での治療が必要となることがあります。乳腺炎で病院を受診する際は何科なのか、どのような治療が行われるのかについてまとめました。

出産した病院や乳腺外来を受診するのがベター

乳腺炎の相談をするなら、出産した産院や乳腺外来を受診するのがおすすめです。産院は妊娠から出産までお世話になった場所なので、相談しやすいというメリットがあります。助産師さんは母乳に関する知識も豊富ですし、病院なので投薬治療も受けられます。まずは出産した病院で相談してみるとよいでしょう。

また、大学病院などにある乳腺外来には、乳腺に詳しい専門の医師がいるため、乳腺炎が悪化した場合でも、適切な治療を受けることができます。

乳腺炎の治療

乳腺炎の治療では、マッサージで母乳の詰まりを改善したり、投薬により辛い症状を和らげる治療が行われます。薬物治療の場合、痛みがひどく熱が出た場合は解熱鎮痛剤、炎症がひどければ抗生物質が投与されます。薬に抵抗があるかもしれませんが、授乳中でも飲める薬がありますので、症状が辛いときは、かかりつけ医に相談してみてください。

乳腺炎が重症化すると、胸の痛みに加えて発熱や頭痛などの全身症状も現れます。抗生物質を飲んでも改善しない場合は、胸の皮膚を少し切って乳腺にたまった膿を出す切開手術が行われることも。膿を全部出し切るまで1週間程度かかるので、切開した場所にガーゼを挟んで、ガーゼ交換をするため毎日の通院が必要です。手術後は、乳腺炎の痛みが治まるので気持ちが楽になりますよ。

乳腺炎になっても授乳を続けることが大事

乳腺炎は、赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらうことで改善しますので、治療を受けながら授乳を続けることが大事です。ただし、あまりに症状が辛く、授乳自体が苦痛となっている場合は、ママの体と心を優先させてミルクに切り替える方法もあるので、かかりつけ医に相談しましょう。

乳腺炎が起こる原因とは

乳腺炎になる原因は、ママの体質と生活環境が大きく関係しています。どのような原因で乳腺炎が起こるのか、代表的な理由を4つにまとめました。

乳腺がもともと細い

個人差はありますが、一般的に、乳腺がもともと細い人は、母乳が流れにくく詰まって乳腺炎になりやすいと言われています。自分の乳腺が細いと診断されたら、できるだけこまめに授乳して、胸が張りすぎないようにするなど工夫をしましょう

母乳が出やすくなるプロラクチンの量が多い

授乳してるママのイラスト

プロラクチンとは、母乳の分泌を良くするホルモンです。赤ちゃんがママのおっぱいを吸うことでプロラクチンが刺激されると、母乳を作る働きが活発になります。このプロラクチンが多すぎると、赤ちゃんが飲みきれないほどの母乳が大量につくられるので、吸い残した母乳がママの乳腺に残り、乳腺炎の原因となってしまうのです。このタイプのママは、授乳前に母乳をしぼるなど、母乳がおっぱいにたまらないように心がけましょう。

疲れがたまって体調が悪い

疲れたりストレスがたまってくると、ママの血流が悪くなって母乳が詰まりやすくなります。特に新生児期は、赤ちゃんのお世話に追われてまとまった睡眠も取れないので、乳腺炎が起きやすい傾向にあります。ママの血の巡りがよくなるように、できるだけしっかりと睡眠をとる、背中や肩のマッサージをするなど、パパに協力してもらうのもいいですね。

カロリー多めの食生活

母乳育児中は、普段より多めのカロリーを消費するのでどうしてもお腹が空いてしまいがちですが、乳腺炎は食べ物が原因で発症することもあります。授乳していると太らないからと言って、カロリーの高い食事を続けていると、血液がドロドロになり、乳腺が詰まりやすくなりますよ。油分の多いピザ、パスタ、カレー、デニッシュパン、アイスクリーム、ポテトチップス、ケーキなどの洋食より、野菜たっぷりの和食を中心としたメニューにすることを心がけましょう。でも、何事も無理は禁物。我慢しすぎるのもストレスがたまり体によくないので、洋食は1日1回に控えるなど、体と相談しながら工夫してみてくださいね。

こんなタイプは乳腺炎になりやすい

乳腺炎になりやすいのは、どんなタイプの人なのでしょうか。乳腺炎になりやすいタイプを知ることは、予防する上でとても大切です。ここでは乳腺炎になりやすいタイプを3つご紹介します。

初産のママ

初めて子供を産んだママ

初めての出産では、乳腺が細いままの状態で授乳を始めることになるので、母乳がスムーズに流れずにおっぱいにたまって炎症を起こしてしまいます。また、生まれたばかりの赤ちゃんが、母乳を吸うのに慣れていないことも原因の一つです。おっぱいに母乳をためないためには、できるだけ赤ちゃんに吸ってもらい、どうしても残ってしまったら搾乳するようにしましょう。上手くいかない時は、かかりつけ医に相談してみましょう。

母乳の出が良すぎるママ

ママの体で作られた母乳を、赤ちゃんが全部飲んでくれればいいのですが、飲み切れず残してしまうこともあります。残った母乳が乳腺にたまったままになると、乳腺炎による張りやしこりの原因となってしまうのです。母乳がよく出るママをうらやましいと思いがちですが、出すぎるのも問題なのですね。

陥没乳頭や扁平乳頭のママ

乳頭がへこんでいる陥没乳頭や、乳頭の先が平らになっている扁平乳頭は、赤ちゃんがおっぱいを吸いにくいので母乳を吸いきれず、母乳が残って乳腺が詰まりやすい状態にあります。一般的に、陥没乳頭や扁平乳頭のママが乳腺炎になりやすいと言われているのは、このためです。

もし、乳頭の形が悪い場合は、出産した病院で授乳指導を受ける際に質問してみるとよいでしょう。どのように授乳するのが良いのか、アドバイスをもらえるはずです。

乳腺炎の予防するには

乳腺炎は、普段の授乳の仕方や生活を工夫することで予防できる場合があります。ここでは、乳腺炎の予防に効果的な方法を4つご紹介します。

授乳リズムを作る

授乳リズムが整ってくると乳腺炎になりにくくなります。新生児期は赤ちゃんも授乳に慣れていませんが、だんだんと上手になり授乳のリズムができてきます。ママの体も赤ちゃんが吸うタイミングに合わせて、飲む分だけの母乳を作るようになってくるので、母乳の飲み残しが無くなり、乳腺炎になるのを防ぐことができるのです。

疲れをためないようにする

赤ちゃんと一緒に寝てるママのイラスト

乳腺炎を予防するためには、ママが疲れをためないよう心がけることが大事。赤ちゃんが昼寝している時は一緒に休む、疲れたと感じた時にはパパに赤ちゃんのお世話をお願いするなど疲労回復に努め、いつも血行をよくするように意識しましょう。

食生活を見直してみる

乳腺炎の予防には、バランスの良い食事をとるのも効果的です。過度な制限をする必要はありませんが、おやつの食べ過ぎに注意する、食事に野菜を一品追加するなど、ちょっとした工夫をするだけでもだいぶ違います。自分の食生活を見直して、質の良い母乳を作りましょう。

赤ちゃんを抱っこする向きを変えながら授乳する

赤ちゃんを抱っこする向きを変えながら授乳するのもいいですね。母乳が作られる乳腺は放射線状に張り巡らされているため、いつも同じ抱き方で授乳したのでは、決まった乳腺からしか母乳が出ていきません。その結果、吸われなかった乳腺に母乳が残りやすくなり乳腺炎になってしまうので、色々な姿勢で授乳することが大事です。

赤ちゃんの抱き方はいろいろある

授乳時の抱っこの仕方には、横抱きや縦抱き、斜め抱きやフットボール抱き(脇抱き)など、様々なバリエーションがあります。色々な授乳姿勢を試すことで、すべての乳腺から母乳が流れ、乳腺炎になりにくくなります。

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