子供の鬱病に関する記事

【子供の鬱病チェック】幼児や小学生のうつ病の原因や対処

【子供の鬱病チェック】幼児や小学生のうつ病の原因や対処

子供のやる気が気になる、なんだかダルそうなことが増えた。もしかしたらうつ病かもしれませんよ!子供の鬱病をチェックする方法、原因、家庭での対処方法を解説します!子供もストレスを抱えています。病気を理解し、気持ちに寄り添ってあげましょう。

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子供が鬱病かも?と思ったら要うつ病チェック!やる気を失う原因

落ち込んでいる子供

昔は大人の病気といったイメージがあった鬱病(=うつ病)ですが、最近は低年齢化していて、小学生や幼児でも鬱病になる子供が増えています。そのため、子供が落ち込んでいるなどいつもと違う様子に気が付くと、ママは不安になりますよね。

今回は、子供の鬱病を見分けるチェック方法、欝病になる原因、発達障害の子供と鬱病、親がすべき対処などについ、詳しくご紹介していきます。

子供の鬱病は病気?気の持ちよう?

通常は悲しいことやショックなことなどがあっても、一日中何週間も悪い状態が続くことはありませんよね。ところが鬱病になった子供は、やる気や精神安定に影響を及ぼす「ノルアドレナリン」「セロトニン」と呼ばれる脳内の神経伝達物質が、何らかの原因で減ってしまうことによりうつ症状を発症し、長期間悪い状態が続きます。「気の持ちよう」「気合」などでどうにかなると思う人がいるのですが、物理的に起こる病気ですのでどうにもなりません。

一言に「鬱病(うつ病)」といっても、心に現れる症状と体に現れる症状と人によってさまざま。症状のあらわれ方にも違いがあります。そのため、「うつ病になったら一日中症状が続く」と思っている人には、朝が一番強い症状が出て午後から次第に回復してくるタイプのうつ症状の場合、「サボっているだけじゃないの?」と思ってしまうことがよくあります。けれど鬱病患者にはこういったパターンがよくあるんですよ。

幼児や小学生は自分の不調を周りの大人に伝えるスキルが乏しく、親にしても「まだ子供だから…」という思い込みがあり、しかるべき治療が遅れてしまうことで、不登校や摂食障害、成績低下、不眠、引きこもりに繋がるリスクがありますので、子供の変化を見落とさないように見守ってあげましょうね。

子供の鬱病チェック!YESの数は?

子供が鬱病かも!?と思うママ、まずは鬱病の子供に多い症状にどれくらい該当しているか、YESの数を数えてチェックしてみましょう。


ここまでで1つもYESがない場合は、とりあえずしばらく様子を見ましょう。1つでもYESがある場合は次の質問事項のYESの数をチェックしてみましょう。


あなたのYesの数は0個です。

10の質問事項のYESの数が5つ以上で、さらにその症状が2週間以上続いている場合は、子供が鬱病にかかっている可能性が高いです。できるだけ早めに専⾨医に相談し、家庭での対処もおこないましょう。

また、1か2に該当しないけれど、3以降にYESがある場合も油断はできません。お子さんの様子を見守り、長期間症状が続くようであれば注意しましょう。

子供が鬱病になる原因

元気な女の子

これまでは何の問題もなくスクスクと元気に育ってきた子供が、急に発症してしまう鬱病は、一体何が原因で引き起こりやすいのでしょうか?症状の改善を目指すうえでも、子供に強いストレスを与える要因をしっかり追究していきましょう。

多忙なスケジュール

スポーツ少年団の子供達

子供が幼稚園や小学校に入園入学したり、学年が上がってきたりするにつれて、園や学校の日課時限だけでなく、塾や習い事、サッカーや野球などのスポーツ少年団への参加が多くなりますよね。中には友達と遊ぶ間もないほど、毎日のようにスケジュールが詰まっている子供も多いのですが、こういった過密なスケジュールで子供が鬱病になることがあります。

やる事が多い」というストレスや、息をつく間もない程の過密スケジュールによる疲労は、子供の心をしめつけたり、脳や自律神経の働きを乱してしまったりするのです。パパやママが子供の将来のためにと過密なスケジュールを子供に強要することはもちろんNGなのですが、子供自身がやりたがってスケジュールを詰めている場合でも、忙しすぎるスケジュールでは鬱病になることがありますよ。

試験や発表などが近い

勉強をしている子供

小学校や中学受験、塾や学校のテスト、習い事の発表会や少年団の試合など、ここぞという実力発揮を期待されるイベントは、子供にとってストレスが大きいものです。大人でも、ストレスを感じる人は多いですよね。子供は大人のようにストレスを発散することができませんから、親の期待やプレッシャーにより、さらに強い不安を感じて鬱病を引き起こすリスクが高くなります。

試験などに対する緊張は、プラスに働けば実力以上の成果を出すことができるのですが、緊張のし過ぎは全身の血管を締め上げて血圧を高め、血流を悪くさせて心身の不調を招いてしまいます。

友達とうまくいかない

友達と喧嘩する子供のイラスト

小学生になると交友関係が広がり、家族以外の他人と過ごす機会が多くなります。そんな中で周りと仲良くやっていくために自分を抑えることは子供にとってとても大変で、友達とうまくいかなかったり、喧嘩をしてしまったりしたことで不安を感じ、鬱病になってしまうことも多いのです。

友達からの嫌がらせを受けている場合は、より事態が深刻です。友達や学校の先生とうまくいかなず辛い自分の気持ちを誰にもわかってもらえないと、さらにストレスを抱え込んでしまい、学校に行くことができない程の身体の不調を引き起こしてしまうこともあります。

親の不仲や離婚

不仲のお父さんとお母さんのイラスト

子供にとって親は絶対の存在で、自分を守ってくれる一番身近な家族です。そういった両親が家の中で頻繁に喧嘩をしていたり、仮面夫婦などの話もしない程の険悪な状態だったりすると、子供は「もしかしたら離婚するのかもしれない」といった強い不安やストレスを抱いてしまい、鬱病になってしまいます。

小学生になると世の中のことも多少わかってきていますので、親の離婚によって環境が大きく変わることが理解できます。親や家族に関する悩みは身内に相談が出来ないので、子供は体調を悪くさせる程のストレスを心に抱え込んでしまうのです。

引越しや転校などの環境の変化があった

引っ越しの手伝いをしている女の子

転勤族など親の都合による子供の引越しや転校は、それまで慣れ親しんだ環境や友達と引き離される大きな変化で、強いストレスを与えることがあります。引越しや転校がプラスになるケースもあれば、新しい環境や友達に順応できるかといった不安や緊張が大きく、環境の変化をきっかけに鬱病を発症するケースもあるのです。

ペットや親しい人との別れや病気

小学生になると人やペットが亡くなるということが漠然と理解できるようになり、親しい人との永遠の別れであるというつらさを理解できます。そのため、可愛がってくれたお祖父ちゃんやお祖母ちゃん、自分がお世話をしてきたペットなどの身近な存在の深刻な病気や永久の別れが強いストレスになってしまい、鬱病になってしまうことがあります。

発達障害の子供と鬱病

病院にいる女の子とお父さん

発達障害のある子供は、周りとコミュニケーションをとるのが苦手な傾向があり、周りとの折り合いが困難になると鬱病や反抗的な態度、周りへの暴力などの二次障害となって現れるケースが多いです。二次障害は子供の問題行動とみなされやすく、問題行動や鬱病などを治療するために病院を受診した際、発達障害が見つかることもあります。

子供の様子に発達障害の子供に見られがちな特徴がある場合、あるいは発達障害の診断を受けていても通院していない場合、子供にうつ症状が見られたら決して「やる気がない」「ふざけている」などと子供を責めず、かかりつけの小児科医やスクールカウンセラーに相談して専門医を紹介してもらったり、診断を受けた病院を再受診したりしましょうね。

親がすべき子供の鬱病への対処

子供は大人よりも回復力がありますが、心の症状を含んだ鬱病ばかりは放っておいても治りません。むしろ放っておけば放っておくほど、体の不調や問題⾏動から心の症状へと悪化してしまいますので、子供の出すサインを見逃さず、適切に対処していきましょう。

病院を受診

病院で診察を受けている男の子のイラスト

子供がお医者さんに自分の症状をきちんと説明ができるのかと、病院への受診をためらってしまうパパやママは多いのですが、鬱病は専門家による適切な治療を受けることが、治癒の一番の早道です。児童精神科医であれば子供の応対に慣れていて、子供の症状を的確に診断ができますので、不安な場合には積極的に受診を検討してみましょう。

診察の際には子供の母子手帳学校の成績表などの資料を持参すると、診断もスムーズに進みますよ。

子供を休ませる

学校を休んで寝ている男の子のイラスト

子供の鬱病は朝に不調を訴えることが多く、夕方には症状が緩和されるといった特徴があります。そのため周りの大人は子供が学校に行きたがらないと「怠けている!」と思い込んでしまいがちなのですが、親に理解が得られないことで子供はさらにストレスを感じ、鬱病が進行してしまうことがあります。

子供が「休みたい」というときは、子供の心と体が安心できる自宅でゆっくり休むことを希望しているときです。「急がば回れ」という言葉があるように、無理をさせずに休ませることが回復の早道に繋がりますので、子供を信じてゆっくり休ませてあげましょう。

子供の過密スケジュールを整理する

鬱病の治療には、原因を取り除くことも大事です。子供の生活を見直してみて、過密なスケジュールが子供に悪影響を与えている可能性がある場合には、パパやママがスケジュールの整理をしてあげましょう。子供が習い事などを「どうしてもやりたい」というときには、子供とよく話をしましょう。

無理にやめさせる必要はありませんが、「いまやめてしまえば、友達から取り残される」という不安からスケジュールを減らすことを子供が拒んでいることも多いです。こういった強迫観念も鬱病を引き起こす一因ですので、子供と充分に話し合い、心と体のために休息が必要であることを理解させましょう。

子供への接し方を見直す

仲がいい親子

子供にとって親は生活の全てで、親の行動や言動は子供の心や鬱病の進行に大きな影響を与えています。子供が親への愛情で自己主張ができない、プレッシャーをはねのけられないといったことで、鬱病を悪化させていることも多いので、パパやママの方から積極的に子供への応対を考え直し、子供のストレスが減る方向に改善していってあげましょう。

鬱病にかかったときに一番良くないのは、「大丈夫」とか、「頑張れ」と叱咤激励することです。親としては励ましているつもりでも、こういった言動は子供にさらいストレスを与えてしまいますから、子供へはあくまでも聞き役に徹し、子供の心を解きほぐすことに重点を置いていきましょうね。

子供の食生活や生活リズムを見直す

太陽の日を浴びる女の子のイラスト

鬱病を引き起こす自律神経の乱れは、睡眠不足生活リズムの乱れなどが密接な影響を与えています。特に睡眠不足になると睡眠中に分泌される成長ホルモンの恩恵を受けられず、身体の回復が遅れてしまいがちですし、朝早くに起きて太陽の日を浴びることができずにセロトニンの分泌量が増やせないので、子供が質のよい睡眠をとれなくなります。パパやママが指導をしてあげましょう。

鬱病を引き起こす神経伝達物資は、私達が食べ物から摂取する栄養から作られています。そのため、栄養の偏りや栄養不足などが鬱病を引き起こしたり、回復を遅らせたりすることがあります。ファストフードなどによる食事の偏りがある家庭は特に心配。栄養は多くの食材からタップリと摂ることが理想ですので、家族の食生活を見直して、子供の回復をサポートしてあげて下さいね。

子供の鬱病改善に役立つ6つのストレス発散法

歌を歌っている女の子のイラスト

大人は人生経験が豊富で、困難に立ち向かわなくてはいけないときに受けたストレスを上手に発散する方法を知っています。ですが子供は自分の心を締め付けているストレス自体を理解できず、ストレスをドンドンとため込んでしまいますので、パパやママの手助けが必要です。

子供の場合、上手にストレスを発散できれば、鬱病の改善効果は大人よりもはるかに高いので、次のようなストレス発散法を子供に指導して、親子で鬱病の改善に取り組んでいきましょう。

  1. 適度に運動をさせる
  2. 自分の気持ちを文章にして書き出す
  3. 腹式呼吸を繰り返して、リラックスを習慣にする
  4. なりたい自分や将来について、目を向ける
  5. 好きな音楽を聞き、大きな声で歌う
  6. 声を出して笑ってみる

学校とも連携して子供の鬱病に対処しましょう

鬱病への理解はだいぶ進み、「一般的な病気と同じで治療をすれば治る」ということが広く知られるようになりましたが、その反面人の目に見える病気ではありませんので、どうしても周りから「仮病だ」とか、「性根が悪いのではないか」と疑いの目を向けられて子供が傷つくことも多いのです。子供の味方であるはずのパパやママが、まずは正しい知識をもって、病気をしっかり理解しておくことが大事ですよ。

パパやママが子供の鬱病に前向きに向き合えず病気を隠そうとすることは、周囲の誤解を招いてしまうので好ましくありません。子供の鬱病の改善には、家族だけでなく周りの人の理解も不可欠ですので、学校の先生とも情報を共有して、一丸となって鬱病の改善に取り組んでいきましょうね。

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