子供の首が痛いときに関する記事

子供の首が痛い時の原因と病気・何科を受診するかの目安

子供の首が痛い時の原因と病気・何科を受診するかの目安

子供の首が痛い原因は?病院へは行くべき?ママの心配に答える、子供が首の痛みで苦しんでいる時の対処法についてご紹介しています。

マーミーTOP  >  子育て  >  子供の首が痛い時の原因と病気・何科を受診するかの目安

子供の首が痛い原因は何?病院は何科?寝違えた時の対処法

日頃活発に動いていた子供が、突然「首が痛いよ!」と言い出すことは意外とよくあることです。首の痛みは大人にしてもよくあることなので、いつものことと思ってはみるものの、我が子のことだと不安になってしまい、原因がなんだろうとか、病院へ行くべきかなどの悩んでしまいますね。

首は大事な頭を支える、血流の多く流れる重要な体の部分です。首の痛みにはしこりなどの何らかの変化が現れるものもあれば、異常が目に見えないなど症状はさまざまですので、それぞれの原因にあった対処をしていきましょう。今回は子供の首が痛む原因や対処法受診の仕方などについてご紹介していきます。

子供が「首が痛い」と言う10の原因

母親に首の後ろの痛みを伝えている女の子

子供の首の痛みには、口の中や喉が痛い時もありますし、筋が違っていたりしこりによる痛みもあり、症状も原因もさまざまです。親は本能的に子供を守ろうとするため、子供の「痛い」「つらい」という言葉に敏感に反応してしまいますが、小さな子供は自分が感じている痛みの種類や原因をきちんと説明することはできません

子供が痛みを訴える声を聞いていると親も混乱してしまいがちですが、落ち着いて子供の話をよく聞いて、全身の状態を充分に確認して原因を探っていきましょう。

頸部リンパ節炎

私たちの首には免疫機能を司るリンパ節が200個もあり、身体をウィルスなどの感染症から守っていますが、感染によって炎症が起きるとリンパ節の腫れや痛みを伴う頸部リンパ節炎が引き起こされます。耳・顎の下や首の後ろが痛いと子供が言い、痛みと一緒に首にしこりがある場合は、頸部リンパ節炎の可能性が高くなります。ウィルスの大半は喉から体内に侵入しますので喉や首周りのリンパは特に炎症を起こしやすく、子供は免疫力も体力もないので感染症にかかりやすく、首の痛みを頻繁に訴える傾向があります。

頸部リンパ節炎は風疹や水痘などのウィルスや細菌などがありますが、これらの感染症が治まれば子供の首の痛みも自然に治まっていきます。子供は大人よりもリンパの活動が活発なため炎症の程度が重く、強い痛みを訴えることも多いので、病院を受診して抗生剤を投与したほうが病気は早く治りますし、痛みも楽になります。

環軸椎回旋亜脱臼

環軸椎回旋亜脱臼で首が曲がったまま困った顔をしている男の子

環軸椎回旋亜脱臼はある日突然子供の首が傾いたままになってしまう疾患で、環軸椎回旋転位、あるいは環軸椎回旋位固定とも呼ばれます。環軸椎回旋亜脱臼になると首の位置が固定されてしまい、動かすと首に痛みが出るため子供は体を動かすのを嫌がるようになってしまいます。

環軸椎回旋亜脱臼を引き起こす原因はまだ解明されていないのですが、軽い外傷や風邪などをこじらせて上気道感染が原因であることも多いようです。子供の場合の多くの場合は自然に治って首の痛みも無くなりますが、重篤な場合には入院治療も必要になりますので、首の傾きや痛みが長引く場合には病院を受診して相談をしておきましょう。

おたふく風邪/流行性耳下腺炎

ベッドで横になって熱を測っている女の子

子供にお馴染みのおたふく風邪はムンプスウィルスによって引き起こされる感染症で、流行性耳下腺炎とも呼ばれています。おたふく風邪はまず首の痛みから始まり、耳から顎にかけてある耳下腺が炎症を起こして腫れあがり38℃前後の高熱がでるので、口を開けられないほど首が痛んで、親も子もとても切ない思いをする病気ですね。

おたふく風邪は自然に治癒する病気ではありますが、熱や痛みがひどいので、首周りの耳下腺を冷やしてあげたり、小児科を受診して解熱剤を使うなどの対処療法をしたほうが痛みは楽になります。唾液が出ると耳下腺に溜って痛みが強くなり食事をするのもままならなくなりますので、なるべくやわらかい食べ物を用意してあげましょう。

唾液腺の炎症

唾液腺の炎症はおたふく風邪の症状とよく似ていて間違えられることが多いのですが、首の左右にある耳下腺や顎下腺、舌下腺に炎症が起きると熱を持って腫れあがり、押すと痛みを伴います。物を食べようとすると詰まった唾液腺に唾液が溜るので、さらに痛みが強くなる傾向があります。

唾液腺の炎症は体の抵抗力や免疫力が低下している時に発症しやすく、原因はまだ特定されていないのですが、炎症が治まらずに唾液腺の機能が急激に低下してしまうこともあります。多くの場合は自然に快方に向かいますが、耳下腺の腫れや痛みがいつまでも消えなかったり、ぶり返したりするようであれば病院を受診して、唾液腺に異常がないか検査をしてもらうといいでしょう。

寝違え

朝起きた時に首に強い痛みがある場合や、首をうごかすことができないと「寝違えちゃった」とよく言いますが、これは寝ている間に首の筋に負担がかかり、炎症を起こした状態です。子供は筋肉が大人よりも柔軟ですし、本来寝ている時は体がリラックスしていて筋肉がよりしなやかになるのですが、寝相が悪いなど何らかの原因で強い負荷がかかってしまうことも多いようです。

寝違えは2~3日たてば痛みが治まり、首も動かしやすくなって元通りになります。なかにはむち打ち症や頚椎ヘルニアなどの病気が隠れていることもありますので、何度も繰り返す場合や長引く場合は病院を受診して相談することをオススメします。

筋緊張性頭痛や偏頭痛

床で無理な体勢で絵本を読んでいる子供

無理な姿勢で本を読み続けたり、長い時間机で勉強をしてうつむいていたりすると心身ともにストレスがたまり、慢性的に頭が痛む緊張型頭痛が引き起こされます。緊張性頭痛は夕方から起きやすく、後頭部付近の筋肉のコリによるしこりができて、強い首の痛みが出ることもありますので注意が必要です。

緊張型頭痛は身体的な負担だけでなく精神的なストレスでも起きるといわれていますが、同じ姿勢をとることをやめれば症状は軽くなっていきます。首が強く痛んで動かすのもつらい場合には、ホットタオルで温めてあげたり、筋肉を伸ばすストレッチで筋肉を柔軟にしたりすると痛みがやわらぎます。

アデノウイルスや手足口病による喉の痛み

プール熱を引き起こすアデノウイルスによる感染症や、コクサッキーウイルスやエンテロウイルスを原因とする手足口病は喉の粘膜で増殖して、風邪のような症状と共に喉の痛みや、口の中に強い痛みを伴う水泡ができます。口も開けられない程の首の痛みで食事がとれなくなってしまったり、ひっきりなしの痛みのせいで不機嫌になってしまったりと、子供にも親にとっても厄介な感染症の一つですね。

プール熱も手足口病も感染力が強く、幼稚園や保育園などの施設では集団感染がおこりやすいので、マスクや手洗いなどでしっかり予防することが大事です。基本的には自然治癒する病気ではありますが、熱が高い場合や痛みがひどい場合には解熱剤を使って痛みをやわらげてあげた方が子供は楽になりますので、病院を受診するようにしましょう。

無菌性髄膜炎

ひどい頭痛が起きることで知られる髄膜炎の中でも、脳を包んでいる髄膜にウィルスが侵入して炎症が起きる無菌性髄膜は熱や嘔吐などの風邪と似た症状とともに、首が硬くなって強い首の痛みが出ることでも知られています。無菌性髄膜炎は体力や免疫力が落ちている時や、風邪の症状が悪化した時に大人も子供も発症する危険性のある病気ですから、家庭でも気を付けていきたいですね。

無菌性髄膜炎の診断は最終的に髄液検査をして診断をしますが、悪化すると意識障害や脳炎などに進展する可能性が高いので、入院をして治療をします。子供の様子をよく観察して、長引く発熱やひどい頭痛、ひどい首の痛みで下を向くこともできないような場合には、速やかに病院を受診して治療を始めましょう。

川崎病

川崎病は0~4歳の子供が多く発症する全身の血管が炎症を起こしてしまう病気で、小児急性熱性皮膚粘膜リンパ節症候群とも呼ばれています。川崎病が発症するメカニズムはまだ解明されていないのですが、発症すると首などに集中するリンパ節が炎症を起こして腫れあがり、押すと強い痛みを引き起こします。

川崎病は診断が難しいのですが、症状が進行すると冠動脈瘤ができてしまうなど重症化することも多いので、速やかに病院で治療を始めることが肝心です。首のリンパの腫れや痛みとともに原因不明の熱が5日以上続いている、水泡のない赤い発疹が全身に現れたり、手のひらや足の裏が赤くむくんでいるなど、川崎病の可能性がある場合には速やかに病院を受診して医師の指導に従いましょう。

10リンパの腫れや首のしこり

首には多くのリンパが集まっていますし、首には脂肪が無いので、平常時でも皮膚のすぐ下にあるリンパ節を手で触って確認ができる程なのですが、そのぶんリンパ節に何らかの異常が起きている時には首に強い圧痛を伴うしこりができやすい傾向があります。

リンパ節の炎症や首にしこりができる原因としては、

  • 急性リンパ節炎
  • 甲状腺腫瘍
  • 耳下腺腫瘍
  • 悪性リンパ腫

などが考えられます。特に問題がない場合のしこりは3日前後で炎症が治まって痛みも緩和されていきますが、悪性リンパ腫のように中には早期の治療が必要なケースもありますので、痛みが長引く場合、しこりが以上に硬くて大きくなっていく場合などには速やかに病院を受診して、適切に対処していきましょう。

子供の首が痛い時は何科を受診すべき?

病院で医者に首を診察してもらっている女の子

大人の経験上首の痛みはそれほど問題のないことが多く、子供が首を痛いといっても病院へ行くべきかどうかを悩んでしまうママは多いのではないでしょうか?子供は言葉で痛みの場所や種類をしっかりと伝えることが上手くできないため、病院へ行くことに決めても、一体どの科を受診すればいいのか困ってしまいますよね。

受診する科を選ぶときは迷ってしまいますが、痛みのほかに熱などの別の症状があるかどうかをよく観察して、受診する科を選んでいきましょう。

熱や風邪の症状があるときは小児科や内科

首の痛みと共に発熱や喉の痛み、頭痛がある場合には

  • 頸部リンパ節炎
  • アデノウイルスや手足口病による喉の痛み
  • 無菌性髄膜炎
  • 川崎病
  • リンパの腫れや首のしこり

などが原因であることが疑われます。この場合は原因となっている感染症を治療する必要がありますので、内科や小児科を受診して相談をするといいでしょう。必要によっては専門医を紹介してもらえるので安心です。

耳下腺の腫れがあるときは耳鼻咽喉科や小児科

首の痛みと共に、耳と顎を結んだ線の付近にある耳下腺が熱を帯びて腫れている場合には

  • おたふく風邪/流行性耳下腺炎
  • 唾液腺の炎症

が原因あることが疑われます。耳鼻咽喉科や小児科を受診しましょう。
自然に治っていくことがほとんどの病気ではありますが、痛みがひどい場合には病院を受診して解熱剤などをもらって対処療法で子供の痛みをやわらげて、体力を回復させ、早めに病気を撃退しましょう。

首が痛いだけなら整形外科

首の痛みの他に症状がない場合には

  • 環軸椎回旋亜脱臼
  • 寝違え

が疑われます。お近くの整形外科を受診しましょう。
軽く考えてしまいがちですが、筋肉などの炎症は専門的な治療をしないと重症化してしまうケースが多いです。自己判断でマッサージをしたり、冷やしたり温めたりすることで症状を拗らせてしまうこともありますので、整形外科を受診してきちんと原因を特定してもらい、指導に従って痛みをやわらげていきましょう。

激しい頭痛、発熱、吐き気が伴う場合は脳神経外科や神経内科

首の痛みと共に、慢性化した頭痛、又は突然の激しい頭痛に高熱や吐き気を伴う場合には

  • 無菌性髄膜炎

が疑われます。お近くの脳神経外科や神経内科を受診しましょう。
特におたふくやアデノウイルスなど小児に多い感染症を発症後に、突然の激しい頭痛、吐き気、高熱がある場合は、至急病院を受診しましょう。無菌性髄膜炎が疑われます。

判断ができない場合にはとりあえずかかりつけの小児科へ

子供の首が痛む原因は、専門的な医学知識や検査をしないと特定できない病気も多いですし、自己判断は禁物です。
「たぶんリンパ節炎、でも…」と迷っている場合や、「筋緊張性頭痛や偏頭痛では?」と思っている場合も、子供が痛がる原因が自分では判断ができない場合には、とりあえずかかりつけの小児科医を受診して相談をしましょう。

原因がはっきりすれば看病をするママも安心ですし、抗生物質などで積極的に治療をした方が痛みも病気も早く治るので、子供にとっても早く体が楽になるはずです。待合時間などがかかってしまいますが、子供が痛みを少しの間我慢できる体力があるのであれば、大学病院などの専門科のある総合病院の小児科を受診するのも良い手です。

子供の首が痛い時のNGな対処例

赤ちゃんの頭を撫でている母親の手

私たちは痛みのあるところを手でかばって「お手当て」をしますが、痛みの原因をしっかり理解しておかないと、手当てが逆効果になって痛みを拗らせてしまうこともあります。特に子供の場合は体の機能が未熟で、誤ったお手当ての影響が過敏に表れてしまうことも多いので、原因が特定されていない場合には、次の3つの対処をしないように気を付けましょう。

揉む・マッサージはNG!

首が痛いとついつい筋肉のコリを疑って、痛む部分を手で揉みほぐしたり、マッサージなどしてしまいますが、リンパ節にしろ、筋肉にしろ、何らかの炎症が起こっている部分を繰り返して揉むと、強い刺激となって炎症がひどくなってしまいます。子供も無意識に手で首を揉みさすってしまうことも多いのですが、できるだけ患部に触らないようママが気を付けてあげましょう。

首を伸ばしてみたり、ポキッと鳴らと「痛気持ちいい」と感じがちですが、首は神経や血管の集まる大事な場所です。自己判断のマッサージはやめて、患部を安静にして痛みをやわらげていきましょう。

確認をしないで湿布薬を使うのはNG!

首の痛む部分が熱をもって腫れている場合には患部を冷やしてあげると炎症が治まり、痛みも緩和されていきますが、安易に子供に湿布薬を使ってはいけません。インドメタシンやフェルビナクなどの痛み止め成分が入った湿布薬は確かに効果的ですが、子供への安全性が確認されていないので15歳以下の子供には使用できないので注意をしましょう。

子供は基本的に治癒力が高いので、強い薬効の湿布薬は必要ありません。氷や保冷剤などの身近な物を活用して、患部をマイルドに冷やして、子供の首の痛みをやわらげてあげましょう。

暖めすぎるのもNG!

筋緊張性頭痛や偏頭痛などによる首の痛みは、患部をホットタオルなどで温めると痛みがやわらぎますが、暖めすぎは逆効果です。温めたことで血流が良くなり、痛みの感じ方も強くなってしまうことも多いので、首は暖めすぎないように気を付けましょう。

痛みに対する対処としては、炎症が起きて痛む時には患部を冷やし、慢性な痛みが続く場合にはお風呂などで温めて血流を改善して体を回復させていくことが基本です。炎症が治まってからでないと暖めることの効果は出ませんので、順番を間違えないように気を付けてあげて下さいね。

子供が寝違えた時の対処方法は?

大人も子供も寝違えは辛いので、子供が寝違えてしまうと何とかして早く痛みを取り除いであげたいと思いがちですが、筋の損傷は劇的に直すことはできません。早く治してあげたいと焦って間違った対処をしてしまうと、逆に痛みを悪化させたり、痛みを長引かせてしまうので注意をしましょう。

寝違えて首が痛み、動かすこともできない状態は、身体が悲鳴を上げている状態です。首をできるだけ動かさない方が治りが早いので、できるだけ患部を安静に保ち、刺激をしないように心がけましょう。

原因を取り除いて子供の首の痛みを防ぎましょう

子供にとって首が痛むことは珍しいことではありませんし、多くの場合心配のないケースなのですが、子供が「痛いよ!」と訴えているのは親として切ないものですね。子供にとっても痛みを感じることはできるだけ少ない方が良いので、痛みを引き起こすウィルスなどの感染症が流行っている場合にはマスクや手洗いなどでしっかり予防をして、痛みの原因を寄せ付けないように心がけましょう。

寝違えが頻繁に起きる場合には、枕の高さがあっていないことも考えられますので、見直しが必要です。寝返りが起きる原因は体や心にストレスがかかった時といわれますが、ある程度筋肉を柔軟に保つことで予防が可能です。寝違えて痛みがあるときにやるのは逆効果ですが、痛みが引いて普通の状態に戻ったらストレッチを習慣にして、子供の寝違えを防いでいきましょう。

スポンサーリンク

おすすめコンテンツ