熱が上がったり下がったりに関する記事

子供の熱が上がったり下がったりする原因と熱が出る病気

子供の熱が上がったり下がったりする原因と熱が出る病気

子供の熱が上がったり下がったりするのはなぜ?原因や疑われる病気、医療機関を受診する目安など対処法を詳しく紹介しています。

マーミーTOP  >  子育て  >  子供の熱が上がったり下がったりする原因と熱が出る病気

子供の熱が上がったり下がったりした時に疑われる病気と対処法

子供の熱が上がったり下がったりを繰り返すと、「何か悪い病気では?」と心配になるのは当然のこと。体温を計ることで病気の重軽度を判断しているママも少なくはありません。その反面、子供は大人に比べて熱が上がりやすく、「上がったり下がったりを繰り返す」「熱が下がったかなと思ったらまたぶり返す」ということはよくあることです。

熱が下がったり上がったりするのを何回も繰り返していたら、ママは気になって仕方がありませんよね。そんな時のために、熱が上がったり下がったりする原因や、疑われる病気、受診の目安などを知っておくと安心ですよ。

なぜ子供の熱は上がったり下がったりするの?

体温計と子供

ヒトの体温は、健康な場合でも1日中一定の温度を保っているわけではありません。特に1~2歳のお子さんの場合、1日に0.5℃前後も変動するため、朝と夕方では上がったり下がったりしているように感じることがあります。また、1~2歳では免疫力が低いため、普通の風邪を引いた場合に熱が一旦下がったとしても、また上がってしまうことはしばしばです。

一般的な風邪の場合、熱が上がったり下がったりを3日ほど繰り返して完治するのですが、熱が数日経っても一向に下がらないというときには、重大な病気が原因になっていることも考えられます。そんな時は無理をさせずに、早めに医療機関を受診するようにしましょう。

熱が上がったり下がったりした時に疑われる8つの病気

発熱後に熱が一度下がってから再び上がる「二峰性発熱(にほうせいはつねつ)」という症状は、ウイルス性の病気に多く見られます。子供の熱が上がったり下がったりする場合、子供がかかりやすい病気として次の8つのものが疑われます。

1インフルエンザ

インフルエンザとは言うまでもなく、インフルエンザウイルスに感染することで起こる感染症です。38℃を超える急な発熱インフルエンザの特徴的な症状だということは多くのママが周知していることですが、実は同じインフルエンザでも、A型に比べてB型はあまり熱が上がらない傾向にあります。そのうえ、昼間は微熱で夕方になると高熱になるというケースも多いため、38℃を超えていなくても、熱が上がったり下がったりしていたらインフルエンザへの感染が疑われます。

2RSウイルス

マスクとした子供

RSウイルスに感染したら、風邪に似た咳や鼻水などの症状のほか、38℃前後の発熱があります。このウイルスの特徴は乳幼児に感染しやすいことです。特に最初の感染のときに重症化しやすく、初感染の乳幼児の3分の1程度で、鼻から気管支にかけての下気道炎の症状が見られる「細気管支炎」や「肺炎」などの重症な二次感染が起こります。

初期の症状が風邪に似ているため判断がつきにくいため、数日経って一度下がった熱が再び上がるようなときは、二次感染を起こしていることを疑いましょう。

3麻疹(はしか)

麻疹とは、麻疹ウイルスが引き起こす急性熱性発疹性の感染症です。38℃前後の発熱が2~4日続いた後、1度下がってから半日から1日の間に再び39℃を超える高熱が出ることがあります。その際、麻疹特有の発疹が全身に広がるまでの間の3~4日間、発熱が続くのが特徴です。

2006年度からは、1歳児と小学校入学前1年間の幼児の2回接種制度が行われているため、1歳以上の予防接種が済んだお子さんの麻疹の感染率はかなり低いといえます。

4ウイルス性肺炎

風邪の原因となるウイルスや、インフルエンザウイルス、RSウイルスが引き起こす肺炎で、子供がかかる肺炎の半分はウイルス性肺炎だといわれています。熱が上がったり下がったりするほか、乾いた咳が出るのが特徴です。発症して2~3日は風邪のような症状が続きますが、その後激しい咳に襲われて、悪化すると呼吸困難に陥ることもあることから、風邪のような症状でも咳が長引く場合は注意が必要です。

マイコプラズマ肺炎

マイコプラズマ肺炎は、マイコプラズマと呼ばれる病原体に感染することで起こる肺炎で、他の肺炎よりも比較的症状も軽いため、風邪と勘違いしやすい傾向にあります。38℃台の発熱がありますが、中にはあまり熱が出ない子もいます。
2~3日で熱は下がりますが、完全に下がりきるまでに1週間ほどかかることから、重症化を防ぐには早期治療が必要なため、咳がひどいと感じたら早めに医療機関を受診しましょう。

6手足口病

口の中を診察される子供

手足口病とは、夏風邪の原因となるエンテロウイルスやコクサッキーウイルスなどが原因で起こる病気です。37~38℃の発熱の後、手と足のほか口の中の粘膜に特徴的な発疹が出ます。発疹以外は風邪症状に似ているため、熱が上がったり下がったりすると気付きにくいかもしれませんが、手や足をかゆがったり、食欲不振が見られる場合は手足口病が疑われるため、発疹や水ぶくれがないか確認してみる必要があります。

7ヘルパンギーナ

ヘルパンギーナは、手足口病と同様にエンテロウイルスやコクサッキーウイルスが原因となるウイルス性咽頭炎です。手足口病と違って発疹が口の中に限定され、39℃を超える高熱が急に出るのが特徴です。喉の奥にできた水泡により、食事やつばを飲み込む際に喉を痛がることがあります。患者のほとんどが5歳以下で、中でも感染が最も多いのが1歳代です。

8デング熱

2014年の夏に国内での感染例が69年ぶりに出て世間を賑わせた「デング熱」は、蚊を媒介としてデングウイルスに感染することで起こる熱性感染症です。蚊に刺されてから数日の潜伏期間の後、38~40℃の二峰性発熱が持続し、発症してから3~4日後の治りかけの頃にかゆみを伴う発疹が全身に出るのが特徴です。

熱が上がったり下がったりした時の受診の目安

普通の風邪など特に心配のない病気の場合は、たとえ熱があっても、子供は元気に動き回るもの。熱が上がったり下がったりしても、食欲もあり機嫌が良ければ心配ないのですが、次のような場合は受診や再受診の必要があるため、注意深く経過を観察しましょう。

熱が上がったり下がったりを3日間繰り返す

赤ちゃんの体温を計る母親

3日過ぎても熱が上がったり下がったりを繰り返している場合や、一旦下がりきったはずが再び38℃以上の高熱が出ている場合には、何らかのウイルスに感染している可能性があります。重大な病気に関わるウイルス感染の恐れがあるため、速やかに医療機関を受診しましょう。

発熱以外に咳がひどい

上がったり下がったりする発熱のほか、咳が長引いているときには、肺や気管支などで炎症を起こしている可能性があります。ウイルス性肺炎の場合は痰を伴わない激しい咳なのに対して、マイコプラズマ肺炎の場合は、はじめは空咳が続きますが、進行すると痰がからんだような乾いた咳に変わります。咳がひどくなると夜も眠れなくなってしまうことから、早めにかかりつけの医院や呼吸器内科の診察を受ける必要があります。

耳を痛がる・耳だれが出る

風邪のウイルスやインフルエンザウイルスなどのウイルスに感染した場合、ウイルスが耳の穴の奥にある中耳に入り込むことで「中耳炎」を発症することがあります。中耳炎は、発熱や耳の痛みのほかに、耳垂れや耳が聞こえにくくなるという症状が特徴で、悪化すると鼓膜切開の手術が必要になるため、風邪などの症状が改善して熱が下がった後で再び発熱した場合は、かかりつけの病院または耳鼻咽喉科に相談してみましょう。

子供の熱に関するQ&A

子供の熱が上がったり下がったりしているときには、日常生活の過ごし方や薬の服用など、どうすればいいのか分からないことがいろいろありますよね。ここでは子供の熱が出た時によくあるQ&Aをご紹介しますので、ぜひ発熱の際などに役立ててください。

Q1お風呂に入れてもいいの?

A

お風呂で体を洗う子供

38℃以上の高熱が出ている場合や、下痢や嘔吐がひどく体調が悪い場合は入浴を控えた方がよいでしょう。熱が下がっていて体調が安定している場合は基本的には問題ありませんが、大量が消耗しないよう熱めのお湯や長時間の入浴は避ける必要があります。お風呂から上がったら湯冷めしないよう部屋の温度に注意し、水分が残らないようしっかり体を拭いてあげましょう。また、入浴後は忘れずに水分補給を行う必要があります。

Q2どんなものを食べさせた方がいいの?

A
熱があるときは水分が失われやすく、食欲もなくなってしまうため、口当たりがよく水分の多いものを食べさせましょう。ゼリーやシャーベット、すりおろしりんごなどなら、食欲がなくても食べやすいですよ。どんなに体調悪くて何も食べられない状態でも、水分はきちんと摂らせることが大切です。

また、熱が下がっているときに食欲が出てくることもあるので、そのタイミングでお粥やうどんなどエネルギーになるものを食べさせると体力の回復にもつながります。タンパク質やビタミンなど栄養のある食事を摂らせたいところですが、病気のときは消化力が弱っているので、消化に良いものを与えることを心がけましょう。

Q3薬は解熱剤を飲ませた方がいいの?

A

カプセル薬

解熱剤の本来の目的は、熱を下げることではなく、発熱による不快感や食欲不振、エネルギーの消耗などの身体的ダメージを和らげることです。子供は大人よりも熱が出やすいことから、発熱にも体が慣れているため、熱が出ていても元気に遊んでいるなら、無理に解熱剤を飲ませる必要はないといえます。

熱が出るのは、外敵から身体を守るための防御反応なので、熱があるからといって子供に解熱剤を飲ませてしまうと、せっかくの防御反応の邪魔をしてしまいます。そのため、熱が高いと感じたら、水分をしっかり補給して安静にすることが大切です。ただし、「熱が下がらない」「子供が辛そうにしている」という場合は、まずはかかりつけのお医者さんに相談して、解熱剤を処方してもらうとよいでしょう。

Q4熱が下がっている時は園や学校に行かせていいの?

A
熱が上がったり下がったりだと、朝に下がっていても園や学校に行かせても良いものか悩んでしまいますよね。働くママとしては、熱がなくて元気なら登園・登校させたいところですが、子供の具合が途中で悪くなってしまうと迎えに行かなければならなくなるので、いつ連絡がくるか気になって仕事に集中できなくなってしまいますよね。

どうしても仕事を休めない場合や預ける必要がある場合は、最寄りの病児保育や病後児保育を行っている施設に相談してみましょう。病児保育スペシャリストがいる施設なら、体調不良のお子さんでも安心して預けることができます。また、学校に行かせる場合は、担任の先生に事情を説明して、なるべく室内で安静に過ごせるように配慮してもらうことが必要です。

ただし次のような場合は、登園や登校は控えた方がよいでしょう。

  • 本人または家族がウイルスに感染して、周囲の人にうつす可能性がる
  • 元気がなくてぐったりしている
  • 咳がひどい
  • 嘔吐や下痢の症状が続いている

スポンサーリンク

おすすめコンテンツ

この記事を書いたライター
小笠原蓮香

小笠原蓮香

趣味は野球観戦!カープ女子がライバルのアラフォー腐女子です。