クループ症候群の症状・治療に関する記事

クループ症候群はケンケン咳に注意!原因別の治療方法とは?

クループ症候群はケンケン咳に注意!原因別の治療方法とは?

クループ症候群は、子供に咳症状が見られる病気の中でも重症化しやすいため要注意!原因によってうつる場合とうつらない場合があるため、保育園や幼稚園を休ませるべきかどうか主治医の指示が必要なことから、特徴や症状について知っておきましょう。

マーミーTOP  >  子育て  >  クループ症候群はケンケン咳に注意!原因別の治療方法とは?

クループ症候群~咳を引き起こす幼児に多い病気の症状と原因

クループ症候群は、その病名は知っていても、症状や原因までは知らないという人がほとんどでしょう。

しかし、乳幼児がかかりやすいクレープ症候群は、悪化すると危険な状態になることから、子供を持つママならこの病気について詳しく知っておくべきだといえます。

ここではクループ症候群の特徴や症状、治療法についてなど詳しく解説します。クループ症候群について前もって知っておくことで、子供の症状を見極め、早期に発見することで症状が悪化しないようにしてあげたいですね。

クループ症候群とは?

咳をしている子供のイラスト

クループ症候群とは、何らかの原因で声帯の周辺が狭くなることによって様々な症状が現れることをいいます。

原因としては、細菌やウイルスへの感染によって咽頭が腫れて起こることがほとんどで、その他には、アレルギーの炎症による気管の腫れ、腫瘍、食べ物がのどに詰まった場合にも、同じような症状がみらます。

「ケンケン」「キャンキャン」と言っているように聞こえる乾いた咳は、犬やオットセイの鳴き声に似ていると言われているクループ症候群の特徴の一つです。

クループ症候群には、その他にも次のような症状が見られ、症状が現れたら医療機関を受診するようにしましょう。

クループ症候群の主な症状

  • 犬吠様咳嗽(犬が吠える声のような咳)
  • 声がかれる・泣いても声が出ない
  • 陥没呼吸(呼吸の際に鎖骨のあたりがへこむ)
  • 吸気呼吸困難(息を吸うのが難しい)
  • チアノーゼ(唇や爪が青紫色になる)

さらに、気管支喘息の場合は息を吐いたときにゼイゼイするのに対して、クループ症候群では息を吸うときにゼイゼイすることで見分けられます。

激しく泣くと咽頭周辺に負担がかかるため、症状が悪化することもあるので、できるだけ泣かせないようにし、加湿した室内で安静にするといいですね。

クループ症候群の好発年齢

可愛い赤ちゃん

クループ症候群は、生後6ヶ月から5~6歳の乳幼児の多くに見られる病気で、早い子では、生後3ヶ月に発症することもあります。女の子よりも男の子の方が発症しやすい傾向にあります。

幼い子は免疫力も低くて気管支が狭く、呼吸器官も未熟なため、のどが腫れやすいのです。原因になるようなウイルスは冬に蔓延することが多いため、冬の時期は特に注意が必要と言えるでしょう。

元々のどが炎症を起こしやすい子は、発症のリスクも高くなります。また、3~6歳は再発を繰り返すことはありますが、その後は徐々に症状が軽くなります。

原因別のクループ症候群の種類

クループ症候群は、その原因によっていくつかの種類に分けられます。それぞれの種類によって対処法も違ってくるため、クループ症候群にはどのような種類があるのか知っておくことが大切です。

特徴や原因となるものは何なのかについて、次の3つのクループについてみていきましょう。

1ウイルス性クループ

保育園で遊んでいる子供達

一般的にかぜ症状を引き起こすウイルスが原因なのがウイルス性クループです。原因となるウイルスには、次のようなものがあります。

大人も感染する可能性のあるものや、幼稚園や保育園で感染が拡大しやすいものが多いので、注意したいですね。

ウイルス性クループを引き起こす主なウイルス

  • パラインフルエンザウイルス
  • インフルエンザウイルスA型・B型
  • アデノウイルス
  • RSウイルス
  • 麻疹ウイルス

2細菌性クループ

細菌性クループは、ウイルス性クループに比べて重症化する可能性が高いと言われています。特に注意が必要なのは、次の2つの細菌が原因でおこる細菌性クループです。

ヒブ(Hib)
予防接種を受けている幼児

ヒブ(Hib)は、ヘモフィルス・インフルエンザ菌b型と呼ばれる細菌に感染することで起こります。名前は似ていますが、冬の流行するインフルエンザウイルスとは全くの別物なのでご注意を!

2013年度からHibワクチンは、生後2か月から5歳未満の子供を対象に定期接種になったことでも知っているママもいるでしょう。

6ヶ月以降は感染しやすいことから、予防のためにも早めに予防接種を受けましょう。

ジフテリア
手を洗っている子供

ジフテリアは、ジフテリア菌に感染することで発症します。四種混合ワクチン(ジフテリア・百日咳・破傷風・不活化ポリオワクチン)の予防接種を受けることで、感染を防ぐことができます。

四種混合ワクチンは、赤ちゃんが感染すると重症化しやすい百日咳の予防にもつながるため、生後3ヶ月になったらできるだけ早めに予防接種を受けたほうがいいですね。

上記の2つ以外にも、溶連菌や肺炎レンサ球菌もクループの原因になることがあるので、日頃から手洗いを習慣づけて、細菌感染には注意しましょう。

3痙性クループ

アレルギーの子供のイラスト

痙性(けいせい)クループは、主にアレルギーのアナフィラキシーの症状が原因でおこるのが特徴です。アレルギー反応によって喉のむくみが起こると、声が枯れたり、呼吸困難に陥ったりすることもあります。

アレルギーが原因であるため、他のクループと違って何度も再発することもあるので、一度発症したからといって油断はできません。

クループ症候群はうつる病気なの?

幼稚園の先生が読む絵本を聞いている園児達

クレープ症候群はその症状自体がうつるのではなく、原因となる細菌やウイルスなどによる感染症がうつることによってクレープ症候群を発症します。

そのため、ウイルス性クループや細菌性クループについては、ウイルスや細菌がうつることで発症することがありますが、アレルギーが原因の痙性クループが人にうつることはありません。

保育園や幼稚園、小学校では、風邪やインフルエンザなどの感染症の集団流行が起こった場合に、クループ症候群を発症する子ともが増えることもあるため、咳の特徴や症状をしっかりと見極めたいですね。

さらに、これらの感染症は大人にもうつることがあるので、子供からうつされないように気をつけましょう。

登園してもいいの?

登園する女の子のイラスト

クループ症候群自体は、出席停止措置がとられる感染症ではないため、保育園や幼稚園を必ずしも休まなければならないということはありません。

しかし、インフルエンザなど、厚生労働省が発行している感染症対策ガイドラインで感染症に感染している場合は、周囲への感染を防ぐために、出席停止の措置に従う必要があります。

また、登園時期については、主治医の指示に従うようにするといいでしょう。

クループ症候群は日中よりも夜間の方が症状はひどくなりやすく、寝不足で体調不良になる子もいるため、無理をして別の病気を併発することのないように、しっかりと治すと安心です。

クループ症候群の治療法

クループ症候群は、咳の様子やのどのレントゲン撮影によって診断されますが、その原因になるウイルスや細菌を突き止めていくことが重要です。

血液検査によって、細菌感染が確認された場合は、抗生物質の投与による治療が行われます。

ウイルス性クループの場合は、吸入薬やステロイド剤によって症状の悪化を防ぐための治療が行われます。それで緩和されない場合は、他の原因も考えられるため医師に相談するようにしましょう。

また、子供がアレルギー体質の場合は、受診の際に主治医にアレルゲンなどの情報を忘れずに伝えましょう。

クループ症候群で入院することもある?

クリニックの受付

クループ症候群を発症によって、咳がひどい場合や息苦しい場合には入院の措置がとられることもあります。特に、ヘモフィルス・インフルエンザ菌b型による細菌性クループを発症した場合、急性咽頭蓋炎によって急激に喉を腫れることで、呼吸を妨げてしまうこともあるため注意が必要です。

次のような症状が現れたら、早急に医療機関を受診するようにしましょう。

入院が必要となるクループ症候群の症状

  • 咳がひどく肩で息をしている
  • 水分を受け付けない
  • 意識障害がある

喉が腫れて呼吸ができない場合には、入院期間中に気管を切開したり人工呼吸器をつなげたりするなどの処置が取られることもあります。入院期間は、細菌性クループで3日~5日、症状の軽いウイルス性クループで1~2日で済みます。

クループ症候群の正しいホームケアの仕方

加湿器

クループ症候群は重症化すると入院することもありますが、軽症の場合は自宅療養が基本です。加湿した室内で安静に過ごすことで症状が緩和することもあります。

冬場は特に空気が乾燥しやすいため、室内の湿度を50~60%を保ちましょう。加湿器がない場合は、濡れた大判のバスタオルを室内に干すだけでも湿度が高くなりますよ。

さらに、夜間に咳がひどくなることから、枕を高くして寝かせてあげたり、月齢の低い赤ちゃんは縦抱きにしてあげるだけで呼吸が楽になることも。

正しいホームケアをおこなえば、4日~7日で回復することができますが、咳や呼吸の様子、機嫌など気になることがあれば迷わず医療機関を受診しましょう。

市販薬の咳止めはNG

クループ症候群は咳が特徴的で苦しそうに感じるため、つらい咳を何とかしてあげようとして、市販の咳止め薬を服用させようとするママもいます。

しかし、クループ症候群の場合、自己判断で咳止め薬を服用することはやめた方がいいといえます。咳がひどくてつらそうにしていたら、一度かかりつけ医に相談してみましょう。

スポンサーリンク

おすすめコンテンツ