子供のお腹が痛いときの対処法に関する記事

子供が朝「お腹が痛い」と言ったら?通院目安やホームケア

子供が朝「お腹が痛い」と言ったら?通院目安やホームケア

子供の「お腹が痛い」という訴えはよくあることですが、通園直前はさすがに焦ってしまいがちになります。園を休ませるべきなのでしょうか?子供のお腹が痛い原因をよく理解し、病院へ行くべき目安やホームケアを知って自信をもって対処しましょう。

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ママ必見!子供のお腹が痛い時に園を休ませる目安やケア

保育園や幼稚園に通う子供のママが慌ててしまうのが、朝の登園直前になって「お腹が痛い!」と子供が言い出したときです。体のことを心配して休ませるべきか、それともとりあえず登園させて様子を見るか。

特に仕事を持つママの場合、子供の体を気遣う気持とその日一日の段取りをつける義務感で、困ってしまうことも多いでしょう。

今回はそんな朝の登園前に子供が突然「お腹が痛い」と言った際に考えられる原因観察すべきポイント病院受診の目安ホームケアの方法、日頃からの腹痛予防についてご紹介していきます。子供にとって安全で、ママにとっても安心できる対処法を学んでいきましょう。

子供の腹痛に多い原因と観察ポイント

お腹を抑えて痛がっている女の子

小さな子供は消化器官や免疫系統の機能が未熟。頻繁に、しかも急激に体調を崩します。体の機能が目覚めていないこともあって、朝はお腹の痛みを訴えることが多いのですが、よくある原因として次の8つが考えられます。

朝は慌ただしくて焦ってしまいがちですが、まずは子供をしっかりと観察しましょう。

便秘

子供の腹痛の原因で一番多いのは、腸に便やガスがたまって起きる便秘の痛みです。子供は消化器官が未発達で、便を押し出す筋力も弱いために便秘になりやすく、強い痛みや吐き気が起こることもあります。ただし便がでるとケロッと治ってしまいます。

もともと便秘がちな子供、数日間排便がない子供の場合、発熱や下痢、体重増加不良、嘔吐、お腹の局部的な盛り上がりなどの他の病気の症状がないかを注意して観察しましょう。

感染性胃腸炎

幼稚園や保育園に通っている子供で心配なのは、ウィルスの感染による感染性胃腸炎です。いわゆるお腹に来る風邪と呼ばれるもので、下痢と嘔吐とともに発熱を伴い子供がぐったりとすることもあるので、しっかりと観察しましょう。

また子供の感染性胃腸炎で多いのが次のようなウィルスですが、感染した子供の便や嘔吐物を介してアッという間に広がってしまうので、園の感染情報には常にチェックが必要です。

幼児に多い感染性胃腸炎の原因ウィルス

  • ノロウイルス
    11~3月にかけて流行し、腹痛を伴う嘔吐や下痢に続いて発熱がみられる
  • ロタウイルス
    生後6ヶ月~2歳の子供に多く、腹痛を伴う発熱、嘔吐に続いて水状の下痢が続く
  • アデノウイルス
    夏場に感染が広がりやすく、腹痛や喉の痛みを伴う微熱とともに下痢が続く

食中毒

お腹を抑えている姉妹

ひどいお腹の痛みや下痢・嘔吐を伴う食中毒は正式には「細菌性胃腸炎」と呼ばれ、毒素を持つ細菌に感染することで起こります。同じ急性の感染性胃腸炎見分けがつきにくいのですが、流行には関係なく突然発症します。

食中毒を引き起こすのは次のような細菌ですが、食べ物が傷みやすい梅雨の時期や夏場に起こりやすいので、同じ食べ物を食べた人が腹痛を訴えていないかチェックし、他の人にも胃腸症状がある場合には食中毒を疑いましょう。

幼児に多い食中毒の原因菌

  • 黄色ブドウ球菌
    おにぎりなどの直接手が触った食べ物から感染する
  • カンピロバクター
    鶏や牛の腸にいる最近で、生肉や生肉に触れた手やまな板などから感染する
  • サルモネラ
    生卵や加熱不十分な食肉から感染し、重症化しやすい
  • 腸炎ビブリオ
    刺身やすしなどの魚介類から感染し、水状の下痢が起きる

反復性腹痛

小さな子供は頭が痛い、耳が痛いなどの苦痛を「お腹が痛い」で全て表現することがありますが、下痢や発熱などの全身症状がなく子供が3ヵ月以上の長期間にわたって繰り返しお腹の痛みを訴える場合には、「反復性腹痛(反復性さいせん痛)」の可能性もあります。(注1)

幼児から中学生が発症することが多い反復性腹痛は、ほとんどの場合が心因性。おへその周りが痛むのが特徴で、しばらくするとケロッとおさまってしまいます。

子供は自律神経のバランスが不安定なため、ちょっとしたストレスで腹痛を起こしやすいのです。成長するにつれて自然に収まっていきますが、まれに胃潰瘍などの病気が隠れているケースもありますので、腹痛の訴えが長引く場合は小児科を受診しておくことをおすすめします。

周期性嘔吐症

下痢や発熱がなく、子供が嘔吐を伴う腹痛を繰り返し訴えている場合には、周期性嘔吐症の疑いもあります。自家中毒とも呼ばれる症状で、環境の変化やプレッシャー、運動会などの行事での興奮などが引き金となり、血液中のアセトン濃度が上昇して腹痛を発症し、ひどいときには脱水症状を起こすこともあります。

神経質な男の子に多い腹痛です。吐しゃ物からリンゴの腐ったような臭いがする、あるいはコーヒーかすの様な吐しゃ物の場合は要注意です。

虫垂炎(盲腸)

子供がお腹をおさえてうずくまったり、身体を丸めたりして痛みをこらえている場合は、虫垂炎の可能性もあります。
虫垂は大腸の右下腹にありますが、最初はみぞおちやおへそ周辺が痛くなり、徐々に痛みが右下腹に移って、発熱や嘔吐を伴う激しい腹痛が長時間続きます。

虫垂炎は2歳以下で発症することはほとんどないのですが、比較的発症リスクが多く、こじらせると腹膜炎に進行して危険です。右下腹を押して強い痛みがある場合や、ジャンプをしたときに右下腹が響いて痛む場合は、早めに病院を受診しましょう。

腸重積

赤ちゃんに多いのですが稀に幼児にも見られますので、ジャムのような血便を伴う腹痛を訴えている場合は、腸重積の恐れがあります。何らかの原因で腸の一部が内側にめり込んでしまう病気で、腸の壊死が起きる可能性があります。

痛みが治まるとケロッとするものの、20分くらいの間隔で激しい腹痛を繰り返し訴える、あるいはお腹の上にソーセージのようなしこりがあるといった場合は、すぐに病院を受診しましょう。(注2)

心因性の腹痛

腹痛で母親に膝枕をしてもらっている女の子

発熱や下痢などの症状はなく、園に出かける前になるとお腹が痛くなる場合には、心因性の腹痛を疑いましょう。小さな子供はストレスの発散が上手にできたいため、お腹の不調に結びつきやすいのです。

園を休むことにしたらケロッと痛みが治まって元気に遊んでいる、病院で検査をしてもどこにも異常がないのに、園に行くときや特定の曜日の朝だけお腹の痛みを訴える場合には、子供が置かれた環境をじっくり見返す必要があります。

腹痛で保育園や幼稚園を休ませるべき?

子育てをしているとだんだんわかってきますが、子供は頻繁に発熱など他の全身状態の異常がないお腹の痛みを訴えます。ですが暫くするとケロッと治ってしまうなど、受診の必要がないケースがほとんど。それを知ってしまうと「園を休ませるべきか、それとも連れて行って呼び出しを待つか」と考えてしまいがちですが、子供が痛みを訴えるときには、体に何らかの異常が起きている時です。

変更できない予定や仕事が休めないなどの事情がないのであれば、一日子供を休ませて身体を回復させましょう。いつものことだからと軽く考えて放置してしまうと、症状が長引いてしまうリスクがあります。なだめて登園させたものの、子供の具合を気にして1日過ごすのも、ママにとってはつらいもの。

心因性の腹痛の場合、休みを取ってゆっくり親子で過ごすことで、原因を追究することもできます。休める場合は早めに休んでしまった方が親も子も長い目で見て楽ですので、少し余裕を持って考えてみるとよいでしょう。

すぐ病院へ!子供を病院受診させる目安

腹痛で横になってお腹を抑えながら丸くなっている女の子

小さな子供はお腹が痛いことを上手に大人に伝えることができません。病気の発見が遅れ、症状が重症化してしまうこともありますので、一番身近な存在であるパパやママが子供の症状をしっかり見極めることが大切です。子供の痛がる様子や便の状況、吐き気や体温など、全身の状態をしっかり観察しましょう。

特に気を付けなくてはいけないのは、次のような症状です。朝こういった気になる症状がある場合には通園をやめ、すぐに病院を受診しましょう。

  • だんだん痛みが強くなる
  • まっすぐ寝ることができず、身体を丸めるほどの痛み
  • 周期的にお腹の痛みを訴え、だんだん元気がなくなる
  • お腹がパンパンに張っていて、押すとひどく痛がる
  • 嘔吐や下痢がひどく、水分がとれない
  • 水分を摂っていても、おしっこがでない
  • 熱が高く、呼びかけても反応しない
  • 顔色が青ざめ、ぐったりとして動くことができない
  • 事故や怪我などでお腹を強くぶつけた

症状が重くない場合でも、園で感染症が流行している時期に腹痛や下痢が起きた場合には休ませ、感染を広げないためにも病院を受診して対処することが大事です。

子供のお腹が痛い時のホームケア

子供がお腹の痛みを訴えている時に油断は禁物ですが、次のような症状の場合はとりあえず、自宅で様子を見ても大丈夫です。

  • 発熱や下痢、吐き気など気になる全身症状がない(あっても軽い)
  • 痛くて泣いていても、あおむで寝ることができる
  • しばらくすると痛みが治まり、元気に遊んでいる
  • 痛みを繰り返し訴えても、症状が悪化しない
  • 食事も水分もとれる
  • 痛くても好きなアニメを見て落ち着いている

まずはお腹を冷やさないように温めて様子を見ましょう。子供の腹痛の原因で一番多いのは便秘です。お腹を優しくママの手でクルクルとマッサージをしてあげると、腸の動きが良くなり温める効果も期待できます。

また食事が摂れる場合は消化の良いものを中心に食べさせ、便を柔らかくして蠕動運動を促進するためにも水分は多めに取らせましょう。

市販の痛み止めや下痢止めを服用するという対処法もありますが、安易な自己判断は好ましくありません。経過観察で大丈夫の範囲の腹痛であれば、薬を使わなくても自然と収まってきますし、薬を使うことで症状を悪化させてしまうこともあります。薬を飲ませたい場合は病院を受診し、お医者さんの判断で処方を受けたものを服用することをおすすめします。

子供の腹痛は予防が大切!

手を洗っている女の子

腹痛などの子供の体調変化は予想がつかず、子供が痛みを訴えてからの対処法になってしまいがちですが、子供がつらい思いをしないためにも予防することが大切です。まずは食生活。子供の体はまだまだ成長途中ですので、食事は3食しっかりと栄養バランスよく摂らせましょう。

食事の内容としては肉や油、お菓子やドリンクの取り過ぎに注意し、豆類や魚でもたんぱく質を摂れる食事を用意しましょう。野菜や根菜類・海藻類・果物などで食物繊維もしっかり食べられるようにし、ヨーグルトや納豆、味噌などの発酵食品をプラスすると、便秘の改善に効果的。「年齢+5g」の食物繊維を心掛けましょう。

お腹の調子を整えるためには運動習慣をつけて筋力をつける、生活リズムを崩さないといった生活習慣も重要です。早寝早起きを心掛けると朝の時間に余裕ができ、便通がついて朝急激にお腹が痛くなることが減ってきます。(注3)

慢性の便秘症になると便失禁へと悪化してしまいやすいので、早めに予防すると共に、食事や生活を見直してもなかなか改善しない場合は一度医療機関で相談しましょう!

また感染性胃腸炎や食中毒を予防するためには日頃からしっかり健康管理をすると共に、食材の衛生管理や加熱などの調理方法、手洗いやマスクなども徹底しましょう。

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